2025.03.25 2025.03.25
猫の口臭の原因についてご紹介します。
可愛らしい猫と過ごす中で、ふとした瞬間に気になる口臭。猫の口臭にはさまざまな原因があり、放置すると深刻な病気につながるケースもあるので、見過ごすべきではありません。
この記事では、猫の口臭の主な原因とその対処法、歯磨き方法まで詳しく解説します。
目次
子猫の口臭の原因は歯の生え変わり
多くの場合、子猫の口臭の原因は歯の生え変わりのケースが考えられます。
一般的に、子猫の歯の生え変わりは生後3ヶ月頃から7ヶ月頃までの間にあり、乳歯から永久歯へ移行します。この間に乳歯が抜けたり、歯茎が炎症することで口臭が一時的に強くなる可能性が。
また個体差もありますが、抜け落ちた乳歯が口の中に残っていたり、うまく永久歯が生えなくて炎症が続き、結果的に口腔内の臭いが強くなるケースも見られます。
大抵の場合は成長に伴って自然と改善することが多いですが、あまりにも長く異常な口臭が続くようであれば、動物病院で口内を確認してもらいましょう。
継続的に口臭予防をしたいのであれば、すべての永久歯が生えそろう生後6ヶ月から7ヶ月ごろまでに歯磨きに慣れさせ、口腔内のケアを習慣化すると口臭予防になります。
成猫・老猫の口臭の原因
成猫・老猫の口臭の原因についてご紹介します。
成長期の子猫と違い、成猫や老猫になってからの口臭の原因は多岐にわたります。加齢に伴い、免疫力や唾液の分泌が低下することで、口腔内のトラブルが起こりやすくなるのです。
以下から、代表的な猫の口臭の原因について解説していきましょう。
歯磨き不足
猫の口臭の一般的な原因は、歯磨き不足の場合が少なくありません。
猫の歯磨きを習慣にしている飼い主はまだ少数派ですが、歯磨きのケアを怠ると人間と同じように歯垢がたまり、やがて歯石へと変化します。
この歯石が原因となって口内で雑菌が繁殖してしまい、強い口臭を発生させてしまうのです。特に、奥歯や歯の裏側などの磨きにくい部分に汚れが蓄積しやすいため、定期的なケアが重要です。
口腔内の病気
口腔内での病気が原因で、猫の口臭が悪化している可能性も否めません。考えられる口腔内での病気には、以下のようなものがあります。
- 歯周病
- 口内炎
- 口腔内腫瘍
- 糖尿病
- 腎臓病
- 消化器系の疾患など
猫の口腔トラブルで多いのは、歯周病・口内炎・口腔内腫瘍など。歯周病がひどくなると、出血や膿が混じった強い口臭が発生することも珍しくありません。
口内炎の臭いも独特ですし、口腔内腫瘍も腐敗臭のような強烈な口臭を伴うことがあります。
また糖尿病の猫は、甘酸っぱいような口臭を発しますし、猫に多い慢性腎不全もアンモニア臭のような独特な臭いが特徴。特に高齢になるほど疾患の率が上がりますので、注意深いケアが必要でしょう。
口腔内の乾燥
口腔内の乾燥も口臭の原因となる場合があります。
通常人間も猫もそうですが、唾液には抗菌作用があるため、口の中が乾燥して唾液が少なくなると細菌が増えやすくなります。原因は、特にエアコンの使用や水分摂取量の減少など。
また猫は水分を多く摂らない性質があり、そのような様々な理由が密接に関係して、口腔内が乾燥しがちになる猫も多いのです。寒い時期や喉が渇きにくい老猫には注意が必要でしょう。
食べているフード
猫が普段食べているフードが原因で口臭が強くなる場合もあります。
ドライフード中心の食生活は、歯にカスが残りにくく比較的安心ですが、ウェットフードやおやつを多く与えると口の中が汚れやすくなります。
また、臭いの強い素材を使用しているフードも、直接的に口臭へとつながることがありますので、愛猫が普段食べているフードを見直してみる必要があるかもしれません。
猫の口臭の治し方
猫の口臭の治し方をご紹介します。
気になる愛猫の口臭ですが、ちょっとした工夫で臭いを軽減することが可能です。意識するだけでも随分と変化するでしょう。以下のような方法を試してみてください。
歯磨きを行う
まず基本となるのは、やはり定期的な歯磨きです。
歯垢が溜まる前に取り除くことで、口臭予防として格段の効果が見込めます。全体的な傾向として歯磨きを嫌がる猫も多いので、ストレスにならないように毎日ではなく、週に数回を目標に続けてみてください。
どうしても嫌がる場合は他の方法を試せますが、自然に慣れていくものなので、初めは無理をさせず少しずつ慣らしていきましょう。
フードの種類を変えてみる
愛猫の口臭が気になるときは、普段食べているフードの見直しもおすすめ。カスが歯に詰まりやすいフードや素材自体が強い臭いのある食事は避けましょう。
おすすめなのは、口腔ケアを意識した成分が含まれているドライフードや歯垢の付着を抑える機能性フード。また、なるべく添加物の少ない、自然素材にこだわったフードを選ぶのもポイントです。
水を飲ます機会を増やす
口の中の乾燥が口臭の原因になるため、意識的な水分摂取も口臭の軽減に効果的です。猫はもともとあまり水を飲まない生き物ですので、飼い主側が工夫して水を飲む環境を整えることが大切。
水を口にできる場所を増やしたり、移動経路やお気に入りの場所の近くに水飲み場を設置すると、自然と飲む回数が増える可能性があります。
さらに、飲み水に環境大善から販売しているバイオ消臭液「きえ~る」」を少量加える方法もあります。
これは民間療法として知られており、すべての猫に効果があるわけではありませんが、効果を感じている飼い主も。
とはいえ獣医師が推奨している方法ではないため、使用する際は必ず猫の様子を見ながら慎重に行ってください。
獣医師にケア方法を教えてもらう
自宅でのケアだけでは口臭に変化が見られない場合は、動物病院でプロに相談しましょう。効果的な歯磨きの方法や口臭軽減に効くフードも教えてもらえます。
最近では、猫の口臭予防や症状の軽減に効果的なケア方法を、積極的に教えている動物病院も少なくありません。
またもしかすると、状態に応じて歯石除去(スケーリング)や抜歯といった処置が必要になることもあります。ただこのような処置は麻酔が必要なため、猫の年齢や健康状態を考えて判断してください。
猫の歯磨きの方法
猫の歯磨きの方法についてご紹介します。
猫の口臭予防に効果的な方法は、やはり定期的な歯磨きの習慣です。口の中に異物が入るので嫌がる猫も少なくありませんが、慣れてくれればさほど手間を取る作業ではありません。
猫の歯磨きに必要な準備や手順を解説していきます。
歯磨きの準備
猫に歯磨きをしてあげるためには、まず道具を揃えるなどの準備が必要です。猫の性格や体格、好みが異なりますので、幾つかの種類を用意して合うものを使ってください。
歯磨きを始める前に、以下の道具を用意しておきましょう。
- 猫用の歯ブラシ(指サック型や小型ヘッドのもの)
- 猫用の歯磨きシート
- 猫用歯磨きジェル(人間用は使用不可)
- コットンやガーゼ(慣らし用)
- おやつ(ご褒美用)
歯磨きの手順
では、実際に愛猫に歯磨きをする手順をご紹介します。必要な道具などを手元に準備してから、猫の機嫌が良い時を狙い、以下のような順番で試してみましょう。
- 猫の頭を固定して上唇をめくる
- 歯ブラシを鉛筆のように持ち歯に45度の角度で当てる
- 歯ブラシの毛先が歯周ポケットに入るように固定する
- 毛先を優しく動かして磨く
- スライドして奥歯も同じように磨く
猫は口の中を触られることに大変抵抗がある動物です。ですから、嫌がっている時に無理に始めるのではなく、まずは口に触れる練習から始め、徐々に歯ブラシに慣らしていくのがコツ。
最初から口の中のすべての歯を磨くのは難しいため、触らせてくれる歯から少しずつ磨いてください。口を開いた時に触りやすい前歯や横の歯なら、比較的ガードが低いかもしれません。
どうしても猫の機嫌が悪いときは、無理せず中断してまた別の機会にしましょう。
猫の歯磨きならサロンに依頼することもできる!
猫の口臭の原因についてご紹介しました。
猫の口臭は見逃されがちですが、比較的簡単にケアできる一方、病気のサインであるケースも少なくないため注意が必要です。毎日のケアや健康チェックを通じて、早期発見・予防を心がけてください。
何よりも大切なのは、愛猫と飼い主が一緒に無理なく続けられるケア方法を見つけることです。
ただ、どうしても歯磨きのセルフケアに不安があるなら、プロに依頼する方法もおすすめ。最近では、猫専用のケアメニューを提供しているトリミングサロンもあり、プロのケアが受けれるのは魅力的です。
「セーフリー」では、猫の歯磨きケアに対応してくれるサロンを探すことが可能です!「猫 歯磨き サロン 地名」などで検索すれば、条件に沿った近くの対応店舗が見つかるでしょう。
とはいえ、すべてのトリミングサロンが猫の歯磨きに対応しているわけではありませんので、依頼前に必ず歯磨きサービスの有無を確認してください。
- 猫の歯磨きサポートをして欲しい
- 口腔ケアに詳しいサロンを知りたい
- 定期的に通えるサロンを見つけたい
猫の口臭ケアはプロのサポートが必要!
愛猫の歯磨きをしてくれるサロンを探そう
猫の口臭ケアに関するよくある質問
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Q. 猫が毎日歯磨きさせてくれない時は、どのくらいの頻度でケアしたらいいですか?
A.理想は毎日の歯磨きですが、猫が嫌がる場合は最低でも週に2~3回は歯磨きの習慣をつけましょう。歯垢が歯石になるまでの目安は1週間程度ですので、汚れが定着する前に取り除くのがカギです。
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Q. 口臭ケアのために歯磨きをしようとしたら猫が怒るのですが、どうしたらいいですか?
A.慣れていないので警戒している、もしくは怖いのかもしれませんが、あまりに抵抗する場合は別の問題があるのかもしれません、口腔内に痛みがあるとか、嫌な思い出があるとかなどです。
セルフで難しそうなら獣医師に相談したり、プロの任せてみる方法もおすすめです。プロでもダメなら何かしらの問題があるということですから、解決のための方法もおのずと見つかるでしょう。
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Q. 猫の口の臭いはどうしたら確認できますか?
A.猫が近寄ってきた時に臭いを感じる飼い主もいらっしゃいますが、分からないという場合は、猫の口に直接顔を近づけて嗅ぐか、猫が舐めた場所を嗅いでみると効果的。
臭いの変化にすぐに気づくことができるので、定期的に嗅いでみることもおすすめです。