ハッカ油で駆除予定のコウモリ

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コウモリ駆除にハッカ油は有効?!追い出すための使い方や注意点を徹底解説!

2024.08.03 2024.09.03

この記事では、コウモリ駆除における、ハッカ油の有効性や使用上の注意点について徹底解説していきます。

さまざまな病原菌を保有しているコウモリは、できるだけ早く駆除したいもの。ハッカ油が使えるなら、比較的手軽にコウモリを追い出せますよね。ただし、使用する際にはいくつか注意点があるので、しっかり押さえておきましょう。

記事後半では、一度追い出した後の寄せつけない方法にも触れますので、コウモリ被害でお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

コウモリ駆除にハッカ油は有効?

コウモリ駆除に使うハッカ油

コウモリを撃退するのに、ハッカ油は有効です。コウモリは、ハッカ油に含まれる「メントール」に寄り付かないためです。

鳥獣保護法により守られているコウモリは、駆除するといっても殺すことはできないため、しっかり退治方法を検討しなければなりません。

殺傷せずに駆除する手段の一つとして、ハッカ油は効果的だと言われています。

ただし、すべてのコウモリにハッカ油が有効というわけではありません。多くのコウモリに効くハッカ油ですが、必ず退治できるわけではないことも覚えておきましょう。

コウモリの弱点

コウモリは嗅覚が非常に優れているため、メントールなどのスッとするニオイが苦手です。そのほか、光や超音波も弱点とされています。

民家に住み着くのは、「アブラコウモリ」であることが多いです。アブラコウモリは視力が弱く、明暗しか分からないとされています。そのため、強い光を当てると最初は驚くものの、時間の経過と共に慣れてしまうケースが多くなっています

光と同様に超音波も慣れてしまう可能性が高いため、コウモリの弱点を利用して駆除するなら、優れた嗅覚に働きかける方法が良いでしょう。

コウモリ駆除でのハッカ油の使い方

コウモリ駆除でハッカ油を使うなら、ハッカ油スプレーを使うと良いでしょう。ここでは、ハッカ油スプレーの作り方と使い方をご紹介します。

ハッカ油スプレーの作り方

コウモリを追い出すためには、ハッカ油をスプレーで使う方法がおすすめ。材料は、ドラッグストアや100円ショップなどで手に入るものがほとんどです。

なお、作成時は、ゴム手袋をして、材料に直接触れないようにしてください。

  1. スプレーボトルに無水エタノール10mlを入れる
  2. ハッカ油を50滴ほど入れてよく振る
  3. ハッカ油が溶けたら、精製水を90ml入れる
  4. よく振って混ぜる

スプレーボトルは、溶ける可能性があるポリエチレン製を避け、ガラスやポリプロピレン製を選びましょう。ハッカ油の多さは、ニオイの強さを確認しながら調整します。

作ったハッカ油スプレーは、徐々にニオイが弱まるので1週間で使い切ることが大切です。

ハッカ油スプレーの使い方

ハッカ油スプレーができたら、いよいよ駆除に入ります。駆除の際はコウモリが飛び回ったりフンや菌などが舞いがったりするので、安全のためにマスクやゴーグル、帽子、ゴム手袋、長袖長ズボンなどを着用しましょう。

おすすめの駆除時間帯は、コウモリが活動を始める「夕方以降」です。

昼間は活動的ではなく、スプレーを使っても追い出せない可能性があります。

  1. 窓を開けるなどして、コウモリの逃げ道を作っておく
  2. コウモリの巣や出入口、通り道にハッカ油スプレーを散布する

スプレーを散布する際は、あらかじめ作っておいた逃げ道方向へ誘導するようにすると効果的です。作ったスプレーを全量使い切るくらい、巣の周辺は全体的にしっかり散布しましょう。

また、ニオイが薄れるとハッカ油スプレーによる追い出し効果は低くなります。そのため、1~2日に一度など、こまめにスプレーを散布すると効果的です。

コウモリ駆除にハッカ油を使う際の注意点【4つのポイント!】

コウモリ駆除でハッカ油を使う時の注意点

ハッカ油スプレーでコウモリを追い出す際は、下記4つのポイントを押さえておきましょう。

  • 火の近くで使わない
  • 妊娠中や授乳中はなるべく使用を避ける
  • 子どもやペットの近くでは使わない
  • 夏~秋は業者に任せたほうが安心

それぞれについて、詳しくご紹介します。

火の近くで使わない

ハッカ油は、引火点が80度と低いのが特徴。ストーブやコンロなど、火の近くで使うと大変危険です。近くでなくても、ハッカ油スプレーはストーブやコンロなどをすべて切ってから使うようにしましょう。

また、静電気でも引火する危険があります。スプレーする際は、静電気を逃がすために木やコンクリートなどに触れてから使用すると安全性が高まります。

妊娠中や授乳中はなるべく使用を避ける

ハッカ油には、子宮を収縮させたり血圧を上昇させたりする効果があります。

体温を下げて鎮静させる効果もあるため、特に妊娠中の女性がいる場合は注意して使用しなければなりません。

子どもやペットの近くでは使わない

ハッカ油スプレーでは、薄めたハッカ油を使います。原液のハッカ油は刺激が強く、直接触れたり目に入ったりすると炎症を起こす危険があるためです。

ただし、皮膚がまだ薄い幼い子どもは、薄めたハッカ油でも炎症を起こす可能性があるため注意しなければなりません。

また、コウモリと同じく嗅覚が優れた犬やネコなどのペットがいる場合も、ハッカ油スプレーの使用を避けましょう。ハッカ油のニオイによって、体調不良を起こすことがあります。ハムスターやウサギ、鳥類のペットがいる場合も、使用は避けたほうが安心です。

夏~秋は業者に任せたほうが安心

コウモリは、夏になると繁殖が始まります。とても攻撃的になる時期なので、ハッカ油スプレーを使うと必要以上に刺激してしまう危険があります。コウモリはさまざまな病原菌を保有しているので、安全のため、業者に依頼して駆除してもらうのが良いでしょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

また、秋になると子どもが産まれているケースがあり、ハッカ油スプレーを使うことで子どもが死んでしまうリスクがあります。意図的でなくても殺傷は違法となるため、この時期の駆除も業者に任せたほうが安心です。

ハッカ油以外の手軽なコウモリ駆除方法は?【4つの対処法】

鳥獣保護法により、コウモリを捕獲したり殺傷したりする行為は法律違反になります。違反した場合には1年以下の懲役もしくは罰金が科せられるため、自分でできるのは「追い出す」のみとなります。

小さい子どもがいたりペットがいたりしてハッカ油スプレーが使えない場合は、コウモリを追い出すのに下記の方法を検討してみましょう。

  • ハーブを育てる
  • 忌避剤を使う
  • 燻煙剤を使う
  • 業者へ依頼する

それぞれについて見てみましょう。

ハーブを育てる

コウモリの出入口になっている換気扇や軒下などの近くでミント系のハーブを育てれば、常時追い出し効果が期待できます。

ハッカ油スプレーを定期的に散布しなくても常にハーブの香りがするため、手間をかけずにコウモリ除けが可能です。

忌避剤を使う

市販の、コウモリ用の忌避剤を使う方法も有効。

自分でスプレーを作る手間なく、手軽に使える点がメリットです。また、ピンポイントでしっかり届くように考えられたノズルが付いているなど、コウモリを追い出すのに特化して作られている点も市販の忌避剤を使う魅力となります。

ただし、忌避剤を使う際も、ハッカ油スプレーと同様に子どもやペットがいても使用に問題ないかを確認する必要があります。また、使用時はマスクやゴーグルを着用して安全にも配慮しましょう。

燻煙剤を使う

燻煙剤なら、屋根裏などに住み着いたコウモリも効果的に追い出せます。近付きにくい場所に巣がある場合も、燻煙剤が効果的です。

ただし、コウモリ用の燻煙剤は多くありません。見つからない場合は、ハッカ成分が含まれるネズミなど用の燻煙剤を使ってみると良いでしょう。

業者へ依頼する

安全に、徹底的にコウモリを駆除するなら、業者へ依頼するのがベストです。専門業者による駆除なら、コウモリが戻ってきて再び住み着いてしまうリスクも低くなります

小さな子どもやペットがいたり、コウモリに近付くのが難しかったりする場合は、特に業者へ依頼するのがおすすめです。

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コウモリ駆除時の注意点【ハッカ油に限らず自分で対処する場合】

コウモリを駆除する際は、下記の注意点を押さえておきましょう。

  • コウモリのフンは触らずに処理する
  • 最後に必ず消毒する

安全に作業するために、それぞれしっかりチェックしておくと安心です。

コウモリのフンは触らずに処理する

コウモリは多くの病原菌を持っていますがフンにもさまざまな菌が含まれるため、直接触らないよう注意しなければなりません。

ゴム手袋やマスクを着用した上で、ほうきやちりとりなどを使ってゴミ袋に入れ、しっかり封をして処理しましょう。

最後に必ず消毒する

巣があった場所やコウモリがいた場所、フンがあった場所に菌が残っていると、感染症のリスクがあります。そこで、エタノールや次亜塩素酸ナトリウム液を使って徹底的に消毒しましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

【ハッカ油などでコウモリ駆除できたら】もう寄せ付けない!2つの対策

ハッカ油などを使って追い出す予定のコウモリのイメージ

コウモリを追い出せたら、二度と寄り付かせないための対策も必須です。

  • 小さな穴やひび割れをふさぐ
  • 物置や雨戸なども定期的に掃除する

上記2つの対策だけでもコウモリが寄り付きにくくなるので、ぜひ実践しましょう。

小さな穴やひび割れをふさぐ

身体が小さいコウモリは、1cmほどの小さな穴や隙間からでも侵入してきます。

  • 壁の穴やひび割れ
  • 雨戸の戸袋
  • 使っていない換気扇
  • エアコンのホース

上記をはじめとした場所から侵入し住み着くので、パテや目が細かい金網を使って進入路を塞いでおきましょう

物置や雨戸なども定期的に掃除する

コウモリは、人目につきにくく安全な場所を好んで住み着きます。そこで、物置や雨戸など、そう頻繁に使わない場所を定期的に掃除するとコウモリが寄り付きにくくなります。

また、コウモリのフンがあるとほかのコウモリが寄ってくるため、定期的にしっかり掃除すると効果的です。

コウモリはハッカ油だけでの駆除が難しい!困ったらまずはプロへ相談を

コウモリは法律により自分での駆除ができないため、ハッカ油を使うなどして「追い出す」ことしかできません。根本的な駆除は、プロの業者へ依頼しましょう。また、駆除したり追い出したりした後は、寄せつけないための対策を実施することも大切です。

コウモリ駆除依頼の際は、セーフリーで条件を絞り込んでみてください。多数の業者を掲載しているので、任せたい業者を見つけたらまずは問い合わせてみましょう!

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コウモリ駆除にハッカ油は有効?!追い出すための使い方や注意点を徹底解説!のよくある質問

  • Q. コウモリの駆除にハッカ油はどのくらい効果がある?

    A.

    コウモリは嗅覚が優れているため、ハッカ油を使うと効率的に追い出せます。すべてのコウモリを必ず追い出せるわけではないものの、光や超音波よりも高い効果が期待できます。

  • Q. ハッカ油以外でコウモリ駆除に効果的なアイテムは?

    A.

    ハッカ油以外では、下記アイテムが有効です。

    ・ハーブ
    ・忌避剤
    ・燻煙剤

    ほか、業者へ依頼する方法も効果的です。

  • Q. コウモリは自分で駆除できる?

    A.

    鳥獣保護法により、コウモリを捕獲したり殺傷したりすることは禁じられています。そのため、自分では追い出すことしかできません。駆除は、専門の業者へ依頼しましょう。

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