2024.06.11 2024.12.23
今回は、電気工事の見積もりの取り方やコツについて詳しく解説します。
「電気工事の見積もり前にやることはある?」
「現地調査は必要?内訳も確認する?」
上記のような悩みを全て解決。見積もり時に確認すべきチェックポイントも細かく紹介しています。
記事後半では、見積もりを依頼する電気工事業者の選び方や、費用を抑える方法にも触れますので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
電気工事の見積もりを取る前に!【やるべき3つの準備】
家庭でもオフィスでも、電気工事の見積もりを依頼する前に必要な準備があります。ここでは、見積もり依頼前にすべき3つの準備について説明します。
1.電気設備・部品などの現状把握
最初に、自宅やオフィスの現状を把握しましょう。電気設備の現状を理解し、どこに何があるのか確認しておくことで、業者に正確な情報を提供できます。
例えば、電気コンセントや配電盤の位置、既存の電気配線の状態などを把握しましょう。図面がある場合は業者に提供すべきです。より正確な見積もりが得られるでしょう。
2.依頼する内容・希望を洗い出す
次に、今回の電気工事で何を実現したいのか明確にしましょう。工事の具体的な内容や目的、規模、予算、施工期日などを洗い出し、整理しておきます。
例えば、新しい電気コンセントの設置や照明の交換、エアコンの専用回路の増設など、具体的な依頼内容をリストアップします。また、なぜその工事が必要なのか、予算も明確にしておきましょう。
3.依頼する電気工事業者を決める
現状把握と依頼内容の整理が済んだら、見積もり依頼する電気工事業者を選定します。信頼できる業者を見つけるため、以下のポイントをチェックしましょう。
- 電気工事の資格をもっているか
- 現地調査してくれるか
- 保証やアフターサービスが充実しているか
これらの情報は業者のホームページに掲載されているので、事前にチェックし基準をクリアしている業者を選びましょう。
電気工事の見積もりの取り方と工事実施までの流れ
電気工事業者の選定が完了したら、次は実際の見積もり取得から工事の実施、完了までのプロセスに進みます。
- 業者との打ち合わせ・見積もり
- 契約・スケジュールの調整
- 工事実施
- 確認・支払い
- メンテナンス
順番に確認していきましょう。
1.業者との打ち合わせ・見積もり
まずは、選定した電気工事業者と打合せをします。現場の下見も兼ねているケースがほとんどでしょう。
下見によって工事の具体的な内容や必要な材料、作業の流れなどを確認し、その場で見積もりを依頼します。
打ち合わせや下見では、特にこだわりたい点や細かい要望をしっかりと伝えるのがポイントです
見積もりが出たら検討し、修正点や疑問点を業者に確認します。
2.契約・スケジュールの調整
見積もり内容や工事計画に納得したら、正式に契約します。依頼前に、工事内容が適切で効率的かどうかも再確認しましょう。
特に、工事のために壁を壊す必要がある場合、その方法が最適かどうか業者と十分に話し合ってください。依頼後は、工事スケジュールを確認しながら、工事が滞りなく進むように調整していきます。
3.工事実施
契約完了したら、いよいよ工事が始まります。電気工事は高度な専門知識を要するため、基本的には業者に全て任せましょう。
ただし、工事の進行状況や安全対策については定期的に確認し、業者とコミュニケーションを取りながら進めます。工事が予定通り進んでいるか、工程に問題がないか随時チェックし、トラブルを未然に防ぎましょう。
4.確認・支払い
工事が完了したら、業者と一緒に現場を確認し、施工箇所や機材の動作状況をチェックします。必要に応じて操作方法や管理方法の説明も受けましょう。
すべてが問題なく機能しているのを確認したら、支払いの段階です。支払いのタイミングや方法は業者によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
5.メンテナンス
工事完了後も、施工箇所の確認は定期的にしてください。万が一問題が発生した場合はすぐ業者に連絡し、迅速に対応してもらいましょう。
また、工事内容によっては定期的な保守・メンテナンスが必要になる場合も。継続的なサポートが受けられるかどうか確認し、必要に応じて契約を結んでおくと安心です。
電気工事の見積もりで押さえたいコツ4選
電気工事の見積もりを取得するときは、以下4つのコツを押さえてください。
- 必ず現地調査してもらう
- 複数業者に見積もり依頼する
- 複数業者に依頼するときは同じ条件で伝える
- 見積もり内容・内訳を把握する
トラブル回避のためにも、一つずつチェックしていきましょう。
必ず現地調査してもらう
電気工事の見積もりを依頼するとき、現地調査は欠かせません。現地調査を通じ、工事現場の具体的な状況や必要な部材・種類と量を把握することで、正確な見積もりが作成されます。
現地調査を省略してしまうと、後になって不具合が発見され、工事が遅れる原因に。現地調査することで見積もりの精度が高まり、結果的に工事の成功につながるでしょう。
複数業者に見積もり依頼する
見積もりを取得するときは、複数業者に見積もりを依頼しましょう。
具体的には、3社程度から見積もりを取れば、各業者の提供するサービスや価格を比較しやすくなります。
1社だけに依頼するよりも、複数業者から見積もりを取ることで、適正な価格やサービス内容が見極められます。
また、複数の見積もりを比較すれば、工事内容に漏れや余分な部分がないかを確認できるでしょう。
複数業者に依頼するときは同じ条件で伝える
複数業者に見積もりを依頼するときは、全ての業者に対して同じ条件を提示してください。異なる条件を提示してしまうと、見積もりの比較が正確にできません。
電気工事の場合、条件が異なると使用する材料や必要な人員に影響を与え、見積もりの金額にも差が出てしまいます。条件を統一して依頼することで、各業者の見積もりを公平に比較できるでしょう。
見積もり内容・内訳を把握する
見積もりを取得したら、金額だけでなく、内容や内訳についてもしっかりと確認します。詳細な説明を受けることで、工事内容に不必要な部分が含まれていないか、または必要な工事が漏れていないか確認できます。
見積もり内容について十分に理解することは、工事がスムーズに進めるためにも重要です。
電気工事で見積もりを取るべき業者の選び方【5つのポイント】
電気工事で見積もり依頼するときは、以下5つをチェックすべきです。
- 電気工事の実績が豊富か
- 口コミ・評判は問題ないか
- 要望に応えてくれるか
- 見積書は細かく記載してあるか
- 保証・アフターサービスは充実しているか
これらに当てはまる業者であれば、適切な料金で電気工事も問題なく進めてくれるでしょう。
電気工事の実績が豊富か
業者の実績は必ず確認しましょう。電気工事は多岐にわたり、それぞれに専門知識と技術が求められます。実績が豊富な業者は、さまざまな状況に対応できる経験をもち、工事の質も期待できるでしょう。
過去の施工事例や実績を確認し、自分の依頼内容に似た工事を手掛けたことがあるかチェックしてみてください。
口コミ・評判は問題ないか
口コミや評判も確認します。実際の利用者の評価は、業者の信頼性やサービスの質を知る上で有益です。
特に、トラブル対応やアフターサービスに関する評判は、重要なチェックポイントなので忘れずに。
要望に応えてくれるか
業者を選ぶときは、単に依頼内容をこなすだけでなく、顧客の要望に柔軟に対応してくれるか確認しましょう。依頼者の背景や目的を理解し、最適な提案をしてくれる業者が理想的です。
例えば、依頼内容を深掘りして「なぜそれをしたいのか」「どのような結果を望んでいるのか」を聞いてくれる業者は、顧客の真のニーズに応えようとする姿勢が伺えます。
保証・アフターサービスは充実しているか
保証やアフターサービスが充実しているかどうかも重要なポイント。電気工事後に何らかの問題が発生した場合、迅速かつ適切に対応してくれる業者を選びたいです。
保証内容やアフターサービスの有無を確認し、信頼できるサポート体制が整っている業者を選びましょう。業者のホームページやお問い合わせから、詳細を確認してください。
見積書は細かく記載してあるか
見積書の内容もしっかり確認します。見積書は工事項目ごとに細かく記載されているはずです。
例えば、「工事一式」とだけ記された見積書では、各項目の費用が明確にならず、他社と正確に比較するのが難しくなるでしょう。
工事項目ごとに単価が明記されている見積書であれば、工事内容がわかりやすく、適正な料金かどうか判断しやすくなります。
電気工事の見積もりの見方は?【ここに注目!3大チェック箇所】
「電気工事は見積もりが大切」とは言っても、どこに注目すればいいのか分からない方も多いでしょう。
ここでは、見積もり時にチェックすべき3つのポイントを解説します。
単価
見積もりの中で最も重要な要素の一つが単価です。単価とは、工事項目ごとに設定された料金で、具体的には配線費や設置費などが含まれます。
数量、範囲、時間、料金が詳細に記載されており、どの部分にどれだけの費用がかかっているのか一目で把握できます。
見積もりを比較するときは、他社の単価と比べ高いか安いか確認しましょう。
諸経費の範囲
見積もりをチェックするときにもう一つ重要なのが、諸経費の範囲です。諸経費とは、工事全体にかかるさまざまな費用を含むもので、総工事費の何%に相当するか確認しましょう。
それ以上の割合、特に20%を超える場合は、不必要な費用が含まれている可能性が高いでしょう。諸経費の詳細についても確認し、不明な点は業者に問い合わせてクリアにしておきましょう。
見積もりの有効期限
見積もりには必ず有効期限が設定されています。有効期限が過ぎると、材料費や労務費の変動により見積もり金額が変わる場合があります。
そのため、見積もりの有効期限は必ず確認するようにしましょう。また、一部の業者は「キャンペーン中の特別価格」として有効期限を短く設定し、急いで契約を促す場合があります。
こうした場合でも冷静に検討し、複数の見積もりを比較してから決定してください。焦らずにじっくりと業者を選び、納得のいく条件で契約するのが大切です。
電気工事の見積もりを安くする方法は?【費用の抑え方】
電気工事の見積もりを安くするには、以下の方法を検討しましょう。ここでは、費用を抑えるための具体的な方法を紹介します。
必要な工事は1社だけに全て任せる
オフィスの新設やリニューアルにおいては、コンセントやスイッチの設置、業務用エアコンの取付など、複数の電気工事が必要になるでしょう。このような場合は、すべての工事を1社にまとめて依頼することが、費用を抑えるポイントです。
複数業者に依頼すると、それぞれの運搬費やスタッフの派遣費などが別途かかり、トータルの費用が高くなってしまいます。一方、1社にまとめて依頼することで、費用を一括して管理でき、無駄な出費を減らせるでしょう。
補助金を活用する
電気工事の中には、補助金制度を利用できるものもあります。
地域によって異なりますが、例えばLED照明の設置など特定の工事に対して、自治体からの補助金が適用される場合があります。
補助金を活用することで、工事費用の一部を自治体から補助してもらい、実質的な費用負担を軽減できるでしょう。補助金制度の利用を検討するときは、まず自治体のホームページや関連機関に問い合わせ、利用可能な補助金制度について情報を収集しましょう。
電気工事の見積もりを検討中なら…セーフリーで便利に業者探しを!
今回は、電気工事の見積もりについて、準備や確認すべき内容を解説しました。業者の選び方から、見積もりを安くする方法についてもお分かりいただけたかと思います。
電気工事は専門性が高いため、見積もり内容も複雑になるケースがあります。本記事を参考に、ある程度の見積もり内容を把握し、不明点は業者と確認しながら依頼を検討しましょう。
電気工事業者探しの際は、セーフリーの検索システムをご活用ください。業者が多数掲載されているので、条件を指定してスムーズに検索できます。気になる業者が見つかったら、まずは無料相談からはじめてみましょう!
- 見積もりの取り方がわからない
- 見積もりの内訳が理解できない
- 信頼できる業者の選び方に不安がある
見積もりの不安を解消し、信頼できるプロに任せましょう!
上記以外で工事が発生するタイプは、電気工事士資格が必須!必ず電気工事業者に相談してください。
上記以外で工事が発生するタイプは、電気工事士資格が必須!必ず電気工事業者に相談してください。
電気工事の見積もりの取り方は?コツや見方も徹底解説【店舗オフィス/一般家庭】のよくある質問
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Q. 電気工事の見積もりに費用はかかる?
A.基本的に見積もりは無料です。ただし、業者によって見積もりに費用が発生するケースもあるかもしれないので、先に聞いておきましょう。
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Q. 賃貸だと電気工事できない場合もある?
A.賃貸で許可のない電気工事はNGです。必ず大家・管理会社に許可をとってから進めていきましょう。
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Q. 電気工事の見積もりはあとからキャンセルできる?
A.見積もり取得後も、キャンセルして問題ありません。キャンセル時の規約も先に確認しておくと安心です。
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