2024.08.03 2024.08.03
この記事では、コウモリに効果がある「ナフタリン」について徹底解説していきます。
小さな隙間から侵入し、民家に住み着いてしまうこともあるコウモリ。生命力が強く退治に苦労するコウモリですが、そんなコウモリにも弱点があります。ナフタリンの実際の効き目から効果的な使い方、使用時の注意点まで丁寧にご紹介します。
コウモリ退治に役立つ情報満載でお届けしますので、コウモリ被害でお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
目次
ナフタリンはコウモリに効果的?
鳥獣保護法によって捕獲や殺傷が禁じられているコウモリを追い払うには、弱点であるナフタリンを使うのが効果的です。コウモリは嗅覚がとても優れているため、ナフタリンのニオイを嫌がるためです。
ポイントは、コウモリに危害を加えることなく、嫌がるニオイで追い出せる点にあります。故意的でなくても殺傷してしまうと違法となり罰則が科されるため、注意しなければなりません。
ナフタリンとは
ナフタリンは、防虫剤や香料、染料のほか、医薬品の原料などで使用されます。
白や無色の板状結晶の化学物質で、強いニオイが特徴的です。「ナフタレン」と呼ばれることもあり、どちらも同じ物質です。
ナフタリンでコウモリを効果的に追い出す方法
コウモリを追い出す際には、ナフタリンを主成分とする固形の忌避剤を使うのが一般的です。設置するだけで効果を発揮するため、手軽にコウモリを追い出せます。
ただし、忌避剤の効果は永続的ではないため、商品ごとに定められた期間で定期的に交換する必要があります。また、設置の際はマスクとゴム手袋を着用すると安心です。
コウモリ退治でナフタリンを使う際の注意点
コウモリ撃退に効果があるナフタリンですが、濫用するのは大変危険です。注意すべきは、下記の2点です。
- ニオイが強い
- 人体への影響
それぞれについて、詳しく見てみましょう。
ニオイが強い
ナフタリンはとても強いニオイが特徴的なため、人間でも不快に感じる場合があります。また、犬など嗅覚が鋭いペットを飼っているなら、ナフタリンの強いニオイを嫌がる場合があります。
人体への影響
環境省の資料によると、「ナフタリン(=ナフタレン)には発がん性がある可能性がある」と記載されています。現時点で発がん性があると断言はできていませんが、血液へも影響する場合があるようなので、使用は必要最低限に留めたほうが安心です。
参照:環境省|化学物質の環境リスク評価第8巻[14]ナフタレン
コウモリに効果的なのはナフタリンだけじゃない!追い出す方法
コウモリを追い出すなら、ナフタリン以外にも下記の方法が有効です。
- ハッカ油を使う
- ハーブを活用する
- 忌避剤を使う
- 燻煙剤を使う
なお、どの方法でも、最後は必ず消毒しなければなりません。コウモリは、その個体だけでなくフンにも多くの病原菌が含まれるためです。
コウモリがいた場所、巣があった場所、フンがあった場所は、エタノールや次亜塩素酸ナトリウムなどを使って念入りに消毒しましょう。
作業時は菌を吸い込んだり触れたりしないよう、マスクやゴーグル、ゴム手袋などを着用することも大切です。また、どの方法でも、妊婦や授乳婦、子どもやペットがいる場所では使用を避けたほうが安心です。
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ハッカ油を使う
嗅覚が鋭いコウモリには、ナフタリンだけでなくハッカ油も有効です。スッとするメントールのニオイを嫌がるので、効率的にコウモリを追い出せます。
ハッカ油を使う際は、薄めてスプレーにして使いましょう。
- スプレーボトルに無水エタノール10mlを入れる
- ハッカ油を50滴ほど入れてよく振る
- ハッカ油が溶けたら、精製水を90ml入れる
- よく振って混ぜる
作ったハッカ油スプレーを、コウモリがいる場所から外に追い出すように誘導しながらたっぷり吹きかけます。ニオイが薄れたら、定期的に散布しておくと効果的です。
ただし、ハッカ油は引火点が低いため、火の近くでは使わないようにしましょう。
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ハーブを活用する
ハッカ油同様、スッとするニオイがするミント系のハーブを活用する方法もおすすめです。たとえば、コウモリの出入口となっていた場所の近くでハーブを栽培すれば、持続的にコウモリ除けできます。
ミント系ハーブもニオイが強いので、ハッカ油同様、妊婦や子ども、ペットがいる場合は配慮する必要があります。
忌避剤を使う
市販されているコウモリ用忌避剤を使うと、手軽に効率的な追い出しができます。ハッカ油スプレーでも追い出すことはできるものの、市販の忌避剤なら「コウモリ除けに使いやすい」ように工夫されている点がメリットです。
ただし、ジェルタイプの忌避剤には注意が必要です。コウモリがジェルに足を取られて死んでしまう可能性があるため、避けたほうが良いでしょう。
燻煙剤を使う
スプレーが届きにくい屋根裏などには、ナフタリン主成分の固形忌避剤のほか、燻煙剤を使う方法も有効です。ハッカ成分が含まれる燻煙剤なら、ナフタリン同様に効率的に追い出し効果が期待できます。
コウモリ用の燻煙剤が見つからない場合は、ハッカ成分を使ったネズミ用燻煙剤を使っても効果的です。
ナフタリンでコウモリを追い出した後の住み着き予防策2選【退治の効果を最大化!】
ナフタリンなどでコウモリを追い出した後は、再度寄り付かないように予防策を講じる必要があります。
- 家中の穴や隙間をうめる
- 雨戸などもこまめに掃除する
上記2つの対策だけでもコウモリが住み着きにくくなるので、ぜひ実践してみましょう。
家中の穴や隙間をうめる
コウモリを家に入れないためには、進入路を全てふさぐ必要があります。1cmほどの小さな隙間があればコウモリは進入してくるため、家を内外からチェックし、外壁や壁の穴や隙間をすべて埋めておきましょう。
ほかにも、下記の場所からコウモリが侵入する可能性があります。
- 使っていない換気扇
- エアコンのホース
これらをふさぐことはできませんが、目が細かい金網などを設置するなどして、侵入対策をすると効果的です。
雨戸などもこまめに掃除する
雨戸の戸袋などは、長期間使わないことも多いもの。コウモリは人目につかない場所を好むため、戸袋や放置された物置などに住み着きやすいです。
万が一コウモリが来ていてフンが落ちていると、フンのニオイに引き寄せられてほかのコウモリが集まっているケースもあります。
そこで、普段使わない場所も定期的に掃除するようにしましょう。
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ナフタリンはコウモリに効果はあり!駆除は業者にまかせよう!
コウモリは、ナフタリンやハッカを苦手とするため、上手に活用すると効率的に追い出せるでしょう。ただし、追い出すことしかできないため、駆除したいなら業者へ依頼する必要があります。
コウモリ駆除の業者を探す際は、業者の比較検討に便利なセーフリーをご利用ください。多数掲載されている業者から見積もりを取り、一日も早くコウモリを駆除して安心できる環境を整えましょう。
「ナフタリン」はコウモリに効果あり!実践的な使い方や使用時の注意点を徹底解説!のよくある質問
-
Q. コウモリにナフタリンは効果的?
A.コウモリは、ナフタリンの強いニオイが苦手。そのため、ナフタリンはコウモリ撃退に効果的です。
-
Q. ナフタリン以外でコウモリ除けができるアイテムは?
A.ナフタリン以外では、下記のアイテムが有効です。
・ハッカ油
・ハーブ
・忌避剤
・燻煙剤 -
Q. コウモリはどうやって駆除すれば良い?
A.コウモリを捕獲したり殺傷したりする行為は、鳥獣保護法により禁じられています。そのため、自力ではコウモリを追い出すことしかできません。徹底駆除したい場合は、専門の業者へ依頼しましょう。
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