2025.11.10 2025.11.10
「出窓周囲の壁が腐食?シミがある」
「窓枠まわりがびしょびしょに濡れている」
「出窓の下から水が垂れてくる」
外壁から突き出している出窓は、風雨の影響を特に受けやすく、雨漏りの発生しやすい箇所。被害が確認できたら、適切な処置が欠かせません。
この記事では、そんな雨漏りが疑われる状況悩む方に向けて、どこから雨水が侵入しているのかの確認方法や、正しい対処法を丁寧に解説していきます。
記事後半では、雨漏り補修の流れや出窓修理の費用相場もご紹介。出窓のトラブルでお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
出窓が雨漏りする原因は6つ

まずは出窓から雨漏りする原因を見ていきましょう。
- コーキングの経年劣化
- 出窓の屋根の劣化・ひび割れ
- サッシ・ガラスの不具合
- 外壁のひび割れ
- 出窓上の換気扇・換気口
- 防水処理が不十分
6つの原因について一つずつ解説します。
コーキングの経年劣化
出窓の周囲には外壁とサッシのすき間を埋めるためにコーキングが施されています。コーキングは紫外線や雨風に長年さらされることで硬化・ひび割れが進行。
劣化が進むと小さな隙間から雨水が侵入し、内部の木材や断熱材を濡らします。見た目は小さなヒビでも放置すると腐食やカビの原因となり、雨漏りの範囲が広がるため注意しましょう。
出窓の屋根の劣化・ひび割れ
出窓の上には「小庇(こひさし)」と呼ばれる小さな屋根が取り付けられている場合があります。この部分は風雨を直接受けやすく、経年劣化により塗膜の剥がれやひび割れが発生。
さらに、屋根材の接合部分に隙間が生じるとそこから雨水が入り込み、内部の木材や壁を湿らせます。雨音が強く聞こえたり、窓枠周辺のクロスにシミが出る場合は小庇の劣化を疑いましょう。
サッシ・ガラスの不具合
サッシの歪みやパッキンの劣化も、出窓から雨漏りを招く原因です。特に古い住宅ではサッシ枠の固定が緩んでおり、ガラスとの間にすき間がある場合があります。
そこから吹きつける雨が侵入し、サッシ下部の木枠を濡らしてしまうケースです。ガラスを固定しているシーリング材が硬化している場合も同様です。
窓の開閉時にきしみ音がする、風が入るようになったら早めに補修しましょう。
外壁のひび割れ
出窓自体に問題がなくても、外壁のひび割れが原因で雨漏りするケースがあります。モルタル壁やサイディングの目地部分に細かなクラックができるとそこから雨水が侵入し、内部の断熱材を伝って出窓部分で水が滴たります。
ひび割れの位置が出窓と離れていても影響あり!内部から窓に到達している可能性も!
外壁塗装の劣化や防水層の剥がれは放置せず、定期的にメンテナンスしましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
サイディング(外壁)のひび割れはどうすべき?放置の可否や対処法まとめ【症状・原因・素材別】
2025.10.08 2025.10.08
出窓上の換気扇・換気口
出窓の上部に設置された換気扇や換気口も、雨漏りの原因になりやすい箇所です。防水処理が劣化すると強風や豪雨の際に雨水が逆流し、出窓周辺の壁に浸み込むことがあります。
ベントキャップやダクト接続部のシーリングが剥がれている場合、雨水が入り込みやすいです。換気口まわりのコーキングが黒ずんでいる、金属部分にサビが出ているときは早めに補修対応しましょう。
防水処理が不十分
出窓の取り付け時にする防水処理が不十分だと、設置直後から雨漏りする場合があります。防水シートや防水テープが適切に貼られていない、重ね部分に隙間があると外壁と出窓の間から水が入り込みます。
また、施工後にメンテナンス不足だと防水層が劣化し、雨水の侵入を防げなくなります。新築やリフォーム直後に雨染みが見られる場合は、防水処理の不備を疑いましょう。
出窓から雨漏りしたらまずは応急処置!誰でもできる方法4選
出窓から雨漏りが発生したら、早急に修理業者へ依頼しましょう。ただし、業者が来るまでに応急処置しないと被害は止まりません。
ここでは、専門的な知識がなくても実践できる4つの応急処置方法を紹介します。
防水シートを活用する
雨漏り箇所が特定できる場合は、防水シートを活用しましょう。出窓の上部や外壁との接合部など、雨水の侵入が疑われる箇所を覆うと内部への浸水を防げます。
防水シートは厚手で粘着力のあるタイプを選ぶと効果的です。貼る前に汚れやホコリをしっかり落とし、乾いた状態にしてから施工しましょう。
雨の流れを考えて上から下へ向かって重ね貼りすると、より高い防水効果を発揮します。
ブルーシートを被せる
雨漏りの原因がはっきりしない場合や、すぐに補修できないときはブルーシートを出窓全体に被せて保護しましょう。出窓やその上部を広く覆い、ロープやガムテープでしっかり固定します。
風が強い日はシートがめくれないよう重しを置くのがポイント。シートの端を外壁側へ向けて下げるように設置すれば、雨水が自然に流れ落ちやすくなります。
吸水シートを敷く
出窓まわりの室内に水が入り込んでしまったときは、吸水シートを活用しましょう。吸水シートは水を素早く吸い取り、床や壁紙への被害を防いでくれます。
窓枠やサッシの下、出窓の台座部分など水が滴り落ちる位置に敷き詰めるのが効果的です。大量の水が流れ込んでいる場合は、吸水シートを重ねて使い、吸収後はすぐに新しいものと交換しましょう。
コーキング剤で隙間を塞ぐ
出窓と外壁のすき間が原因で雨漏りしている場合は、コーキング剤を使って一時的に防水処理する方法もあります。シリコン系やポリウレタン系の防水コーキング剤を選び、乾いた状態で隙間にしっかりと充填します。
塗布後はヘラで表面をならし、密着性を高めるのがポイントです。コーキングが固まるまで1〜2日かかるため、その間は雨が当たらないよう注意しましょう。
出窓から雨漏りしたときの正しい対処法【3ステップ】

出窓から雨漏りしたときに、焦って自己判断せず正しい方法で修理まで進めましょう。
- できる範囲で応急処置する
- 修理業者を選定する
- 雨漏り調査
- 契約・修理・アフターフォロー
応急処置から修理までのステップを解説します。
1.できる範囲で応急処置する
まずは被害を広げないために応急処置しましょう。吸水シートやタオル、防水テープで被害拡大を防いでください。
応急処置はあくまで一時的な対応なので、根本的な修理は専門業者に依頼します。
2.修理業者を選定する
応急処置を終えたら、速やかに修理業者を選びましょう。出窓からの雨漏りは屋根・外壁・サッシなど複数の部位が関係しており、原因の特定には専門的な知識と経験が必要です。
雨漏り調査の実績が多く、保証制度が整っている業者を選びましょう。
電話やメールでの対応が丁寧か、見積もりの説明が明確かどうかも判断のポイントになります。複数社から見積もりを取り、費用や説明内容を比較してから依頼先を決めると失敗しにくいです。
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3.雨漏り調査
修理前に業者による雨漏り調査があります。出窓の雨漏りは、浸入箇所と水が現れる場所が異なるケースもあるので、専門機器を使った精密な調査が必要です。
業者によって赤外線カメラや散水テストを実施し、原因箇所を特定します。調査結果は写真付きで説明を受け、内容に納得してから次の工程へ進みましょう。
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雨漏り調査の流れ・方法別の費用完全ガイド!所要時間・補修までの総額事例も
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4.契約・修理・アフターフォロー
調査が完了したら、見積もりと修理内容を確認したうえで契約を結びます。修理が完了した後も、施工箇所の経過観察や定期点検で再発防止につながります。
アフターフォロー体制が充実している業者であれば、万が一の不具合にも迅速に対応。修理後の安心を得るためにも、フォローまで見据えた業者選びを意識しましょう。
出窓の雨漏りを応急処置するときの注意点3つ
出窓からの雨漏りは、安全面と作業方法の両方に十分注意しましょう。応急処置の注意点を解説します。
高所作業は無理しない
出窓は外壁から張り出した構造で、屋根の下や2階部分など高所に位置しています。雨漏り箇所を確認しようと高所作業すると、転倒や落下などの危険が伴います。
応急処置はあくまで「手の届く範囲」で進めましょう。届かない場所や屋根に近い部分の補修は、必ず専門業者に依頼してください。
安全確保が最優先!
不適切な方法で作業しない
応急処置のつもりで隙間をテープで覆ったり、防水剤を塗りすぎると水の逃げ道を塞いでしまいます。内部に湿気がこもり、カビや木材の腐食を進行させる原因にもなりかねません。
応急処置はあくまで一時的な防御策であり、根本的な修理にならないことを理解しておきましょう。
修理・交換作業は業者に依頼する
コーキングの打ち直しや外壁のひび割れ補修、防水処理の再施工など、本格的な修理や交換は専門業者に依頼してください。原因を正確に特定しないまま自分で修理を進めると、別の場所から再び漏れる場合があります。
応急処置はあくまで「つなぎ」として、早めに修理業者へ相談しましょう。
出窓雨漏りの調査料金〜修理費用相場

出窓の雨漏り修理にかかる調査費用と修理費用の目安を紹介します。
雨漏り調査費用相場
最も簡単な目視調査なら0〜3万円程度です。原因が複雑な場合は、散水調査(3〜5万円)や赤外線カメラ調査(2〜50万円)で進めます。
木造住宅やコンクリート造では電気抵抗調査(3〜10万円)するケースもあります。調査内容については、現地調査で業者に説明してもらいましょう。
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修理費用相場
出窓の雨漏り修理費用は、損傷範囲によって1〜30万円と幅があります。コーキングの打ち直しなど軽い補修なら数万円で済みますが、外壁や防水層の交換が必要な場合は10万円以上になるケースも。
劣化が進んで内部の下地まで傷んでいると、解体や再施工が必要になる場合もあります。まずは現地調査で見積もりを取り、出窓の状態と修理内容を細かく説明してもらいましょう。
出窓の雨漏り修理費用を安く抑えるポイント
出窓の雨漏り修理を安く抑えるには、以下のポイントを意識しましょう。
- 複数業者に見積もりを取る
- 必要箇所のみ部分修理する
- 火災保険を活用する
- 定期的に点検・メンテナンスする
自然災害や事故であれば、火災保険が適用されるので修理依頼前に保険会社にも連絡すべきです。また、業者選定の際は3社程度比較してから、費用対効果の高い1社を見極めましょう。
出窓の雨漏りは放置厳禁!調査からプロに相談を!
本記事では、出窓から雨漏りが発生する原因や応急処置の方法について解説しました。修理の流れや費用相場についてもお分かりいただけたかと思います。
出窓の雨漏りは放置すると被害が拡大し、外壁や構造部分の腐食にもつながります。早めの点検・修理を意識しましょう。
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出窓の雨漏りに関するよくある質問
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Q. 出窓から雨漏りする主な原因は?
A.出窓から雨漏りする原因は以下の6つです。
- コーキングの経年劣化
- 出窓の屋根の劣化・ひび割れ
- サッシ・ガラスの不具合
- 外壁のひび割れ
- 出窓上の換気扇・換気口
- 防水処理が不十分
-
Q. 出窓の雨漏りは自分で直せる?
A.雨漏りは内部構造まで水が浸透しているケースが多く、表面だけ補修しても再発しやすいです。専門業者による雨漏り調査と修理を依頼してください。
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Q. 出窓の雨漏り修理にどれくらい費用がかかる?
A.軽いコーキング補修なら1万円〜5万円前後、外壁補修や防水層の再施工が必要な場合となると10万円〜30万円ほどが目安です。



















