2026.03.10 2026.03.10
この記事では、アパート外壁塗装の費用相場について徹底解説していきます。
アパートは戸建て住宅よりも一般的に塗装面積が広い分、費用の不安が大きいでしょう。アパート経営にあたって修繕積立金を削る不安もあれば、当然慎重になるものです。しかし、アパート規模によっては費用を抑えられるケースも。助成金利用などで、負担を大きく減らせるケースもあります。
「所有アパートの外壁がかなり汚れてきたけれど、相当な金額が必要?」
「劣化が激しい物件で…コストを抑えて塗装だけでもOK?」
「見栄えが悪く、入居してもらいにくい…見た目も相談できる?」
といった疑問・お悩みまでスッキリ解消していきます。
記事後半では、極力コストを抑えて見栄えUPをかなえてくれる塗装業者の選び方もご紹介。建物の外観は、入居者からすると物件探しの第一印象。極力コストを抑えて見栄えを整えたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
アパート外壁塗装の費用相場【規模別の総額支払いイメージ】

最初に、アパート外壁の塗装にかかる費用相場や施工日数、施工のタイミングをご紹介します。
費用相場
建物の規模ごとの費用相場は、以下が目安です。
| 規模・階数 | 世帯数目安 | 費用相場(総額) |
|---|---|---|
| 20~30坪・2階建て | 2~4世帯 | 70~120万円 |
| 40~50坪・2階建て | 6~8世帯 | 120~180万円 |
| 60~80坪・2階建て | 10~12世帯 | 180~300万円 |
| 80~100坪・3階建て | 12~16世帯 | 250~450万円 |
費用は延べ床面積だけでなく外壁面積によって変わるため、世帯数が増えれば増えるほど高くなります。ただし、状況により費用は大きく変動する場合も。上記は、あくまでも目安として考えておきましょう。
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施工日数
施工にかかる日数は、規模によって変わります。
| 規模 | 目安世帯数 | 施工日数 |
|---|---|---|
| ~30坪 | 2~4世帯 | 10~14日ほど |
| 40~60坪 | 6~10世帯 | 14~21日ほど |
| 80坪~ | 12世帯~ | 21~30日ほど |
3階建て以上の場合や、屋根塗装・防水工事などを合わせて実施する場合は、上記に加えて3~7日ほど必要です。また、雨や強風などの悪天候によって工事ができない日が出る場合もあるため、日数は多めで考えておくと良いでしょう。
40~60坪ほどでの施工日数の内訳は、以下を参考にしてください。
| 内容 | 日数 |
|---|---|
| 近隣への挨拶・足場設置 | 1~2日 |
| 高圧洗浄 | 1~2日 |
| 下地補修・シーリング打ち替え | 2~4日 |
| 養生 | 1~2日 |
| 外壁塗装 | 5~7日 |
| 付帯部塗装 | 2~3日 |
| 点検・足場解体・清掃 | 2日 |
業者によって内訳が変わる場合もあるため、詳細は見積もり時に確認するのがおすすめです。
施工のタイミング
アパートの外壁は、前回の塗装から10~15年ほど経過したタイミングでの施工が基本です。ただし、使用した塗料によっても耐久年数は異なります。
- シリコン塗料:10~12年
- フッ素・ラジカル塗料:15~18年
- 無機塗料:20~25年
上記を目安に再塗装を検討しましょう。ただし、以下の劣化症状が出ている場合は、早めに塗装する必要があります。
- 触ると白い粉がつく(チョーキング現象)
- ひび割れがある
- コケやカビが発生している
- シーリング(目地)が切れている
劣化症状が進むと修繕費用が高くなるため、早めの対策がおすすめです。
アパートの外壁塗装費用に影響する4つの項目
アパート外壁の塗装費用は、以下4つの要素で変動します。
- 足場代
- 塗料の種類
- 補修費用
- 人件費・諸経費
費用相場だけでなく、費用に影響する項目も考慮して予算を組んでおくことが大切です。
足場代
総支払額の20%ほどを占めるのが、この足場代です。たとえば60坪10世帯ほどの2階建てアパートの場合、総額が200万円なら、そのうちの40万円ほどは足場代となります。
足場は、安全に作業するために欠かせない設備。3階建て以上になると足場代は1.2~1.5倍ほど高くなりますが、必要不可欠な出費です。
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塗料の種類
どの塗料を使うかも、費用に大きく影響します。
| 塗料の種類 | 単価(1mあたり) |
|---|---|
| シリコン | 2,200~3,500円 |
| ラジカル | 2,300~4,000円 |
| フッ素 | 3,500~5,000円 |
| 無機 | 4,500~6,000円 |
使用する塗料によって、費用は100万円以上変わることも。ただし、安価な塗料は耐用年数が短いため、フッ素や無機などの高価な塗料を選ぶのは長期的な視点ではコスパが良いと考えられます。
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補修費用
塗装作業に入る前に、ひび割れなどの補修も必要です。補修が必要な箇所が多ければ多いほど、費用は多く必要になります。
たとえばひび割れの補修では、1ヶ所あたり1,500~3,000円ほど必要です。シーリングの打ち替えは1mあたり900~1,500円、鉄部のサビ止め・ケレン作業では1m²あたり600~1,000円ほどかかります。
人件費・諸経費
費用総額の10~30%ほどは、人件費や諸経費です。技術力が高い職人が多く必要であれば、それだけ費用も高くなります。
また、廃材の処分費や事務手数料などの費用も必須。見積もりでは、何にいくら計上されているのか、できるだけ細かくチェックしておきましょう。
アパート外壁費用を安くするには?コストを抑える4つのコツ

まとまった費用が必要になるアパートの外壁塗装では、以下4つのコツを実践するとコストを抑えやすくなります。
- 助成金や補助金、火災保険を活用する
- 自社施工の業者を選ぶ
- 閑散期に依頼する
- 屋根塗装とセットで依頼する
それぞれ詳しくご紹介します。
助成金や補助金、火災保険を活用する
助成金や補助金を活用すると、出費を大きく抑えられる可能性があります。受け取れる金額は工事費の10%~20%かつ上限が10~30万円程度が一般的で、申請するには条件を満たしていなければなりません。
助成金や補助金は工事契約の前に申請する必要があるため、見積もりの段階から活用を検討するのがおすすめです。
また、台風や雹(ひょう)などの自然災害による破損があるなら、火災保険を活用するのも選択肢のひとつです。
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自社施工の業者を選ぶ
自社施工の業者を選ぶと、中間マージンがなくなるためコストを抑えられます。
ハウスメーカーや大手リフォーム会社に依頼すると、実際の施工は下請けの塗装店となるため、中間マージンも含めて支払う必要があります。自社施工の業者に依頼すれば、数十万円ほど安くなることも。
閑散期に依頼する
外壁塗装業界は、春と秋が繁忙期。一方で夏と冬は閑散期にあたるため、予約が取りやすく割引キャンペーンも開催されやすくなります。
6~8月の夏場は雨や台風により工期が伸びやすく、12~2月の冬場は気温が低すぎて塗装できない日が出てくるためです。それぞれ閑散期ならではの注意点にもなりますが、コストを抑えるなら狙い目です。
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屋根塗装とセットで依頼する
屋根塗装もセットで依頼すれば、それぞれ別で依頼するよりも大幅にコストを抑えられます。同時施工なら、足場代の出費が1回で済むためです。
アパートの塗装は、外壁だけでなく屋根も定期的に施工が必要。全体的なコストを削減するなら、同時施工して数十万円浮かせるのが賢い方法です。
ただし、状況により塗装が必要かどうかは変わってくるため、まずはプロに見てもらって相談して決めていくのが良いでしょう。
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アパート外壁塗装における3大注意点!費用の経費計上時のポイントも
アパートの外壁塗装をするなら、以下3つの注意点も覚えておきましょう。
- 入居者や近隣への告知は早めに
- 500万円を超える工事は建設業許可が必要
- 年度末までに完工しないと塗装費用は修繕費として計上できない
それぞれ丁寧にご紹介します。
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入居者や近隣への告知は早めに
外壁塗装では、足場を組んだり高圧洗浄をしたりするため、入居者や近隣とのトラブルが発生しやすいです。そこで、入居者や近隣住民への告知はできるだけ早めに実施しておきましょう。
遅くとも、工事開始の2週間~1ヶ月前には告知しておくのが安心です。
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500万円を超える工事は建設業許可が必要
規模が大きい外壁塗装工事で、500万円を超える場合、建設業許可がある業者に依頼しなければなりません。
建設業法による規定なので、建設業許可がない業者に依頼すると違法となってしまいます。特に、外壁の劣化が進んでいたり屋根やベランダなどの施工も同時依頼したりするなら、500万円を超えやすいので注意が必要です。
年度末までに完工しないと塗装費用は修繕費として計上できない
塗装費用は、修繕費として経費計上できます。ただし、年度末までに工事が完了していないと、その年度での経費計上ができません。完工の日が基準になるため、遅延リスクもふまえて余裕を持って計画を立てる必要があります。
また、資産価値向上のための塗装とみなされてしまうと資本的支出として減価償却が必要になるため、事前にしっかり税理士と相談しておくのがおすすめです。
アパートの外壁塗装業者の選び方!費用だけじゃないチェックポイント

アパートの外壁塗装業者を選ぶ際は、費用だけでなく以下4つの点にも注目しましょう。
- 資格や許可があるか
- 実績は豊富か
- 保証とアフターフォローは充実しているか
- 見積もり内容は明瞭か
適正価格で丁寧な施工をしてくれる優良業者を見つけるために、細かくチェックするのがおすすめです。
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資格や許可があるか
アパートの外壁塗装は、法的な許可と専門資格がある業者に依頼するのが安心です。
塗装工事業許可や建設業許可、一級塗装技能士資格、雨漏り診断士資格などがあれば、より安心して工事を任せられます。公式サイトで公開されているケースが多いため、事前に細かくチェックしてみましょう。
実績は豊富か
丁寧な施工をしてくれる業者は、実績が豊富で信頼度が高いもの。アパートの外壁塗装を依頼するなら、戸建てではなくアパートの外壁塗装実績をチェックしましょう。
アパートは、戸建てよりも足場設置が難しかったり入居者への対応が多かったりするもの。実績豊富な業者なら、トラブルのリスクを最小限に抑えられます。
色合いのオススメや
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保証とアフターフォローは充実しているか
保証やアフターフォローが充実していれば、塗装後も安心してアパート経営ができます。たとえば自社保証だけでなくリフォーム瑕疵(かし)保険があるか、定期点検の仕組みがあるかなどまで確認しておくと安心です。
見積もり内容は明瞭か
見積もりは、できるだけ細かく記載してくれる業者が安心です。作業項目ごとの金額や、1m、1m²ごとなどの単価が明記されていれば、安心度は高くなります。
一方で、「一式」などとまとめて記載する業者は、後から思わず追加請求を受ける可能性もあるため、注意が必要です。
アパートの外壁塗装業費用は相見積もりで比較検討しよう!
アパートの外壁を定期的に塗装すると、建物の寿命を延ばすだけでなく、空室対策や資産価値の維持に直結します。屋根塗装とセットで依頼したり助成金を活用したりして、少しでもコストを抑えた塗装を目指しましょう。
また、業者選びで失敗しないためには、複数社から見積もりを取って比較検討するのが大切です。費用面はもちろん、サービス面なども含めて検討し、納得できる業者へ依頼しましょう。
- 外壁塗装にいくらかかるか知りたい
- 助成金を使えるのか知りたい
- アパートの資産価値を維持したい!

アパートの外壁塗装は定期的に!
助成金の活用も含めて
専門業者に相談しよう!
アパートの外壁塗装費用に関するよくある質問
-
Q. 雨漏りしていないけれど塗装は必要?
A.雨漏りをしていなくても、触ると白い粉がついたりひび割れなどの劣化症状が出ていたりするなら早めに塗装する必要があります。
-
Q. 塗装費用は一括で経費にできる?
A.年度末までに完工していれば、修繕費として一括経費精算が可能です。ただし、資産価値向上のための塗装になると減価償却が必要になるため、あらかじめ税理士に相談しておくのがおすすめです。
-
Q. 入居者への通知はいつ頃すべき?
A.アパートの外壁塗装をするなら、工事開始の2週間~1ヶ月前には入居者および近隣住民へ告知しておくと安心です。
































