屋根塗装を足場なしで行うリスク!必要な理由と費用をおさえる秘訣

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屋根塗装を足場なしで行うリスク!必要な理由と費用をおさえる秘訣

2024.12.02 2024.12.05

屋根塗装を足場なしで行うリスクについてご紹介します。

通常、屋根塗装の際には安全のために足場を組みますが、業者の中には足場なしでも塗装できると考えているところも少なくありません。ただ、足場なしの屋根塗装には多くのリスクがあります。

この記事では、屋根塗装の時に足場なしにするリスクに加え、足場が必要な理由と費用をおさえる秘訣についても解説します。

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屋根塗装の際に足場の設置は必須!

屋根塗装の際に足場の設置は必須!

屋根塗装時の足場の設置に関しては様々な考え方がありますが、結論から言いますと屋根塗装の際に足場の設置は必須です!

屋根塗装の足場設置にはそれなりの費用が掛かるため、できることなら省きたい…という気持ちも分からなくもないですが、足場なしの作業には多くの危険が伴います。

また安全基準法などの法令に違反してしまう場合もあり、費用だけを気にして足場設置を省くという安易な考え方は容認できません。

もちろん、家の形状や状況によっては大掛かりな足場を組まなくても屋根塗装ができるかもしれませんが、その際も塗装業者とよく話し合い、安全がきちんと確保された状態で屋根塗装に踏み切ってください。

屋根塗装を足場なしで行うリスク

屋根塗装を足場なしで行うリスク

屋根塗装を足場なしで行うリスクについてご紹介します。

費用が掛かる足場の設置を節約という目的だけで省いてしまうと、今度は安全面での大きなリスクを抱えることになります。以下のようなリスクが考えられるでしょう。

  • 作業員の安全確保ができない
  • 作業員の集中力が下がる
  • 近隣からのクレームにつながる可能性もある

それぞれを詳しく解説していきます。

作業員の安全確保ができない

高所作業である屋根塗装で足場がないと、作業員の安全確保ができないことが大きなリスクです。

足場を設置する最大の理由は、塗装に従事する職人や作業員の安全を確保すること、そして施工しやすい環境を整えるためです。

勾配がある屋根での作業には、転倒事故や道具の落下トラブルなど多くの危険が伴います。天候や風などの影響も大きく受けますし、長年従事している職人でも気を遣うシチュエーションです。

経験豊かな職人であればあるほど、危険な作業や施工には手を出しません。

作業員の集中力が下がる

作業に危険を感じると、職人や作業員の集中力が下がってしまい、品質にも影響が出ます。

足場がない屋根塗装では、足元が安定しないのはもちろん、片手に塗料を持ちながら手元も安定しません。そのため塗装作業に集中できず、気もそぞろに。

そうなると施工の質も下がり、欠陥や手抜き工事にもなりかねません。施工不良があれば、またすぐに再塗装する必要があり、足場代を節約した意味がありません。これは大きなリスクでしょう。

近隣からのクレームに繋がる可能性もある

足場なしの施工は、近隣からのクレームにつながる可能性も否めません。

通常、屋根塗装を行う場合は足場を設置しますが、もし塗装工事で足場を設置していないところを近所の人が目撃すると、安全面で心配になることでしょう。

職人が塗料を片手に不安定に屋根上を歩いていたり、道具が落ちたりするところを見たら、不安になって家主にクレームが入ったり、最悪の場合には通報されることもあり得ます。

誰でも、近所で事故が起こる可能性がある状況を、見て見ぬふりをしたいとは思いません。

屋根塗装の足場なしがNGの理由

屋根塗装の足場なしがNGの理由

屋根塗装の足場なしがNGの理由についてご紹介します。屋根塗装の際、足場費用の見積もりが意外に高かったという理由から、足場なしで屋根塗装ができないものか、とお考えの方は少なくありません。

ただ屋根塗装の場合、幾つかの理由で足場なしの作業はNGとなっています。以下がその理由です。

  • 安全のための規定が法律で定まっている
  • 屋根塗装の質向上のため
  • 近隣への塗料や水の飛散を防ぐため

それぞれの理由を具体的に解説します。

安全のための規定が法律で定まっている

屋根塗装をする際には、足場の設置が「労働安全衛生規則」によって義務付けられています。

正確には高さが2メートル以上の高所作業では、作業者の安全を確保するためにも足場の設置は必須条件です。これは全ての塗装業者が知っている規則です。

家の大きさや階数にもよりますが、一般的な2階建ての住宅の屋根は高さ6メートル以上あり、足場がなければかなり危険でしょう。さらに作業しながらですから不安定にもなります。

法令を守らない業者に依頼すると安全が確保できないのはもちろん、近隣から通報される事態にもなりかねませんので、要注意です。

塗装の質向上のため

足場なしの塗装は、作業の効率を下げ、塗装の質を著しく落としてしまう可能性があります。

なにしろ屋根塗装は高所の作業ですし、職人も身の安全が第一です。また高い場所は風の影響も大きく、安全に作業できる環境でないと塗装に集中できないのは当然のことです。

その結果、塗装にムラができてしまうなどの質低下の兆候が出やすなります。これで耐用年数が短くなれば、また何年後かに塗装し直さなければならず、費用も余分に掛かる事態に。

塗装の質を下げず、より長持ちする屋根塗装を目指すのであれば、足場の設置はケチらないでください。

近隣への塗料や水の飛散を防ぐため

近隣への塗料や水の飛散を防ぐためにも、足場なしの屋根塗装は厳しいものがあります。

通常、塗装作業前には汚れを落とすために高圧洗浄が必要ですが、その際に足場に掛かったメッシュシートがなければ、水が四方に飛び散ってしまうことに。

隣との距離があまりなければ住宅や車、洗濯物などに水が飛び散ってしまい、トラブルの元になるのは目に見えています。これは塗料でも同じことです。

ただ足場の周りに貼るメッシュシートがあれば、飛散を最小限に留めることができるので、足場の設置は必要不可欠なのです。

屋根塗装の足場費用の相場

屋根塗装の足場費用の相場

屋根塗装の足場費用の相場をご紹介します。

屋根塗装で使用する可能性がある足場には幾つか種類があり、それぞれ単価も相場金額も異なります。以下の表を参考にしてください。

足場の種類 単価 30坪ハウスの屋根塗装の場合
ビケ足場(くさび緊結式足場) 1㎡/600~1,000円程度 12~20万円程度
単管足場 1㎡/500~800円程度 10~15万円程度
枠組み足場 1㎡/1,000円~1,500円程度 19~24万円程度

屋根塗装の足場費用をおさえる秘訣

屋根塗装の足場費用をおさえる秘訣

屋根塗装の足場費用をおさえる秘訣についてご紹介します。

様々な観点から考えても足場なしの塗装作業は難しいですが、高額になりがちな足場の費用を幾らかでもおさえたいという家主も数多くいらっしゃいます。

足場費用をおさえる以下の秘訣をぜひ参考にしてください。

  • 屋根と外壁の塗装を同時に済ませる
  • 耐用年数の長い塗料を選ぶ
  • 相見積もりを取って比較・検討する

屋根と外壁の塗装を同時に済ませる

足場の費用を浮かせるためには、屋根と外壁の塗装を同時に行うことを検討してください。

一度に掛かる費用は大きくなりますが、塗装工事ごとに足場の費用を払うよりは何倍もマシです。足場の費用相場は10~20万円前後ですから、これを1回で済ますことができればかなり費用が浮きます。

ただこれには、外壁と屋根の塗装のタイミングを合わせなければなりません。どちらかが多少早いサイクルになるとしても、いずれメンテナンスが必要なのは事実ですから、時期の調整をおすすめします。

耐用年数の長い塗料を選ぶ

屋根塗装の際、耐用年数の長い塗料を選んで塗り替えのサイクルを減らすのも一つの手です。

塗料の中でも比較的耐用年数が高いとされているフッ素塗料は、約15年以上見込めますし、無機塗料に至っては20年以上の耐用年数が期待できます。

もちろん1回の単価は高めになりますが、コストパフォーマンスは最強。長い目で見ると塗り替えメンテナンスの時期が延び、結果的に足場の設置費用も浮くというわけです。

相見積もりを取って比較・検討する

できるだけ費用をおさえたいなら、幾つかの業者に相見積もりを取って価格を比較・検討してください。

足場を設置できる塗装業者でもいいですし、足場設置専門の業者やリース業者など、色んな方面に見積もりをお願いしてみるとよいでしょう。最低でも3社~5社を比べて相場を確かめましょう。

相見積もりで足場費用の比較はもちろん、業者の対応や見積もりの緻密さなども入念にチェックして判断に活かしてください。

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屋根塗装の足場が無料と言われたら要注意!

屋根塗装の足場が無料と言われたら要注意!

屋根塗装の足場が無料と言われたら要注意です!

なぜなら、塗装の際の足場には一定の費用が掛かっているため、現実的にそれを無料にすることは不可能だからです。一般的に、足場の費用は塗装費用全体の約2割を占めると言われています。

足場の費用の中には、有資格者の人件費、運搬費、施工費、解体費などが含まれており、これを全て無料にするというのは、利益がないといっても過言ではありません。

ですから、「足場代を無料にします」というセールストークには絶対に乗らないようにしてください。見積もり上では足場代を無料にしていても、材料費や人件費などを割り増している可能性があります。

安全第一で屋根塗装する業者に依頼しよう!

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屋根塗装を足場なしで行うリスクについてご紹介しました。

結論から申し上げて、屋根塗装の際には足場の設置は必須事項となります。作業員の安全を守る面でも、法令を守るという面でも必ず遵守してください。

とはいえ、外壁塗装を検討している家主にとっては足場の費用は高額で、とても大きいものです。この記事では足場の費用をおさえる秘訣も解説しましたが、自分で判断できない時には信頼できる業者に相談してみましょう。

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