2025.11.10 2025.11.10
この記事では、雨樋(あまどい)の修理交換に火災保険が適用される条件や、火災保険による補償額の目安・活用法を徹底解説していきます。
「台風で雨樋が壊れたけど、火災保険は使えそう?」
「古くなって、建物各所で雨樋の金具が外れてるのをどうにかしたい!」
といったケースで保険活用を検討する方も多いでしょう。
自然災害による破損であれば補償対象となる場合がありますが、経年劣化などで適用されないケースも。
記事後半では、具体的な申請時の流れや注意点まで丁寧にご紹介。修理費を抑えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
雨樋修理・交換で火災保険は適用される?基本的な考え方

雨樋の破損や変形は火災保険が適用されるケースがあります。
火災保険は「火災による被害」だけでなく、台風・強風・大雪・雹(ひょう)などの自然災害による損害にも対応している保険です。そのため、強風で雨樋が歪んだり、大雪による落雪で破損した場合は補償の対象になることがあります。
ただし、加入している保険によっても異なるので、条件や申請条件をチェックしておきましょう。
雨樋修理・交換で火災保険が適用される条件【3つのルール】
火災保険で雨樋修理・交換が認められるには、いくつか条件があります。すべての破損が対象になるわけではなく、自然災害での損傷かどうか、損害額や申請時期などが重要な判断基準です。
- 自然災害で破損している
- 破損から3年以内の申請
- 損害額が20万円以上
ここでは、適用のために押さえておくべき3つのルールを解説します。
自然災害で破損している
火災保険が適用される基本条件は、自然災害によって雨樋が壊れた場合です。
台風・強風などによる「風災」、大雪や落雪による「雪災」、雹の直撃による「雹災」などが対象になります。
ただし、火災保険の契約内容によっては「雪災」や「水災」が補償外になっている場合もあるため、加入している保険の補償範囲を必ず確認しましょう。
破損から3年以内の申請
自然災害による破損であっても、申請期限(3年以内)を過ぎてしまうと火災保険は適用されません。被害を確認した時点から3年以内に申請すれば、修理の着手が後になっても問題ありません。
ただし、放置して時間が経過すると「経年劣化」と判断されるケースがあるため、台風や大雪のあとは早めの確認・申請をおすすめします。
損害額が20万円以上
火災保険の中には、「損害総額が20万円以上」という支払い条件(フランチャイズ方式)が設定されているものがあります。
部分的な修理だと金額が満たないケースもありますが、雨樋修理では足場代(10万円前後)が発生するため、トータルで条件を満たすケースが多いです。
一方で「免責方式」を採用している保険では、設定された自己負担額を差し引いた残額が支払われる仕組みです。自分の契約がどちらの方式か、保険証券で確認しておきましょう。
雨樋修理・交換で火災保険が適用されないケース【経年劣化による損傷】

火災保険は経年劣化(時間の経過による自然な老朽化)には適用されません。例えば、紫外線や雨風によって徐々に変色・たわみ・割れが生じた場合は、自然災害ではなく劣化とみなされます。
ただし、見た目では判断が難しいケースもあります。強風や積雪の影響か、単なる経年劣化なのか、判断は専門的な調査が必要です。よく分からない状況では屋根・雨樋の修理業者に現地調査を依頼し、損傷原因を特定してもらいましょう。
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雨樋修理・交換で火災保険が適用される事例・適用されない事例まとめ
ここでは、実際に火災保険が適用されるケースとされないケースを比較しながら整理します。
| 適用される事例 | 適用されない事例 |
|---|---|
| 台風の強風で雨樋が歪んだ、または破損した | 築年数が古く、経年劣化で割れや変形が生じた |
| 大雪や落雪で雨樋が外れたり変形した | メンテナンス不足により排水詰まりを放置して破損した |
| 雹(ひょう)が直撃して雨樋に穴が開いた | 工事中のミスや部材の取り付け不良による損傷 |
| 突風で飛来物が雨樋に衝突し破損した | 自分で誤って踏みつけたり、工具で壊してしまった |
| 豪雨や強風による飛散物が原因の外傷 | 自然災害と無関係な汚れ・サビ・色あせなどの劣化 |
自然災害による破損かどうかが判断基準となるため、まずは被害の発生状況をしっかり確認することが大切です。特に台風や大雪の直後は破損の有無を早めに点検し、3年以内に申請しましょう。
雨樋修理・交換で火災保険を申請する際の手順【簡単4ステップ】

雨樋が台風や大雪などの自然災害で壊れてしまった場合は、条件を満たせば火災保険で修理費用をまかなえます。とはいえ、「申請が難しそう」「何から始めれば良いのか分からない」という方も多いと思います。
実際の流れはそこまで複雑ではなく、ポイントさえ押さえればご自身で進められる内容です。
- 保険会社に連絡する
- 必要書類を提出する
- 保険会社の現地調査と審査
- 保険金を受け取る
ここでは、雨樋修理・交換で火災保険を使うときの手順を4つのステップに分けて解説します。
1.保険会社に連絡する
まずは加入している火災保険会社または代理店に連絡します。保険証券を手元に用意し、「契約者名」「証券番号」「破損箇所」「被害の原因(台風・雪・雹など)」を伝えます。
「〇年〇月頃の台風以降、雨樋が曲がって水が漏れるようになった」など、わかる範囲で構いませんので状況を整理して説明するとスムーズです。
電話のほか、Webフォームで受付している保険会社もあるため、案内に従って申請手続きを進めていきます。
2.必要書類を提出する
保険会社への連絡後、「保険金請求書」などの書類一式が郵送されます。内容に沿って記入し、雨樋修理の見積書や写真と一緒に提出します。
必要書類は以下の通りです。
- 保険金請求書(保険会社から送付される書類)
- 修理見積書(雨樋修理業者が作成)
- 被害状況の写真(破損した雨樋や周辺の様子)
- 事故状況のメモや説明書(いつ・どの災害で壊れたかを記載)
破損箇所の写真撮影を自分でやるのは危険なので、業者に撮影を依頼しましょう。
3.保険会社の現地調査と審査
損害額が大きい場合や状況確認が必要な場合、保険会社や鑑定会社の担当者が現地調査に来ることがあります。契約者の立ち会いのもと、雨樋の破損状況や周辺の被害を確認し、「自然災害による損傷か」「経年劣化ではないか」などを判断します。
このとき、台風や大雪の発生時期、被害に気づいたタイミングなどを質問されることがあるため、簡単なメモを用意しておくと安心です。
鑑定結果によっては保険金額が減額される、補償対象外と判断される場合もありますが、納得できない場合は再調査を依頼できます。
4.保険金を受け取る
書類審査と現地調査が完了すると、保険会社から支払い可否と保険金額の連絡があります。承認された場合は、事前に指定した口座に保険金が振り込まれます。
入金額を確認したら、雨樋修理・交換の見積もりと照らし合わせ、工事内容を最終決定します。足場代を含めた工事費用を保険金の範囲内でどこまでするか、業者としっかり相談しながら進めましょう。
火災保険の申請は一見むずかしそうに感じますが、流れ自体は「連絡する・書類を出す・調査を受ける・保険金を受け取る」というシンプルなものです。不安があれば、申請サポート対応の修理業者を選びましょう。
雨樋修理・交換で火災保険を活用する際の補償額目安
火災保険で雨樋修理・交換する場合の補償額は、おおよそ20万円と想定しておきましょう。実際の支給額は被害状況の範囲と修理見積もりに基づいて決定され、必要経費を上限に保険金が支払われます。
部分補修であっても、足場設置や部材交換を含めると20万円前後に達するケースが多く、保険適用の基準を満たしやすいです。
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雨樋修理・交換で火災保険を申請する際の注意点3つ
雨樋修理・交換で火災保険を申請する前に知っておくべき注意点を見ていきましょう。
悪徳業者に気をつける
「火災保険で無料修理できます」と甘い言葉で勧誘してくる業者に注意してください。実際、保険金を不正請求する業者や、保険金が出る前に高額な契約を迫る悪質なケースも報告されています。
- 「絶対に保険金が下りる」と断言してくる
- 「申請手続きも全部代行します」と強調する
- 「今すぐ契約しないと損」と急かしてくる
こうした業者は、保険会社からの調査で不正が発覚すると契約者側も不利益を受けます。契約前に複数の見積もりを取り、保険適用に詳しい信頼できる業者を選びましょう。
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修理費用全額は補償されない
火災保険はあくまで「自然災害による損害」を補うものであり、修理費用のすべてが支払われるわけではありません。
免責額(自己負担分)が設定されている場合や、経年劣化部分の修理が含まれる場合はその分が差し引かれます。
また、見積もり額よりも実際の工事費が低かった場合、差額が返金されることもありません。工事範囲や補償対象を明確にしたうえで、保険金額内で修理を進めましょう。
保険金の通知後に雨樋修理工事を契約する
火災保険の申請をしたからといって、すぐに修理契約を進めるのは避けましょう。保険会社の審査結果が出る前に工事を始めると、実際に支払われる保険金額と合わず、自己負担が大きくなるリスクがあります。
申請後はまず保険金の支払い可否と補償額の通知を待ち、その金額を確認してから正式に工事を依頼しましょう。部分補修や交換範囲が広い場合は、業者と見積もり内容をすり合わせ、費用の過不足がないようにすると良いです。
雨樋修理・交換で火災保険を活用!実績豊富な業者を探そう!
本記事では、雨樋修理・交換に火災保険が適用される条件や申請手順、注意点について解説しました。
自然災害による破損であれば、修理費の一部を補償してもらえる可能性がありますが、経年劣化の場合は対象外となります。また、スムーズに申請するには、保険の知識と現場対応に慣れた業者へ依頼しましょう。
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- 古い雨樋を新しく交換したい
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雨樋修理・交換時の火災保険活用に関するよくある質問
-
Q. 雨樋の修理や交換に火災保険は本当に使える?
A.台風・強風・大雪・雹などの自然災害で破損した場合は、火災保険の補償対象となります。経年劣化や老朽化による破損は対象外です。
-
Q. 火災保険の申請はいつまでにすれば良い?
A.被害発生日から3年以内に申請が必要です。台風や大雪の直後に早めの確認と申請を進めましょう。
-
Q. 火災保険を使えば修理費は全額補償される?
A.修理費が全額補償されるとは限りません。免責額(自己負担分)や経年劣化部分を除いて支給されます。



















