2025.01.10 2025.01.10
この記事では、電化製品コード側にアース線があるにもかかわらず、コンセント側にのアース差込み口がない場合の対処法について徹底解説します。
「使いたいコンセントに差込み口を後付けできる?それとも丸ごと交換?」
「近くに増設するのと、コンセント取り替え、おすすめはどっち?」
「それぞれの工事費用はどのくらい?」
といった疑問も解消!水まわりや屋外で使う家電、業務用製品など、アース付きの電化製品を買ってどうするか悩まれている方も、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
コンセントのアースが必要な理由
アース線は、漏電時の感電防止や電磁波対策に定める安全装置です。緑と黄色、または緑色のコードで、電化製品から漏れた電流を安全に地中へ逃がす役割を果たします。
水回りの電化製品や、万が一プラグを差し込んだままの冷蔵庫などでは、漏電やトラッキング現象による事故の危険性が警戒されます。安全な電化製品の使用のため、アース線の適切な設置が重要です。
コンセント側のアースがない!後付け設置して使うべき電化製品
洗濯機や電子レンジなど、特定の電化製品には安全のためにアース接続が必須です。以下の製品は、後付けでもアース設置が必要なので、覚えておくと良いでしょう。
水回り製品 | ・洗濯機、衣類乾燥機 ・食洗機 ・温水洗浄便座(ウォシュレット) ・電気給湯器 |
---|---|
高圧電化製品 | ・電子レンジ ・エアコン ・冷蔵庫 |
精密機器・屋外製品 | ・テレビ、パソコン ・庭園灯 |
これらの機器は、安全に使用するためにアースを設置しましょう。
アース付きコンセントがない場合の対処法2選【後付け設置できる?丸ごと交換・増設?】
アース付きコンセントがない場合は、下記2つの方法で対象できます。
- アース付きコンセントに交換する
- 家電設置場所の近くにアース付きコンセントを増設する
また、現在のコンセントがそのまま使用できるかを確認してみましょう。既存のコンセントにアース差込み口を後付けすれば、コンセントごと交換する必要はありません。
以下では、2つの方法について詳しく解説します。
アース付きコンセントに交換する
現在のコンセントにアース差込み口がない場合は、アース付きコンセントに交換しましょう。既存のコンセントを交換するだけで、アース機能を追加でき、安全性を高められます。
ただし、アース付きコンセントへ交換するには、電気工事士の資格がなければいけません。無資格での工事は違法となるので必ず資格をもつ専門業者に依頼してください。
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家電設置場所の近くにアース付きコンセントを増設する
新たにアース付きコンセントを増設することで、必要な場所で安全に家電を使用できる環境を整えられます。現在のコンセント位置が適さない場合や、複数の家電を使用する場合に対応しやすくなります。
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アース付きコンセントが付近にあるケースの対処法【ベストな後付け方法は?】
アース付きコンセントが付近にあるケースでは、下記の対処法も検討できます。
- アース線を長いものに変える
- 1つの差込口に複数のアース端子を差し込む
それぞれの方法について、以下で解説します。
アース線を長いものに変える
付近のアース付きコンセントまで届くように、アース線を長いものに交換する方法があります。アース線を延長すれば、家電を動かさずに安全に使用できます。
例えば、洗濯機や電子レンジのようなアースが必要な家電で、アース線がコンセントに届かない場合、市販の延長アース線(1本500円程度から)を使用すると解決できます。延長したアース線は、接続部分が緩まないようにしっかり固定し、配線が邪魔にならないようルートを整えると安心です。
また、アース線を適切な長さにすることで見た目や安全性も向上します。
1つの差込口に複数のアース端子を差し込む
複数の家電を接続する場合は、アースターミナル付きアダプタを使用する方法があります。1つのアース差込口に複数のアース線をまとめて接続でき、限られたアース付きコンセントを効率的に活用できます。
ただし、使用するアダプタは、接続可能なアース線の数や安全性を確認した上で選びましょう。
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コンセントにアース設置?交換・増設おすすめの方法
コンセントにアース設置する際の、交換・増設のおすすめの方法について、下記の3つから解説します。
- 水まわりの電化製品
- 屋外使用の電化製品
- 業務用電化製品
どの位置、交換or増設などで悩んだ場合には、下記を参考にしてください。
水まわりの電化製品
洗濯機、食洗機、温水洗浄便座といった水回り電化製品には、アース付きコンセントの設置が不可欠です。
例えば洗濯機の場合、屋外から脱衣所への移設時には専用のアース付きコンセントを新設する必要があり、既存の洗面台一体型コンセントでの代用は危険です。また食洗機の設置では、水栓の近くでも漏電の心配がないよう、専用の防水コンセントの増設をおすすめします。
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屋外使用の電化製品
洗濯機や高圧洗浄機などの屋外電化製品では、漏電時の感電リスクを防ぐためアースが不可欠です。
新設が適しているケースは、近くにアース付きコンセントがない場合です。例えば、洗濯機を使用する場合、機器が届く範囲で壁面の高さを地面から50~100cm程度に設置するのが理想的です。
一方、既存のコンセントにアース端子がない場合は、アース付きコンセントへの交換が効率的です。
業務用電化製品
レーザープリンターやコピー機などの業務用機器では、高出力機器特有の漏電リスクを防ぐため、アース付きコンセントの使用が必須です。
アース付きコンセントが近くにない場合は、新設が最適です。設置場所は、プリンターやコピー機から手の届く範囲に配置することが推奨されますが、ケーブルの引っ掛かりを防ぐため床から30~50cm程度の高さが適しています。
既存のコンセントを活用する場合、アース付きコンセントへの交換が効率的です。さらに、業務用機器では単独使用を想定した専用コンセントが必要な場合が多いため、容量や電力要件も確認しましょう。
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アース付きコンセントの後付け設置費用は?交換と増設を徹底比較
アース付きコンセントへの交換は、既存のアース線の有無で費用が大きく異なります。
アース線が既にある場合は、コンセントの挿し込み口交換のみで5,000円~1万円程度で済みますが、新規にアース線を設置する場合は、配線工事が必要となるため1万5,000円~3万円ほどかかります。
安全性を考えると高額に感じるかもしれませんが、漏電事故や火災の予防のために必要な投資といえます。
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アース付きコンセント後付け設置工事の依頼先は?交換・増設の相談も
アース付きコンセント後付け設置工事の依頼先としては、下記の2つが挙げられます。
- 電気工事業者
- ホームセンターや家電量販店
なお、基本的にDIYでの交換はできません。アース付きコンセントへ交換するためには、電気工事士の資格が必要だからです。
安全に交換をする際にも、専門業者へ依頼しましょう。
電気工事業者
アース付きコンセントの後付け工事は、電気工事業者への依頼がおすすめです。地域最安値を掲げる業者も多く、一般的な電気工事店より費用を抑えられる可能性が高いです。
ただし、業者によって料金体系が大きく異なるので、必ず複数の業者から見積もりを取り、料金と対応の質を比較検討しましょう。
ホームセンターや家電量販店
ホームセンターや家電量販店でも、アース付きコンセントの後付け工事を依頼できます。
ホームセンターは生活圏内にあり気軽に相談できる一方、電気工事が専門外のため対応できない場合もあります。また、家電量販店は会員割引が利用できて数百円から数千円安くなりますが、下請け業者への仲介手数料が加算される可能性があります。
いずれの場合も、事前に工事対応の可否や料金の確認が必要です。
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アース付きコンセントがない!すぐ使いたい場合の応急処置【後付け設置工事まで】
アース付きコンセントがない場合は、下記の方法で応急処置が可能です。
- プラグ型漏電遮断器を使う
- ビニールテープなどで絶縁する
それぞれの具体的な方法について、以下で解説します。
プラグ型漏電遮断器を使う
アース付きコンセントがない場合、プラグ型漏電遮断器で、応急的に安全性を確保できます。漏電遮断器は、漏電が発生した際に瞬時に電流を遮断し、感電や火災を防ぐ機能を持ちます。
価格は1,000~3,000円程度で、市販されているものが多いため、すぐに入手可能です。ただし、あくまで応急処置のため、後付け設置工事でアース付きコンセントを取り付けることを前提に使用してください。
ビニールテープなどで絶縁する
プラグや電源コードに傷や破損がある場合、ビニールテープで絶縁処理を施すことで、一時的な安全対策が可能です。破損部分を覆い、通電部分が露出しないようにすることで、感電や漏電のリスクを低減できます。
電源コードが擦れて内部の金属が露出している場合、ビニールテープをしっかり巻きつけて絶縁します。ただし、この方法は応急処置に過ぎず、根本的な解決にはなりません。一時的に対応しつつ、後付け設置工事やコードの修理を迅速に行いましょう。
コンセントのアース設置・交換で火災リスクを未然に防ごう
コンセントのアース設置・交換は重大な事故を減らすために重要です。ですから、後付けでもしっかりと設置工事を行いましょう。依頼する業者に悩んだ場合は、ぜひ
セーフリーを、ご活用ください。セーフリーでは、電気工事業者を多数掲載しています。お住まいのエリアから探せるので、お近くの業者に相談したい方は、ぜひ検索してみてください。
>> 近くの電気工事業者を探して、アース工事について相談する
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まずは相談を!
アース付きコンセントの後付け設置に関するよくある質問
-
Q. アースがないコンセントはどうすればいいですか?
A.電気工事士の資格をもつ業者に交換や設置依頼をしてください。
-
Q. アースは絶対につけないとダメですか?
A.漏電やトラッキング現象による事故の危険性が警戒されるため、アース線は必要です。
-
Q. コンセントにアースをつけなくても家電は使えますか?
A.使えるものと使えないものがあります。
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