2024.12.06 2025.04.07
この記事では、ハクビシンの駆除費用について徹底解説していきます。
ハクビシンが住み着くと、騒音や悪臭被害だけでなく家屋そのものに大きなダメージが加わります。そのため、少しでも早く駆除しなければなりません。
駆除依頼の際は、費用相場を知っておき、不当な高額請求被害に遭わないようにしましょう。ここでは、あらかじめかかる費用を見積もるための、料金に影響する要素まで詳しくご紹介します。
記事後半では、料金を安く抑えるコツも解説。ハクビシン被害でお悩みの方は、早く解決できるようぜひ最後までご覧ください。
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目次
ハクビシン駆除費用の相場【業者依頼の料金目安と事例を紹介】
ハクビシンの駆除費用は、10～30万円が相場です。平均的には20万円ほどかかるケースが多いですが、状況により費用は大きく異なります。
ハクビシン駆除で実施される一般的な作業ごと、費用の目安を見てみましょう。
- 害獣捕獲申請の代行：10,000～50,000円/1件
- 追い出し：400～1,000円/1匹
- 捕獲器の設置：15,000～30,000円/個
- 捕獲と回収処理：20,000～30,000円/匹
- 巣の回収と清掃：10,000～30,000円/m²
- ノミやダニなどの殺虫駆除：400～800円/m²
- 殺菌消毒：500～1,000円/m²
- 侵入口の封鎖：500～1,000円/m²
- フンや尿による天井の腐れ防止作業：2,000～3,000円/m²
- 被害を受けた場所の修復：2,500円～/m²
作業それぞれでも費用が変動するので、実際にかかる料金は状況により大きく変わります。次に、3つのケースでどのような内訳になるのか、具体的に見てみましょう。
ハクビシン駆除の事例【費用総額：159,000円】
被害が比較的軽度なケースで、費用総額約15万円の駆除事例です。作業内容と費用の内訳を分かりやすくまとめたので、参考にしてください。
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 害獣捕獲申請の代行 | 10,000円 |
| 追い出し作業 | 10,000円 |
| 捕獲器の設置（2個） | 40,000円 |
| 捕獲と回収処理（1匹） | 25,000円 |
| 巣の回収と清掃（5㎡） | 50,000円 |
| ノミやダニの殺虫駆除（5㎡） | 4,000円 |
| 殺菌消毒（5㎡） | 5,000円 |
| 侵入口の封鎖（5㎡） | 5,000円 |
| フン・尿の腐れ防止（5㎡） | 10,000円 |
| 合計費用 | 15万9,000円 |
このケースでは、ハクビシン1匹が屋根裏に住み着き、天井の一部に被害を与えていました。
駆除業者に依頼し、捕獲申請の手続き代行からスタート。侵入口を特定してから追い出し作業実施し、捕獲器を2台設置して無事に捕獲しました。
捕獲後はフンや巣の撤去をして、殺虫駆除・殺菌消毒を実施。最後に侵入口を封鎖し、フンや尿による腐食を防ぐ処理を施しました。
ハクビシン駆除費用に影響する要素とは【4つの料金相場変動ポイント】
ハクビシン駆除にかかる費用に影響するのは、主に下記4つのポイントです。
- 作業範囲
- 作業の難易度
- 侵入経路の数
- 捕獲するかどうか
それぞれについて、詳しく見てみましょう。
作業範囲
ハクビシンの被害がどこまで広がっているのかにより、費用は大きく変動します。消毒作業のように1m²ごとに計算される作業が多く、範囲が広ければその分人手や薬剤なども必要になるためです。
ハクビシンは行動範囲が広く、巣を中心に30～70ha（ヘクタール）移動するとされています。そのため、住み着いてから時間が経つほど被害の範囲も広くなりやすいです。
作業の難易度
屋根裏に住み着くケースが多いハクビシンは、駆除作業の難易度も費用に影響します。特に高所での作業が必要になる場合には、費用が高くなりやすいです。
たとえば、侵入口が屋根など高い場所にあるなら、足場を組んだり高所作業車を手配しなければなりません。その分、費用はグッと高くなります。
また、ハクビシンが繁殖していて数が多ければ、その分追い出し作業は困難となり、費用が上がります。
侵入経路の数
追い出した後、また侵入されないためには、侵入経路となっている隙間や穴をふさがなければなりません。
ハクビシンは体長90～110cmと大きいため、大きめの侵入口が必要です。しかし、屋根や壁の隙間、通気口や換気口から侵入してくるため、侵入口はすべて対策しておく必要があります。
築年数が古く侵入口が多い場合、費用は高くなりがちです。
捕獲するかどうか
「ハクビシン駆除」とは言っても、基本は「追い出して再侵入を阻止する」作業です。捕獲して処理するのには、申請して許可をもらう必要があるためです。
追い出すよりも、捕獲して処理するほうが駆除としては効果が高いでしょう。ただし、申請して許可を取るのにも捕獲器をセットするにも費用がかかるため、全体的な出費も多くなってしまいます。
ハクビシン駆除費用を相場で依頼！作業内容と見積もりの流れ
ハクビシンの駆除作業がどのように進むのか、見積もりを取るステップから見てみましょう。
- 現地調査・見積もり
- 駆除作業
- 再発防止作業
- 清掃・消毒作業
- 確認・支払い
現場の状況によって費用が左右されるハクビシンの駆除では、現地調査と見積もりが欠かせません。現地調査では、作業内容と見積もりをあわせて確認し、依頼するかどうかを決めましょう。
依頼すると決まったら、契約を交わして駆除作業を開始します。燻煙剤などを使った追い出しや捕獲器を使った捕獲作業ののち、侵入口を徹底的にふさぎます。最後に、巣やフン尿などを清掃し、徹底的に消毒したら作業は完了です。
作業完了を確認したら、支払いをして終了となります。
ハクビシン駆除費用をかけずに自治体に依頼できる？
ハクビシンの駆除は、対応していない自治体がほとんど。そのため、駆除したい場合は専門の業者へ依頼するのが一般的です。
駆除ではありませんが、自治体では下記のような形でハクビシン駆除をサポートしてくれます。
- ハクビシン駆除の申請を受けて許可を出す
- 駆除に使う道具を貸し出してくれる
- 駆除についてのアドバイスをしてくれる
- 駆除業者を紹介してくれる
まずは自治体に問い合わせてみるのも良いでしょう。
ただし、鳥獣保護法の対象であるハクビシンは、許可を受けずに自力で駆除すると法律違反になるので十分注意しましょう。
ハクビシン駆除費用を抑える4つの方法【料金見積もりのコツも】
業者へ依頼するのが一般的なハクビシン駆除ですが、費用はできるだけ抑えたいもの。費用を抑えるコツは、4つあります。
- なるべく早く依頼する
- 相見積もりを取る
- 見積もり無料の業者を選ぶ
- 事前に予算を伝える
それぞれ、分かりやすくご紹介します。
なるべく早く依頼する
ハクビシンの被害は、住み着いてからの時間が長くなればなるほど大きくなります。被害が大きくなるとその分費用も高くなるため、ハクビシンの存在に気付いたらできるだけ早く駆除依頼すると良いでしょう。
また、ハクビシンは夏から秋にかけて繁殖し、一度に2～3頭の子どもを産みます。放置すると子どもが産まれ、さらに数を増やしてしまうので注意が必要です。
相見積もりを取る
被害状況それぞれで費用が大きく変わるハクビシンの駆除では、相見積もりを取るのが重要なポイント。複数社から見積もりを取ると、現在の状況における費用の相場が見えてくるためです。
また、相見積もりを取ると、それぞれの業者の良い点が見えてきます。
費用面だけでなく、対応やサービス内容なども比較検討できるので、ぜひ相見積もりを取りましょう。
見積もり無料の業者を選ぶ
基本的には見積もりが無料の業者が多いですが、中には見積もりにも費用がかかる業者もあります。費用を抑えるなら、見積もりは無料の業者を選ぶと良いでしょう。
ただし、見積もり無料の業者でも、営業所から離れた場所での見積もりでは出張費がかかる場合があります。出張費をかけないためには、自宅近くの業者に依頼するのが重要です。
見積もり依頼時は、業者の所在地もあわせてチェックしましょう。
>> 見積もり無料の業者を探す
事前に予算を伝える
費用が高くなりやすいハクビシン駆除では、事前に予算を伝えておくのもオススメです。予算を伝えておくと、予算内でできることやできないこと、もう少し上乗せすればできることなどを教えてもらいやすくなります。
【費用だけじゃない！】ハクビシンの駆除業者選びで重要な4つのポイント
ハクビシンに怯えない生活を送るためには、徹底的に駆除してくれる業者を見極めるのも重要です。
- 実績が豊富で評判が良い
- 詳細な見積もりを出してくれる
- 保証やアフターフォローが充実している
- 対応が丁寧
上記のポイントを押さえて、優良業者に依頼しましょう。
実績が豊富で評判が良い
ハクビシンを徹底的に駆除するには、ハクビシンに関する知識や専門的な駆除知識、経験が必要です。そこで、害獣駆除が豊富な業者を選びましょう。なかでも、ハクビシンの駆除実績が多い業者なら、しっかり駆除してもらえる可能性が高いです。
実績だけでなく、利用者の声もチェックしておきましょう。口コミ数が少なすぎないか、悪い口コミが多すぎないかなどをチェックしておきましょう。
詳細な見積もりを出してくれる
詳細な見積もりを出してくれる業者なら、後から不当な高額請求をされるリスクが低いです。
たとえば、「作業一式」として1項目のみにまとめた見積もりでは、何にいくらかかるのかが分かりません。その点、「追い出し作業」「消毒作業」など項目を細かく分けて料金が記載されていれば、分かりやすくて安心です。
また、サービス内容や料金設定が明確になっている業者を選ぶのも忘れてはいけません。
保証やアフターフォローが充実している
一度追い出しても、ハクビシンが戻ってきてまた住み着いてしまうケースがあります。そこで、保証やアフターフォローが充実している業者を選びましょう。
保証期間が長く、充実したアフターフォローを提供している業者なら、万が一ハクビシンが戻ってきても安心して対処できます。
対応が丁寧
費用やサービス内容だけでなく、スタッフの対応が丁寧かどうかもぜひ見ておきたいポイントです。
優良業者のスタッフは、どんな質問にも真摯に答えてくれ、マナーがしっかりしていて対応が丁寧です。「この人にお願いすれば大丈夫そう」と思わせてくれる対応の良さは、業者選びでも大きなポイントになります。
悪徳業者の場合は、対応やマナーが悪いケースが多いので注意しましょう。
ハクビシンの駆除費用を抑えるなら相見積もりを取ろう！
ハクビシンの駆除費用を抑えるためには、相見積もりを取ったり事前に予算を伝えたりすると効果的です。また、見積もりが無料の業者であれば、費用を抑えやすくなります。
ハクビシン駆除の業者を探す際は、セーフリーをご利用ください！多数の業者が掲載されており、エリアや料金、口コミなど条件を絞りながら探せます。
まずはいくつか業者をピックアップし、無料見積もりに進んでみましょう！
- ハクビシンが家の周囲をウロウロ…
- 屋根裏から動物の足音が聞こえる
- 農作物が荒らされている…
ハクビシンの放置は危険！
少しでも気配があるなら
躊躇せずにプロに相談！
ハクビシンの駆除費用に関するよくある質問
-
Q. ハクビシンの駆除費用はどれくらいかかる？
A.ハクビシンの駆除費用の相場は、10～30万円です。20万円前後かかるケースが多くなっています。
-
Q. ハクビシンの駆除費用が決まる要素は？
A.ハクビシンの駆除費用が決まる要素は、下記の4つです。
・作業範囲
・作業の難易度
・侵入経路の数
・捕獲するかどうか -
Q. ハクビシンの駆除費用を安く抑える方法は？
A.ハクビシンの駆除費用を安く抑える方法は、下記4つです。
・なるべく早く依頼する
・相見積もりを取る
・見積もり無料の業者を選ぶ
・事前に予算を伝える
