2024.11.06 2026.06.11
ツバキ(椿)は、剪定する時期を間違えると翌年の花が咲かなくなることがあります。そのため、美しい花を毎年楽しむには、適切な時期に正しい方法で剪定することが大切です。
この記事では、ツバキの剪定に適した時期や切り方の手順、お手入れのポイントまでわかりやすく解説します。大きくなりすぎたツバキの対処法や業者へ依頼する目安も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次
椿(ツバキ)の剪定時期は花後の3〜5月がベスト

ツバキを剪定するなら、3~5月がベストです。6月には花芽が付き始めるため、その前に剪定すると良いでしょう。
ツバキにはさまざまな品種があり、花が咲く時期もさまざまです。3~4月頃に咲く品種のほか、11月頃には開花する品種もあります。どちらの場合も花が枯れてから花芽が付く6月までの間までが最適な時期。
| 品種 | 剪定時期の目安 |
|---|---|
| ヤブツバキ | 4月〜5月中旬 |
| オトメツバキ | 5月上旬〜5月下旬 |
| 侘助(ワビスケ) | 3月下旬〜4月下旬 |
| ユキツバキ | 5月中旬〜6月上旬 |
| 金花茶(キンカチャ) | 3月〜4月 |
ツバキは、毎年1回、剪定すると健康を維持しやすくなります。剪定しないとどんどん大きくなり樹形が乱れてしまうので注意しましょう。また、日当たりや風通しが良くなり、花芽も付きやすくなります。
ただし、ツバキに負担をかけてしまう真夏や真冬は、剪定を避けましょう。

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椿(ツバキ)の剪定時に揃えておきたい道具
ツバキの剪定では、お手入れを始める前に揃えておきたい道具があります。
- 剪定用手袋
- 剪定バサミ
- 庭木バサミ
- 剪定ノコギリ
- 癒合剤
- 脚立
剪定で必須とも言える剪定用手袋と剪定バサミは、忘れずに用意しましょう。細かい部分の剪定用に庭木バサミ、太い枝を切る用に剪定ノコギリもあると安心です。
太い枝を切った場合、切り口から細菌が入って病気や腐敗しないよう、必ず「癒合剤」が必要です。癒合剤は傷口を保護するだけではなく、自己治癒力を助ける働きもあります。
樹高が高くなってきたツバキを剪定するなら、脚立も必要です。脚立使用時は、一番上の段に乗ったり上を向いて剪定したりすると危険なので、注意して使いましょう。

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椿(ツバキ)の基本的な剪定方法【2つのお手入れの仕方】

ツバキの剪定は次の剪定方法が基本です。
基本的には「透かし剪定」で樹形も整えていきますが、それでも整わない場合は「樹形を整える切り戻し剪定」を進めましょう。
透かし剪定

ツバキの「透かし剪定」は、混み合っている不要な枝を根元から間引き、株の内部まで風通しと日当たりを良くする剪定技法のことです。
ツバキをバリカンなどで丸く刈り込むのとは違い、枝の自然なラインを生かしながら、全体のボリュームを「ふんわりと軽く」仕上げます。
手順は以下を参考にしましょう。
- 枯れ枝や病気の枝を落とす
- 逆さ枝などを間引く
- 混み合っている部分を整える
- 全体のバランスを遠くから確認する
切るときは「枝の付け根」からにしましょう。枝の途中で中途半端に切ってしまうと、そこから細かい枝が一斉に吹き出してしまい、剪定前より余計に混み合ってしまいます。
切り戻し剪定
切り戻し剪定は、大きくなった木を小さくしたいときや、全体のシルエットを大きく整えたい時に行う剪定方法です。毎年もしくは、2〜3年に一度のペースが目安。特に、春咲きのヤブツバキ、ワビスケなどは樹形が大きくなりやすいので、気になる場合は毎年剪定しましょう。
- びよんと長く伸びすぎた枝(徒長枝)を、他の枝の長さに合わせて短く切り詰める
- 切る位置は、残したい葉や芽のすぐ上(数ミリ〜1cm上)
- 全体のバランスを見ながら、ドーム状や円錐形になるよう外側を整える
特に太い枝を切る際はいきなり切ると、枝の重みで折れて樹皮がめくれてしまうことがあります。そうならないよう次のコツを押さえておきましょう。
- 必ずノコギリを使う
- 「三段切り」を行う:カットしたい位置より少し先端の下側に1/3程切り込みを入れ、さらに先端部分から枝を切っていく
剪定時は、花芽を落とさないよう注意しましょう。
切るべき不要な枝

ツバキの剪定では、不要な枝などを切って全体的にスッキリさせる必要があります。切るべき枝は、主に下記です。
- 弱っている枝
- 枯れている枝
- 伸びすぎている枝
- 密集しすぎている枝
- 交差している枝
- 内側へ伸びている枝
- 下向きに伸びている枝
- 幹の根元から生えている枝
- 幹の途中から伸びている枝
- 株元から生えている弱い枝
- 複数の枝と並行して伸びている枝
これらを剪定すると、樹形を整えられるだけでなく、ツバキを健康に育てやすくなります。
椿(ツバキ)の剪定を成功させる3つのコツ

ツバキの剪定を成功させるためのコツも、ここでチェックしていきましょう。
枝・葉は分岐の付け根で剪定する
ツバキは、枝や葉は、分岐の付け根で剪定するのが基本です。特に肉厚の葉は、途中で切ってしまうと切り口が茶色くなり、見た目が悪くなってしまいます。
ツバキの美しさを際立たせるためには、枝も葉も分岐の付け根で丁寧に剪定しましょう。
外芽の上で切るのもGOOD
枝の外側に付いている「外芽」は、これから枝になる芽です。枝の内側にも枝になる芽が付きますが、内側に枝が伸びると樹形は美しくならず、枝が混み合ってしまう可能性があります。そこで、外芽をなるべく残すように剪定すると樹形が整いやすくなります。
特に、枝分かれがない枝を剪定したい場合や分岐点で切ると枝が短くなりすぎる場合は、外芽の上で切るようにすると安心です。
花芽を残す
ツバキの美しい花を楽しむには、花芽を落とさないよう注意して剪定するのが重要です。花芽は葉芽と間違えやすいため、ここで見分け方もチェックしておきましょう。
- 花芽:丸みがあり、ふくらんでいる
- 葉芽:細く、尖っている
ただし、花芽が付いたばかりの6~7月頃は、花芽も葉芽も同じような見た目をしています。間違えて花芽を落としやすい時期なので、花芽が付く前のタイミングで剪定するのがオススメです。
椿(ツバキ)の剪定ではチャドクガに注意!
ツバキに付きやすい害虫では、「チャドクガ」が知られています。幼虫は葉の裏に隠れていることが多く、毒針毛(どくしんもう)があり、刺さると赤い発疹と強烈なかゆみの症状が出ます。
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チャドクガの毒針毛はとても軽く、直接触れなくても風で舞い皮膚に付着する危険あり!
チャドクガが危険を感じると毒針毛を飛ばしてくるため、十分に注意して作業しなければなりません。
ツバキ全体に発生しているなら、殺虫剤などの薬剤を使いましょう。
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椿(ツバキ)の剪定は業者への依頼もおすすめ!

安全にツバキの剪定をしたいなら、プロの業者への依頼もおすすめです。プロなら、適切な剪定をスピーディーに行い、美しい仕上がりにしてくれます。
業者に依頼する際の費用相場
ツバキの剪定費用は木の高さによって異なり、基本的には高ければ高いほど高額です。例えば、3m以下のツバキなら10,000円以下で済むことが多いですが、5mを超えると20,000円ほどかかります。
- 低木:2,500円~5,000円
- 中木:5,000円~10,000円
- 高木:15,000円~20,000円
- それ以上:個別見積もり
ツバキは小さめのものでも2~3mほどあるので、1本あたり5,000円前後が相場です。葉の広がり方、依頼する業者によっても費用が異なるので、まずは実際に見積もりを出してもらいましょう。
業者に依頼するメリット
ツバキの剪定を業者に依頼する最大のメリットは、「翌年もキレイな花を咲かせられる安心感」と「徹底的な害虫・健康対策」です。
ツバキは品種ごとに入念な見極めが必要で、夏以降に誤って切ると翌年の花が咲かなくなります。プロであれば、花芽を残しつつ美しく仕上がる「透かし剪定」を正確に行えるでしょう。
また、ツバキ科に発生する害虫「チャドクガ」は、触れると激しい皮膚炎を引き起こすため、自己処理は危険です。プロは防護服での安全な駆除や、高所・密集地の風通し改善まで一手に引き受けてくれます。
椿(ツバキ)の剪定は花後の適期に行い健康に育てよう!
ツバキの剪定は、花が終わった3〜5月頃に行うのが基本です。適切な時期に不要な枝を整理すると、風通しが良くなり病害虫予防や花付きの改善につながります。
ただし、「チャドクが発生している」「お手入れしている時間がない」「手間をかけずにツバキを楽しみたい」という場合は、無理をせず専門業者へ相談するのがおすすめです。
セーフリーでは多数の業者を掲載しているので、希望に合う依頼先を見つけやすくなっています。プロの技で美しい樹形に整えてもらい、ツバキの魅力を長く楽しんでいきましょう。
\害虫対策もバッチリ安全に/
- どこを切ったらいいか分からない…
- ツバキに害虫が発生していないか心配
- プロへの依頼で椿の美しさをキープしたい

ツバキの剪定は
チャドクガなど危険がいっぱい!
プロの業者への依頼なら安心
椿の剪定に関するよくある質問
-
Q. ツバキの剪定方法は?
A.ツバキの剪定は、下記の手順で進めます。
1.仕上がり樹形をイメージする
2.上が細く、下は太くなるよう不要な枝を剪定する -
Q. ツバキの剪定時期はいつ頃がよい?
A.ツバキの剪定時期は、3~5月がベストです。花芽が付き始める6月前に済ませましょう。
-
Q. ツバキを剪定する時の注意点は?
A.ツバキの剪定時は、チャドクガに注意しましょう。葉の裏に隠れていることもあるため、皮膚の露出を最小限に抑えて作業し、見つけたら葉ごと切り落としましょう。



























