鍵が壊れたときの対処法4選!NG行動や修理費用・鍵屋の選び方まで

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鍵が壊れたときの対処法4選!NG行動や修理費用・鍵屋の選び方まで

2024.11.30 2024.12.07

ここでは、鍵が壊れたときの対処法を4選、NG行動や修理にかかる費用相場などまで詳しく解説します。鍵は、使っているうちに折れたり鍵穴にうまく挿しこめなくなったりといった不具合が生じる場合があります。急に壊れると焦りますが、状況を把握して冷静に対処するのが大切です。
鍵が壊れるときのサインや業者に依頼するメリットなどにも触れているので、参考にしながら鍵トラブルを解決してください。

【トラブル別】鍵が壊れたときの対処法4選

折れた鍵

鍵が壊れたという場合、様々な状況が想定されます。ここでは、トラブル内容別に対処法をみていきます。今回は、以下のように4つのトラブルについて取り上げました。

  • 鍵が抜けない・挿しこめない
  • 鍵が回らない
  • 鍵穴に挿しても空回りする
  • 鍵が折れた

それでは順に対処法をみていきましょう。

鍵が抜けない・挿しこめない

鍵が抜けないもしくは挿しこめない状態は、以下のような原因が考えられます。対処法と合わせて確認しておきましょう。

挿しこむ鍵を間違っている

いくつも鍵が付いているキーケースなどでは、誤って違う鍵を挿しこんでしまう恐れがあります。その結果、鍵が挿しこめない、挿しこめたけど抜けなくなったなどのトラブルが起こりやすいです。挿しこむ鍵が間違っていると気づき、引き抜ける場合は、正しい鍵を指し直してみてください。

鍵が変形している

鍵が曲がるなどして変形している場合も、鍵が抜けなくなったり挿しこめなくなります。経年劣化や、鍵の使い方によって曲がってくることもあるので、日ごろから鍵の状態をこまめに確認しておくようにしたいです。
変形している鍵を挿しこみ抜けなくなったときは、部品が壊れないよう小刻みに揺らしながらゆっくりと引き抜いてください。鍵の変形を自分で元に戻しても、わずかな歪みにより再び挿しこんだり引き抜くのが難しくなります。

潤滑剤が枯渇しかけている

鍵穴の中には、鍵の滑りをよくするために潤滑剤が使用されています。この潤滑剤は経年劣化により枯渇してくる場合があり、鍵の抜き挿しがスムーズにできなくなることがあります。潤滑剤が枯渇しているときは、鍵穴を掃除した後に鍵穴専用の潤滑剤を使用すると鍵がうまく動くようになるでしょう。

鍵穴に異物が詰まっている

鍵穴に異物が詰まっている状態でも、鍵の抜き挿しができなくなる場合があります。埃やゴミが溜まっている他、ガムを詰め込まれるなどのいたずらをされるケースもあるので鍵穴の様子をよく調べてから対処しましょう。掃除機などで取れないガムなどは、鍵穴を分解して洗浄しなければなりません。
自分で鍵穴の分解・洗浄までは難しい場合があるので、そのようなときは無理をせず鍵業者に相談してください。

鍵が回らない

鍵が壊れたときの症状として、鍵がうまく回らないことが挙げられます。鍵穴の奥まで挿しこんでいるのに回せない、そんなときはいくつか原因が考えられるので、それに沿って対処していく必要があります。

ドアの建てつけが悪くなっている

ドアの建てつけが悪くなり、ドア側面にあるかんぬき(デッドボルト)などがストライク(受座)と干渉し、挿しこんでも回らない事態が起こります。ドアの劣化や地震によって歪む場合があるので、ストライクを調整してみましょう。ストライクの調整方法は、以下をご覧ください。

  1. ストライクを固定しているネジを外す
  2. ストライクを動かして位置を調整する
  3. ネジを締めて鍵が回るか確認する

合鍵が変形している

普段使っている合鍵が変形し、鍵が回らなくなる場合もあります。合鍵がうまく作動しないときは、スペアキーを使って回せるか調べてみましょう。スペアキーで開け閉めができるようなら、合鍵に問題があると考えられます。日ごろの扱い方や経年劣化などによって鍵が回らなくなることがあるので、合鍵を新しいものに作り変えると解決できるでしょう。

鍵穴に異物が詰まっている

鍵穴の中に異物が詰まっている関係で、鍵を挿しこんでも回らないことがあります。外に面している鍵穴には、埃やゴミなどが詰まりやすいです。挿しこむ鍵自体にもゴミなどが付着していると、それを鍵穴の中に入れる形になるので回らなくなるケースがあります。
鍵穴に入っている異物により鍵が回らないときは、掃除機やエアダスターで異物を取り除いてください。鍵自体も柔らかい布で拭くなどして、付着している汚れを取っておきましょう。

鍵穴に挿しても空回りする

鍵が壊れたかもと思われるとき、鍵穴に差し込んでも空回りするようなことも起こります。鍵穴に挿した後施錠や解錠ができず、くるくると回り続けるといった状態です。鍵の空回りが起きているときは、まず室内と室外どちらから操作したときに不具合が起きるか確かめてください。
外側から鍵穴に挿したときに空回りする場合はシリンダーが、内側から挿したときの空回りなら錠ケースの故障が考えられます。状況によって原因はいくつかありますが、ここでは試しやすい対処法についてご紹介しましょう。

ピンを締め直す

シリンダーを固定しているピンに緩みが起きていると、シリンダーが錠ケースから離れてしまうので空回りする場合があります。ピンの緩みは、以下の流れで対処できるのでご確認ください。

  1. ドア側面にあるフロントプレートを外す
  2. シリンダー側のピンを一度取り外して入れ直す
  3. シリンダーがしっかりとドアについていれば完了

鍵が折れた

鍵が壊れる場合、鍵そのものが折れるという事態が起きることがあります。鍵穴に挿しこんだ状態のまま折れたり、鍵穴の外で鍵がパキッと折れるケースがあります。鍵穴の外で折れる場合は、経年劣化と思って良いでしょう。対して鍵穴の中で折れたときは、余計な負荷がかかったためと考えられます。

鍵穴の中で折れた鍵はペンチで取り除く

鍵穴に挿しこんだ状態で折れた鍵は、一部が鍵穴の入り口に見えている場合ラジオペンチを使って取り出せます。このとき無理に力をいれると鍵穴に傷が付きシリンダー交換が必要になることがあるので、慎重に行ないましょう。誤った作業により大ごとにならないためには、速やかに鍵業者に相談するのがおすすめです。

鍵の扱い方に気を付ける

鍵穴の外で鍵が折れた際は、鍵の扱い方や保管場所を見直してみましょう。たとえば、ズボンの尻ポケットに鍵を入れる習慣があると、座るたびに負荷がかかります。少しずつ鍵は傷んでいくので、バッグの中に入れたりキーケースに付けておくなどの対策をとってみてください。

鍵が壊れたときにやってはいけないNG行動

玄関の施錠・解錠

鍵が壊れたかも、折れてしまったというような場合、やってはいけないNG行動があります。特に、以下に挙げる行動は避けてください。

  • 無理やり鍵を操作する
  • 鍵穴に針金などを挿しこむ
  • 鍵の違和感をそのまま放置する
  • 鍵穴用ではない潤滑剤を使う
  • 折れた鍵を接着剤でくっつける

NG行動について、さらに詳しくみていきます。

無理やり鍵を操作する

鍵が壊れたとき、無理やり操作するのはやめましょう。鍵の変形や破損につながります。鍵穴から取り出す場合は慎重に作業し、鍵穴の中で鍵が折れた場合は無理に取ろうとせず専門業者に相談してください。
鍵が曲がっているからといって、力任せに元に戻そうとするのもNGです。わずかに変形するだけでも鍵は機能しなくなるので、無理やり鍵を操作するのは避けるべきです。

鍵穴に針金などを挿しこむ

鍵穴の中に折れた鍵が入ったままになっているとき、何か細い物を使って取り出そうと考える人が多いです。しかし、針金などを鍵穴に挿しこんで動かしていると、鍵穴の中にある部品を傷つける場合があります。挿しこんだ針金などが鍵穴内で折れることで、さらに取り出しが大変になり、シリンダー交換が必要になるケースもあるので気を付けてください。
細い物で取れるかもしれないと思い、鍵穴に針金やつまようじなどを挿しこむのは控えましょう。

鍵の違和感をそのまま放置する

鍵が何だか回しにくくなった、鍵穴から引き抜くときに違和感があるなどの状態をそのまま放置するのはNG行動です。些細な違和感はトラブルの前兆である可能性が高く、放置してると大きな問題に発展する場合があります。予期していないときに突然壊れ、施錠や解錠ができなくなることがあるので注意しましょう。鍵を操作しているときにいつもと違うところを感じたら、早めに原因を突き止めて対処することが重要です。

鍵穴用ではない潤滑剤を使う

鍵が抜いたり挿したりできないとき、潤滑剤が枯渇している可能性があります。潤滑剤を付けることで鍵の状態を改善できる場合がありますが、鍵穴用ではない潤滑剤は使用しないようにしましょう。鍵穴用の潤滑剤にはフッ素系の成分が含まれており、速乾性に優れています。
他の潤滑剤は金属の表面に薄い膜を作って滑りを良くするため、鍵穴の中にゴミなどがあると詰まりを起こしますます状況を悪化させることになります。潤滑剤を選ぶときは、鍵穴用であるかをよく確認して購入してください。

折れた鍵を接着剤でくっつける

鍵は、折れて壊れる場合があります。この折れた鍵をくっつけようと、接着剤を使用するのもNG行動となるので気を付けましょう。完全に元の状態に戻すのは難しく、接着剤でくっつけた鍵を鍵穴に挿しこんで使い続けていると鍵穴側にも負担がかかっていき、いつか故障を招きます。
接着剤で付けた箇所は再び折れる可能性も高いので、折れた鍵をくっつけて再現するのはやめましょう。

※NG行動により取返しが付かなくなる前に鍵を交換しよう

さらに詳しく知りたい方はこちら

こんな症状がみられたら鍵が壊れるサイン

折れた鍵

鍵はある日突然壊れるものですが、それまでに何らかの予兆が現れる場合があります。そこで、こんな症状がみられたら鍵が壊れるかもと考え、早めに対処しましょう。

  • 鍵にサビや亀裂が入っている
  • 鍵が変形している
  • 鍵がスムーズに挿しこめない
  • 鍵が回りにくい、抜けない

鍵は、毎日使っているうちに少しずつ摩耗していっています。また、鍵の寿命は10年程度とされているので、年数の経過とともに劣化していくのも確かです。上記のような症状がみられたら鍵を交換するときが来たと考え、鍵業者を探しておくと良いでしょう。

鍵が壊れた!修理にかかる費用相場

電卓を打つ人

鍵が壊れたときは、専門である鍵業者に相談するとスピーディーに駆け付けトラブルを解決してくれます。プロに頼むと無事に鍵のトラブルを解決できますが、修理などにかかる費用が気になるでしょう。以下に鍵が壊れた場合の修理にかかる費用相場を扉の種類ごとに記載するので、ご覧ください。

扉の種類 費用相場
開き戸の鍵 22,000円~33,000円
引き戸の鍵 35,000円~47,000円

 

扉の種類によって修理費用を記載しましたが、鍵と錠前の両方を交換する場合は60,000円ほどかかることもあるので、費用面はあらかじめ細かく確認しておきましょう。

鍵修理以外に思い切って交換する方法もおすすめ!鍵交換についてはこちらをチェック

さらに詳しく知りたい方はこちら

鍵が壊れたとき鍵屋に依頼するメリット

鍵と家

鍵が壊れたときは、鍵屋に相談して対応してもらうと効率よくトラブルを解決できます。その他にも多くのメリットがあるので、鍵の困り事は業者に相談するのがおすすめです。たとえば、鍵業者に依頼するとこんなメリットがあります。

  • 原因をすぐに突き止め、確実に対処してくれる
  • いろいろな鍵トラブルに精通している
  • 困っているときにすぐ来てもらえる

信頼できる鍵屋の選び方

鍵穴に挿しこまれた鍵

どこの鍵屋にも鍵のプロが在籍し様々なサービスを提供していますが、自身の状況に合う業者を見つけるのがポイントです。鍵業者の選び方をいくつかご紹介するので、参考にしてみてください。

すぐに対応してもらえるかどうか

鍵が折れたり抜けなくなるのは、ある日いきなり起きるものです。そこで、鍵業者を選ぶときはすぐに対応してもらえるかどうかをチェックしておきましょう。24時間体制で、問い合わせてから間もなく到着できる業者なら、鍵が壊れた場合にもスピーディーに対処してもらえます。

電話対応が丁寧か

鍵業者を選ぶ際、電話対応の丁寧さも注目したいポイントです。なかなか電話がつながらない、こちらが質問した内容にきちんと答えてくれないような業者は、その後見積もりを依頼するのに不安を感じてしまいます。最初に問い合わせた段階での対応をよくみておき、受け答えなどが丁寧な業者であるか確認してみてください。
一つずつ丁寧に説明してくれたり、物腰柔らかな口調で話してくれる業者であれば安心できます。

料金体系がわかりやすいか

鍵の故障や修理、交換などは、サービス内容はもちろん鍵の種類によってもかかる費用が異なります。そこで、料金体系についてわかりやすく説明してくれる鍵業者を見つけるようにしましょう。サービスごとの料金、追加料金が発生する場合など細かい点にも注意し、料金面における不安をなくしておくことが大事です。
見積りの際には内訳についてもきちんと尋ね、納得できた場合に依頼するようにしてください。

接客態度が丁寧か

電話対応が丁寧かという点に加えて、スタッフの接客態度もよくみておきましょう。気持ちの良い挨拶、丁寧な作業、周りへの配慮などができる業者であれば、鍵トラブルについて安心して任せられます。見積もり時に実際に顔を合わせる形になるので、そのときのスタッフの様子をチェックしてみてください。

アフターサービスや保証があるか

鍵業者においては、アフターサービスや保証が充実しているところを選ぶようにしましょう。無事に作業が完了したと思っても、何らかの不具合で鍵が作動しなくなる場合があります。
アフターサービスなどが充実している鍵業者なら、後に起きたトラブルに対しても無料で対応してくれます。困ったときにすぐ相談できるよう、アフターサービスや保証の有無も確認しておいてください。

鍵が壊れたときは『鍵のトラブル・セーフリー』で業者をチェック!

鍵が壊れたときの対処法からどんなサインが現れたら壊れる恐れがあるのか、修理にかかる費用相場などを解説しました。鍵が壊れた場合、原因は様々ですが無理に直そうとしたり鍵穴から鍵を引き抜こうとするのはおすすめできません。新たなトラブルを招く恐れがあります。
壊れた鍵を直してもらうには、専門である鍵業者に相談しましょう。『鍵のトラブル・セーフリー』でも鍵業者を多数掲載しているので、ぜひご覧ください。

鍵が壊れたことについてよくある質問

  • Q. 鍵が壊れたときの対処法を教えてください。

    A.

    鍵が壊れたときは、トラブル内容に応じて適切に対処する必要があります。一部ご紹介するので、参考にしてください。

    • 鍵が抜けない・挿しこめない:正しい鍵か確認する、変形していないか調べる、鍵穴用潤滑剤を使う、鍵穴の異物を取り除く
    • 鍵が回らない:ドアのストライクを調整する、合鍵を作り直す、鍵穴を掃除する
  • Q. 鍵が壊れたときにやってはいけないNG行動について教えてください。

    A.

    鍵が壊れたとき、以下の行動は避けるようにしてください。

    • 無理やり鍵を動かす
    • 鍵穴に針金を挿しこむ
    • 違和感を放置する
    • 鍵穴用ではない潤滑剤を使う
    • 折れた鍵を接着剤でくっつける
  • Q. 鍵が壊れるとき、どんなサインが現れますか?

    A.

    こんなサインがみられたら、鍵が壊れるときかもしれないと思いこまめに様子をみておきましょう。

    • 鍵がサビている
    • 鍵に亀裂が入っている
    • 鍵が変形している
    • 鍵穴にスムーズに挿しこめない
    • 鍵が回りにくい、抜けない
  • Q. 鍵が壊れたとき、修理にはどれくらいの費用がかかりますか?

    A.

    鍵が壊れた場合、状況によってかかる費用は異なりますが、以下を参考に業者で見積もりを出してもらいましょう。

    • 開き戸:22,000円~33,000円
    • 引き戸:35,000円~47,000円
    • 鍵と錠前の両方を交換:60,000円ほど
  • Q. 鍵が壊れたとき業者に依頼するメリットを教えてください。

    A.

    鍵が壊れた際、業者に依頼するとこんなメリットがあります。

    • 確実に対処してもらえる
    • 様々な鍵トラブルに対応している
    • スピーディーに対応してもらえる

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