2025.06.17 2025.06.17
本記事では、電気をそんなに使っていないのにブレーカーが落ちる現象について、詳しく解説していきます。
「電気を使っていないのにブレーカーが落ちる原因は?」
「最近よくブレーカーが落ちるけれど平気?」
「ブレーカーが上がれば問題ない?」
上記のような疑問に向けて、ブレーカーが落ちる原因や対処法をご紹介します。記事の後半では、そのまま放置するリスクにも触れていますので、ぜひ最後まで参考にしてください。
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目次
ブレーカーが落ちる理由|「電気をそんなに使っていないのに」は思い違い?
「電気をそんなに使っていないのに・・・」と思っていても、実は思わぬ箇所で電気を消費しているのかもしれません。まず、日常生活で意外に電気を消費しているケースについて、チェックしてみましょう。
- 待機電力や自動運転機能で消費している
- 瞬間負荷を見落としている
もし心当たりがあれば、工夫次第で解消できる可能性がありますよ。
待機電力や自動運転機能で消費している
テレビやレコーダー、エアコン、IH、冷蔵庫などは、電源を入れずにコンセントに繋いでおくだけで、年間数百KW(キロワット)、月500円前後の待機電力を消費します。
特に、エアコンの自動運転や冷蔵庫の自動制御は、常に「動き続けている」状態で電力を必要とするため、無意識のうちに負荷が積み重なり、ブレーカーを落とす一因になりかねません。
瞬間負荷を見落としている
電子レンジ、電気ケトル、ドライヤーなどの消費電力が高い家電を、ほんの一瞬でも同時に使うと、契約アンペア数や回路単位の許容電流を一気に超えてしまいます。
朝、エアコンをつけてからドライヤーをかけつつ、電機ケトルでお湯を沸かしながらレンジでチン・・・など、現実的にしがちなケースでも、ブレーカーが落ちる場合は多く見受けられます。
トータルの電気量が同じでも、使用が重なるとブレーカーに影響するわけです。
電気をそんなに使っていないのにブレーカーが落ちる理由
待機電力の蓄積や瞬間負荷以外でブレーカーが落ちるなら、以下の原因が考えられます。
- 分電盤やブレーカーの経年劣化・故障
- 壁の中の隠れた配線トラブル
- 家電の故障
- コンセントの不良
- 漏電している
上記5点を、それぞれ見ていきましょう。
分電盤やブレーカーの経年劣化・故障
分電盤やブレーカーには「寿命」があり、約13年~15年が交換の目安とされています。年数が経った分電盤やブレーカーは、内部の接点が劣化しはじめ、過負荷やショートが起きても正しく遮断できなくなります。
正常に働かなくなった分電盤はトラブルのおおもと。思い掛けずブレーカーが落ちる結果になるのです。
古い分電盤の特徴は、以下記事で詳しく解説しています。
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古い分電盤・ブレーカーは危険!?使い続けるリスクや交換のメリットを紹介
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壁の中の隠れた配線トラブル
壁や天井内の配線は、施工ミスや時間の経過、小動物による被害などで絶縁機能が劣化する恐れがあります。目視できない場所なので、兆候が出るまで対処できないケースがほとんど。
気づかないうちに漏電やショートを起こして、ブレーカーが作動する場合も多く報告されています。
家電の故障
古いエアコンや電子レンジ、洗濯機などの内部回路が劣化すると、正常時以上の電流が流れてトラブルを引き起こします。
家電の故障が原因の場合も、そのエリアの安全ブレーカーが回路を保護するために作動して、結果的にブレーカーが落ちるでしょう。
コンセントの不良
コンセントが壊れていたり、プラグとの接触がゆるかったりすると「トラッキング現象」が起こる場合も。トラッキング現象とは、ほこりが湿気とあわさって微小な通電が発生し、ショートや発火を引き起こす現象です。
その結果、安全ブレーカーが反応して落ちるケースも珍しくありません。
コンセントの不具合は、以下記事を参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
コンセントが壊れた!?故障・不具合の現象や異常時にすべき対処法
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漏電している
漏電している可能性も否めません。配線や電化製品の絶縁劣化、雨漏りや水漏れ、屋外コンセントの不具合などによって電流が漏れると、漏電ブレーカーが作動します。
漏電は、感電や火災リスクにも直結する重大トラブルなので、漏電ブレーカーが落ちた時には速やかに電気工事業者に相談すべきと言えるでしょう。
漏電した時の症状は、以下記事をチェックしてみてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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電気をそんなに使っていないのにブレーカーが落ちるときの対処法
それでは、ブレーカーが落ちた時の対処法をご紹介します。どのブレーカーが落ちたかによっても対処法が異なるので、電気工事業者に連絡すべきケースも踏まえて見ていきましょう。
どのブレーカーが落ちたか確認する
ブレーカーにはアンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーの三種類が存在します。それぞれの仕組みと復旧方法を解説していきます。
アンペアブレーカーの仕組みと復旧方法
アンペアブレーカーは、家全体の使用電流が契約アンペア(例:30A・40Aなど)を超えると作動し、全電力を遮断します。
<復旧方法>
- 使用中の電化製品のプラグをすべて抜く
- 分電盤でアンペアブレーカーのレバーを一度「切」にしてから「入」に戻す
- 必要に応じて、電気使用タイミングをずらす工夫をする
アンペアブレーカーは、家全体の電気使用量の急増で落ちるので、思ったほど電気を使っていないと感じている時には、待機電力を見直してみましょう。消費電力の多い家電を同時に使っていないかもチェックしてみてください。
漏電ブレーカーの仕組みと復旧方法
漏電ブレーカー(漏電遮断器)は、回路から漏れ出る電流を感知すると、感電や火災を防ぐために即遮断します。
<復旧方法>
- 全安全ブレーカーを「切」にする
- 漏電ブレーカーを「入」に戻す
- 安全ブレーカーを1本ずつ「入」にし、再び漏電ブレーカーが落ちる回路を特定する
- 漏れた回路を「切」にしたまま他の回路を復活させる
漏電ブレーカーが落ちる時は、気付かないうちに漏電が発生している確率が高いでしょう。漏電ブレーカーの復旧は慎重に、回路が特定できたらすぐに専門業者に連絡してください。
一般家庭ではまれですが、漏電遮断器が高感度すぎてすぐに反応してしまうケースもあります。安全性が高いとは言え、日常生活が不便になりかねないので、やはり、プロに相談するのをおすすめします。
安全ブレーカーの仕組みと復旧方法
部屋や回路ごとに設置されている安全ブレーカーは、特定の回路内で定格以上の電流やショートが発生した場合に遮断します。
<復旧方法>
- 分電盤でどの安全ブレーカーが落ちているかを確認
- 対応する部屋の電化製品をすべてオフまたはコンセント抜く
- 落ちた安全ブレーカーを「切→入」に戻す
- 安定して動くことを確認後、順番に電化製品を再接続
他2つのブレーカーと異なり、部屋単位の過負荷や異常が原因で落ちるため、該当回路だけ復旧すれば問題ないケースがほとんどです。
ブレーカーの戻し方は、以下記事で詳しく解説しています。
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電気工事業者に連絡する
電気をあまり使っていないのにブレーカーが落ちる場合、配線の劣化や漏電など重大な異常が隠れている恐れも見逃せません。特に、漏電ブレーカーが頻繁に落ちる事態が続くなら、漏電の確率がかなり高く大変危険です。
復旧できたとしても必ず電気工事業者へ連絡し、点検を依頼することが重要ですよ。
電気をそんなに使っていないのにブレーカーが落ちるなら放置はNG!
過電流の心当たりがないのにブレーカーが落ちる状態を、そのまま放置するのは絶対にやめましょう。
- 家電製品が故障する
- 感電や火災のリスクが高まる
特に注意すべき2点を、それぞれ解説します。
家電製品が故障する
ブレーカーが落ちて電力が遮断されるたびに、家電製品に大きな負担がかかります。特に、冷蔵庫やエアコンなど、稼働時間の長い機器は故障につながりやすいでしょう。
電気を使いすぎていないのにブレーカーが落ちる場合、家電を守るためにも原因の特定と対策が欠かせません。
感電や火災のリスクが高まる
ブレーカーが頻繁に落ちるのは、ブレーカー自体の故障をはじめ、配線の劣化や漏電などさまざまな原因が考えられます。正しい原因を判断するのは難しく、感電や火災につながる事態も大いにあるでしょう。
日常生活にそこまで異常を感じなくても、トラブルが着々と拡大している恐れもあるので、早急に点検が必要です。
電気をそんなに使っていないのにブレーカーが落ちる時は業者に相談
ブレーカーに異常が見られる時は、専門業者に相談すべきとお伝えしました。メリットをはじめ、費用相場や選び方をそれぞれ解説していきます。
専門業者に相談するメリット
専門業者に相談するメリットは、とにかく安心感。以下のような利点があります。
- 専門の測定器で漏電や配線の異常を正確に調べられる
- ブレーカーや配線の劣化・損傷もプロの目で発見できる
- 必要に応じて修理・交換までその場で対応してもらえる
- 感電や火災リスクを事前に防げる
素人では判断がつかない異常も、専門業者なら確実に原因を突き止め、安全な状態に戻してくれます。点検だけでなく、そのまま修理対応まで実施してくれるので、トラブルも未然に防げるでしょう。
専門業者に依頼した時の費用相場
業者へ依頼する費用の相場として、代表的な工事内容を以下の表にまとめました。
工事メニュー | 費用相場 | 内容 |
---|---|---|
ブレーカー点検 | 5,000円~10,000円 | 簡易点検や動作確認 |
漏電検査 | 6,000円前後 | 漏電の有無検査 |
漏電修理 | 15,000円~40,000円 | 漏電箇所の特定・絶縁工事など |
配線修理 | 15,000円~ | 隠ぺい配線の調査・修理で、状況により大規模工事が必要になる場合も |
ブレーカー交換 | 20,000円~50,000円以上 | 経年劣化した分電盤・ブレーカーの交換 |
各種家電修理 | 10,000~30,000円程度 | 機器・故障内容による |
軽微な点検から大規模修理まで幅があるので、複数の業者から相見積もりをとるのをおすすめします。
安心できる専門業者の選び方
最後に、安心できる専門業者の選び方をお伝えします。以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。
- 電気工事士などの有資格者が在籍している
- 地元での実績や口コミ評価が良い
- 見積もりが明確で追加費用の説明がある
- 緊急時にも対応してくれる体制がある
安全に作業してもらうために、資格・実績・説明の丁寧さなどをチェックしてください。トラブル時だけでなく普段から頼れる業者を見つけておくと安心ですね。
分電盤やブレーカーの交換費用相場は、以下記事を参考にしてください。
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電気をそんなに使っていないのにブレーカーが落ちるのは危険信号!
電気をそんなに使っていないのに、ブレーカーが落ちる原因や対処法を解説しました。
使い方を大きく変えていないのに頻繁にブレーカーが落ちるなら、ライフスタイルに契約電力量が合っていないか、もしくは設備に不具合が生じているか、が考えられます。どちらにせよ、早めに電気工事業者に相談してみましょう。
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電気をそんなに使っていないのにブレーカーが落ちる時によくある質問
-
Q. 電気を使っていなくてもブレーカーが落ちる原因を教えてください。
A.電気を使っていなくてもブレーカーが落ちる原因は、漏電や配線の劣化、ブレーカー自体の故障などが考えられます。
詳しくは、「電気をそんなに使っていないのにブレーカーが落ちる理由」をチェックしてみてください。
-
Q. ブレーカーが戻せれば問題ないでしょうか?
A.一時的な過負荷であれば、ブレーカーを戻すだけで解決しますが、もしまたすぐに落ちる場合、漏電ブレーカーが落ちる場合などは、危険のサイン。
早めに、専門の電気工事業者に連絡してください。
-
Q. ブレーカーの故障かどうかの判断がつきません。
A.ブレーカー故障の有無は、素人には判断が難しいのが当然。自己判断は大きなトラブルのもとになるので、必ず、専門の電気工事業者に点検を依頼してください。