2024.10.06 2024.10.06
本記事では、転職に伴い引っ越す際にお金がない場合の対処法について詳しく解説します。
- 「転職時の引っ越しではいくらくらいかかる?」
- 「費用が用意できない場合はどうしたらいい?」
こんな疑問にお答えします。転職活動がうまくいっても、遠方への転勤となったら引っ越しにかかる大きな出費を捻出できそうにないと悩む方も。しかし、引っ越しのためのまとまった費用が用意できない場合でも、この記事の対処法と節約法を駆使してみましょう。
また、記事後半では転職で引っ越す際に必要な手続きについても簡単に紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
転職で引っ越しに伴う費用【お金がない時こそ知っておくべき】
転職に伴い引っ越す場合、基本的には引っ越しにかかる諸費用を全て自分で用意しなくてはいけません。引っ越し時期や移動距離によって異なりますが、おおよそ引っ越し先の家賃の4〜6ヵ月分ほどの費用が必要になります。
まずは、転職に伴い引っ越す際の費用相場と内訳を紹介します。
物件の初期費用
物件の初期費用としては、転居先の敷金・礼金・仲介手数料・初月分の家賃・火災保険料などで、およそ家賃の3〜4ヵ月分がまとめて必要です。地方都市などでは、敷金礼金などがかからない物件もありますが、東京などの大都市圏ではほとんどの物件で敷金礼金は必要となるでしょう。
また、引っ越し先の物件によっては、鍵交換費用やクリーニング代など、さらに費用が嵩むケースもあります。
引っ越し費用
引っ越し業者に支払う費用は、引っ越しで運搬する荷物の量や、引っ越す時期によって大きく異なります。一人暮らしの方が、引っ越しの繁忙期である3〜4月などに引っ越す際は5〜7万円ほどの費用がかかるでしょう。
家族連れで引っ越す際や、東京〜大阪間など遠方に引っ越す場合は、10〜20万円程度の費用が必要となる場合もあります。少しでも引っ越し業者にかける費用を抑えるためには、複数の業者に見積もりを依頼するのがおすすめです。
家具や家電の購入費
転職に伴い引っ越す際は、心機一転して家具や家電などをまとめて買い替える方も多いのではないでしょうか。冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機などの生活に必要な最低限の電化製品を一式揃えるとなると、10万円以上の費用が必要となります。
まとまったお金を用意できない場合は、今使用しているものをできるだけ引っ越し先でも使うようにして、転職後に落ち着いてから改めて家電や家具を買い直すことも検討しましょう。
また、家具や家電を買い替える場合には、ジモティーやメルカリなどのサービスやリサイクルショップを利用して安く購入したり、今使っているものを売却して買い替えの資金に充てたりするのがおすすめです。
移動費
転職に伴い遠方へ引っ越す際は、自分自身の移動にかかる交通費も忘れてはいけません。たとえば、東京から大阪に引っ越す場合などでは、一人あたり1万円ほどの移動費を用意しておくべきでしょう。
転職で引っ越しする際にお金がない場合の対処法
転職に伴い引っ越しする際にお金がない場合は、以下の対処法を検討しましょう。
- 親族に借りる
- クレジットカードの分割払いを利用する
- 社宅や寮などがある転職先を選ぶ
- 転職先に引っ越し費用の補助制度が無いか確認する
- 自治体の助成制度を利用する
親族に借りる
お金がない場合、親族から借りることは一般的な対処法の一つです。
特に、転職に伴う引っ越しという目的が明確であるため、親族も協力してくれる可能性が高いでしょう。家族や親戚にお金を借りれば、金融機関に借りる時のように利息の負担がないケースがほとんどであり、柔軟な返済計画を組めることが多いため、金銭的なプレッシャーを軽減できるはずです。
ただし、親族間とはいえ金銭のやり取りは慎重に行い、返済計画や借用書などをしっかり作成しておくことが重要です。人間関係にひびが入らないよう、誠実な対応を心がけましょう。
クレジットカードの分割払いを利用する
引っ越し費用が一度に支払えない場合、クレジットカードの分割払いは有効な手段です。
引っ越し業者によってはクレジットカード決済を受け付けており、その際に分割払いを選択できる場合もあります。分割払いを利用すれば、一度に大きな金額を支払う必要がないため、月々の支払いを無理なく進められるでしょう。
また、賃貸物件の初期費用は一括払いが基本とはなりますが、クレジットカードでの分割払いを認めてくれるケースもあります。まとまった費用を用意できない方は、引っ越し業者や不動産会社に相談して、分割払いができるか確認するのがおすすめです。
社宅や寮などがある転職先を選ぶ
転職先が社宅や寮を提供している場合は、積極的に活用しましょう。
社宅や寮に入居すれば、敷金や礼金などの初期費用がかかる心配がないうえ、月々の家賃も相場よりも大幅に抑えられるため、引越しにかかる負担が軽減されます。
社宅や寮を利用すれば安価に引っ越しできるだけでなく、物件探しの手間も省けます。また、社宅や寮は会社の近くにある場合が多く、通勤も楽になるというメリットもポイントです。
転職活動の際には、求人情報に記載がなくても面接の際に社宅や寮制度があるかどうかを確認し、利用を検討してみましょう。
転職先に引っ越し費用の補助制度が無いか確認する
転職先が引っ越し費用を補助する制度を設けている場合もあります。
特に、大企業や社員の福利厚生が充実している企業では、転勤や新しい勤務地への異動に際して引っ越し費用を一部または全額負担してくれるケースもあるでしょう。
また、補助が受けられる場合には、どの範囲までカバーされるのかも事前に把握しておくことが大切です。
引っ越し費用の会社負担については、以下の記事も参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
引っ越し費用はどこまで会社負担?自己負担額や料金相場をチェック
2024.07.07 2024.09.04
自治体の助成制度を利用する
地方自治体によっては、引っ越しに伴う支援や助成制度を設けている場合があります。特に、地方への移住や転職を促進するための政策として、移住者に対して引っ越し費用や家賃補助、定住支援金などが提供されることがあります。
都市圏から地方へ引っ越す場合は自治体の助成制度を利用できる可能性が高いため、自治体の公式ウェブサイトで調べたり、引っ越し先の役所に問い合わせたりして、利用可能な制度を確認しておきましょう。
引っ越しに利用できる助成金については、以下の記事も参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
一人暮らしの引っ越しに使える補助金・助成金一覧!費用を抑える方法も
2024.07.07 2024.11.20
引っ越し費用の節約方法【お金がない時の転職】
お金がない時に引っ越す場合は、以下の方法をとって引っ越し費用を少しでも節約しましょう。
- 複数の引っ越し業者に見積もりをとる
- 引っ越す前に荷物を処分する
- 引っ越しの繁忙期を避ける
- 一部の荷物は自分で運搬する
複数の引っ越し業者に見積もりをとる
引っ越し費用を抑えるためには、必ず複数の引っ越し業者に見積もりをとりましょう。同時期の引っ越しであっても、業者によってサービス内容や費用形態が異なるため、複数の業者に見積もりをとって比較検討すればもっともお得に引っ越す方法を選択できます。
引っ越す前に荷物を処分する
引っ越し費用を節約するためには、引っ越す前に荷物を処分しておくことも重要です。
引っ越し業者の料金は、一般的に荷物の量に応じて高くなるため、荷物を少しでも減らしておけば引っ越し費用の節約につながります。
また、不要な家具や家電などを引っ越しを機に売却すれば、荷物を減らせるとともに売却で得た資金を引っ越し費用の足しにできるため一石二鳥といえるでしょう。
引っ越しの繁忙期を避ける
引っ越し業者の費用は、時期によって大きく異なります。
たとえば、3〜4月といった学生や新社会人などの引っ越しが集中する時期や、会社の人事異動が多い9月などは引っ越しの繁忙期であり、費用が高くなりやすく、数万円ほど費用に差が出る可能性があります。
そのため、転職時期を調整できるのであれば、引っ越しの繁忙期は避けるのがおすすめです。
引っ越しの繁忙期については、以下の記事も参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
引っ越し繁忙期はいつ?閑散期の費用相場との差・安くするコツも解説
2024.01.10 2024.09.04
一部の荷物は自分で運搬する
引っ越し業者の費用は、運搬してもらう荷物の量が増えるほど高くなります。運搬する荷物が多いと、その分トラックのサイズを大きくしなければならないうえ、場合によっては追加の作業員も必要になるためです。
そのため、一部の荷物を自分で運搬すれば、引っ越し業者に支払う費用を抑えられます。特に、自家用車を持っている場合は、移住先で使用する目的と荷物の運搬目的と両方で活用できるでしょう。
引っ越し費用が足りない際の対処法については、以下の記事も参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2024.07.07 2024.08.09
転職で引っ越し前にしておくべき手続き
転職で引っ越し前にしておくべき手続きは、以下のとおりです。
- 役所での転出届・転入届の提出
- 電気・ガス・水道などライフライン関連
- 免許証などの住所変更
- その他各種サービスの住所変更
役所での転出届・転入届の提出
転職に伴い引っ越す際、まず必要なのは、役所での転出届と転入届の提出です。転出届は現在の住所地の市区町村役所にて引っ越しの前に手続きし、新しい住所地に転入した際に転入届を提出します。
転出届は引越しの14日前から受け付けており、転入届は引越し後14日以内に新居の役所で手続きしなくてはなりません。これらの手続きを怠ると、住民票の変更や国民健康保険の手続きが滞り、不利益が生じる可能性があります。
引っ越し後すぐに新しい生活にスムーズに移行するために、余裕をもって早めに対応しましょう。
電気・ガス・水道などライフライン関連
引っ越し前には、電気・ガス・水道といったライフラインの解約や新居での契約手続きをする必要があります。
まず、現在の住居で利用している各社に連絡し、引っ越し日を伝えて解約手続きを行います。同時に、引っ越し先で利用する会社と契約を結び、サービス開始日を引っ越し日に合わせて設定しておくことが大切です。
特に、ガスの開栓には立ち会いが必要な場合が多いため、引っ越し前に確実に予定を組んでおきましょう。
免許証などの住所変更
引っ越し後は、免許証やマイナンバーカードなどの公的な書類の住所変更手続きを行う必要もあります。
運転免許証の住所変更は、引っ越し先の警察署や運転免許センターで手続きが可能です。手続きには住民票や新住所を証明できる書類が必要であるため、事前に確認し、用意しておきましょう。また、マイナンバーカードも住所変更手続きは、引っ越し先の市区町村役場で行えます。
その他各種サービスの住所変更
引っ越しに伴い、各種サービスの住所変更も忘れずに行いましょう。
まず、銀行やクレジットカード、保険などの金融機関に新しい住所を通知する必要があります。住所が変更されていないと、重要な通知や請求書が届かないことがあり、支払いの遅延や契約更新に影響が出る可能性があります。
また、自宅のインターネットやスマホなども新住所に合わせた契約変更が必要です。その他、定期購読している雑誌や新聞、オンラインショッピングの配送先も変更しましょう。
これらの手続きを確実に済ませておけば、引っ越し後の生活をスムーズに始められるはずです。
引っ越しの際に済ませるべき手続きについては、以下の記事も参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
【引越しやることチェックリスト完全版】手続きや荷造りの手順を網羅!
2024.02.08 2024.09.27
転職でお金がない時の引っ越しもまずはお見積もりを!
本記事では、転職に伴う引っ越しでお金がない場合の対処法を解説しました。
転職に伴う引っ越しは、何かと費用がかさみがち。少しでも費用を抑えるためにも、複数の業者への見積もりを早めに済ませて、自分の希望に合う業者を見つけておきましょう!
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転職で引っ越しするのにお金がない!費用が足りない時の対処法と節約方法のよくある質問
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Q. 転職で引っ越す際にお金が用意できない時はどうしたらいい?
A.親族に頼るか、転職先や自治体の補助制度の利用を検討してみましょう。また、各種費用の分割払いができないかの確認もおすすめです。
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Q. 転職と引っ越しはどちらを先にするべき?
A.基本的には転職先に内定が決まってから引っ越しをするべきです。
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Q. 転職に伴う引っ越しの準備にはどのくらいの期間がかかる?
A.1〜2ヵ月ほどの期間が必要となります。各種手続きや引っ越しの見積もりなど必要な作業が多いため、余裕を持って行動しましょう。