2024.10.06 2024.10.06
この記事では、木の抜根にかかる費用相場を徹底解説します。
「どのくらいの木のサイズから抜根が必要?」
「根の回収・整地にも結構費用がかかるって本当?」
といった疑問をお持ちの方も必見です。
記事後半では、なるべく安く抜根まで依頼するコツもご紹介。庭木や植栽の抜根を検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
木の抜根にかかる費用相場
抜根とは、木の根っこを引っこ抜く作業のことをいいます。抜根にかかる金額は「抜根のみ」もしくは「伐採を伴う抜根」で大きく異なります。また、伐根した根の処分や整地には別途費用がかかることもあるので要注意です。
以下では、抜根作業にかかる料金相場を詳しくご紹介します。
抜根にかかる費用相場
抜根にかかる費用は、幹の太さで決まることが多いです。
太さ | 値段 |
---|---|
30cm未満 | 3,000~6,000円 |
30~50cm未満 | 8,000~20,000円 |
50~80cm未満 | 25,000円~35,000円 |
80cm以上 | 要見積り |
80cmを超える幹の場合、別途重機を使用しなければならない可能性があり、見積もりが必要になります。
また、木の伐採は、木の高さで値段が決まることが多いです。木が高ければ高いほど、幹も太くなるため、伐採・抜根に数万円〜十数万円は必要になります。木の伐採を検討している人は、こちらを参考にしてくださいね。
さらに詳しく知りたい方はこちら
庭木伐採にかかる費用は?樹種・サイズ別の料金相場や安く抑えるコツも紹介
2024.09.06 2024.09.06
幹や根の回収にかかる費用相場
伐根費用とは別に、根の回収費用を請求する業者もいます。根の回収費用も、幹の太さで決まることが多いです。
太さ | 値段 |
---|---|
30cm未満 | 3,000~15,000円 |
30~50cm未満 | 10,000~20,000円 |
50~80cm未満 | 20,000円~30,000円 |
80cm以上 | 要見積り |
業者に見積もりを出す際は、伐根費用に加えて根の回収にかかる費用も入っているかどうか確認することをおすすめします。
整地にかかる費用相場
抜根した後の穴が空いた地面の整地は、1㎡あたり600円〜1,000円程度費用が必要になります。
伐採・抜根・根の回収・整地をすべて依頼すると、木の太さ・高さによって異なりますが、2万円〜20万円ほどかかることを押さえておきましょう。
木の抜根にかかる費用が相場よりも高くなる要因
抜根したい木によって必要になる費用が大きく異なることをご紹介しました。木の抜根にかかる費用は、どのようなときに数十万円ほどかかるのでしょうか。
以下では、木の抜根にかかる費用が相場よりも高くなる要因をご紹介します。
木の幹が太い
木の幹が太ければ、太い幹を支えるために根が発達しているため、抜根にかかる金額も大きくなる可能性が高いです。
例えばシンボルツリーとして人気なシマトネリコやキンカンは、大きく育っても幹は15センチ程度にしかならず、3,000~6,000円で抜根できます。一方で、イチョウや松などは100センチを超える太さになり、数十万円ほどかかる可能性があります。
抜根したい理由が、「木が伸びすぎてしまった」「落ち葉が気になる」などの場合、伐採のみの依頼もおすすめ。
他にも、たとえば、お庭全体のリフォームに伴って抜根したいケースなら、数十万円ほどかけてする価値があるのかをじっくり考えてみましょう。
重機を使用する
イチョウ、松、桜の木のように、幹が太い木は人間の手だけでは抜根ができず、重機を使用しなければなりません。
重機を使用すると追加で5万円ほどかかるため、幹が太い木は費用が高額になる傾向があります。また、重機が入れない場所にある・木が生えている場所が斜めになっているなどの悪条件の場合、さらに費用がかかる可能性もあります。抜根に30万円以上かかることもあるので、抜根をするかどうか慎重に検討しましょう。
木の抜根を相場よりも安く依頼するための5つのポイント
思ったよりも抜根するには費用がかかると思っている人も多いのではないでしょうか。実は、抜根を安く押さえるためには、次のようないくつかのポイントがあります。
- 根の処分や整地を自力でやる
- 秋から冬の間に依頼する
- 補助金が使えないか検討する
- 複数の造園業者や庭師から見積もりを取る
- 造園業者や植木屋の実績を確認する
以下では、それぞれのポイントについて詳しくご紹介します。
根の処分や整地を自力でやる
抜根後の根の処分や整地を自分でやることで、抜根にかかる費用を抑えられます。
業者に依頼することで自分の車を土や葉っぱで汚さずに処分してもらえたり、綺麗に整地してもらえたりしますが、プロの技であるためその分費用がかかります。
根のサイズによっては大変な労力がかかる上、もちろん作業完了時の見栄えも今ひとつかもしれませんが、重いものを運ぶ力がある人や、根を分解して処分することをいとわない人におすすめです。自分でやる場合は、安全第一で作業にとりかかりましょう。
秋から冬の間に依頼する
すぐに抜根する必要がない人は、秋から冬の間に依頼することで節約ができます。
秋から冬の季節は、乾燥で樹木の重さが減っています。抜根や回収にかかる労力を減らせるため、相場よりも安くなる可能性が高いです。
補助金が使えないか検討する
自治体によっては、庭木の伐採・抜根に補助金が使えるケースがあります。自分の住んでいる自治体の補助金制度を調べてみましょう。
例えば、富士市の場合、「茶園転換支援事業補助金」により抜根にかかる費用を14万円まで負担してくれる制度があります。
補助金が使えるのは、富士市の例のように、抜根・整地後の土地の利用目的が生産活動・事業に限られるケースがほとんど。しかし、もしそういった利用法を考えているなら、補助金利用も一つの手です。
複数の造園業者や庭師から見積もりを取る
複数の造園業者や庭師から見積もりを取ることで、費用を抑えて抜根できます。
相見積もりを取ることで、最も安価な金額を提示してくれる業者を選べます。また、相見積もりに来てくれた業者と、抜根・回収・整地などについて細かく質問することも可能です。
特に費用だけで業者を決める人は、細かいサービスの有無を必ずチェックしておきましょう。
造園業者や植木屋の実績を確認する
造園業者や植木屋の実績を確認することで、費用を抑えながら気持ちよく依頼できるでしょう。
実績が豊富な業者は作業に慣れており、木の特性に合わせて効率よく抜根してくれたり、庭の土に合わせて整地をしてくれたりします。作業が効率よく進み、トラブルになる可能性も低く、作業自体も早く完了。その分費用も抑えられることが多いので、業者選びは念入りに進めましょう。
木の抜根は業者に頼んでサクッと終わらせよう
木の根は思っているよりも深いところにあるため、自力で抜根するのは難しいもの。無理に抜根しようとすると、腰を痛めたり、スコップなどで手を傷つけたりする可能性があります。
植木や庭師などの業者に依頼して、サクッと抜根してもらいましょう。良心的な価格で作業実績も安心の業者を見つけたい人は「セーフリー」をご利用ください。
セーフリーでは、「見積もり無料」「出張費無料」「休日・祝日割増なし」などを見比べながら業者を選べます。見積もりを取る業者を選んだり、口コミを見て評判がいいところを探したりしやすいので、初めて造園業者や植木屋さんに依頼する人でも安心して相談できるでしょう。
気になる業者が見つかったら、まずは見積もりをとって実際の抜根費用を把握してみましょう。
抜根にかかる費用相場は?安く木を抜く5つのポイントも解説のよくある質問
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Q. 木の抜根にかかる費用相場は?
A.根の太さにより3,000円〜35,000円と大きく費用相場が異なります。また、80センチ以上ある幹の場合は、見積もりが必要です。
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Q. 相場よりも高くなるのはどんなとき?
A.幹が太いときや、重機が必要になるときは金額が高くなります。
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Q. なるべく安く木を抜根するには?
A.樹木が乾燥する時期に依頼する、複数の業者見積もりを取るなどのコツがあります。