ダニの掃除機は効果あり?使用時のコツや便利な機種の選び方も

ダニの掃除機は効果あり?おすすめアイテムや使用時のコツ・選び方も紹介

2024.05.04 2024.09.03

本記事では、ダニの掃除機の使い方や選び方をご紹介します。
ダニが発生すると、かゆみや鼻水、さらに喘息発作などの症状があらわれます。人体に影響が出ない環境を保つため、日頃からダニ対策を実施するべきでしょう。
ダニ対策の機能に組み込んだ掃除機を活用すると、アレルゲンとなるダニの死骸やふんが吸い取れます。ダニを効果的に吸い取るコツも解説しますので、ダニの掃除機購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

ダニの掃除機とは?期待できる効果・特徴について

ダニの掃除機とは?
ダニの掃除機は、布団やカーペットなどの表面にある、ダニの死骸やふんを吸い取る効果が期待できます。ハウスダストやダニアレルギーの発症原因になるのは、ダニそのものより死骸やふん。そのため、定期的に掃除機を利用し死骸などを吸い込めば、人体への影響は少しでも抑えられます。

しかし、掃除機では生きているダニは吸い込めません。カーペットの毛足にしがみついていたり、奥まで入り込んだダニは、掃除機の吸引力だけでは根絶できないのが現実です。

あくまでも、ダニ用の掃除機はアレルギー発症を抑える一時的措置。徹底して駆除したい場合は、専門業者へ依頼すべきだと認識しておきましょう。

ダニの掃除機の使い方

ダニの掃除機の使い方
ダニの死骸やふんを吸い取るため、掃除機の効果的な使い方をご紹介します。ダニが生息する場所として代表的なカーペットや布団まわりでの使用方法を、順番に確認していきましょう。

【カーペット編】

カーペットやラグなど、平坦な場所に敷いているマット類にダニの掃除機をかけるときは、以下手順で実施してください。

  1. ヘッドをカーペットの表面に密着させる
  2. ゆっくりと毛足を起こすように動かしながら、横、斜めとさまざまな方向にかける
  3. カーペットの裏面にも同様に掃除機をかける

素早く何度も往復させるのではなく、丁寧に手前に引くイメージで掃除機をかけましょう。ヘッドをゆっくり動かせば、ダニの死骸やふんだけでなく、毛足の間に埋もれた細かいゴミも吸い取れて一石二鳥です。

【布団編】

布団に掃除機をかける時は、表面にダニの死骸やふんを移動させる点がポイントです。

  1. 布団をたたいて、布団内部のダニの死骸やふんを表面に移動させる
  2. 掃除機のパワーを最大にする
  3. 全体的にゆっくりまんべんなくかける
  4. 布団を裏返して同様に吸い取る

平坦でない布団に掃除機をかける時は、布団クリーナーがあると便利。人間のフケなども同時に取り除けます。

ダニの掃除機の選び方【機能をチェック】

ダニの掃除機の選び方
掃除機はダニによるアレルギー予防に役立ちます。ここでは、ダニ対策に適した掃除機の選び方を解説します。

  • 寝具に特化するなら布団クリーナー
  • 布団掃除用アタッチメントの有無
  • UV機能や温風機能
  • ゴミ取りセンサー機能
  • 吸引力が強い機種

順番に確認していきましょう。

寝具に特化するなら布団クリーナー

ダニが一番気になる場所と言えば寝具でしょう。布団のダニ対策は、布団クリーナーが適しています。布団クリーナーとは、繊維の奥のゴミやほこりまで吸い取る点に特化した掃除機です。

平面でない布団でも吸い取りやすい仕様、コンパクトなサイズ、布団の上からも動かしやすいなどのメリットが挙げられます。吸い残しに反応するセンサー付きのタイプもあり、布団内にたまったダニの死骸やふんをしっかり除去してくれますよ。

布団掃除用アタッチメントの有無

布団のダニ対策だけのために布団クリーナーを購入したくない人は、布団掃除用のアタッチメントが付属されている掃除機を選びましょう。

掃除機の先のアタッチメントを交換するだけで、布団クリーナーと同じような効果が期待できます。もちろん、通常の掃除機としても活用可能です。

UV機能や温風機能

効率的にダニ対策をしたい場合は、UV機能や温風機能が備わったノズルを使用するのも効果的。ダニの死骸やふんの除去だけでなく、生きているダニにもダメージを与えます。

UV機能は、ダニの死骸やふんを吸い込む際にUVを照射する機能。通常の掃除機では難しい、生きているダニの繁殖を抑制でき、さらに除菌効果が期待できる優れもの。

温風機能は、湿気を除去してダニの苦手な環境を作れる点がメリットです。梅雨の時期など、悪天候が続いて湿気が多い季節はダニが繁殖しやすいため、除湿効果のある温風機能が役立ちます。

ゴミ取りセンサー機能

ゴミ取りセンサー機能が備わっている掃除機もおすすめ。

ダニの死骸やふんは細かく、目視が難しいです。ダニ対策が目的で掃除機を使うなら、ゴミ取りセンサーや吸い残し検知機能を利用し、死骸やふんを吸い取りましょう

細かなほこりやごみも吸い取れるため、ハウスダストの軽減にも効果的です。

吸引力が強い機種

掃除機の吸引力にも注目しましょう。ダニ対策を掲げた布団クリーナーや、サイクロン式の掃除機は吸引力が高いので、生きているダニにも影響を与えやすいです。

サイクロン式の掃除機は、遠心力による吸引力の高さで、繊維の奥に入り込みがちなダニも吸い込めるメリットが。また、ブラシやたたき機能が備わっているタイプも、吸引作用に加えて繊維の奥のダニを表に引き出す力が働きます。

ダニの根絶は難しいものの、アレルギー反応の出やすい赤ちゃんなどの生活空間に適しているでしょう。

ダニの掃除機おすすめ3選【ダニ対策の参考に】

ダニにおすすめの掃除機
それでは、おすすめの掃除機を厳選してご紹介しましょう。

  • アイリスオーヤマ FCA-A3(サイクロン式)
  • ダイソン「Dyson V8 Focus Clean」HH15(サイクロン式)
  • シャーク「EVOPOWER W20」WV250J-WH(紙パックレス式)

それぞれのおすすめポイントを解説します。

おすすめ掃除機①アイリスオーヤマ 「FCA-A3(サイクロン式)」

リーズナブルな価格帯ながらもコストパフォーマンスに優れた、アイリスオーヤマの布団クリーナーです。1分間に約7,000回の高速振動と幅の広いヘッドで、広範囲を効率よく吸引できます。

「ダニちりセンサー」という、ダニの死骸やふんに反応するセンサーを搭載している点も、嬉しいポイント。吸い残しの有無を、ライトでわかりやすく知らせてくれます。

おすすめ掃除機② ダイソン「Dyson V8 Focus Clean」HH15(サイクロン式)」

ダイソンの、パワフルな吸引力が魅力のハンディクリーナーをご紹介します。

毎分最大107,000回転のデジタルモーター搭載で、驚異の吸引力を誇ります。微細なゴミや細い髪の毛などを巻き取るスクリューツールを備えており、布団の掃除にも活用できる製品です。

また、コンビネーションノズルやアジャスタブル隙間ノズル、スクラッチフリーソフトブラシなど、状況に応じてアタッチメントを交換できるのがメリット。ダニ対策におすすめの掃除機です。

おすすめ掃除機③ シャーク「EVOPOWER W20 WV250J-WH(紙パックレス式)」

スタイリッシュなエルゴノミックデザインを採用している、シャークのハンディクリーナーです。布団用ノズルに加え、マルチノズルや隙間用ノズルが付属しているため、幅広い箇所の掃除に活用できます。

また、ボタンを押すだけでゴミを廃棄できるので、ゴミを捨てる時にダニのふんや死骸が散らばるリスクがありません。子供やペットがいる生活空間にも、安心して使用できるでしょう。

ダニの掃除機で効果的に吸い取る3つのコツ

ダニの掃除機で効果的に吸い取るコツ
ここでは、ダニを掃除機で吸い取る時のコツを解説します。

  • 部屋を暗くして掃除機をかける
  • ゆっくりと時間をかけて吸い取る
  • 布団やカーペットは両面を吸い取る

順番に確認していきます。

部屋を暗くして掃除機をかける

ダニは夜行性で、基本的に布団やカーペットの奥の暗い場所に生息しています。

暗い場所で活発になるダニの習性を利用し、1時間程度、電気を消したりカーテンを閉めたりして部屋を暗くしてから掃除機をかけましょう。暗くなった表面にダニが出てくるのを待てば、生きているダニも掃除機で吸い取りやすくなります。

ゆっくりと時間をかけて吸い取る

生きているダニは、カーペットなどの繊維をつかんでいるので、簡単に吸い取れません。できるだけ多くのダニを吸い取るには、掃除機をゆっくりと動かし丁寧にかけるようにしましょう。

ゆっくりと隅々まで掃除機をかければ、ダニの餌になりやすいフケや食べかすなども除去できるので、効率的にダニ対策が可能です。

布団やカーペットは両面を吸い取る

布団やカーペットは、表面だけでなく裏面にも掃除機をかけましょう。布団やカーペットをはたいて、ダニを表面に移動させてから掃除機をかけるのも有効的です。

夜行性のダニは、表面だけでなく裏面にも潜んでいます。表面のダニを吸い取ったとしても、裏面に残ったダニが繁殖する可能性もあるのです。

ダニの掃除機と併せて知りたい【ダニ対策4選】

ダニの掃除機以外の対策
ダニは、掃除機で吸い込む以外の方法でも対策できます。ダニ対策として、掃除機以外の方法を解説します。

  • しっかり日干しする
  • 布団乾燥機を使う
  • スチームアイロンを使う
  • ダニ駆除業者に依頼する

上記4点を順番にお伝えします。

しっかり日干しする

暗いところを好むダニは日光が苦手です。そのため、ダニが繁殖しがちな寝具やカーペットは、湿度の少ない晴れた日に天日干しすると、繁殖を抑制できます。

注意点として、天日干しだけでは、生きているダニは根絶できません。確実にダニを除去するには、プロの業者に依頼しましょう。

布団乾燥機を使う

布団乾燥機には、以下2点のメリットがあります。

  • 布団の湿気をとって、多湿を好むダニの繁殖を抑える
  • 60℃以上の高温設定で、熱に弱いダニが死滅する

ダニは乾燥と高温に弱いため、高温設定できる布団乾燥機は、ダニの除去に効果的です。高温で乾燥させた後に掃除機で吸い取れば、効率よく死滅したダニやふんを除去できるでしょう。

スチームアイロンを使う

熱に弱いダニの対策は、スチームアイロンやクリーナーも効果的。製品によっては100℃近い熱を発するので、ダニの繁殖を抑えるだけでなく死滅させられます。

布類を傷ませないように、数10cm程度離し、数分間蒸気をかけ続けましょう。その後、しっかりと掃除機をかけ、死骸を吸い取ってください。

ダニ駆除業者に依頼する

確実にダニを駆除し、予防もしたいときは専門業者に依頼しましょう。専門業者なら、ダニ対策用の道具や薬剤を使い、徹底的にダニ対策してくれます

ダニ対策にかかる所要時間は2~4時間程度ですので、この機会に検討してみてください。

ダニ対策の業者探しはセーフリーで

ダニの掃除機について、使い方やコツ、選び方、おすすめアイテムをご紹介しました。
日頃から清潔にしている空間でも、ダニの発生は防げません。ダニの掃除機もおすすめですが、ダニを根絶し、その後の発生を防ぐにはプロの業者に依頼すべきです。
ダニの駆除業者を探すなら、ダニ駆除の実績が多い優良業者を比較できるセーフリーがおすすめです。気になる業者を見つけたら、無料で見積もり依頼してみましょう!

ダニの掃除機は効果あり?おすすめアイテムや使用時のコツ・選び方も紹介のよくある質問

  • Q. ダニは普通の掃除機でも吸い取れますか?

    ダニの死骸やフンは、普通の掃除機でも吸い取れます。ゆっくりと時間をかけて掃除機をかけるのがコツです。

  • Q. ダニの掃除機でダニは根絶できますか?

    掃除機だけでダニを根絶するのは難しいでしょう。掃除機はあくまでもダニの死骸やフンを吸い取り、アレルギー対策するアイテムです。

  • Q. ダニの駆除業者はどのように選べばいいですか?

    ダニの駆除業者を選ぶポイントとして、実績数や口コミの評価を比較しましょう。セーフリーを利用すると、優良業者が簡単に見つかります。