2024.12.29 2024.12.29
この記事では、新築でのシロアリ対策について徹底解説していきます。
古い家に発生しやすいイメージがあるシロアリですが、新築でも発生する場合があります。そのため、新しく建てる家であってもシロアリ対策は欠かせません。建築時はもちろん、新築に住み始めてからもできる対策があるので、日頃から心掛けておくのが大切です。
ここでは、新築の家でできるシロアリ対策について詳しくご紹介します。記事後半では、すぐにできる対策もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
新築でもシロアリ対策が必要な4つの理由
古い家が被害に遭いやすいイメージが強いシロアリですが、新築であっても対策は必須です。その理由では、下記4つが挙げられます。
- 建築前の土地にシロアリが住み着いている場合があるから
- 建築基準法で対策することが定められているから
- 新築時のみできる対策があるから
- シロアリ駆除の薬は約5年で効果が切れるから
それぞれについて、詳しく見ていきます。
建築前の土地にシロアリが住み着いている場合があるから
新築の家であっても、建築前の土地にシロアリが住み着いていると建物が被害を受ける可能性が高くなります。
特に、もともと田んぼや湿地などだった土地は、シロアリが好む環境なので注意が必要です。
建築基準法で対策が定められているから
新築でもシロアリ対策が必須なのは、建築基準法で対策しなければならないと定められているためです。木造建築の場合、地面から1m以内の柱や土台などについては、必要に応じて防蟻処理を施さなければなりません。
建築基準法に準じた家を建てるなら、シロアリ対策は必須です。
新築時のみできる対策があるから
シロアリの被害に遭わないためには、新築の段階からしっかり対策をしておくのが重要です。使用する木材選びなど、新しく建築するタイミングでしかできない対策もあるため、できる限りの対策を講じておくと安心です。
具体的な新築時の対策については、「新築時にできるシロアリ対策7選!」でご紹介します。
シロアリ駆除の薬は約5年で効果が切れるから
新築に住み始めてからも、シロアリ対策を考えていかなければなりません。シロアリ駆除に使う薬剤は、5年で効果が切れるためです。
そのため、建てて数年の家であっても、5年ごとにシロアリ対策として薬剤を散布していくなどの対策をしていく必要があります。
新築時にできるシロアリ対策7選!
では、実際に家を新しく建てるタイミングでできるシロアリ対策を7つ見てみましょう。
- シロアリのエサになりにくい木材を使う
- 木材などに防蟻処理をする
- 基礎断熱工法をしない
- 侵入経路になりやすい場所を対策する
- 床下には点検口を設置する
- バリア工法を実施する
- 防蟻シートを設置する
最初にできるだけ対策をしておけば、シロアリ被害に遭いにくくなります。ぜひ新築するタイミングで、できる対策を講じておきましょう。
シロアリのエサになりにくい木材を使う
シロアリのエサになりにくい木材を選べば、被害に遭いにくくなります。
<シロアリのエサになりにくい木材>
- ヒノキ
- ヒバ
- ケヤキ
- スギ
- ローズウッド
- イヌマキ
- チーク
一般的に、上記のような香りが良くて硬い木材はエサになりにくいとされています。ただし、必ずしも被害に遭わないわけではありません。
一方で、柔らかい木材はシロアリのエサになりやすいので注意しましょう。
<シロアリ被害に遭いやすい木材>
- ホワイトウッド
- エゾマツ
- スプルース
また、木材の種類だけでなく、木材のどの部分を使用するかによっても、シロアリ被害に遭いやすいかどうかが変わります。木材の中心部は水分が少なく、シロアリ被害に遭いにくいのでオススメです。
木材などに防蟻処理をする
建物の骨組みである「構造木材」には、防蟻処理として薬剤を注入しましょう。構造木材に加工できるのは新築時のみなので、忘れずに実施しておきたい対策です。
また、構造木材の防蟻処理は加圧注入で施工され、半永久的な効果が得られるのも利点です。構造木材とあわせて、断熱材にも防蟻処理すると良いでしょう。
一方で、構造木材に防蟻処理をしても、ほかの木材はシロアリ被害に遭う可能性があります。そのため、いくつかの防蟻処理を併用するのが大切です。
基礎断熱工法をしない
基礎コンクリートの立ち上がり部分と側面に断熱材を施工する「基礎断熱工法」は、シロアリ被害に遭いやすいので注意が必要です。基礎断熱工法で使用する断熱材が柔らかく、シロアリにとってエサになりやすいためです。
また、基礎断熱工法を採用すると、シロアリを見つけにくくなり、駆除が遅れる危険もあります。
基礎断熱工法は夏でも冬でも快適に過ごせるのが魅力ですが、さまざな防蟻対策を徹底していないとリスクが高いと言えるでしょう。
侵入経路になりやすい場所を対策する
シロアリの侵入経路になる可能性がある場所は、あらかじめふさいでおくのが効果的です。ほんの小さな隙間でもシロアリは侵入してくるため、できる限りふさいでおきましょう。
特に下記4ヶ所は徹底した対策が必須です。
- 基礎の立ち上がり
- 基礎の打ち継ぎ部分
- 玄関ポーチ
- 配管貫通部分
防蟻剤入りのシーリングやコンクリート、プレートなどでふさぐようにしましょう。
床下には点検口を設置する
床下に点検口を設置しておけば、万が一シロアリが侵入してきても早めに気付いて対処できます。また、シロアリ対策では定期的な施工が必要なので、点検口があるとスムーズです。
床下は外からも屋内からも見えませんが、家を大切に守っていくためには定期的にチェックする必要がある点を心得ておきましょう。
バリア工法を実施する
防蟻効果がある薬剤を散布するバリア工法は、シロアリ対策での基本です。家を建てるタイミングでもバリア工法を実施しておけば、シロアリ被害は避けやすくなります。
バリア工法ではネオニコチノイド系の薬剤を使う方法が一般的ですが、ホウ酸系の薬剤も効果的です。
防蟻シートを設置する
防蟻効果がある薬剤などを注入してある防蟻シートを、床パネルの下に設置する方法です。薬剤を散布するバリア工法に代わる方法で、土地を薬剤で汚染しないのが特徴です。
シロアリ予防について詳しく知りたい方は、下記記事もご参照ください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
シロアリ予防は本当に無駄?必要性や対策しないリスクを徹底解説
2024.04.07 2024.12.31
シロアリ対策は新築した後でも手軽にできる!対処法6つ
家を建てた後も、ちょっとした工夫でシロアリを予防しやすくなります。
- 通気口をふさがない
- 木材や段ボールを放置しない
- 外壁の近くに植木鉢などを置かない
- 排水管からの水漏れに注意する
- こまめに換気と掃除をする
- 定期的に防蟻処理をする
ここでは、対処法として上記6つをご紹介するので、ぜひチェックしてください。
通気口をふさがない
通気口をふさいでしまうと、家の中に湿気がこもってしまいます。シロアリは湿気が多い環境を好むため、室内の湿度は下げておかなければなりません。
そこで、通気口の前にはゴミ箱や不要なもの、鉢植えなどを置かないようにするのが大切です。雑草が伸びてくると通気口をふさいでしまうケースもあるため、注意して見ておきましょう。
木材や段ボールを放置しない
木材や段ボールは、シロアリのエサになってしまいます。木材はもちろんですが、段ボールにも木材と同じ繊維が含まれるためです。また、古本や新聞紙なども放置しないようにしましょう。
引っ越し直後は、特に段ボールなどが多く出てしまうもの。しかし、シロアリを寄せ付けないためには、できるだけすぐに処分していくのが重要です。
外壁の近くに植木鉢などを置かない
シロアリは、床下だけでなく植木鉢の中や家庭菜園などに巣を作る場合があります。しかし、植木鉢や家庭菜園から床下へ侵入する可能性もあるため、外壁近くには植木鉢などを置かないほうが安心です。
また、外壁近くに植木鉢を置くと湿気がこもりやすくなってしまうため、湿気対策としても距離を取って配置すると良いでしょう。
排水管からの水漏れに注意する
排水管から水が漏れていると、水分が床下や家の壁などにどんどん浸透してしまいます。いくら室内で湿気対策をしていても、排水管からの水漏れが続けば湿度は上がり、シロアリが住みやすい環境になってしまいます。
そこで、排水管から水漏れが発生している場合は速やかに対処しましょう。
こまめに換気と掃除をする
こまめに換気と掃除をすれば、室内の湿気を逃がしつつシロアリのエサを除去できます。換気では、2ヶ所以上窓を開けて風の通り道を作ると効果的です。
また、浴室はシロアリ被害が多い場所なので、こまめに窓を開けたり換気扇をまわしたりして湿気を逃がすのが大切です。
定期的に防蟻処理をする
家を建てた際に防蟻処理をしても、効果は5年ほどで切れるのが一般的です。そのため、5年を目安に定期的に防蟻処理をする必要があります。
シロアリ被害が出ていないと防蟻処理を怠りがちですが、5年ごとに施工していくのを忘れないようにしましょう。
新築で対策していたのにシロアリが!発生した際の駆除方法
しっかり対策をしていても、シロアリが発生してしまうケースはあるでしょう。その場合は、徹底的に駆除しなければなりません。
自分で駆除するのなら、市販されている駆除剤を散布して対処します。ただし、巣が1つでも残ればシロアリ被害は再発してしまうため、徹底的な駆除をしたいなら専門の業者へ依頼するのがオススメです。
専門の業者であれば、シロアリの種類や巣の場所などを徹底的に調査し、最適な方法で駆除してもらえます。薬剤を散布するにも安全面に最大限配慮して作業してもらえるのが魅力です。
シロアリ駆除は、早期発見と徹底した駆除が重要。もし被害が発生してしまったら、早めに業者へ依頼して駆除してもらいましょう。
シロアリ駆除の費用相場については、下記記事で詳しく解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
シロアリ駆除の費用相場を徹底解説!注意点や業者選びのポイントも
2024.02.05 2024.12.30
新築でもシロアリ対策は忘れずに!定期的な処理も必須!
たとえ新築であっても、適温で湿度が高くエサがあれば、シロアリが住み着いてしまいます。シロアリの被害が広がれば、建物が甚大なダメージを受けるケースもあるため、しっかり対策をしていきましょう。
対策をしていてもシロアリが発生してしまったら、プロの業者に一掃してもらうのがオススメ。徹底的な除去をしないと再度被害を受ける場合が多いので注意が必要です。
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新築のシロアリ対策に関するよくある質問
-
Q. 新築でもシロアリ対策が必要な理由とは?
A.新築でもシロアリ対策が必要な理由は、以下4つが挙げられます。
・建築前の土地にシロアリが住み着いている場合があるから
・建築基準法で対策することが定められているから
・新築時のみできる対策があるから
・シロアリ駆除の薬は約5年で効果が切れるから -
Q. 家を建てる時にできるシロアリ対策は?
A.家を建てる時にできるシロアリ対策は、以下7つです。
・シロアリのエサになりにくい木材を使う
・木材などに防蟻処理をする
・基礎断熱工法をしない
・侵入経路になりやすい場所を対策する
・床下には点検口を設置する
・バリア工法を実施する
・防蟻シートを設置する -
Q. シロアリは自分で駆除できる?
A.シロアリ駆除は、市販の薬剤を使うなどして、自分での施工も可能です。ただし、巣が1つでも残れば再発するため、徹底的な駆除をするなら専門の業者へ依頼しましょう。