2025.06.24 2025.06.24
本記事では、電気配線の引き直し費用について詳しく解説していきます。
なんとなく電化製品の使い勝手が悪い、と感じるのは、家やオフィスの配線が電化製品とマッチしていないのかもしれません。
「電気配線を引き直す必要があるのはどんな時?」
「適正な相場は?」
「高額になるケースは?」
上記のような疑問に向けて、引き直し費用に差が出るポイントや節約のコツなどをお伝えします。住宅でもオフィスでも役立つ情報満載なので、ぜひ参考にしてください。
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目次
電気配線の引き直しに費用をかける必要性
最初に、電気配線を引き直す必要性についてチェックしていきましょう。必要か否かを把握すれば、工事のタイミングも掴めるはずです。
- 古い配線は火災・感電のリスクが高まる
- 家電に電力供給が追いつかなくなる
- リフォーム時はまとめて配線を引き直すのが効率的
それぞれ、解説していきます。
古い配線は火災・感電のリスクが高まる
古い住宅では、長年使用された電気配線が劣化している恐れがあります。配線の法定耐用年数はおよそ20~30年。古くなると、配線の被覆が破れたり接触不良が起きたりして、漏電やショートが発生しやすくなります。
特に、見えない壁の中で異常が発生すると気づきにくく、感電や火災にまで被害が広がるリスクが高まります。安全性に大きく影響するので、一定の年数が経った配線は引き直すのをおすすめします。
家電に電力供給が追いつかなくなる
古い配線は、現在の家電製品の電力需要に見合っていないケースもあるでしょう。
エアコンの増設やIHクッキングヒーターへの交換には、200Vなどの専用回路が推奨されます。配線の容量が不足していると、電力の低下や家電流が発生しやすくなるのです。
昨今、便利な電化製品が増え、使用する機器の量も増えているはず。安全性はもちろん、利便性の側面からも配線の引き直しが必要です。
200V工事の詳細は、以下記事をチェックしてみてください。
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200V工事はどこに頼むべき?良心的な業者の選び方や安く抑えるコツを徹底解説
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リフォーム時はまとめて配線を引き直すのが効率的
住宅のリフォームを検討しているなら、内装や構造の変更に合わせて電気配線も見直すと良いでしょう。特に、壁や天井を開ける工事を実施するなら、配線関連も同じタイミングで引き直した方が、費用や手間を抑えられます。
将来の家電増設や安全性の確保にもつながるため、タイミングを合わせるのが効率的と言えるでしょう。
電気配線の引き直しにかかる費用相場
では、電気配線を引き直す際の費用相場は、どのくらいなのでしょうか。
- 配線1回路の引き直しは1万~3万円が目安
- 住宅全体やオフィス丸ごとの引き直しは数十万~数百万円
上記のパターンごとに解説していきます。
配線1回路の引き直しは1万~3万円が目安
電気配線の引き直しは、1回路でおおよそ1万円〜3万円が相場です。既存の古い配線を撤去し、新しい線を張り替える作業が含まれ、素材や作業の難易度によって変動します。
工事項目 | 費用相場 |
---|---|
配線引き直し(1回路) | 1 万円〜3 万円 |
人件費(職人1人工) | 約2万〜2.5万円 |
難易度が高い箇所(天井裏・床下など) | +数千円~ |
例えば、1人工(職人1日分)の人件費が2〜2.5万円程度なので、作業が1日程度ならこの範囲で収まることが多いでしょう。天井裏などを開いて引き直す大掛かりなケースは、複数配線の引き直しを計画した方が割安になります。
住宅全体やオフィス丸ごとの引き直しは数十万~数百万円
住宅全体・オフィス丸ごとの配線工事となると、マンションや広い一戸建て、オフィスではその規模に応じた費用が発生します。規模に比例して数十万円〜数百万円と価格にも幅が生じます。
工事規模 | 費用相場 |
---|---|
住宅(リフォーム等) | 数十万円〜百万円程度 |
大規模な配線替え・オフィス | 百万円〜数百万円 |
特に、オフィス向けにLANや動力回路を増設する場合や、10m以上の長距離・天井裏掘削工事を伴うと、数十万円単位で膨らむケースもあります。業者によっても金額差が出てくるので、事前に相見積もりを比較するのをおすすめします。
オフィスや店舗の電気工事については、以下記事で詳しく解説しています。
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オフィスの電気工事について|工事の手順・注意点・費用について解説
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電気配線引き直し費用の差が出るポイント
次に、電気配線の引き直し費用の差が出るポイントをご紹介していきます。
- 材料費
- 配線の長さ
- 施工時間や難易度に応じた人件費
上記3つのポイントをぞれぞれ解説していきます。
材料費
電気配線の引き直し費用は、使う材料の種類によって大きく変わります。
一般的には銅線が使われますが、銅の価格は変動しやすく、価格が高め。また、耐熱性や耐水性のある電線を選ぶ場合も費用が増えます。
配線に必要な接続器具や配電盤、絶縁テープ、結束バンドなどの小さな部品も材料費に含まれ、素材のグレードや品質によって総額が変わるため、見積もり時に確認しておきましょう。
配線の長さ
配線の長さも価格差のポイント。配線の長さが長くなるほど材料の使用量が増え、費用が上がります。
配線は壁や床の中、天井裏を通して張り巡らせるため、距離が長いほど手間と材料費が膨らみます。特に、広い住宅やオフィスでは複雑なルートになるケースが多く、配線の本数や延長距離によって施工時間も増え、費用に大きく影響するでしょう。
金額はもちろんですが、無駄な道線になっていないか、配線の距離も比較してください。
施工時間や難易度に応じた人件費
施工時間や難易度に応じた人件費は、工事の環境や作業の複雑さで大きく変わります。
例えば、壁や床の内部に配線を隠す「隠蔽配線」では、既存の建材を傷つけないよう慎重に作業するため時間がかかり、人件費が上がります。また、鉄骨造の建物では、配線を固定したり取り回すのが難しくなり、作業の手間が増加。
高所や狭い場所、天井裏での作業も同様に難易度が高く、人件費が増す要因です。
屋内配線工事に関しては、以下記事で詳しく解説しています。
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屋内配線工事の完全ガイド!必要な工事や費用・配線方法選び【DIY?資格必須の範囲も解説】
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電気配線の引き直し費用が高額になるケース
費用差が出るポイントをご紹介しましたが、次に費用が高くなるケースを具体的に見ていきましょう。
- 床・壁を大規模に壊して配線を引き直す場合
- オフィスや商業施設など範囲が広い場合
- 古い配線を全部交換する場合
それぞれ解説していきます。
床・壁を大規模に壊して配線を引き直す場合
床や壁を大きく壊して電気配線を引き直す工事は、費用が高額になりやすい代表例。建材の解体・撤去だけでなく、その後の補修や仕上げ工事も必要になるため、材料費と人件費が膨らみます。
古い建物では補修や配線ルートの確保が難しいケースも多く、よりコストと時間がかかるでしょう。
オフィスや商業施設など範囲が広い場合
オフィスや商業施設は、広い範囲にわたり配線を張り巡らせるため、配線の長さや本数が多くなり、一般家庭とは大きく相場が変わります。
電気設備や配電盤の追加、複雑な分岐配線、動力回路の設置など、工事の難易度が高い工事が多いうえに、営業時間に配慮した施工計画も求められる点も、割高の要素になるでしょう。
古い配線を全部交換する場合
古い配線をすべて新しく交換する場合、撤去作業が必要で手間が増えます。
古い配線は安全基準が現在と異なるので、全面的な交換が推奨されますが、壁や天井裏の状態によっては配線の取り出しや新設が困難なケースも。そのまま工期が長びき、費用が高くなる傾向があります。
とは言え、古い配線のままでは安全性が危ぶまれるので、必要な工事費用と言えるでしょう。
電気配線の引き直し費用を節約するコツ
では、引き直し工事費用を節約できるコツをお伝えします。
- 不要な回路引き直しがないかチェックする
- まとめて依頼する
- 複数業者から相見積もりを取る
上記3点を参考にしてください。
不要な回路引き直しがないかチェックする
電気配線の引き直し費用を抑えるには、本当に必要な回路が、一番効率よく引かれる計画であるかを確認してください。
無駄にややこしい配線になっていないか、問題のない配線まで引き直していないか、など少しでも疑問を覚える点は都度確認していきましょう。
自分で判断が難しい場合は、複数の電気工事業者から提案してもらうのがおすすめです。
まとめて依頼する
複数の工事をまとめて依頼すると、割引を受けやすくなるでしょう。
他に不便を感じている回路はないか、コンセント増設したい場所はないか、など同じタイミングでできる作業をまとめて依頼すれば、出張費や作業時間を短縮できて、コストダウンにつながります。
引き直し計画をしっかり立てておくのが、費用節約にもつながるというわけです。
複数業者から相見積もりを取る
費用を節約するには、必ず複数の電気工事業者から相見積もりを取りましょう。
業者ごとに価格やサービス内容が異なるので、比較検討すると適正価格を見極められます。見積書の内訳を確認し、材料費や人件費の詳細もチェックしましょう。
工事後のトラブル防止にもなりますよ。
電気工事全般の依頼先は、以下記事で比較しています。
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電気工事はどこに頼む?電気屋を選ぶ5つのポイント・費用相場も解説
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電気配線の引き直しを適正費用で実施してくれる業者選び
電気配線の引き直しは、大がかりな工事になるケースも多いので、後悔のない業者選びが重要。そこで、安心して依頼できる電気工事業者の選び方をご紹介します。
- 電気工事士資格を持つ業者を選ぶ
- 見積もりが明確な業者を選ぶ
- 口コミや過去の施工実績で評判をチェックする
それぞれ参考にしてください。
電気工事士資格を持つ業者を選ぶ
電気配線の引き直しは専門知識と技術が必要なため、必ず、国家資格の「電気工事士」を持つ業者に依頼しましょう。
資格がある業者は法律や安全基準を理解したうえで、適正な施工を徹底しているはず。一方、無資格の業者に依頼すると法令違反や手抜き工事のリスクが高まり、後のトラブルや追加工事の原因になりかねません。
見積もりが明確な業者を選ぶ
見積もり内容が明確な業者を選ぶのも大切なポイント。材料費、人件費、施工範囲などの内訳が詳細に記載されているかをチェックしましょう。
あいまいな見積もりは、不透明な費用請求のリスクがあるため注意が必要です。見積もり時に、疑問や不安をクリアにしてから契約を進めてください。
口コミや過去の施工実績で評判をチェックする
業者選びでは、実際の利用者の口コミや過去の施工実績が大きな指標。評判が良い業者は施工品質が安定しており、トラブルが少ない傾向にあります。
SNSや口コミサイト、業者の公式サイトで情報収集し、対応の丁寧さや仕上がりの評価をチェックしてみてください。
電気工事に関する費用相場は、以下記事を参考にしてください。
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各種電気工事の費用相場まとめ【安く抑えるコツや適正料金の見極め方も】
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電気配線の引き直し費用は相見積もりが重要!『セーフリー』で業者チェック
電気配線の引き直し費用について、詳しく解説しました。
家電の使用頻度による見直しやオフィス設備の入れ換えなど、電気配線の引き直し費用には幅があります。だからこそ、複数の電気工事業者から相見積もりをもらって、比較検討していきましょう。
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電気配線の引き直し費用に関するよくある質問
-
Q. 電気配線の引き直し費用が高くなるのはどのようなケースですか?
A.電気配線の引き直し費用が高くなるのは、以下のようなケースです。
- 床・壁を大規模に壊して配線を引き直す場合
- オフィスや商業施設など範囲が広い場合
- 古い配線を全部交換する場合
詳しくは、「電気配線の引き直し費用が高額になるケース」を参考にしてください。
-
Q. 配線の引き直しは自分でできますか?
A.配線の引き直しは専門知識と技術が必要なため、資格を持つ電気工事士への依頼が、法律でも義務付けられています。誤った配線は感電や火災の原因になるので、必ず電気工事のプロに任せましょう。
-
Q. 配線工事をお得に済ませるコツを教えてください。
A.配線工事をお得に済ませるには、複数業者からの相見積もりを比較して、適正相場を把握しましょう。
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