犬のクレートトレーニングの方法・成功の秘訣!成犬からでも可能!

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犬のクレートトレーニングの方法・成功の秘訣!成犬からでも可能!

2024.10.21 2024.10.22

犬のクレートトレーニングの方法についてご紹介します。

犬がリラックスできる空間であるとともに、災害時にもスムーズな移動手段として役に立つクレート。ただ狭い空間ですので、初めは慣れるまでトレーニングが必要です。

小さい頃からトレーニングするのが一番ですが、成犬からでも十分に可能!具体的な手順や成功の秘訣を解説していきます。

犬が自発的に入るクレートトレーニング方法

犬が自発的に入るクレートトレーニング方法

犬が自発的に入るクレートトレーニング方法をご紹介します。

クレートトレーニングをする上で大切なのは、「根気強く行う」ことです。犬が思ったように反応してくれなくても、優しく根気よく続けてください。具体的な手順を解説します。

  1. 扉を外した状態のクレートを用意する
  2. 中にタオルを敷いてセッティングする
  3. クレート内にオヤツやおもちゃを置く
  4. 何度も同じことを繰り返す

扉を外した状態のクレートを用意する

またクレートに慣れていない状態の時は、扉がついていると犬が警戒してしまいます。急に閉められるのではないかと不安になるのです。

ですから、初めのうちは扉を完全に外した状態にしておくことをおすすめします。中がすべて見渡せる状態なら、犬も入りやすいでしょう。

中にタオルを敷いてセッティングする

クレート内が居心地のよい空間になるように、中に敷物やタオルを敷いてあげてください。

夏は涼しいもの、寒い季節にはブランケットのような暖かいものなどを敷きます。お気に入りの毛布や人形などがあれば、一緒に入れておくのもおすすめです。

クレート内にオヤツやおもちゃを置く

次にセッティングした敷物の上に、犬がお気に入りのおもちゃやオヤツを置きましょう。

これは犬が見ていない時に置くのがポイントです。犬自身が目視や臭いでオヤツを見つけ、自然にクレートに近づき入るように誘導します。

何度も同じことを繰り返す

次は、このオヤツやおもちゃを置く動作を一日のうち何回も繰り返します。

何度も繰り返すことで、犬はクレートの中にはいつも自分が好きなものがあり、「居心地がよい」というポジティブな印象を持つようになります。

このような手順を習慣化していけば、いつの間にか犬はクレートに自分から喜んで入るようになるでしょう。

犬がコマンドで入るクレートトレーニング方法

犬がコマンドで入るクレートトレーニング方法

犬がコマンドで入るクレートトレーニング方法についてご紹介します。

コマンドとは指示や命令のことで、飼い主が「イン」や「ハウス」などのコマンドを使い、入れるようにするトレーニングです。

クレートに自発的に入れるように事前のトレーニングをしていれば、特に難しいトレーニングではありません。具体的な手順は以下の通りです。

  1. 扉を外した状態のクレートを用意する
  2. 中にタオルを敷いてセッティングする
  3. オヤツを見せてクレートに誘導する
  4. 全身が入ったら「ハウス」と褒めておやつを渡す
  5. 再度クレートに呼ぶ時に「ハウス」と声を掛ける
  6. 「ハウス」に反応して入ったら褒める
  7. クレート内でオヤツやご飯を食べさせる
  8. 扉を付けた状態で練習を繰り返す

1~2の手順は自発的に入るクレートトレーニングと同じですが、異なってくるのは3番目からです。

犬にオヤツがよく見えるようにして認識させ、クレートに誘導して、犬の全身がクレート内に入ったら「ハウス」と呼びかけて、褒めながらオヤツを渡します。

この動きを何度も繰り返し、犬がクレートに入る度に「ハウス」と言ってコマンドを覚えさせ、オヤツをあげます。

こうしていると、次第に犬は「ハウス」と声を掛けると、オヤツがもらえると思ってクレートに入るようになり、慣れてくると目の前にオヤツがなくても、コマンドを聞くとクレートに入るようになるでしょう。

またクレート内での滞在時間を延ばすためにも、中でオヤツやご飯を食べさせるようにするのもおすすめ。最後は、扉を付けた状態でも同じようにコマンドで入れるように練習を繰り返します。

犬のクレートトレーニング成功のポイント

犬のクレートトレーニング成功のポイント

犬のクレートトレーニング成功のポイントをご紹介します。

犬のクレートトレーニングを成功の秘訣は、ずばり「クレートに良い印象をもってもらうこと」です。ネガティブなイメージがついてしまうと、トレーニングのハードルが上がってしまいます。

以下のポイントを参考にしてください。

  • 慣れるまで扉を閉めない
  • クレート内に好きなものを詰めてあげる
  • 犬がリラックスしている時に行う
  • 要求吠えにはすぐに反応しない
  • 出来ない時は教室やトレーナーに依頼する

それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

慣れるまで扉を閉めない

クトレーニングの最初は、犬の恐怖心を除くためにも扉無し、もしくは扉を開けっ放しでトレーニングします。元々閉じ込められることに抵抗がある犬は、扉があるだけで怖がったり、近づきたがりません。

ですから、犬がクレートにスムーズに入るようになるまで絶対に扉を閉めないでください。扉を閉めるのは、犬がクレートに入ることに慣れ、中でくつろぐようになったタイミングです。

最初は何秒かの短い時間から始め、様子を見ながら何分、何十分と延ばしてください。

クレート内に好きなものを詰めてあげる

クレートトレーニングの成功の秘訣は、「クレートに良い印象をもってもらう」ことですので、クレートには犬の好きなものを詰めてあげてください。

お気に入りの人形、最近はまっているオヤツ、飼い主のにおいがする物など、犬にとって「いいものがある場所」にするのです。好きなものがあれば、犬は自発的にクレートに入ってくれるようになります。

犬がリラックスしている時に行う

クレートトレーニングを成功させるには、トレーニングのタイミングを計ることも大切なポイントです。

一番最適なタイミングは、犬がリラックスしている時。散歩やトイレを済ませた後、飼い主と遊んだ後、ご飯を食べ終わってまったりしている時などが効果的です。

まだまだ遊びたい時などタイミングを間違ってしまうと、「閉じ込められる」、「遊ばせてもらえない」とネガティブなイメージになり、クレートと聞いただけで警戒してしまいます。

犬の様子をよく見て、最適なタイミングで実施するようにしてください。

要求吠えにはすぐに反応しない

トレーニングがうまく進んでクレート内に滞在したとしても、扉を閉めた際に犬が吠えてしまうこともあります。怖かったり、要求があるなどの理由は様々ですが、吠えた時にはすぐに反応しないようにしましょう。

吠えるからとすぐに寄っていったり、クレートから出してしまうと、「吠えると要求が通る」と覚えさせてしまうため、すぐに反応しない方が無難です。

もし吠える時には一旦落ち着くのを待ってから、犬が鳴き止んだタイミングで出したり、近づいてください。

出来ない時は教室やトレーナーに依頼する

犬と一緒にクレートトレーニングに挑戦したものの、どうしてもうまくいかない時には「しつけ教室」や「ドッグトレーナー」に相談してみる方法もあります。

犬には個性がありますし、家庭それぞれで環境が異なりますから、何かの理由があってトレーニングがうまくいかないのかもしれません。

それはプロの視点でなければ分かりませんので、セルフでどうにもならない時は躊躇せずプロの助けを求めましょう。正しいクレートトレーニングの方法を教えてもらうことも可能です。

犬のクレートトレーニングのメリット

犬のクレートトレーニングのメリット

犬のクレートトレーニングのメリットについてご紹介します。

成犬になってからでも取り組めるクレートトレーニングですが、犬にとっても飼い主にとっても多くのメリットがあります。以下の点が挙げられるでしょう。

  • リラックスできる場所になる
  • 災害時に一緒に避難しやすい
  • 環境の変化に対するストレスを軽減できる
  • 旅行などに一緒に出掛けやすくなる

クレートトレーニングの大きなメリットは、犬にとってクレート内がリラックスできる場所になること。人間でも同じで、お気に入りの場所があれば気持ちが安らぐものです。

また日頃からクレートに入る習慣があれば、災害などの緊急時も慌てずに避難できますし、犬自身も慣れている動作をするだけですので余分な負荷が掛かりません。

その他にも、クレートトレーニングができていれば動物病院やペットサロンでいつもと違うクレートに入れられてもストレスを感じませんし、旅行などのお出かけにも行きやすいメリットがあるでしょう。

犬のクレートトレーニングの注意点

犬のクレートトレーニングの注意点

犬のクレートトレーニングの注意点をご紹介します。

クレートトレーニングの成果の早さは犬によって異なりますが、気を付けるべき注意点は共通しています。これを理解していないと、トレーニングに予想以上の時間が掛かる場合も

以下の注意点を参考にしてください。

  • とにかく焦らない
  • 大声で叱らない
  • スケジュールにゆとりを持つ
  • 犬のペースを大切にする
  • クレートを置く場所に気を付ける
  • クレートをお仕置きに使わない

クレートトレーニングする上で大切なのは、「焦らず」そして「怒らないこと」。

犬は飼い主の気持ちに敏感な性質がありますが、特に飼い主のネガティブな感情は犬の精神状態に大きな影響を与えます。犬も不安や恐怖を感じるのです。

ですから、うまくいかなくても叱ったりせず、できるだけ穏やかに気持ちにゆとりをもって進めましょう。またネガティブなイメージを持たせないためにも、クレートはお仕置きで使用しないのがポイント

トレーニングにおいて特にクレートの置き場所は大切。犬がクレートに慣れるまでは独りぼっちになる印象を与えないように、リビングやキッチンの横など人の気配がする場所に配置します。

犬がクレートに慣れて、人の目がない時でもクレート内で過ごすようになったら、置き場所を変えてみてください。

どこに置かれていても、クレート内が安心できる場所であると認識できるようになることが大切です。

犬のクレートトレーニングはプロにも相談できる!

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犬のクレートトレーニングの方法をご紹介しました。

愛犬のクレートトレーニングを成功させるためには、根気強さと焦らないことが大切です。犬の性格や個性も関係しますから、トレーニングのペースは愛犬の様子を見ながら進めていくのがベストです。

もし自力でのクレートトレーニングに限界を感じたら、ドッグトレーナーに相談する方法もおすすめ。

セーフリーは、犬のクレートトレーニングに対応できるトレーナーや専門家を検索、比較することができるサイトです。クレートトレーニングに最適なトレーナーをお探しなら、ぜひセーフリー検索をご活用ください。

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