ダニがいるかもしれないソファ

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ソファにもダニは増殖する!退治方法と手軽な予防策を徹底解説

2024.01.08 2024.05.20

この記事では、ソファのダニ対策について詳しくご紹介します。
ソファの素材(布製や革、合成革製など)によってダニ対策は異なるため、家にあるソファに合った対策を知ることが大切です。
また、普段から適切な予防策を講じて、ダニが増殖しにくい環境を作っていくことも欠かせません。
ソファのダニを放置するリスクも知り、効果的な退治と予防を続けていきましょう。

ソファにダニが増殖する理由

ダニがソファで繁殖する理由は湿気や食べかすにあることを図解

寝具に多く増殖するイメージがあるダニですが、ソファでも増殖します。

ソファは一年を通して快適な温度と湿度が保たれた部屋にあることが多く、毎日使う家具。ソファに座って映画を見たりお菓子を食べたりと、長時間利用することも少なくありません。

そのため、ホコリや食べかす、髪の毛などの栄養源が多く、高温多湿な環境を好むダニにとって、ソファは最適な環境となっています。
また、外出時に洋服に付着したダニがソファに移動して住み着いてしまうケースも。ソファには布製と革製のものがありますが、ダニは繊維の中に潜りやすい布製を好む傾向があります。そのため、布製ソファではダニが奥深くまで潜り込んで増殖することが多く、特に注意や対策が必要と言えるでしょう。

布製ソファのダニ退治方法

ダニ退治を行う予定のソファ

ダニが増殖しやすい布製のソファは、こまめにダニ退治を行い清潔を保つことが大切です。
ダニ退治では、下記2つのステップで進めます。

  • STEP1.熱でダニを死滅させる
  • STEP2.死骸やフンを取り除く

STEP1.熱でダニを死滅させる

50度以上60度未満でも、30分熱を与えることでダニ退治が可能です。

熱を与える方法はいくつかありますが、ソファの場合は下記3つがオススメ。

  • 布団乾燥機を使う方法
  • ドライヤーを使う方法
  • スチームアイロンを使う方法

自宅にあるアイテム・家電があれば、ダニ退治に使ってみましょう。

ダニは、60度以上の熱を与えると即時に死滅します。

布団乾燥機を使う方法

主に寝具を対象に使う布団乾燥機ですが、50度以上、種類によっては70度以上の温風が出る種類もあるため、ダニ退治に効果的です。
また、広範囲に一気に温風を送ることができるため、効率的にダニ退治ができます

ただし、ソファは寝具よりも高さや奥行きがあるため、温風が届かない奥の方へダニが逃げてしまう点に注意が必要です。
ソファの奥のダニまでしっかり退治するためには、下記のポイントを押さえておきましょう。

  • ソファ全体に熱を行き届かせるために、上に毛布をのせてから布団乾燥機をかける
  • 夜行性のダニを表面までおびき寄せるために、ソファがある部屋を1時間ほど暗くした状態で布団乾燥機をかける

ドライヤーを使う方法

ドライヤーは、100度以上の温風が出るものが一般的なため、熱に弱いダニに対して使うと効率的に退治できます。

一方で、布団乾燥機のようにソファ全体に対して一気に熱を送ることは難しいです。ドライヤーの熱が当たらないソファの奥にダニが逃げてしまうため、しっかり退治できません。
また、ドライヤーの熱は非常に温度が高いため、布が変色してしまったり傷んでしまうこともあるので注意が必要です。

スチームアイロンを使う方法

ドライヤー同様、100度ほどの熱を使えるのがスチームアイロンです。
200度近くの熱が出ることもあるスチームアイロンなら、ダニ退治も効率的に進められます。

スチームアイロンを使う際の注意点は、ソファーから3cmほど離した位置から使うこと。それでも変色や痛みが心配な場合は、当て布をして使うのも良いでしょう。
とても高温なので、当て布なしに直接スチームアイロンを押し当てるのはやめましょう

また、ソファの素材によってアイロンが使えるかどうか、また何度までなら使えるかが異なります。

  • 高温マーク 200度まで
  • 中温マーク 150度まで
  • 低温マーク 110度まで(スチームなし)
  • アイロンNG アイロンの使用禁止

マークによっては、スチーム禁止、アイロンそのものの使用が禁止の場合も。使用前に必ず確認しましょう。

STEP2.死骸やフンを取り除く

熱を使ってダニを死滅させても、ダニ退治は終わりではありません。
死骸やフンが残っているとアレルギーの元となってしまうため、死骸や糞まで確実に取り除く必要があります。

掃除機をかける

ソファに残ってしまうダニの死骸やフンは、掃除機で除去しましょう。
掃除機は、ゆっくり丁寧に、1箇所に数秒かけるイメージで進めることがポイントです。ゆっくり動かすことで死骸やフンを舞い上げることなく、しっかりと除去できます。
また、違う方向から何回かに分けて掃除機をかけると、より効率的に死骸やフンの除去が可能です。

洗濯する

カバーやクッションなどの洗えるパーツは、洗濯して死骸やフンを除去する方法もあります。洗濯表示を確認し、適切な方法で洗濯しましょう。
また、コインランドリーで洗濯をして乾燥機を使うと、より徹底的にダニ退治が可能です。

革・合成革製ソファのダニ退治方法

ダニ退治が必要なソファ

革や合成革を使っているソファーに、熱によるダニ退治は使えません。
そこで、下記手順で退治するのがオススメです。

  • STEP1.ダニとりシートを設置する
  • STEP2.死骸やフンを取り除く

STEP1.ダニとりシートを設置する

ダニとりシートの多くは殺虫成分でなくダニを引き寄せる誘引成分を使っているため、生きているダニはもちろん、ダニの卵への効果まで期待できます

ダニとりシートはソファと床の間などに挟んでおくと良いでしょう。

3ヶ月など、効果が持続する期間が来たら、新しいものと交換するようにしましょう。

市販されているダニとりシートは、革製ソファーにオススメ。

STEP2.死骸やフンを取り除く

布製ソファと同様に、ダニの死骸やフンまでしっかり取り除く必要があります。

  • ブラシを使う
  • コロコロを使う
  • 布で拭き掃除する

上記の方法で、アレルゲンを残さないようにしましょう。

ブラシを使う

革製のソファにも小さな凹凸があるため、革製品用のブラシでやさしく掃除をすると効率的に死骸やフンを除去できます
掃除機での掃除も可能ですが、その際もブラシのアタッチメントを使いましょう。

コロコロを使う

カーペット用などの粘着力が高めの粘着テープでも、死骸やフンの除去ができます
ソファの素材やコロコロの種類によっては使いにくい場合があるため、掃除しやすいアイテムを選ぶことがポイントです。

布で拭き掃除する

水に濡らして固く絞った雑巾での拭き掃除も、効果的です。
水での拭き掃除の後は、カビが発生しないように必ず乾拭きをして水分を残さないようにしましょう。
また、水分は革にダメージを与えることがあるため、水拭きは1ヶ月に1回程度にすると安心です。

革・合成革製ソファにNGな退治方法

革や合成革製ソファには、熱以外にもNGなダニ退治方法があります。

  • 殺虫スプレー
  • 消毒用アルコール

これらは変色や傷みの原因になるため避けましょう。
また、布団乾燥機やドライヤー、スチームアイロン、水拭きも、正しく使わないとソファを傷めてしまうので十分注意が必要です。

ソファのダニを放置するリスク

ダニ死骸によって見られる症状例や放置リスクを図解

ソファのダニを放置すると、さまざまな健康被害が出てくる可能性が高くなります。

  • かゆみ
  • 炎症
  • 鼻炎
  • 喘息
  • 結膜炎

これらは、ダニによるアレルギー症状などです。
生きているダニだけでなく、死骸やフンもアレルギーの原因になるため、退治は最後まで徹底して行いましょう。

ソファでダニを増殖させないための予防策4つ

ダニ予防のためにソファの周りを掃除する女性

ソファでダニを増殖させないためには、下記4つの予防策が有効です。

  • こまめにゆっくり掃除機をかける
  • 部屋を定期的に除湿をする
  • 洗濯できるカバーを取り付ける
  • ダニが増殖しにくいソファに買い替える手もある

すぐにできる予防策もあれば、買い替えてしまうほどの大規模な予防策もあります。
ダニが奥まで増殖してしまっている場合など、無理に格闘するよりも買い替えてしまった方がいい場合もあるでしょう。
買い替えるソファが高額だったり、思い出の品で処分したくない場合の手段としては、業者に依頼してしっかりダニ退治をしてもらうのが手っ取り早く、なにより効果的です。

こまめにゆっくり掃除機をかける

ダニにとっての栄養源であるホコリや食べこぼし、髪の毛や垢などは、なるべく少ない状況にしておくのがベストです。

そこで、こまめに掃除機をかけて栄養源をない状態にしておきましょう。
掃除機は、ゆっくりとさまざまな方向から丁寧にかけることがポイント。
また、ソファだけでなく部屋全体に掃除機をかけると、よりダニの発生を抑えることができます。

部屋を定期的に除湿をする

高温多湿を好むダニを予防するには、除湿が非常に効果的です。
ソファは年中加湿される部屋にあり湿度が高くなるだけでなく、人が座ることで湿度が高まります。
そこで、定期的に窓を開けて湿度を下げましょう

洗濯できるカバーを取り付ける

ソファそのものを洗うことは難しいため、洗濯できるカバーを取り付け、カバーをこまめに洗濯すると清潔を保ちやすくなります
食べこぼしやホコリ、髪の毛などの汚れはもちろん、ダニの死骸やフンもまとめて一気に落とせるのは大きなメリットです。

ダニが増殖しにくいソファに買い替える手もある

ダニ対策にそこまで手がまわらない!という場合には、ダニが増殖しにくいソファに買い替える手も。

  • 革や合成革製
  • 脚付き
  • ソファ内部の素材がポリウレタンフォーム

革や合成革製のほうが、ダニが増殖しにくい上、表面が布よりもツルツルしているためホコリなどのゴミが溜まりにくく掃除が簡単です。
ひじ掛けなどの骨組みも、布ではなく木材などのツルツルした素材であれば、よりゴミが溜まりにくくダニも発生しにくくなります。
また、ソファ内部の素材がポリウレタンフォームだと、ダニが住み着きにくいのでオススメです。

ダニのいないソファでリラックスタイムを楽しもう!

ソファでリラックスして快適に過ごすためには、日頃から予防策を講じてダニの増殖を抑えていくことが大切です。
こまめに掃除をするだけでなく、天日干しをしたり洗濯をしたりして、ソファを清潔な状態にしておきましょう。

ダニはソファだけでなく、家の中のさまざまな場所に生息します。
家中のダニをまとめて退治したいなら、専門の業者にまずは相談してみましょう。

ソファにもダニは増殖する!退治方法と手軽な予防策を徹底解説のよくある質問

  • Q. ソファのダニはコロコロで取れる?

    A.粘着力の高いコロコロであれば、ソファ表面のゴミやダニの死骸、フンを除去できます。
    ただし、生きているダニを取るのは難しいでしょう。
  • Q. ソファのダニはドライヤーで死滅する?

    A.ドライヤーは100度ほどの温風が出るため、風を当てるとダニを死滅させることができます。
    ただし、革製のソファは特に変色しやすいため、気をつけて使用する必要があります。
  • Q. ソファのダニはどうやったら退治できる?

    A.布製のソファなら、布団乾燥機やスチームアイロン、革製ならダニとりシートの使用が効果的です。
    ダニを死滅させた後は、必ず掃除機やブラシなどを使って死骸やフンも除去しましょう。

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