2025.12.09 2025.12.09
本記事では、雨漏りの屋根修理費用について原因別・工法別に相場を解説します。
「部分修理と葺き替えでは料金がどれくらい違う?」
「ポタポタ・狭い範囲の雨シミくらいなら安く直せる?」
「瓦屋根とスレート屋根で費用は変わるもの?」
などと費用が気になる方は多いでしょう。そこでいくつかのケースでの費用総額や、火災保険・補助金などで安く抑えるコツを解説します。
記事後半では、信頼できる業者選びのポイントもご紹介。無駄な出費を抑えた修理を実現するためにも、ぜひ最後までご覧ください。
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 瓦修理工事 | 11,000円 |
| 棟瓦の取り直し(㎡) | 20,000円〜25,000円 |
| 瓦屋根への葺き替え工事(㎡) | 5,500円〜12,000円 |
| ガルバリウム鋼板8(㎡) | 4,800円〜10,000円 |
| アスファルトシングル(㎡) | 4,500円〜8,500円 |
| スレート(㎡) | 4,300円〜8,000円 |
| 防水シート交換(㎡) | 550円〜1,500円 |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 雨樋全修理・交換(㎡) | 3,300円〜 |
| 屋根カバー工法(㎡) | 8,800円〜 |
| 屋根塗装 光触媒プレミアムコート4回塗り(㎡) | 2,650円〜 |
| ベランダ防水工事 | 要見積もり |
| 屋根板金工事 | 要見積もり |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 共通の諸経費、管理費等 | 20,000円〜49,999円 |
| 足場代(㎡) | 600円〜850円 |
| 撤去・処分費 (㎡) | 2,800円〜5,000円 |
| 下地板補修(㎡) | 1,800円〜4,000円 |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| シリコン塗料 | 547,800円 |
| ラジカル塗料 | 657,800円 |
| フッ素塗料 | 877,800円 |
| 無機塗料 | 1,097,800円 |
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目次
屋根の雨漏り修理費用相場【被害状況別・屋根材別の一覧まとめ】

雨漏り修理の費用は、被害の大きさや屋根材の種類によって大きく変わります。ヒビ補修など小規模な工事で済む場合もあれば、屋根全体の工事が必要となり高額になるケースもあります。
まずは、修理内容ごとの費用相場を確認しながら、必要な修繕がどれに当てはまるか把握してみましょう。
| 修理内容 | 費用相場 (※30坪住宅想定) |
|---|---|
| 屋根・外壁の ヒビ補修 |
2,000円〜6万円 詳細はコチラ |
| スレート屋根の 部分差し替え |
2,000円〜6万円 詳細はコチラ |
| 屋根瓦の交換 | 1万円〜6万円 詳細はコチラ |
| 棟板金の交換 | 3万円〜12万円 詳細はコチラ |
| 漆喰補修 | 3万円〜10万円 詳細はコチラ |
| 屋根の塗装 | 30万円〜90万円 詳細はコチラ |
| 外壁塗装 | 60万円〜100万円 詳細はコチラ |
| 屋根の葺き替え | 50万円〜200万円 詳細はコチラ |
| カバー工法 (重ね葺き) |
70万円〜150万円 詳細はコチラ |
小さな修理で済む範囲なら数万円程度に抑えられますが、傷みが屋根内部まで進行している場合は大規模工事が必要です。気になる症状があれば、早めの調査依頼が費用を抑える第一歩となります。
雨漏り修理費用の相場詳細【スレート・金属屋根の場合】
スレート屋根や金属屋根は、軽量かつ普及率が高いため、部分補修から大規模修繕まで幅広い選択肢があります。雨漏りの原因が限定的なうちは安く対応できますが、下地が劣化している場合は屋根全体の工事が必要になります。
修理内容と費用相場を見ていきましょう。
部分修理
費用相場は2,000円〜6万円程度です。
割れたスレートの差し替えや棟板金の浮き補修など、小規模な工事で雨漏り原因を取り除きます。早期対応できれば費用を抑えられますが、裏側のルーフィングまで劣化している場合は追加工事が必要です。
再発防止のためにも、必ず専門業者の点検を受けて原因を正確に特定しましょう。
葺き替え
費用相場は50万円〜200万円程度です。
既存屋根材を撤去し、新しい屋根材へ交換する根本的な修理方法です。屋根全体が寿命を迎えている場合や下地まで傷んでいる場合に選択されます。
大規模になりますが、耐久性が大きく回復し雨漏りリスクをしっかり解消できます。
カバー工法
費用相場は70万円〜150万円程度です。
既存屋根の上に新しい金属屋根を重ねる施工方法で、スレート屋根との相性が良い工事です。撤去費がかからないため葺き替えより費用が抑えられ、工期も短め。
下地の状態によっては対応できない場合もあるため、業者による現地調査で確認してもらいましょう。
雨漏り修理費用の相場詳細【瓦屋根の場合】

瓦屋根は耐久性が高い一方、漆喰の劣化や棟のズレから雨漏りが起こることがあります。瓦自体を再利用できる工法も多いため、状況に応じて適切な方法を選びましょう。
瓦の部分修理
費用相場は1万円〜6万円程度です。
割れた瓦の差し替えやズレの調整など、狭い範囲の補修に適しています
瓦は1枚単位で交換できるため、最も費用を抑えやすい工事です。
ただし、固定力が低下している場合は漆喰の補修や棟工事を同時にする必要があります。
瓦の葺き直し
費用相場は50万円〜200万円程度です。
瓦を一度取り外し、下地(ルーフィング・野地板)を補修してから同じ瓦を再利用します。瓦自体に問題がない場合におすすめで、瓦の意匠性を維持しながら雨漏り原因を根本解決できます。
棟の取り直し
費用相場は3万円〜12万円程度です。
屋根の頂部にある棟は、風雨の影響を特に受けやすい部分です。漆喰の剥がれやズレがある場合、棟の積み直しで防水性を回復させます。
雨漏りの初期段階で対応すれば短期間で修理でき、再発防止につながります。
谷板金の交換
費用相場は3万円〜12万円程度です。
雨水が集中する谷板金は錆びやすく、穴あきによる雨漏りが起きやすい箇所です。板金交換により防水性能を確実に改善できます。
屋根の形状によって作業難易度が変わるため、費用に幅があります。
漆喰の詰め直し
費用相場は3万円〜10万円程度です。
瓦の隙間を塞ぐ漆喰が劣化すると、雨漏りだけでなく瓦の脱落にもつながります。古い漆喰を除去し、新しく施工することで耐久性を回復できます。
瓦屋根では定期点検とあわせて検討すべき工事です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
瓦屋根から雨漏り!修理費用事例と料金相場・安く抑えるコツを徹底解説
2025.10.01 2025.10.01
屋根の雨漏り修理費用事例【総額の目安に】
実際にどれくらい費用がかかるのかは、修理内容や屋根の状態によって大きく変わります。
ここでは、よくある3つの修理パターンをもとに、総額費用のイメージがつかめるよう事例を紹介します。足場の必要有無や補修範囲の違いにも注目してみてください。
【事例1】スレート屋根の割れ補修+棟板金の固定(足場なし)
小さな雨シミが発生し、棟板金の浮きが確認されたケースです。部分修理だけで対応できたため、費用を抑えられました。
<費用内訳>
- スレート差し替え:3万円
- 棟板金のビス固定・コーキング補修:3万円
- 総額:約6万円
短期間で工事でき、初期段階で依頼したことにより大掛かりな修理を防げた例です。
【事例2】瓦屋根の漆喰補修+瓦差し替え(足場あり)
築20年以上の瓦屋根で、複数箇所で漆喰が剥がれて雨漏りが進行していたケースです。高所作業のため足場設置が追加されました。
<費用内訳>
- 漆喰詰め直し:7万円
- 割れ瓦の交換:3万円
- 足場設置費:20万円
- 総額:約30万円
足場が必要な高さになると、足場設置代が追加されます。
【事例3】下地劣化による部分葺き替え(足場あり)
雨漏りが長期間放置され、防水シートや野地板まで損傷していたケースです。屋根材の再利用は難しく、部分的な葺き替えにて対応しました。
<費用内訳>
- 既存屋根材の撤去:15万円
- 下地補修+新規屋根材施工:50万円
- 足場設置費:20万円
- 総額:約85万円
放置期間が長いほど修繕規模が増え、総額も跳ね上がる典型的な事例です。
屋根の雨漏り修理費用を安く抑える6つの方法

屋根の雨漏り修理費用は、原因や工事規模によって大きく差が出ます。しかし、制度の活用や業者選び次第で、自己負担を大きく抑えることは可能です。
- 瑕疵担保責任で修理する
- 火災保険を活用する
- 国や自治体の補助金を利用する
- できるだけ早く業者に相談する
- 複数業者に見積もり依頼する
- 実績豊富な業者に依頼する
ここでは、無駄な出費を防ぎつつ賢く修理するための6つのポイントを紹介します。
瑕疵(かし)担保責任で修理する
築10年以内の戸建住宅なら、施工不良が原因の雨漏りは「瑕疵担保責任」で無償修理できる場合があります。
特に屋根・外壁や窓まわりは対象となるため、「新築でまだ年数が浅いのに雨漏りした」という場合は、まず建てた会社へ確認しましょう。
火災保険を活用する
台風や雪、飛来物による屋根破損が原因の雨漏りは、火災保険の補償対象になるケースがあります。修理費用の大半が保険で賄えるケースもあります。
申請には被害写真・見積書が必要ですが、多くの屋根修理業者が申請サポートしてくれるので相談しましょう。経年劣化のみが原因と判断された場合は対象外となるため、診断はプロに依頼してください。
さらに詳しく知りたい方はこちら
雨漏り調査の流れ・方法別の費用完全ガイド!所要時間・補修までの総額事例も
2025.09.23 2025.10.08
国や自治体の補助金を利用する
屋根の雨漏り修理は、住宅性能向上や地域活性の観点から補助金が使える場合があります。
- 耐震補強を伴う屋根工事→耐震リフォーム補助金
- 環境性能を高める屋根リフォーム→長期優良住宅化リフォーム推進事業
- 自治体の一般住宅リフォーム補助金→総額の5〜10%支給など(地域により異なる)
補助金制度は条件が細かいため、国や自治体のHPをチェックしてみましょう。
できるだけ早く業者に相談する
雨漏りは放置すればするほど修理範囲が広がり、費用が跳ね上がります。天井裏の木材が腐食すれば、部分補修で済んだはずの修理が葺き替えレベルになることもあります。
症状が軽い段階で原因を確認すれば、最小限の工事で済む可能性が高まります。
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ピッタリの業者が見つかる
複数業者に見積もり依頼する
1社だけの見積もりでは、金額の妥当性を判断できません。同じ修理内容でも業者によって数万円〜数十万円の差が出ることもあります。
可能であれば3〜4社へ見積もり依頼し、提案内容・保証内容も比較したうえで選びましょう。
強引な契約を迫る業者には要注意!
さらに詳しく知りたい方はこちら
雨漏り修理はどこに頼む?おすすめの依頼先4選!安い業者比較・絞り込みのポイントも解説
2025.09.08 2025.09.08
実績豊富な業者に依頼する
屋根の雨漏りは原因特定が難しく、一度の判断ミスが再発に直結します。施工実績は豊富、資格(雨漏り診断士など)をもつ業者であれば、原因調査から再発防止まで安心してお任せできます。
結果的に修理費を抑える近道でもあるので、業者選定時にこれまでの実績は必ずチェックしましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
2025.06.20 2025.07.03
屋根の雨漏り修理費用は良心的な業者を見つけて賢く抑えよう!
屋根の雨漏り修理費用は、原因箇所や工法によって大きく幅があります。無駄な出費を避けるためには早めの相談、複数業者の比較を意識しましょう。
費用だけでなく、再発防止の技術力や見積もり時の対応もチェックしてください。
どの業者に依頼すべきか迷う場合は、口コミや料金を見ながら比較できるサービスを活用してみましょう!セーフリーでは現地調査・見積もり無料の業者が多数掲載されており、土日祝・即日対応できる業者も簡単に探せます。
まずは気になる業者をいくつか選んで、無料見積もり依頼してみましょう!
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- 屋根の修理費用を抑えたい…
- 雨漏りの修理内容をちゃんと知りたい…
- 早く雨漏り修理に進みたい…

屋根の雨漏り修理は早めの対応が鍵!
被害が拡大する前に
修繕・強化を!
雨漏りの屋根修理費用に関するよくある質問
-
Q. 部分修理と葺き替えで費用はどれくらい違う?
A.小さな割れ補修などの部分修理は数万円程度で済みます。下地まで劣化している場合は屋根全体の葺き替えが必要になり、50万〜200万円ほどかかります。
-
Q. 雨漏り修理に火災保険は適用される?
A.台風・強風・雪・飛来物など自然災害が原因の屋根破損による雨漏りなら、火災保険が適用される場合があります。経年劣化のみが原因と判断された場合は対象外です。
-
Q. 見積もりは複数業者に依頼した方が良い?
A.業者によって提案内容や料金に大きな差が出るため、3社ほど比較するのが安心です。保証内容や調査方法なども合わせてチェックすると失敗しにくくなります。

























