屋根裏のコウモリを確認中

屋根裏にコウモリ!?確認方法や危険性など対処法を徹底解説【駆除時の注意点も】

2024.08.03 2024.09.03

この記事では、屋根裏にコウモリがいる場合の対処法について徹底解説します。

「屋根裏から羽音が聞こえるけど、これってコウモリ…?」
「コウモリがいる!追い出す方法は?」
「自力でも駆除できそう?」

上記のような悩みを解決!コウモリがいるかどうかの確認方法から追い出し方まで、丁寧に説明していきます。

記事後半では、駆除時の注意点費用を抑えるコツにも触れますので、ぜひ最後までご覧ください。

屋根裏に潜む害獣はコウモリ?3つの確認方法

屋根裏のコウモリを調査中

家の天井裏に住み着いているのがコウモリか、それとも他の動物の可能性もあるのか、目視できていない場合は、まずその正体を見極められると良いでしょう。

ここでは、屋根裏にコウモリがいるかどうか確認するための、3つの方法を紹介します。

羽音

コウモリが家の中にいる場合、夜間にバサバサとした羽音が聞こえるかもしれません。羽音は、ネズミやハクビシンなど他の害獣にはない音ですので、コウモリだと特定しやすい要素です。

夜行性のコウモリは、夕方から夜にかけて活発に飛び回るため、静かな夜に羽音を確認できれば、コウモリが潜んでいる可能性が高いと言えます。

鳴き声

コウモリは超音波を使ってコミュニケーションをとるため、鳴き声は人間の耳には聞こえません。しかし、危険を感じたときや驚いたときに「キーキー」「ジージー」などの音を発する場合があります。

これらの音が聞こえる場合、コウモリの存在を疑ってみましょう。ただし、頻繁に鳴き声が聞こえる場合は、コウモリ以外の害獣がいる可能性が高いため、他の方法も組み合わせて判断しましょう。

フンの形状

コウモリのフンは、存在を確認する上で非常に有効な手がかりとなります。

コウモリのフンは黒褐色で小さく、5~10mm程度の粒状です。

さらに、フンの中には昆虫の殻や食べ残しが含まれており、他の害獣のフンと区別するポイントでしょう。フンは、コウモリの住処や通り道に散らばっている場合が多く、定期的な確認が必要です。

屋根裏のコウモリを追い出す方法4つ

屋根裏にコウモリが住み着くと、騒音被害はもちろん、排泄物や寄りついてくるダニによる健康被害が懸念されます。また、コウモリは鳥獣保護法によって守られているため、適切な方法で追い出さなければいけません。

ここでは、コウモリを屋根裏から追い出すための4つの方法を紹介します。

  • 害獣駆除業者に依頼する
  • 忌避剤を使用する
  • 蚊取り線香を炊く
  • ライトを照らす

順番に確認していきましょう。

害獣駆除業者に依頼する

最も確実で安全な方法は、専門の害獣駆除業者に依頼すること。専門業者は、コウモリ駆除の経験とノウハウを持ち、薬剤や専門機器を使用して効果的に駆除します。

また、業者独自のアフターサービスが充実しているため、再発防止策もしっかりと講じてくれるでしょう。そもそも屋根裏での駆除作業は危険が伴うため、プロに任せるのが最善の選択です。

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忌避剤を使用する

コウモリを追い出すには、スプレータイプの忌避剤を使用するのも効果的です。忌避剤はコウモリの嫌がる成分を含んでおり、コウモリが寄り付かなくなります。

市販の忌避剤はドラッグストアやホームセンターで購入可能、使い方も簡単です。ただし、効果を持続させるには定期的な使用が必要。また、天然成分配合のものを選べば、より安全に使用することができます。

蚊取り線香を炊く

コウモリは強い香りを嫌うため、蚊取り線香の煙も有効でしょう。屋根裏に蚊取り線香を炊くことで、コウモリを追い出せる可能性が高いです。

この方法はコウモリが一時的に侵入している場合に効果的で、比較的手軽に実行できます。ただし、屋根裏に登る必要がある上に火を使うため、怪我や火災のリスクは考慮しなければいけません

ライトを照らす

夜行性のコウモリは光を嫌がる習性があります。そのため、LEDライトや強い懐中電灯を屋根裏に設置すれば、コウモリを追い出せます

コウモリが活動している夜間の時間帯に照明を使うと効果的でしょう。光を嫌う性質を利用するこの方法は、コウモリを傷つけることなく追い出す手段なので、法律的にも問題ありません。

コウモリはなぜ屋根裏に住み着く?【生態について】

屋根裏のコウモリを対策中

コウモリが屋根裏に住み着く理由は、生態や環境に対する習性に深く関係しています。

  • 暗くて暖かい環境が好きだから
  • 雨風から身を守るため
  • 虫などのエサがあるため
  • 侵入経路があるため

コウモリが屋根裏を選ぶ4つの理由について解説します。

暗くて暖かい環境が好きだから

コウモリは暗い場所を好む夜行性の生き物です。また、暖かい環境を求める傾向があります。

現代の住宅は高性能な断熱材を使用しており、冬でも屋根裏は比較的温かく保たれています。さらに昼間は暗く、外敵から身を守るのに適した環境であるため、コウモリにとって理想的な住処なのです。

雨風から身を守るため

コウモリは外部環境に敏感であり、天候の変化に弱い生き物です。雨や強風にさらされると体力を消耗し、活動に支障をきたすため、雨風をしのげる安全な場所を求めます。

屋根裏は避難場所として最適であり、外界の影響を遮断できるため、コウモリにとっては魅力的な隠れ家となります。

虫などのエサがあるため

屋根裏は、多くの害虫が集まりやすい場所でもあります。主な食料となる蚊や蛾、その他の小さな昆虫が豊富に存在するため、コウモリにとってエサの宝庫と言えるでしょう。

このような条件が揃っている場所では、一度住み着くとなかなか離れることはありません。豊富な食糧供給が続く限り、屋根裏はコウモリにとって理想的な居場所となり得ます。

侵入経路があるため

コウモリは非常に小柄で、わずかな隙間からでも侵入できる能力を持っています。

1センチメートル程度の隙間があれば、コウモリは簡単に屋根裏に入り込んできます。

壊れた換気口や隙間のある屋根構造は、コウモリにとって絶好の侵入経路となります。屋根裏に劣化や構造上の問題がある場合は、コウモリが住み着くリスクが高まるでしょう。

屋根裏のコウモリを放置するリスクとは【深刻な健康被害に発展する可能性】

屋根裏にコウモリが住み着いてしまい、そのまま放置しているとさまざまな問題を引き起こす可能性があります。

考えられる健康被害やトラブルについて確認しましょう。

騒音被害や感染症にかかる

コウモリは夜行性のため、主に夜間に活動します。そのため、深夜に羽音や鳴き声が聞こえ、住人の睡眠を妨げる騒音被害に発展します。不眠やストレスが蓄積し、精神的な健康を損なう可能性もあるでしょう。

さらに、コウモリはさまざまな病原菌や寄生虫を持ち運ぶ害獣。ダニやノミといった害虫が、コウモリの体表や糞尿に付着し、室内に広がるとアレルギー症状や感染症のリスクが高まります

免疫力が低い小さな子供やペットがいる家庭では、コウモリが媒介する病気への感染リスクが一層増すでしょう。

建物に被害が出る

コウモリが屋根裏に住み着くことで、糞尿による経済的な被害も無視できません。コウモリの糞は酸性が強く、建材を腐食させてしまうのです。被害が進行すると、屋根裏の柱や天井の構造が弱まり、建物全体の耐久性が損なわれることになります。

木造住宅では、腐食が原因で柱が腐ったり、天井にシミができ、最終的に天井が抜ける可能性も考えられます。修繕費用も大きくなるでしょう。

また、悪臭が発生し、居住環境の質が著しく低下するかもしれません。これらの問題を防ぐために、早期の対策が必須です。

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屋根裏のコウモリ駆除は自分でできる?【法律問題について】

屋根裏のコウモリを確認中

コウモリは鳥獣保護法で保護されており、傷つける行為は法律違反です。

違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。

そのため、殺処分ではなく追い出すか予防しか出来ません。

そのため、害獣駆除の許可や資格を保有したプロの業者に依頼するのが安心で確実。プロは法令を遵守しつつ、コウモリを効果的に追い出し、再侵入を防ぐための対策も施してくれます。

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屋根裏のコウモリ駆除はいつがベスト?

コウモリ駆除に最適な時期は、4月〜6月です。この期間は個体数が少なく、出産が始まっていないため、効率的に駆除できます。夏の7月から8月は出産期で駆除が難しくなる上、法律違反のリスクもあります。

また、11月から3月は冬眠期であり、この期間の駆除は効果が期待できません。4月〜6月を逃した場合は、9月から10月に駆除依頼すると良いでしょう。適切な時期を選ぶことにより、安全かつ効果的な駆除が可能です。

屋根裏のコウモリ駆除を依頼する場合の費用相場

屋根裏のコウモリを対応中

コウモリ駆除を専門業者に依頼する費用相場は、20,000~30,000円程度です。しかし、駆除する箇所の数や作業内容によっては、これ以上の費用がかかるのも想定しないといけません。

費用を抑えるには、複数業者から見積もりを取るのが重要です。最低でも3社以上の見積もりを比較すれば、コストパフォーマンスの高い業者を見つけられるでしょう。

また、割引やキャンペーンを実施している業者を探すのも良いです。期間限定割引やインターネット限定の特別料金を提供している場合もあるため、事前に調査してお得なプランを選びましょう。

屋根裏のコウモリを確実に駆除するなら業者に依頼すべし!

今回は、屋根裏にいるコウモリの対処法について解説しました。

屋根裏にコウモリがいる場合、放置すればするほど健康リスクや建物の被害が高まるため、すみやかな駆除が必須です。また、自力で屋根裏に登って対策するのは大変危険ですので、プロにご相談いただくことを強くおすすめします。

コウモリの存在が疑われる際も、まず業者に相談しましょう。駆除業者をお探しの際は、比較検討に便利なセーフリーの検索システムをご活用ください。地域、条件などを指定して、業者を簡単にピックアップできる仕様となっています。気になる業者を見つけたら、無料見積もりに進んでみましょう!

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屋根裏にコウモリ!?確認方法や危険性など対処法を徹底解説【駆除時の注意点も】のよくある質問

  • Q. 屋根裏のコウモリは一匹とは限らない?

    屋根裏に住み着いたコウモリは一匹とは限りません。繁殖する害獣ですので、放置すればするほど増えていきます。

  • Q. コウモリが住みつきやすい家の特徴は?

    断熱材などを使用した温かい屋根裏、害虫などのエサが多い家は、コウモリが好む環境です。

  • Q. コウモリは人間に攻撃する?どのくらい危険?

    日本で見られるコウモリは、人間を襲うことは滅多にありません。ただし、コウモリを刺激すると攻撃してくる可能性があります。