2024.05.06 2024.05.06
この記事では、珊瑚(サンゴ)の買取相場や事例などについて紹介します。
一口に珊瑚と言っても、種類やカラーはさまざまで、買取価格も異なります。売却検討中の珊瑚が、どれほどの価値があるのか事前に知りたい方も多いのではないでしょうか。
そこで、珊瑚を査定するときの評価基準や、種類・色による価値の違い、高価買取のポイントなども解説しています。記事後半では、業者の選定ポイントにも触れているため、ぜひ参考にしてください。
目次
珊瑚(サンゴ)の買取!価値はどうやって決まる?【5つの要素】
珊瑚の価値を決める要素はいくつかありますが、特に買取価格を上下させるのは以下の5つです。
- 種類
- カラー
- ムラ
- フ(白濁)
- ヒ(ヒビ)
これらの要素によって、珊瑚の買取価格は大きく異なります。順番に見ていきましょう。
種類
珊瑚には赤珊瑚、血赤珊瑚、桃色珊瑚、白珊瑚など、さまざまな種類があります。これらの中には、八射珊瑚やイシ珊瑚、軟骨珊瑚などさらに細かく分類されるのです。
同じ種類の中でも、採取地や成長環境によって細かな違いが生じ、珊瑚の価値に影響を与えます。例えば、赤珊瑚は鮮やかな色彩で知られていますが、同じ赤珊瑚でも産地や色の深さによって評価が異なるのです。
カラー
珊瑚は大きく分けて、以下4種類が流通されています。
- 赤珊瑚
- 血赤珊瑚
- 桃色珊瑚
- 白珊瑚
それぞれの特徴を確認していきます。
赤珊瑚
赤珊瑚は鮮やかな赤色が特徴。珊瑚がもつ天然の美しさを象徴しており、色が深く魅力的であるほど高く評価されます。赤珊瑚は比較的流通量が多いため、血赤珊瑚と比較すると価値はやや低めですが、それでも査定に出す価値はあるでしょう。
血赤珊瑚
血赤珊瑚はその名の通り、深い血のような赤色が特徴です。深紅色は非常に珍しく、赤ければ赤いほど価値が上昇。主に日本の高知県土佐湾や、イタリアのサルデーニャ島などから産出され、その希少性から非常に高価で取引されています。
桃色珊瑚
桃色珊瑚は、赤と白が混じり合ったような優しいピンク色が特徴です。色のバリエーションにはサーモンピンクや赤に近い桃色がありますが、色が深く鮮やかで均一なものほど評価が高くなります。柔らかな色合いで、多くの人々を魅了する珊瑚です。
白珊瑚
白珊瑚は、ピュアな白色からクリーム色にかけて幅広い色合いがあります。特にミルク色やアイボリー色の白珊瑚は、希少性と美しさから高価で取引されています。白珊瑚は、穏やかで洗練された美しさが評価される理由の一つです。
ムラ
珊瑚の価値を評価する際、色の均一性が非常に重要です。色ムラが少ない珊瑚は、全体的に均一な色合いであるため、高い評価を受ける要因。
色が均一であることは、珊瑚の美しさを際立たせ、より自然で調和の取れた外観です。そのため、色ムラの少ない珊瑚は高価で取引される傾向にあります。
フ(白濁)
「フ」とは、赤珊瑚に見られる白濁した斑点・模様のことを指します。白濁部分は、珊瑚の自然な特性の一部であり、日本産の赤珊瑚の証として見られることがあるのです。
ただし、フが少ないほど珊瑚はクリアで美しく見え、高く評価されるケースも。珊瑚の透明感が増すことで、その魅力が一層際立ちます。
ヒ(ヒビ)
珊瑚の採取時にできるヒビは、「ヒ」と呼ばれます。ヒビやキズがない珊瑚ほど高い評価を受けます。
ヒビは珊瑚の構造的な強度に影響を与えるケースもあり、美観だけでなく耐久性においても重要な要素。完璧に近い状態の珊瑚ほど評価され、高価で取引される傾向です。
珊瑚(サンゴ)の買取相場・事例【一覧表】
ここでは、流通量が多い赤珊瑚の買取相場・事例について紹介します。以下の表は、珊瑚の大きさとランクで分けた、買取相場の一覧です。
大きさ/ランク | Sランク | Aランク | Bランク | Cランク | Dランク |
---|---|---|---|---|---|
7〜8mm | 3万円 | 1万5000円 | 7000円 | 3500円 | 700円 |
10mm | 7万円 | 3万5000円 | 1万4000円 | 7000円 | 2100円 |
12mm | 13万円 | 6万5000円 | 3万5000円 | 17500円 | 7000円 |
15mm | 22万円 | 11万円 | 10万5000円 | 35000円 | 10500円 |
20mm | 50万円 | 25万円 | 35万円 | 21万円 | 20000円 |
※参照元:おたからや
12mmより大きくなると、珊瑚の価値がより高まり、買取価格に反映。ただし、赤珊瑚は状態によっても買取金額が大きく上下するため、サイズが大きくてもそこまで価値がつかないケースもあるでしょう。
珊瑚(サンゴ)の買取事例
珊瑚が使用されているアクセサリーの買取事例を紹介します。
- サンゴ ダイヤモンド(2.98カラット):60,000円
- 赤珊瑚 ネックレス:5,000円
- サンゴ ダイヤモンドイヤリング:35,000円(6.00/0.1カラット)
※参照元:買取大吉
珊瑚単体ではなく、ダイヤモンドや金などが含まれるアクセサリーは、価値が高く高価買取が期待できるでしょう。
高値が期待できない小さな赤珊瑚のアクセサリーであっても、放置して劣化してしまう前に査定に出してみましょう。
珊瑚(サンゴ)を高価買取してもらうには?【5つのコツ】
珊瑚を査定に出すなら、できるだけ高値で買い取ってほしいところ。そのために、以下5つのコツを覚えておきましょう。
- 定期的にメンテナンスする
- 保管方法に気をつける
- 付属品を揃えておく
- 宝石/貴金属とセットで査定に出す
- 複数業者に査定依頼する
ここでは、珊瑚を高価買取してもらうためのコツを紹介します。
定期的にメンテナンスする
珊瑚は炭酸カルシウムで構成されており、酸に弱いという特性をもっています。人間の汗は酸性であるため、珊瑚を身に着けた後はすぐに表面を優しく拭き取りましょう。表面の変色や劣化を防げます。
一度劣化してしまった珊瑚は元の状態に戻ることはないため、使用後のケアは特に念入りにしてください。
保管方法に気をつける
珊瑚は繊細な宝石であるため、保管方法にも注意が必要。未加工の珊瑚や枝状のものは、形状や状態が価値に影響を与えるため、破損しないように慎重に扱いましょう。
また、直射日光や湿気を避けるため、適切な温度・湿度が保たれた場所で保管してください。長期間にわたって珊瑚の美しさを保てます。
付属品を揃えておく
珊瑚は模倣品や偽物も多く出回っているため、本物であることを証明する付属品も用意しておきましょう。購入時に付属していたケースや鑑別書、領収書などは、珊瑚の真正性を証明する上で有効です。
証明書類があることで買取時の信頼度が上がり、評価額も高くなる傾向にあります。
宝石/貴金属とセットで査定に出す
珊瑚を含むジュエリーや装飾品は、単体よりもセットで査定に出すことで、価値がより高く評価される場合があります。古くから使用している帯留めやブローチ、美術品で原木のままの珊瑚などは、歴史的価値や芸術性が加味され、高額での買取が期待できるでしょう。
珊瑚の魅力を相乗的にアピールできるため、査定額が向上する可能性があるのです。
複数業者に査定依頼する
一つの業者だけに査定を依頼するよりも、複数の買取業者に依頼することで、珊瑚の価値を適正に評価してもらえます。各業者により、珊瑚に対する専門知識や評価基準が異なるため、複数の見積もりを比較しましょう。
最も高い評価を提示する業者を選べるので、珊瑚の買取価格アップにつながります。
珊瑚(サンゴ)はどんな宝石?【基礎知識】
珊瑚は独特の美しさと稀少性で知られる宝石の一種。水深100メートル以上の環境に生息する「八放珊瑚(はっぽうさんご)」と呼ばれるグループに属しています。八放珊瑚はその名の通り、触手を八方向に広げる特徴があり、太陽の光が届かない深海で育ちます。
宝石における珊瑚の骨格は非常に硬く、モース硬度が3.5と人の歯と同じ硬さをもちます。加工しやすいため、古くから宝飾品として利用されてきました。
また、先述でも解説したように、珊瑚は「赤珊瑚」「桃色珊瑚」「白珊瑚」「地中海珊瑚」「黒珊瑚」など、さまざまな種類があります。中でも最も価値が高い「血赤珊瑚」は、西太平洋や日本の土佐沖で採取され、その鮮やかな赤色で世界最高の評価を受けています。
珊瑚(サンゴ)の買取業者で見るべきポイント
珊瑚の買取を考えたとき、信頼できる業者を選ぶのが何よりも重要です。珊瑚は種類や状態によって価値が大きく異なるため、適切な評価を受けるためにはいくつかのポイントを考慮する必要があります。
- 珊瑚の買取実績が豊富
- 有資格者の鑑定士による査定か
- 口コミや評判
- 手数料の有無
ここでは、珊瑚を買取に出す際に、チェックすべきポイントを確認していきましょう。
珊瑚の買取実績が豊富
珊瑚の買取業者を選ぶときは、珊瑚の買取実績が豊富な業者がベスト。実績豊富な業者は、珊瑚の種類や価値を正確に理解し、適切な価格で買い取ってもらえる可能性が高まります。
また、珊瑚に特化した買取経験がある業者は、希少な種類・状態の珊瑚でも正確に評価できるため、専門性が求められる場合に適しています。
有資格者の鑑定士による査定か
珊瑚の査定を依頼するときは、査定する鑑定士が資格をもっているかどうかも確認すべきです。有資格者による査定は、専門的な知識と経験に基づき、より精密で公正な価値判断が期待できます。
珊瑚のように種類や産地が価値に大きく影響する宝石の場合、専門的な知識が必要とされるため、資格をもつ鑑定士による評価が望ましいです。
口コミや評判
買取業者を選ぶときは、インターネット上の口コミや評判も有効な情報源となります。他の利用者がどのような体験をしたか、サービスの質や対応の速さ、査定価格の公平性について評価を確認しましょう。
良い評判が多い業者は、顧客満足度が高いと考えられるため、安心して珊瑚の買取を依頼できるでしょう。
手数料の有無
買取に発生する手数料の有無も、事前に確認しましょう。一部の業者では評価や査定に手数料が発生し、買取価格に影響を与えるケースもあります。
手数料が無料、あるいは手数料が低い買取業者を選ぶことで、珊瑚をより高く売却できるでしょう。
珊瑚(サンゴ)を高価買取してもらうなら業者選びが大切!
今回は珊瑚の買取相場や事例、買取価格を決める要素について解説しました。
珊瑚は色や大きさによって、査定時の評価が変わります。査定に出す前に買取相場を把握し、適正価格で売却できるように準備しましょう。
珊瑚の買取業者にお悩みの方は、セーフリーの検索サービスをご活用ください。珊瑚の買取実績が豊富な優良業者が、数多く掲載されています。気になる業者を見つけたら、まずは無料で査定依頼してみましょう!
珊瑚の買取相場と事例をチェック!査定額をUPさせるコツもご紹介のよくある質問
-
Q. 鑑別書がない珊瑚でも買取可能?
A.鑑別書がない珊瑚でも買取は可能です。ただし、査定金額に影響するのと、査定に少し時間がかかるかもしれません。
-
Q. キズや汚れがあっても買取してもらえる?
A.多くの業者で、キズや汚れがある珊瑚も買取しています。ただ、査定前はできるだけ綺麗な状態に整えましょう。
-
Q. 査定だけしてもらうのはOK?
A.珊瑚を査定に出し、満足しなかった場合は引き取りで問題ありません。
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