2025.06.25 2025.06.25
本記事では、コンセントが急に一箇所だけ使えなくなった時の対処法を解説します。
一箇所だけコンセントが通電しないのは、故障?停電?と悩まれる方もいらっしゃるでしょう。
「他の場所は使えるのになぜ?」
「一箇所だけなら自分で直せる?」
「業者に相談すべきサインはある?」
上記のような疑問に向けて、原因や自分でできる対策をご紹介します。コンセントの修理費用相場もお伝えしますので、大事に至る前にチェックしてみてください。
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目次
一箇所だけコンセント使えなくなった…まず確認すべきこと
一箇所だけコンセントが使えなくなった時、最初に確認すべき以下の3点をチェックしてください。
- 他のコンセントが通電するかチェック
- 電化製品側の不具合をチェック
- 安全ブレーカー・漏電ブレーカーの状態を見落としていないか
それぞれ、解説していきます。
他のコンセントが通電するかチェック
まず、使えなくなったコンセントが、その箇所だけの問題かどうか確認しましょう。
他の部屋や同じ回路内の別のコンセントに同じ家電を差し替えて通電するかをテストしてみてください。他の場所で問題なく電化製品が使用できるようなら、そのコンセント自体か配線に問題があると言えます。
電化製品側の不具合をチェック
コンセントが原因ではなく、家電のプラグやコードが問題の場合もあります。
他の動作確認できている家電を、該当のコンセントにつないでみてください。普通に作動するようなら、家電自体の故障が考えられます。
一部のコンセントだけ使えない原因については、次の項で詳しく解説していきます。
安全ブレーカー・漏電ブレーカーの状態を見落としていないか
念のため、該当回路の安全ブレーカーや漏電ブレーカーが落ちていないか、分電盤を確認しましょう。
メインのアンペアブレーカーが落ちていなかったとしても、安全ブレーカーが落ちていれば過電流、漏電ブレーカーが作動していれば漏電の恐れがあります。分電盤内のブレーカーをすべてチェックしてみると、原因が把握できるかもしれません。
コンセントが壊れたかも!と思ったら、以下記事を参考にしてみてください。
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一箇所だけコンセントが使えなくなった原因
一ヶ所だけコンセントが使えない原因を、詳しく見ていきましょう。
- コンセントまわりが汚れている
- コンセントが劣化・故障している
- プラグ側や延長コードに不具合がある
- 壁内配線で断線や接続不良が起きている
心当たりがないか、参考にしてください。
コンセントまわりが汚れている
コンセントの差込口やそのまわりに、ほこりや髪の毛、ゴミなどがたまっていませんか?
汚れが入り込むと、湿気とほこりに通電して発火するトラッキング現象が発生します。内部で電流が漏れて発熱やショートが起きる場合もあるので、コンセントまわりを長年掃除していない場合は要注意。
そのまま放置すると接触不良が進行するので、使用できないコンセントだけに限らず、ほこりや汚れが蓄積されていないか点検してみましょう。
コンセントが劣化・故障している
一般的なコンセントの寿命は10年程度です。寿命を迎えると、内部の金属接点が劣化しはじめて接触不良が起こります。プラグを差してもぐらついたり、うまく差し込めなかったりするなら、内部構造が損傷して、気づかないうちに危険な状態になっている恐れがあるのです。
特に、発熱や焦げ跡などがある場合は重大なトラブルのサイン。速やかに、専門業者に相談してください。
コンセントの寿命は、以下記事で詳しく解説しています。
さらに詳しく知りたい方はこちら
【コンセントの寿命】古いと危険?交換サインと使用リスクを徹底解説
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プラグ側や延長コードに不具合がある
電化製品のプラグ側や延長コードの不具合も疑いましょう。
プラグのケーブルが断線していたり、被覆が破れて内部の銅線が見えていたりすれば、電気が伝わりません。また、差し込み部分の変形やゆるみなども、接触不良の原因になります。
不具合のある電化製品は、だましだまし使用を続けると短絡やショートの原因になります。プラグのゆるみや形状の歪みがないか、コードに焦げた形跡がないか、などを確認し、問題があれば電化製品の修理や交換を検討しましょう。
壁内配線で断線や接続不良が起きている
コンセントだけが使えないにもかかわらず、ブレーカーは落ちていない場合、壁の中の配線が断線していたり、接触不良が起きていたりするかもしれません。天井裏や壁内部のケーブルが、ネズミなどの小動物にかじられている恐れも。
壁の中や天井裏などの隠ぺい配線は目視できないので、専門業者に調査や修理を依頼するのをおすすめします。
コンセントが使えなくなった時自分でできる対処法【一箇所だけなら】
コンセントが使えなくなったと気付いた時点で、自分でできる対処法をご紹介します。
- コンセント周りのほこりや汚れを乾いた布で掃除する
- 差し込みプラグを乾いた布で磨く
- ぐらつきやゆるみなどがないかチェックする
危険のない範囲で、上記3点を試してみてください。
コンセント周りのほこりや汚れを乾いた布で掃除する
使えなくなったコンセント周辺にほこりなどがつまると、接触不良が起きやすいとお伝えしました。
一旦電源プラグを抜き、乾いた柔らかい布や綿棒で差込口や周囲のゴミをやさしく拭き取りましょう。掃除機の細口ノズルやブロワーなどを使って、内部のほこりを吸い出すのも有効です。
水気は厳禁なので、濡れふきんやウェットティッシュなどは使用せず、乾燥した状態で再度通電を試してください。これで改善するケースも多く、まず試したい簡単な対処法です。
差し込みプラグを乾いた布で磨く
プラグの金属部分が汚れていても通電は悪くなります。プラグ自体も、乾いた布や綿棒で丁寧に磨いてみてください。
プラグの汚れが原因なら、きちんと落とせば接点が復活し、再度正常に通電する可能性があります。強く擦りすぎないように、柔らかい布で磨いてみてください。
ぐらつきやゆるみなどがないかチェックする
コンセント差込口やプラグがぐらついている場合、プロでなくても自分で対処できる方法があります。
少しゆるい程度なら、以下のような方法を試してみてください。
- プラグの差込部分を少し外側に広げてゆるんだコンセントの形状に合わせる
- トラッキング防止カバーを取付けて、コンセントを固定する
ただし、上記の対処法で調整できない程度のゆるみやぐらつきは、放置すると危険が伴います。それ以上の対処は、必ず電気工事業者に点検を依頼してください。
コンセントがゆるい場合は、以下記事で対処法をチェックしてください。
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一箇所でもコンセントが使えなくなった時業者点検が必要なサイン
自分でできる対処法をご紹介しましたが、あくまでもできる範囲は限られます。そこで、専門業者に依頼すべきタイミングを見ていきましょう。
- 他の家電でも反応しない
- 焦げ跡や異臭がある
- ブレーカーは落ちていないのに複数の場所で通電しない
上記3点に当てはまる場合は、速やかに業者に連絡してください。
他の家電でも反応しない
特定のコンセントに差す電化製品が全部作動しないのであれば、そのコンセント自体、もしくは壁内配線に問題がある確率が高いでしょう。
接触不良や内部断線の疑いがあるので、専門業者による原因の特定と修理が必須です。
焦げ跡や異臭がある
コンセント周囲に焦げ跡や変色、異臭が発生しているなら、即専門業者に連絡してください。まさに今、内部で過熱やショートが起きている恐れがあります。
すぐに使用を中止し、ブレーカーを落としてください。対処が遅れると火災につながりかねないので、専門業者に緊急点検を依頼すべき状況です。
コンセントが焦げているのは危険!以下記事で詳しく解説しています。
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ブレーカーは落ちていないのに通電しない
ブレーカーが落ちていないのに通電できないなら、ブレーカーの故障も考えられます。漏電が起きているのに漏電ブレーカーが作動できていない、過電流でショートしているのに安全ブレーカーが作動していない、などのケースがゼロではありません。
コンセントだけでなく、ブレーカーや分電盤の点検を急ぎましょう。
コンセント内部や配線に関する電気工事は、電気工事士資格が必須。無資格の素人の作業は法令で禁止されている危険が伴います。必ず、電気工事の専門業者に連絡してください!
コンセント修理依頼先の選び方は、以下記事を参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
コンセントの交換・修理はどこに頼む?適切な依頼先と選び方のポイント
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一箇所でもコンセントが使えなくなった状態を放置するリスク
一箇所だからと言って、使えないコンセントを放置するのは危険!起こりうるリスクを解説していきます。
- 感電・火災のリスクがある
- 家中に起きる電気トラブルの前触れになる
それぞれ、必ずチェックしてください。
感電・火災のリスクがある
一箇所のコンセントだけが反応しないだけでも、内部で接触不良が起きている恐れは十分に考えられます。
通電しない無負荷状態だったとしても、放電やスパークは発生し、火災原因になりかねません。また、内部の金属部分が露出していると感電のリスクも。
小さな異常でも、放置すると大きな事故につながるのです。
家中に起きる電気トラブルの前触れになる
最初は一箇所だけのコンセントが使えない状態でも、その後、他の回路に異常が広がるケースがあります。
壁内配線が劣化し始めていると、最初に症状が出た箇所を起点に断線や接触不良が広がり、他の部屋でも電力供給が不安定になりはじめるのです。
初期段階で問題を解消しないと、修理範囲が広がり費用も工期も増加します。トラブルの芽を早期に摘むためにも、一箇所でも不具合に気付いたら専門家に点検してもらいましょう。
使えなくなったコンセントの修理相場【一箇所だけでも】
最後に、コンセントの修理相場をご紹介します。主な工事メニューと費用相場を、以下の表にまとめました。
工事内容 | 費用相場 |
---|---|
コンセント本体交換・修理 | 約3,500~10,000円 |
出張費・基本点検料 | 約3,000~10,000円 |
配線交換・延長工事 | 約5,000~15,000円(配線1mごと) |
アース付き/特殊コンセント交換 | 約5,500円~(仕様により変動) |
200V対応・専用回路切替 | 約12,000~16,000円(形状変更含む) |
コンセント一箇所だけの修理や交換なら、大きな費用はかかりません。早めに対応するのが費用節約のコツとも言えますよ。
コンセント修理の費用相場は、以下記事を参考にしてください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2025.03.16 2025.03.24
一箇所だけコンセントが使えなくなった原因調査は専門業者へ相談しよう
一箇所だけコンセントが使えなくなった時の原因や対策などをご紹介しました。
家全体の停電ではなく、一箇所のコンセントのみの不具合だからと言って、放置するのはNG!大きなトラブルにつながりかねないので、早めにプロの電気工事サービスに相談してください。
『セーフリー』では、全国の電気工事業者を掲載しています。便利な絞り込み検索で、コンセント修理実績の多い業者を簡単に比較検討できますよ。
- 他の場所は使えるのになぜ?
- 一箇所だけなら自分で直せる?
- 業者に相談すべきかな…
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一箇所だけコンセントが使えなくなった時によくある質問
-
Q. 一箇所だけ使えないのはコンセントの故障ですか?
A.一箇所だけ使えない場合、コンセント自体の故障が原因であるケースも多々あります。
ただし、配線の断線や接触不良、家電やプラグ側の不具合の恐れもあるので、原因が分からない時には専門業者に相談しましょう。
-
Q. 自分でコンセントの不具合を直せますか?
A.コンセント内部や配線の修理は、軽微な不具合でも資格が必須です。感電や火災の危険があるため、自己修理は避け、必ず資格を持つ電気工事業者に依頼してください。
-
Q. コンセント一箇所だけでも業者に相談しても良いでしょうか?
A.一箇所だけのコンセント不具合でも、専門業者は駆けつけてくれます。安全面や火災リスクを防ぐためにも、早めの点検・修理が重要です。