2024.08.21 2024.09.11
この記事では、猫のトリミング料金について紹介します。猫のカットやお手入れの際に利用する、トリミングサロン・動物病院のサービスの内容や料金相場を掲載。
本記事を見れば、サロン・動物病院の猫のトリミング料金を把握できるので、サロンや動物病院選びの参考にしてください。
目次
猫のトリミングサロンのサービス内容と料金相場
最初は、猫のトリミングサロンのサービス内容と、料金相場について紹介します。
猫には長毛種や短毛種がおり、どちらの種類もトリミングすることが可能です。長毛種のほうが、カットやドライヤーにかかる時間が長めのため、料金がやや高い傾向にあります。
また、いくつかのサービスが含まれた以下のようなコースが中心となり、料金設定している場合がほとんどです。
- カットコース
- シャンプーコース
サービス | 長毛種:料金 | 短毛種:料金 |
---|---|---|
カットコース | 10,000円~14,000円 | 7,500円~1,0000円 |
シャンプーコース | 9,000円~11,000円 | 5,000円~6,000円 |
オプション | 700円~4,000円 |
シャンプーコース
シャンプーコースは、トリミングサロンによって含まれているサービス内容などが異なります。
シャンプー・ブローのほか、爪切り・耳掃除・肛門腺絞りなどが含まれていることが多いです。
カットコース
カットコースは基本的に、シャンプーコースの内容にカット(全身など)が追加されたサービスになることが多いです。カットする際はバリカンを使用することが多いですが、バリカン負けなどで苦手な猫には、すべての工程をハサミで施術してもらうこともできます。
ハサミでカットする際は、追加料金が発生することがあるので、トリミングを依頼する前に相談するのがベストです。
各種オプション
オプションは、単品でのサービスを利用したりシャンプーコース・カットコースに追加したりできるサービスです。
トリミングサロンでは、以下のようなオプションがあります。
- 爪切り
- 耳掃除
- 歯磨き
- 足裏・足先カット
- 部分カット
- 肛門腺絞り
- 毛玉処理
- 抜け毛処理
- もつれ毛処理
- マイクロバブルシャワー
- ハーブパック
また、施術の際に猫の状態(暴れる・噛む・引っ掻くなど)で、スタッフの増員などが必要な場合は、追加料金が発生する可能性があります。
動物病院の猫トリミング料金相場
続いて、動物病院での猫のトリミング料金を紹介します。
トリミングや行ってくれるサービスなどは、トリミングサロンとほぼ同様です。
サービス | 長毛種:料金 | 短毛種:料金 |
---|---|---|
カットコース | 7,000円~11,000円 | 7,000円~9,000円 |
シャンプーコース | 4,000円~9,000円 | 3,500円~7,800円 |
オプション | 700円~2,000円 |
シャンプーコース
動物病院でのシャンプーコースは、耳掃除・肛門腺絞り・爪切りなどが含まれていることが多いです。
必要に応じて、追加や減らすこともできるので、猫の状態に合わせて依頼しましょう。
カットコース
シャンプーコースに、カットが追加された内容のことが多いです。
料金は「シャンプーコース+カット代」で掲載されていることがほとんど。
また、猫の被毛の質や体格、毛量で金額が変動するので注意してください。
各種オプション
動物病院でのトリミングのオプションとして、暴れてしまう猫用に「鎮静処置」ができる場合があります。
鎮静剤は獣医師のみが扱えるため、暴れてトリミングがしづらい猫でも鎮静剤を投与することで、スムーズかつ安全なトリミングが可能です。
しかし、麻酔量によっては万が一もあるので、飼い主の承諾なしに行うことはありません。処置するかどうかの判断は、猫の状態を見て、獣医師と相談のうえ決めましょう。
- 爪切り
- 耳掃除
- 歯磨き
- 足裏・足先カット
- 部分カット
- 肛門腺絞り
- 毛玉処理
- 抜け毛処理
- もつれ毛処理
- 鎮静処理 など
猫のトリミングの必要性
続いて、猫のトリミングの必要性について紹介します。
猫は自身で爪を研ぎ、頻繁に体全体に渡り毛づくろいをすることで清潔を保っています。猫に顔をうずめても、独特な匂いがするだけで臭さは微塵も感じません。
基本的に短毛の猫であれば、トリミング要らずといえます。
とはいえ、皮膚のトラブルや健康面などで必要性のあるトリミングは、獣医師と相談のもと適宜おこないましょう。
一方、毛足が長い「長毛種」の猫では、必要性が高くなります。
細部まで毛づくろいが行き届かないため、毛玉になりやすく汚れがつきやすいのです。長毛種は、人の手によるケアが必要不可欠といえます。
また、長毛種は毛づくろいで体内に取り込んだ毛が大きくなり、うまく排出できない「毛球症」になりやすいです。嘔吐や便秘、食欲不振などの健康面で、弊害が起きやすくなります。
そのため、長毛の猫には飼い主やサロンによる、グルーミングやトリミングの頻度が必然的に高くなります。長毛種の猫はトリミング必須です。
トリミングサロン・動物病院どちらがいいのか
次は、トリミングサロン・動物病院どちらがいいのかについて紹介します。
トリミングサロンと動物病院のどちらがいいのかは、「猫の状態で選択する」のが最適解です。
猫がトリミングの際に診察してもらう必要がないのであれば、トリミングサロンがベストといえます。一方で、トリミングは必要だけど、皮膚が弱い・持病がある・高齢などの場合は、健康面も診てもらえる動物病院でのトリミングがおすすめです。
猫の状態を見て、猫にあった施設を選び、トリミングをしてもらいましょう。
トリミングサロン
トリミングサロンまたはペットサロンは、猫や犬の全身に渡った「お手入れ」を専門とする施設です。半面、動物病院と異なり、皮膚などの治療や病気への対応はできません。
トリミングサロンでは、カットを中心に、爪切り・耳掃除・肛門腺絞りなどを行ってくれます。
おおむね、猫や犬の美容目的で利用することが多いでしょう。
また、トリミングサロンでは、以下のような特別な施術を行っているところもあります。
〇マイクロバブルシャワー
- アレルゲンの除去
- リラクゼーション
- 抜け毛対策
- 消臭
〇ハーブパック
- 消臭抗菌
- 毛質改善
- 虫よけ
犬を中心としたサービスが多いですが、猫にも同様のサービスを提供しているトリミングサロンも増えています。
猫の皮膚ケアによる健康維持や、より可愛く仕上げてほしい飼い主さんには、トリミングサロン・ペットサロンがおすすめです。
動物病院
動物病院では、動物病院内でトリミングを行っている場合と、トリミングサロンが併設されている場合があります。どちらも、トリマーさんが獣医師と密に連携が取れるので、不測の事態が起きても安心です。
とはいえ、動物病院ということもあり、トリミングをするためだけでは利用しづらい側面もあります。
利用しづらい理由として、以下が挙げられます。トリミング可能な動物病院ごとに異なるので、この限りではありません。
- トリミングする動物病院の受診歴があること
- 診察時のカルテがあること
- 持病がある場合は体調のチェックが必要なこと
- トリミングをする前に診察が必要なこと など
診察後に予約する流れになることが多いので、トリミングをすぐに行えない場合があります。
また、診察を受ける関係上、診察料なども発生します。しかし、猫の状態を診てもらえるということは、安全かつ猫に合わせた適切なトリミングができるということでもあります。
高齢猫や持病がある猫をトリミングする際は、動物病院に依頼するのがベストでしょう。
動物病院でのトリミングには、以下のようなメリットが挙げられます。
- 猫の診察状況に合わせて適切なトリミングができる
- 獣医師とトリマーが連携し皮膚の健康を考慮した適切なケアができる
- トリミング中に体調を崩しても即座に対応できる
- 「鎮静処置」で暴れる猫でもトリミングがスムーズになる
診察を通して、猫の状態に合わせたケアやトリミングができるので、安心安全にトリミングしたい飼い主さんには、動物病院がおすすめです。
自分で猫のトリミングを行う場合の費用相場
トリミングサロン・動物病院にて専門的なトリミングをしてもらいたいところですが、どうしても費用がかさんでしまいます。そのため、自分でトリミングしてあげたい、費用を抑えたいと考える方は多いでしょう。
カットでなくても、猫とのコミュニケーションを取るツールとして、お手入れ用のブラシ・爪切りなどは必須アイテムです。
ここでは、自分で猫のトリミングをする際に必要な、道具の費用をまとめました。
道具 | 商品価格 | 備考 |
---|---|---|
バリカン | 1,000円~30,000円 | 部分カット用含む |
爪切り | 1,000円~2,500円 | ハサミ・ギロチン・ニッパー含む |
ブラシ | 1,000円~5,000円 | スリッカーブラシ・アンダーコートブラシなど |
耳掃除 | 800円~4,000円 | シート・イヤークリーナー含む |
歯磨き | 500円~6,000円 | シート・ブラシなど含む |
シャンプー | 1,000円~15,000円 | ドライ・シート・トリートメントイン含む |
猫のトリミング料金が安いサロンや動物病院を見つけるならセーフリー
猫のトリミングサロン・動物病院の料金相場を紹介しました。猫のトリミングサロン・動物病院の料金相場では、2,000円〜3,000円ほどの違いがあります。
しかし、動物病院でのトリミングは、診察料を加味すると料金が違って見えてくることもあります。
トリミングの内容については、施設こそ違えどほとんど変わりありません。どちらが良いかは「猫の状態で選択する」のがベスト。
健康面などが気になるのであれば動物病院、健康で元気な猫に、より可愛くなってもらうならトリミングサロンへ行くのがおすすめです。
猫のトリミングができるサロン・動物病院をお探しの方は、「セーフリー」の活用がおすすめです。
豊富な選択肢の中で、愛猫にぴったりのトリミングサロン・動物病院がきっと見つかります。
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