マンションの鍵交換に許可は必要?流れ・所要日数・費用相場を解説
2023.12.22 2024.11.29
紛失や防犯性を高めたいなどの理由でマンションの鍵交換を検討していませんか?マンションの場合、戸建てとは違って勝手に変更できない部分が多いため、管理会社や組合などに連絡するべきか迷うでしょう。また、交換できたとしてもどのような流れで、どのくらいの日数と費用がかかるのか気になりますよね。
そこで本記事では、マンションの鍵交換について網羅的に徹底解説します。鍵の交換が必要なとき、適切に動けるようになるので、交換を検討している人は参考にしてください。
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目次
マンションの鍵交換は管理会社・管理組合の許可が必要!
マンションの鍵交換には、管理会社・管理組合の許可が必要です。これは分譲マンションも例外ではありません。
分譲マンションの場合も玄関ドアは共用部分に該当します。室内は好きなようにリノベーションできても、玄関ドアは管理会社もしくは管理組合が所有権をもっているため、勝手に鍵交換すると規約違反になる可能性が高いです。
賃貸マンションの場合もオートロックの有無にかかわらず、管理会社や大家さんに連絡する必要があります。
マンションの鍵を交換すべきケース
マンションの鍵を交換すべきケースは、以下の4つです。
- 引っ越ししたとき
- 鍵を紛失したとき
- 鍵の不調を感じたとき
- 防犯性を高めたいとき
なぜ鍵交換が必要なのか、それぞれ詳しく解説します。
引っ越ししたとき
マンションの鍵を交換すべき1つ目のケースは、引っ越ししたタイミングです。
中古マンションに入居する場合、前のオーナーがスペアキーを持っている可能性はないとは言い切れません。マンションの管理者には新しい入居者が決まったときに鍵交換しなければいけないという義務はないので、前のオーナーがスペアキーを持っていれば勝手に出入りされることもあり得るのです。
鍵をそのまま使い続けるのはリスクがあります。入居するタイミングで鍵は新しく交換したほうが安心です。
鍵を紛失したとき
マンションの鍵を交換すべき2つ目のケースは、鍵を紛失したときです。
鍵を紛失した場合、誰かに拾われている可能性があります。鍵だけで住所は特定できませんが、犯罪に巻き込まれる可能性は0ではないため、鍵交換しておいたほうが安心です。
また、落としたと思ったら盗まれていたというケースもあります。悪意をもって盗まれたとしたら留守中に侵入される恐れがあるので、紛失したときは鍵交換しておくべきです。
鍵の不調を感じたとき
マンションの鍵を交換すべき3つ目のケースは、鍵の不調を感じたときです。
鍵を使い続けると、摩擦ですり減って変形することがあります。そのまま無理に使い続ければ鍵穴に汚れが蓄積し、シリンダーの故障にもつながります。
「回しにくい」「抜き差ししにくい」と感じたときは、鍵が劣化している証拠です。また、鍵の寿命は10年といわれているため、10年以上使っている場合も故障する前に交換を検討しましょう。
防犯性を高めたいとき
マンションの鍵を交換すべき4つ目のケースは、防犯性を高めたいときです。
現在、多くのマンションで採用されている鍵穴は以下の3タイプです。
- ピンシリンダー
- ディスクシリンダー
- ディンプルキーシリンダー
ピンシリンダーとディスクシリンダーはシンプルな構造のため、防犯性が高いとはいえません。ピッキングしやすいため、空き巣に狙われやすいのです。
防犯性を高めたいなら、ディンプルキーシリンダーへの交換がおすすめです。複雑な構造をしているため、セキュリティ強化につながります。マンションのカギ鍵穴がピンシリンダーやディスクシリンダーの場合は、早めの交換を検討しましょう。
マンションの鍵交換をDIYするのは難しい
マンションの鍵交換をDIYするのはおすすめしません。
鍵穴を取り外したり新しく設置したりする作業は、工程が多いうえに複雑です。鍵自体もデリケートな部品で作られているため、取り扱いを誤れば損傷や破損する恐れがあります。
また、適さない鍵を設置してしまいドアが閉まらなくなったというトラブルも発生しているので、素人がDIYするには難易度が高すぎます。鍵交換が必要な場合は、業者に依頼するのが賢明です。
マンションの鍵交換にかかる費用は居住者負担が多い
マンションの鍵交換にかかる費用は、基本的に居住者が負担します。
鍵交換が必要になるケースは紛失やセキュリティを強化したいなど、居住者の希望によることがほとんどです。「本来変える必要がないものを居住者の自己都合によって変える」と判断されるため、費用を負担するのは居住者になります。
例外として、経年劣化や管理者責任によるトラブルなどが原因で鍵が使えなくなった場合は、管理会社が負担してくれます。とはいえ、規約内容によって対応が異なるため、一度確認が必要です。
ちなみに、中古マンションに入居する際に鍵交換を希望する場合も、居住者負担になるケースがほとんどです。「引渡し前に鍵を交換しなければいけない」というルールはないので、居住者の自己都合とみなされます。
【マンションの種類別】鍵交換の流れ・所要日数・費用相場
鍵交換の流れや所有日数、費用相場について、オートロックマンションの場合と中古・賃貸マンションの場合にわけて解説します。住まいに合わせて、参考にしてください。
オートロックマンションの場合
オートロックマンションとは、マンションの入り口(エントランス)がオートロックになっているマンションのことです。部屋に入るためには、エントランス扉と自宅の玄関ドアでそれぞれ施錠する必要があります。
オートロックマンションの鍵は、エントランス扉の鍵と兼用になっていることが多いため、管理組合が提携する鍵屋に依頼して交換してもらいます。
鍵交換の流れ
オートロックマンションの鍵交換の流れは、以下のとおりです。
- 管理組合に連絡する
- 鍵の種類と住居部屋のシリンダーを確認する
- 管理組合が提携する鍵屋に連絡する
- 住居人立ち合いのもと、シリンダーを交換してもらう
オートロックマンションの場合、勝手に業者を探して依頼するのはNGです。規約違反になる恐れもあるので、提携する鍵屋がないか必ず確認しましょう。もし、提携する鍵屋がない場合は、管理組合から「自分で探してください」と言われるかもしれません。
鍵交換にかかる日数
基本的には3~4週間ほどかかります。鍵は取り寄せてから作業するため、届くまで時間を要します。早くても2〜3週間はかかると思っておくとよいでしょう。
鍵の種類
オートロックマンションでよく使用される鍵の種類は、主に5つです。それぞれの特徴は、以下のとおりです。
- 集合キー
エントランス扉と住居部屋が1本化しているのが特徴。 - 暗証番号式
暗証番号を押して施錠・開錠するタイプ。鍵を持ち歩く必要がないので、紛失するリスクが少ない。 - カードキー式
専用の機械にカードをかざして施錠・開錠するタイプ。コンパクトなので、財布にも入れておける。 - プッシュプル錠
ハンドルを押す・引くの動作1つでドアを開閉できるタイプ。形状はグリップタイプやバータイプなどがあり、ワンタッチで動かせるため子どもやお年寄りも使いやすい。 - 生態認証鍵
指紋や顔を鍵代わりと登録できるタイプ。鍵を持ち歩く必要がなく、防犯性に長けている。
オートロックマンションの場合は、エントランス扉の鍵と住居部屋の鍵が連動しているかどうかによって所有する鍵の本数が変わってきます。連動している場合は1本で済みますが、連動していない場合は2本持ちになります。
鍵交換にかかる費用
オートロックマンションの鍵は、エントランスやその他の共用部分の鍵と連動していることが多いです。特殊な鍵がほとんどなので、鍵交換にかかる費用が高くなる傾向にあります。
費用相場は以下のとおりです。
- 集合キー/10,000〜30,000円
- カードキー式/30,000〜90,000円
- プッシュプル錠/15,000〜50,000円
- 生態認証鍵/100,000〜十数万円
鍵の性能によって費用に差が出やすいです。特に、生態認証鍵は高額になりやすいため、火災保険など加入している保険が適用するかどうか調べておくとよいでしょう。
賃貸マンションの場合(オートロックなし)
賃貸マンションの多くはオートロックが付いていないので、エントランス扉と連動させる必要がありません。鍵の発注にあまり時間をかけずに済むため、オートロックマンションよりも早く完了できます。
鍵交換の流れ
賃貸マンションの鍵交換の流れは、以下のとおりです。
- 管理会社もしくは大家さんに連絡する
- 錠前の種類を確認する
- 鍵屋に鍵交換を依頼する
- 住居人立ち合いのもと、錠前やシリンダーを交換してもらう
賃貸マンションの場合、管理会社や大家さんが鍵屋と提携しているケースは少ないです。そのため、鍵交換できる業者は自分で探すことになるでしょう。
安心して任せられる鍵屋の選び方については、本記事で後述しています。鍵屋を選ぶときは、参考にしてください。
鍵交換にかかる日数
最短即日で交換できます。
賃貸マンションでよく使用されている鍵は、オートロックマンションと違いエントランス扉と連動させる必要のないシンプルな構造です。鍵屋が在庫を持っていれば、即日での交換が可能です。
在庫を持っていない場合でも、1〜2週間ほどで交換できます。
鍵の種類
賃貸マンションでよく使用される鍵の種類は主に3つです。それぞれの特徴は、以下のとおりです。
- ディスクシリンダー
昔からあるタイプ。鍵の両側にギザギザの鍵山があるのが特徴。ピッキングされやすく、防犯性が低い。 - ピンシリンダーキー
鍵の片側に鍵山があるのが特徴。ディスクシリンダーよりもピッキングされにくいものの、防犯性は高いとはいえない。 - ディンプルシリンダー
平らな形に丸いくぼみがあるのが特徴。他の2種類に比べて、ピッキングされにくく防犯性が高い。
鍵を新調する際は、防犯性の高いディンプルシリンダーへの交換がおすすめです。
鍵交換にかかる費用
鍵交換にかかる費用は「出張費+作業費+部品代」の合計額を請求されます。
鍵の部品代は、以下のとおりです。
- ディスクシリンダー/10,000〜15,000円
- ピンシリンダーキー/10,000〜20,000円
- ディンプルシリンダー/10,000〜35,000円
防犯性が高い鍵ほど費用は高くなるのが特徴です。そして、出張費や作業費として10,000〜20,000円が別途発生します。
マンションの鍵交換を依頼する鍵屋の選び方
鍵屋を選ぶときは、以下3つのポイントを確認しましょう。
- 明確な見積もりを出してくれる
- アフターフォローがある
- 口コミ・評判が高い
安心して任せられる業者を見つけられるよう、しっかり押さえておきましょう。
明確な見積もりを出してくれる
鍵屋を選ぶときは、明確な見積もりを出してくれるか確認しましょう。
鍵交換にかかる費用は、部品代の他に出張費や作業費などがあります。どのような作業にいくらかかるのかは素人では分かりません。相手が悪徳業者だったら高額請求トラブルにつながる恐れもあります。
どの作業にいくらかかるのか詳しく書かれている見積りを出してくれる業者なら、安心して任せられます。また、「だいたい〇〇円です」と曖昧な表現をする鍵屋も信用性に欠けるので、依頼しないのが賢明です。
アフターフォローがある
鍵屋を選ぶときは、アフターフォローがあるかどうかも必ず確認しておきましょう。
鍵交換は作業後に「扉が閉まりにくくなった」「鍵が回りにくい」といったトラブルが発生することがあります。これは相手が悪徳業者でなくても起こり得るトラブルです。
アフターフォローがある鍵屋なら期間内に起きた不具合は無償で対応してもらえます。もしもに備えておくと安心です。
口コミ・評判が高い
鍵屋を選ぶときは、業者に寄せられている口コミ・評判も確認しておきたいポイントです。
口コミや評判には、利用者のリアルな意見が書かれています。「接客は丁寧だったか」「手際は良かったか」「納得できる価格か」など、知りたい情報を収集するのに役立ちます。
また、高額請求や不適切な工事を行う業者には、悪い口コミ・評判が多く寄せられているものです。悪い口コミ・評判があまりにも目立つ鍵屋はトラブルにつながる恐れがあるので、避けるのが無難です。
【Q&A】マンションの鍵交換に関するよくある質問
最後に、マンションの鍵交換に関するよくある質問を見ておきましょう。
回答する質問は、以下の5つです。
- 鍵屋とのやり取りは自分で行うの?
- 鍵交換は保険適用される?
- 別の種類の鍵に交換してもいい?
- 鍵屋ではなくホームセンターや便利屋に依頼してもいい?
- オートロック付きマンションの鍵を即日交換できる?
それぞれ詳しく解説します。
鍵屋とのやり取りは自分で行うの?
管理会社もしくは管理組合に連絡し、「自分で手配してください」と言われたら鍵屋とのやり取りは居住者が行います。
マンションと提携する鍵屋がない場合は、鍵屋を探すところから始めなければいけません。やり取りもすべて自分で行わなければいけないので多少負担には感じますが、経験豊富な鍵屋を選べばスムーズに対応してもらえます。
鍵交換は保険適用される?
保険適用されます。
火災保険や家財保険のなかには、紛失や盗難などによる鍵交換の費用を補償してくれるものもあります。保険が適用されれば無償で鍵交換できるので、加入している保険がある人は保険会社に確認してみるとよいでしょう。
ただし、自己都合による鍵交換は適用されないことがほとんどです。
別の種類の鍵に交換してもいい?
基本的にはNGです。
外観にバラツキが出るという理由から、別の種類の鍵に交換するのを禁じられているマンションがほとんどです。鍵交換する際は同じ種類のものに交換しましょう。
鍵屋ではなくホームセンターや便利屋に依頼してもいい?
依頼できますが、おすすめはしません。
ホームセンターや便利屋は、ディスクシリンダーやピンシリンダーキーといったシンプルな構造の鍵しか対応していないケースがほとんどです。エントランス扉と連動するタイプや、複雑な構造の鍵交換は断られる可能性があります。
その点、鍵トラブルに特化する鍵屋なら対応可能な鍵の種類が幅広く、適切に設置してくれます。専門的な知識と技術、経験も兼ねそろえているという点でも、鍵屋に依頼したほうが安心です。
オートロック付きマンションの鍵を即日交換できる?
即日交換できる可能性もあります。
オートロック付きマンションの鍵は発注してから交換するため、完了するまで早くても2〜3週間はかかります。しかし、オートロックと連動せずに鍵のみ交換する場合、在庫状況によっては即日交換が可能です。
オートロックと連動しない場合、鍵はエントランス用と自宅玄関用の2本持ちになります。鍵が増えれば紛失するリスクは高まるので、これまで以上に気を付ける必要があります。
マンションの鍵交換にお困りなら鍵のトラブル・セーフリーにご相談を
マンションの鍵を個人的な理由で交換する場合は、居住者負担になることがほとんどです。少しでも負担を軽くするために、DIYできないかと考える人もいるでしょう。しかし、マンションの鍵交換をDIYするのは難しく、ドアに傷を付けてしまうリスクもあるのでおすすめしません。プロに任せるのが賢明です。
『鍵のトラブル・セーフリー』では優良業者を多数紹介しています。安心して任せられる業者を探している人は、ぜひチェックしてみてください。
マンションの鍵交換に許可は必要?流れ・所要日数・費用相場を解説のよくある質問
-
Q. マンションの鍵は交換して問題ありませんか?
A.管理会社もしくは管理組合の許可を得られれば交換可能です。
マンションの鍵を交換するためには許可が必要です。分譲マンションの場合でも室外の玄関ドアは共用部分になるため、管理会社もしくは管理組合に所有権があります。
勝手に交換すると規約違反になる可能性もあるので、事前連絡は必須です。 -
Q. マンションの鍵はDIYで交換できますか?
A.基本的におすすめしません。
シンプルな構造の鍵であればDIY可能です。しかし、設置を誤ればドアが開閉しづらくなったり傷つけたりする恐れがあります。
元に戻すためドアごと交換しなければいけなくなる可能性もあるので、プロに任せるのが賢明です。 -
Q. マンションの鍵交換はどのくらいの期間を要しますか?
A.オートロックマンションの場合は3~4週間ほど、賃貸マンションの場合は1〜2週間ほどで交換できます。ただし、鍵やシリンダーの在庫を持っていれば即日での交換も可能です。
賃貸マンションで採用されている鍵は入手しやすいので、在庫を持っている業者は比較的多いです。一方、オートロックマンションの場合はオートロックとの連動が必要になるため、発注して取り寄せます。そのため、オートロックマンションの鍵交換は時間がかかりやすい傾向にあります。
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