コンセント交換

border

コンセント交換は自分でできる?DIYの可否&資格が必要なケースを解説

2025.04.08 2025.04.08

「コンセントの交換くらいなら自分でできるのでは?」と思う方も多いですが、実際には電気工事士の資格が必要な作業が多く、DIYで行うと違法になるケースがあります。また、誤った作業による感電や火災のリスクもあるため、慎重に判断する必要があります。

この記事では、コンセント交換に資格が必要な理由や、無資格での作業に潜む危険について詳しく解説します。DIYを検討している方も、ぜひお役立てください。

コンセント交換を自分でする際に電気工事士の資格が必要な理由

コンセント交換

コンセントの交換には、「電気工事士法」という法律が関係しており、無資格者が作業を行うことは原則として禁止されています。これは、電気工事が正しく行われないと感電や火災などの危険が伴うためです。

資格が必要な理由の一つは、電気工事の範囲が明確に定められているからです。

具体的には、以下のような作業が資格を持つ人しかできません。

  • 電源ケーブルを接続・切断する作業
  • 壁の中の電気配線を変更する作業
  • コンセントの種類を変更する(2口→3口、USB付きなど)

これらの作業を無資格で行うと、法律違反となり罰則を受ける可能性もあります。特に賃貸住宅では勝手にコンセントを交換すると契約違反になることもあるため、注意が必要です

【無資格の場合】コンセント交換を自分で行う危険性

コンセント交換を自分で行う危険性

無資格のままコンセント交換をすると、さまざまなリスクが発生します。特に注意すべきなのは、以下のようなトラブルです。

  • 誤配線によるショート・発火事故
  • 接触不良による感電リスク
  • ブレーカーが落ちる・家電が故障する可能性

それぞれについて解説します。

誤配線によるショート・発火事故

電気配線を間違えると、電流が過剰に流れてショートや発火の原因になります。

特に、配線のプラス(電源側)とマイナス(接地側)が逆になる「逆接続」や、電源配線が直接ショートしてしまうような配線ミスには大きなリスクがあります。電流が一気に流れて火花が飛び、最悪の場合は火災を引き起こしてしまうでしょう。

また、特に古い配線を扱う場合は、電線の被覆が劣化していることが多く、ちょっとした刺激や振動で断線やショートを引き起こすリスクがあるため、細心の注意が必要です。さらに、適切な絶縁処理がされていないと、コンセントの裏側や壁の中で火花が発生し、見えない場所で火災が起こる可能性もあるため、DIYでの作業には十分な知識が求められます。

接触不良による感電リスク

コンセントの端子部分が緩んでいると、触れたときに感電する危険性があります。

コンセントを交換する際に端子ネジをしっかり締め付けていなかったり、配線の芯線が適切に固定されていなかったりすると、接触が不安定になり、思わぬ感電事故が発生することがあります。家庭用の100Vであっても、感電すると筋肉の痙攣(けいれん)や意識喪失を引き起こす可能性があり、最悪の場合は死亡事故につながることもあります。

また、濡れた手で作業をしていたり、裸足で作業をしている場合は、電気が身体を通り抜けやすくなるため、より危険度が増します。接触不良が発生すると、コンセント周辺でスパーク(火花)が飛ぶことがあり、電源プラグを抜き差しする際に軽い火傷を負う可能性もあります。

このスパークが周囲のホコリや可燃物に引火すると、火災につながる恐れもあるため、コンセントの交換は慎重に行う必要があります。

ブレーカーが落ちる・家電が故障する可能性

誤った配線や適切でない部品を使うと、ブレーカーが頻繁に落ちたり、家電製品が壊れたりすることがあります。これは、電圧や電流のバランスが崩れることで過負荷が発生し、ブレーカーが安全装置として作動するためです。

特に、エアコンや電子レンジなどの高電力機器を使用するコンセントでこのようなトラブルが発生すると、大きな修理費用がかかる可能性があります。

例えば、適切な電圧・電流を確保できない状態で家電を使用すると、内部の回路が破損し、修理が必要になったり、最悪の場合は買い替えが必要になったりすることもあるため、十分な注意が必要です。

 【資格がない場合】コンセント交換DIYの代替方法

コンセント交換DIY

コンセント交換には資格が必要ですが、どうしても自分で作業したい場合、資格不要でできる代替方法もあります。

  • コンセントカバー・プレートの交換
  • 延長コードやタップで電源環境を改善
  • 工事不要!スマートプラグでコンセントをアップグレード

ここでは、安全に電源環境を改善するための3つの方法を紹介します。

コンセントカバー・プレートの交換

コンセントそのものの交換は資格が必要ですが、「コンセントカバー」や「プレート」の交換であればDIYが可能です。

デザイン性の高いカバーや、ホコリを防止するカバーを取り付けることで、見た目の改善や安全性向上ができます。取り付け方法は簡単で、ドライバー1本でネジを外し、新しいカバーを取り付けるだけです。

ただし、作業中にコンセントの内部に触れないよう注意しましょう。

延長コードやタップで電源環境を改善

コンセントの差込口が足りない場合は、電源タップや延長コードを活用すると便利です。特に、以下のような機能を持つ電源タップを使うことで、安全に電源環境を改善できます。

  • 雷ガード付きのタップ:過電流を防ぎ、家電の故障リスクを軽減
  • スイッチ付きタップ:使わないときに電源をオフにでき、節電効果がある
  • USBポート付きタップ:スマホやタブレットを直接充電できる

ただし、タコ足配線のしすぎは発熱や火災の原因になるため、定格容量(W数)を守ることが大切です。

工事不要!スマートプラグでコンセントをアップグレード

最近では、Wi-Fi対応のスマートプラグを使うことで、コンセントを交換せずに利便性を向上させる方法もあります。スマートプラグを使うと、スマホアプリで電源のオン・オフを操作したり、タイマー設定ができたりするため、家電の自動制御が可能になります。

特に、外出先から電源を管理したい場合や、節電を意識したい人にはおすすめです。工事不要で簡単に導入できるため、資格なしでコンセント環境を改善する方法として人気があります。

コンセント交換を業者に依頼すべき3つのケース【DIY不可】

コンセント交換

次に、DIYでは対応できず、業者に依頼すべきケースについて解説します。

無資格者が無理に作業を行うと、火災や感電のリスクが高まり、住宅全体の電気系統に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意が必要です。以下のような場合は、無理にDIYせず、専門の電気工事業者に相談することをおすすめします。

  • コンセントの種類を変更する
  • 古いコンセントの劣化・焦げ・破損がある場合
  • 200Vのコンセントへ変更する場合

これらのケースでは、適切な知識と技術を持つ業者に依頼すると、安全かつ確実に作業を進めることができます。

コンセントの種類を変更する

コンセントの数を増やしたり、USB付きコンセントに変更する作業は、配線の改修が必要になるため、資格がないとできません。また、電気容量の問題もあるため、適切なブレーカーの管理が必要です。

例えば、2口コンセントを3口に変更する場合や、通常のコンセントをUSBポート付きに変更する場合は、単純な交換ではなく内部の配線を調整する必要があるため、電気工事士の資格が必須となります。誤った配線を行うと、電流の流れが不安定になり、ショートや火災のリスクが高まるため、DIYでは対応できません。

また、コンセントの数を増やす場合には、ブレーカーや配線の許容量を考慮する必要があります。必要以上にコンセントを増設してしまうと、一度に大量の電流が流れた際にブレーカーが落ちる原因となり、家全体の電気トラブルにつながる可能性があります。

このような作業は、電気設備の知識が必要となるため、必ず専門の業者に依頼しましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

古いコンセントの劣化・焦げ・破損がある場合

コンセントが古くなり、差込口がゆるんでいる、焦げている、異臭がするといった場合は、早急に交換が必要です。放置すると、最悪の場合発火事故につながることもあります。

特に、長年使用しているコンセントでは、内部の接触不良が発生し、発熱することで焦げや異臭が発生することがあります。この状態のまま使用を続けると、差し込んでいる電源プラグが熱くなり、発火して火災につながる可能性があるため、非常に危険です。

さらに詳しく知りたい方はこちら

また、コンセントが割れていたり、差し込みが緩くなっている場合も要注意です。コンセントの端子部分が正しく固定されていないと、電流が不安定になり、スパークが発生して感電や火傷のリスクが高まることがあります。

このようなトラブルを防ぐためにも、古いコンセントの交換はDIYではなく、専門の業者に依頼しましょう。

コンセント工事対応業者を探してみる>>

200Vのコンセントへ変更する場合

エアコンやIHクッキングヒーターを使用するために、100V→200Vのコンセントに変更する作業は、特に高度な電気工事が必要になります。誤った作業をすると、ブレーカーが頻繁に落ちたり、家電が故障したりする原因になるため、必ず業者へ依頼しましょう。

一般家庭では、通常100Vの電圧が使用されていますが、エアコンやIHクッキングヒーターなどの高出力な家電を使用する場合、200Vのコンセントに切り替える必要があります。この変更には分電盤の工事が必要になり、単なるコンセントの交換だけでは対応できません。

また、200Vのコンセントは、電圧が高いため、誤った施工をすると感電や火災のリスクが100Vのコンセントよりも高くなるという危険があります。

さらに、適切なブレーカーの選定や電線の太さの調整など、専門的な知識が必要になるため、資格のない人が作業を行うと違法行為となります。このようなリスクを避けるためにも、200Vのコンセントへの変更は必ず電気工事士の資格を持った業者に依頼するようにしましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

コンセント交換を業者に依頼する流れ【DIYするなら資格取得が必須】

コンセント交換を業者に依頼した場合、作業は以下の流れで進みます。

  1. ブレーカーを落とす
  2. 既存のコンセントを取り外す
  3. 新しいコンセントを準備する
  4. 配線を接続する
  5. コンセントを壁に取り付ける
  6. ブレーカーを戻して通電確認

作業が完了したら、ブレーカーをオンに戻し、正常に電気が供給されているかをチェックし、コンセントに電源を入れ、問題なく使用できるか確認します。

基本的には上記の流れで進みますが、コンセントの種類や住宅の電気配線状況によって作業手順が異なることもあります。具体的な施工内容については、依頼する業者に事前に確認しておくと安心です。

無資格でのコンセント交換DIYはNG!トラブルを防ぐために業者へ相談を

コンセント交換は、資格が必要な作業が多く、無資格でのDIYは法律違反になるだけでなく、感電や火災のリスクがあるため注意が必要です。もし交換が必要な場合は、無理をせず専門業者に相談し、安全に対応しましょう。

セーフリーでは、電気工事業者を多数掲載しています。コンセント増設に対応している業者をエリアを絞り込んで見つけられるので、ぜひご活用ください。>近くの電気工事業者を探して、コンセント増設について相談する

  • コンセント交換は危険!
  • コンセント交換はDIY不可!
  • コンセント交換は資格が必須!

電気工事業者なら
専門の知見・技術・資格をもっているから
安心して依頼できる!

コンセント工事業者に相談する

               

コンセント交換を自分でする際のよくある質問

コンセント工事の

地域からおすすめ業者を探す

北海道・東北 北海道 | 青森 | 秋田 | 岩手 | 宮城 | 山形 | 福島
首都圏 東京 | 神奈川 | 埼玉 | 千葉 | 茨城 | 栃木 | 群馬
北陸・甲信越 富山 | 石川 | 福井 | 新潟 | 山梨 | 長野
東海 愛知 | 岐阜 | 三重 | 静岡
近畿 大阪 | 兵庫 | 京都 | 滋賀 | 奈良 | 和歌山
中国・四国 広島 | 鳥取 | 島根 | 岡山 | 山口 | 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知
九州・沖縄 福岡 | 佐賀 | 長崎 | 熊本 | 大分 | 宮崎 | 鹿児島 | 沖縄

コンセント交換を業者に依頼!

  • 即対応可能な
    業者アリ

  • 近所の業者を
    探せる

  • 口コミから
    評価比較

戻る

close

エリアの絞込みは行いますか?

戻る

close

都道府県を選択する

ーーーーーーーー から探す

さらに市区町村を絞り込む

ーーーーーーーーから探す

ーーーーーーーー から探す

さらに市区町村を絞り込む

ーーーーーーーーから探す

ーーーーーーーー から探す

さらに市区町村を絞り込む

ーーーーーーーーから探す

ーーーーーーーー から探す

さらに市区町村を絞り込む

ーーーーーーーーから探す

ーーーーーーーー から探す

さらに市区町村を絞り込む

ーーーーーーーーから探す

ーーーーーーーー から探す

さらに市区町村を絞り込む

ーーーーーーーーから探す

ーーーーーーーー から探す

さらに市区町村を絞り込む

ーーーーーーーーから探す