2025.01.30 2025.03.01
この記事では、猫のシャンプーのやり方を解説します。グルーミングによって自身で汚れを取る猫ですが、落としきれない汚れは徐々に蓄積しています。
不衛生な身体はアレルギー発症やノミ・ダニの付着などデメリットも多いため、シャンプーで綺麗にしてあげましょう。
スムーズなシャンプーの手順やコツ、事前の準備についても幅広くまとめているため、猫のシャンプー方法にお悩みの方は必見です。
目次
猫のシャンプー前の事前準備
猫のシャンプーを始める前には、入念な事前準備が大切です。
準備をせずに始めるとうまくシャンプーができず、猫にとっても飼い主にとっても大変な思いをする作業になります。
事前準備として、以下の点を押さえておきましょう。
- 道具を揃える・環境を整える
- 体調を確認する
- ブラッシングしておく
- 猫と自身の爪を切っておく
それぞれの準備内容の詳細を以下で紹介します。
道具を揃える・環境を整える
まずは、シャンプーに使う道具の用意と、環境の整備を進めましょう。用意する道具は、主に以下の通りです。
- 猫用のシャンプー、リンス
- 大きめのたらいや桶、ペット用のバスタブなど
- タオル3~5枚(バスタオルも含む)
- スポンジ
- ドライヤー
たらいやバスタブのサイズ、タオルの量は猫のサイズによっても臨機応変に対応してください。
タオルは水気をとるのに使用するため、なるべく吸水性の高いものを用意しましょう。
環境の整備は、主に以下のような準備を進めてください。
- 換気窓を閉める
- 浴槽にお湯を張っていれば蓋を閉める
- タオルやスポンジ等をすぐ使える場所に設置する
猫は水に濡れることが嫌いなため、水がかかると暴れて逃げ出してしまうケースもあります。
窓が開いていると脱走したり、浴槽に飛び込んでしまう恐れもあるため、シャンプー中はこれらを閉めて対策しておきましょう。
体調を確認する
シャンプー前には、猫の体調確認が大切です。食欲や排泄物の状態、体温チェックなどを実施して、通常通り問題なければシャンプーを実施しましょう。
もし何かしらの異常が見られる場合は、シャンプーを延期してください。
急な水濡れによるストレスや温度変化によって、体調がさらに悪化する恐れもあります。
体調回復を最優先にして、汚れをとる場合はタオルなどで優しく拭いてあげましょう。
ブラッシングしておく
ブラッシングは、シャンプー前に一度実施しておくことも重要です。
ブラッシングには毛並みを整えるだけでなく、表面の汚れを落としたり毛玉を除去する効果もあります。
表面の汚れや毛玉が多いと、被毛の奥の皮膚までシャンプーが行き届かず、しっかりと全身洗えません。
これらを事前に解消しておけば、効率よくシャンプーを実施できます。
猫と自身の爪を切っておく
シャンプー時は暴れる猫と、猫を押さえながらシャンプーする飼い主自身の爪をそれぞれ切っておきましょう。
いくら飼い主が気をつけていても、暴れるのを制止しようと思わず力んでしまい、猫の敏感な皮膚を傷つけてしまう恐れは十分にあります。
そして飼い主側も、猫の引っ掻きに注意して身体を洗わなければなりません。
お互いが怪我なくシャンプーを終えられるように、必ず爪のケアは事前準備として進めてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
猫が爪切りを嫌がるときの対策やコツ!おすすめグッズや方法も紹介
2024.09.15 2025.03.31
失敗しない!猫のシャンプーのやり方
シャンプー嫌いな猫にも実践しやすい、失敗しないシャンプーのやり方は以下の通りです。
- 後ろからゆっくりとお湯をかける
- シャンプーを手に取り身体・顔の順で洗う
- お湯で身体・顔周りの順でシャンプーを流す
- シャンプーと同様にリンスをしてすすぐ
- 足や尻尾の水分を絞る
- 全身をタオルで拭き取る
- 全身を乾かす
猫はとにかく水に濡れることを嫌うため、落ち着いた状態でシャンプーをするのが困難です。
猫に極力ストレスを与えない形でできるシャンプーのやり方を把握して、少しでもスムーズな作業を心がけてください。
各手順の詳細を紹介します。
1.後ろからゆっくりとお湯をかける
シャンプーする前に、まずはシャワーで猫にお湯をかけていきます。
顔から遠い身体の後ろ側からゆっくりとお湯をかけていき、徐々に慣らしていきましょう。
いきなりお腹や顔付近を濡らされると猫もびっくりしてしまい、ストレスが大きく溜まります。
お湯をかける時は、シャワーを地肌に近づけて勢いや音を軽減させるのがおすすめです。
安心させるよう声掛けもしつつ、優しくかけてあげましょう。
2.シャンプーを手に取り身体・顔の順で洗う
お湯をかけた後は、シャンプーを手に取り身体→顔の順で洗っていきます。
シャンプーは直接使うよりも、ぬるま湯で薄めたシャンプー液にすることで、冷たさも軽減されて猫にとっては優しいです。
シャンプー液を手に馴染ませて、猫の身体に付けたら指先で軽く揉むように泡立てながら、頭→背中→腹→足の順で毛の流れに逆らうように洗いましょう。
この時スポンジを利用すれば、汚れを落としやすいです。力を入れてしつこく洗うと猫も怒るため、とにかく優しく洗ってください。
3.お湯で身体・顔周りの順でシャンプーを流す
全体を洗った後は、身体・顔周りの順でシャンプーを流します。頭から足にかけて、上から下へ流れるようにすすいでください。
頭を流すときは目や耳に水が入らないよう、シャワーの勢いを抑えながら慎重に流しましょう。
4.シャンプーと同様にリンスをしてすすぐ
リンスも用意している場合は、シャンプーと同様の手順で使いましょう。
ぬるま湯で薄めたリンス液を使い、軽く全体に馴染ませてからすすいでください。
この時シャンプーやリンスのすすぎ残しがあると、皮膚炎の原因にもなるため注意が必要です。
足の付け根やおしりの部分など、入念にすすぎましょう。
5.足や尻尾の水分を絞る
シャンプーやリンスを流し終えたら、足や尻尾の水分を絞ります。
短毛種の場合は毛の流れに沿って上から下へ水滴を落とすイメージ、長毛種の場合は毛を引っ張らないよう気をつけながら直接手で絞ってあげてください。
事前に水分を絞ることで、タオルドライの効率も高まります。
6.全身をタオルで拭き取る
水分を絞った後は、残った水気をきれいに拭き取るタオルドライを実施します。
吸水性の高いタオルで、全身を優しく拭いてあげてください。
この時タオルは複数枚用意しておき、ある程度使ったら新しいものに交換して効率よく水気を取りましょう。
タオルで拭かれることを嫌がる猫は、大きめのバスタオル等で全身を包むと比較的落ち着いて作業しやすいです。
7.全身を乾かす
タオルドライの後は全身を乾かします。素早く乾かすには、ドライヤーの利用がおすすめです。
しかし強風や温風、大きな音を猫は嫌う傾向にあるので、近づけすぎずに使いましょう。
ドライヤーの時間を短くするためにも、タオルドライを入念に進めておくのがコツです。
猫をシャンプーで洗う際の注意点
猫をシャンプーで洗う際は、いくつか注意すべき点があります。
猫の健康や機嫌を損ねず、スムーズなシャンプーにするためにも以下の点を意識して洗ってあげてください。
お湯の温度は35度~37度に調節する
シャワーや洗面器に入れて使うお湯の温度は、35度〜37度に調節してください。
人肌程度、もしくは少し低い程度が猫にとって適温とされています。
冷たすぎる、もしくは熱すぎると猫にとっては刺激的でストレスをより感じるものになります。
また、猫の皮膚は弱くて敏感なため、熱いお湯はやけどをするリスクも高いです。
人間と同じ感覚でお湯を使わず、猫のための調節を忘れないでおきましょう。
ペット用のシャンプーを使う
猫のシャンプーでは、必ずペット用のシャンプーを使いましょう。
人間用のシャンプーは人の髪の毛や肌に合わせて成分が配合されているため、猫に使用すると皮脂を余計に落としたり、皮膚が荒れる大きな原因になります。
人間と猫では皮膚の強さやpH値が異なるため、それぞれに合ったシャンプーを使わなければなりません。
ペットショップ等で猫用のシャンプーを用意した上で、洗ってあげてください。
洗い残しがないようしっかり流す
シャンプーを終えた後は全体をしっかりとすすいで、洗い残しがないようにしましょう。
シャンプーが残ったままだと、皮膚トラブルにつながる恐れがあります。
早く終わらせてあげたいからと急いでしまうと、足の付け根やおしりなどに洗い残しを作りがちなため気をつけてください。
シャンプーや水が目・耳に入らないようにする
猫を洗う時は、シャンプーや水が目・耳に入らないようにしてください。
たとえばシャンプーが目に入った場合、成分として含まれる化学物質が原因で目の表面が傷ついたり、角膜潰瘍などの目の病気にかかる恐れがあります。
また、水に濡れる状況も相まってストレスが非常に溜まるため、猫にとっては心身ともによくありません。
目や耳の近くについては、濡れたタオルで優しく拭くだけに留めるなど、その時の猫の状況にも応じた工夫が必要です。
ドライヤーは近づけすぎない
洗い終わった後のドライヤーは、近づけすぎずに使用しましょう。
猫にとってドライヤーは、騒音や強風、熱風など嫌いな要素が多い機械です。
近づけすぎると猫も嫌がり逃げ出してしまうため、程よい距離で優しく風が当たるように工夫してください。
また、ドライヤーの時間を極力短かくするためにも、事前のタオルドライを入念に行いましょう。
可能であれば、人間用よりも低めの温風が出るペット用のドライヤーを用意することでスムーズに乾かせます。
猫がシャンプーを嫌がるときの対処法
シャンプーの手順を押さえていても、猫はシャンプーが大の苦手なため、暴れてしまいスムーズに進まないことがほとんとです。
猫がシャンプーを嫌がるときは、以下のような対処法をとってみてください。
- ペット用のバスタブで洗う
- なるべく短時間で済ませる
- 洗濯ネットに入れたまま洗う
必ずうまくいく保証はないものの、何も考えずシャンプーする場合に比べると、猫に極力ストレスを与えずに済ませられます。
どうしてもシャンプーができなければ、濡れたタオルで拭く、ドライシャンプーを使うなどの手段も選んでください。
猫の気持ちや状況を一番に考えて洗ってあげることが何より重要です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2025.01.30 2025.03.01
猫のシャンプーの必要性と頻度
猫にとってシャンプーは身体を清潔に保つのに効果的なだけでなく、ノミ・ダニなどの害虫から毛や皮膚を守り、健康に暮らしてもらうためにも必要です。
ただし、毎日や2日おきなど、人間同様に高頻度でのシャンプーはやめておきましょう。
猫の肌は弱く敏感なため、高頻度のシャンプーは皮膚が荒れる原因になります。
グルーミングで猫自身も汚れを落とすため、シャンプーは多くても月に1〜2回程度に留めておいてください。
シャンプーしてまもない時期に気になる汚れを見かけたら、濡れタオルやシャンプーシートを使って部分的に拭いてあげるとよいでしょう。
猫のシャンプーのやり方に悩んだら業者にも相談!
シャンプーが嫌いな猫を洗ってあげる時は、暴れてしまいスムーズにシャンプーできないことも多いです。
手順を把握してもシャンプーのやり方に悩むようであれば、専門業者に相談することをおすすめします。
ペットのお手入れに精通したペットサロンで、猫へのスムーズなシャンプーの方法を教えてもらいましょう。
また、直接猫のシャンプーを実施してもらうことも可能です。
ペットサロンをお探しの方は、ぜひセーフリーをご活用ください。数あるペットサロンの中から、各エリアに応じたおすすめの店舗を検索できます。
- シャンプーに必要な準備が分からない
- シャンプーの正しい手順を知りたい
- 猫のシャンプー時の注意点を知りたい
シャンプーのやり方が分からない猫が嫌がってシャンプーができないそんな時はペットサロンが最適!
猫のシャンプーのやり方に関するよくある質問
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Q. 猫のシャンプーで特に気を付ける点はなんですか?
A.猫のシャンプーでは、顔まわりを洗う時は目や鼻に水やシャンプーが入らないよう特に注意が必要です。
シャンプーが目や鼻に入ると危険なのはもちろん、猫に大きなストレスを与えてしまいます。
顔を洗う時は目や鼻が濡れないよう、優しい水圧でシャワーしてあげましょう。
顔が濡れることを極端に嫌う猫もいるため、その場合は無理に洗わず濡らしたタオルなどで拭くようにしてください。
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Q. 病気や高血圧の猫はシャンプーを控えるべきですか?
A.病気や高血圧の猫については、なるべくシャンプーは控えておきましょう。
心臓病や腎臓病などを抱えている猫はストレスにより体調も悪化しやすく、ひどい場合はシャンプーが原因でショック死する恐れもあり大変危険です。
高血圧の猫についても注意が必要で、シャンプーによる過度なストレスによって体調を崩しやすいです。
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Q. シャンプーの頻度はどれぐらいがよいですか?
A.猫のシャンプーの頻度は、多くても月1〜2回程度に留めておきましょう。
猫はグルーミングによって自身で気になる汚れを落とすため、毎日シャンプーが必要なほど汚れることはありません。
また、猫の皮膚は弱いため、頻繁にシャンプーをするのことで皮膚を傷つける恐れもあります。
くわえて、水が嫌いな猫に対して高頻度のシャンプーはストレスを溜める一方です。
ただし、グルーミングの回数が極端に少なく、見るからに汚れが目立ちニオイがひどい場合などは飼い主がすぐに洗ってあげましょう。