剪定したいと思っているブルーベリーの木

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ブルーベリーの剪定時期と適切なお手入れ方法を徹底解説!【失敗しないためのコツも】

2024.10.06 2024.10.06

この記事では、ブルーベリーの剪定について徹底解説していきます。

初心者でも育てやすく、可愛い花も実も楽しめることで、人気のブルーベリー。しかし、定期的に剪定しないと病気になったり害虫が住み着いたりするリスクがあるので注意しなければなりません。

ここでは、そんなブルーベリーの剪定時期や剪定方法についてご紹介します。記事後半では、失敗しないためのコツにも触れますので、ぜひ参考にしてください。

剪定前に知っておきたいブルーベリーの主な系統【お手入れの重要知識】

剪定した木からとれたブルーベリー

ブルーベリーは落葉樹で、さまざまな種類があります。中でも栽培用では、「ハイブッシュ系」と「ラビットアイ系」が主な系統です。

剪定前に、ブルーベリーの基礎知識として2つの「系統」について知っておきましょう。

ハイブッシュ系

ハイブッシュ系のブルーベリーは、6月中旬から7月中旬に実が付きます。寒冷地や高冷地に適した系統で、「ノーザン・ハイブッシュ」と「サザン・ハイブッシュ」に分けられます。
「ノーザン・ハイブッシュ」は寒さに強く、「サザン・ハイブッシュ」などは温かい地域でも問題なく栽培できる種類です。

ラビットアイ系

7月下旬から8月下旬まで実がなるのが、ラビットアイ系。熟す前の赤い実がウサギの目のように見えるのが特徴です。土壌適応性が広く、樹勢が強いのでどんどん伸び、収穫量が多い点もメリットです。

ブルーベリー剪定に適した時期はいつ頃?

ブルーベリーの剪定に適しているのは、1~2月と5~7月です。休眠期である1~2月には、ダメージを受けにくいので安心して剪定できます。真夏以外はいつでも剪定はできますが、しっかり切るなら冬が良いでしょう。

5~7月には、日当たりや風通しを良くするために、不要な枝を剪定します。どんどん成長するブルーベリーは、年に2回剪定するのがおすすめです。

ブルーベリーの剪定方法【適切なお手入れを】

これから剪定していくブルーベリーの木

年2回の剪定は、それぞれ適切な方法でお手入れしなければなりません。

  • 冬の剪定(1~2月)
  • 夏の剪定(5~7月)

それぞれの剪定方法を確認しておきましょう。

冬の剪定

冬は休眠期なので、強めの剪定が可能な時期です。そこで、不要な枝をしっかり落として樹形を整えましょう

  • 枯れた枝
  • 弱い枝
  • 細い枝
  • 下向きの枝
  • まっすぐ上向きの枝
  • 混み合っている枝

上記をはじめとする不要な枝をどんどん剪定し、成長を促しましょう。

この時、夏に実を付けてほしい枝を決めることも大切です。

実が付きやすい若くて健康な枝を決めたら、その枝にしっかり日が当たるように周辺の枝を剪定します。また、花芽が多すぎる場合は、花芽の先端も切っておきましょう。

ちなみに、1~2年目の若木の場合は、花芽が付きやすい健康な枝を残し、それ以外をしっかり剪定します。2~3年目の木なら、不要な枝を整えて樹形を整えるのに重きを置くと良いでしょう。

3年目以降はご紹介した方法での剪定ですが、全体的に枝を短くすることを意識するとキレイに仕上がりやすくなります。

夏の剪定

夏は、不要な枝を軽く剪定するのみに留めます。また、日当たりや風通しが良くなるように、枝を間引くのも大切。この時、花芽がある枝を3つほど残すようにします。

切り過ぎると実を付けなくなってしまうので、剪定しすぎないのが重要なポイントです。

ブルーベリー剪定作業後のケアも重要!【必須のお手入れ】

剪定をしたら、その後のケアも必須です。ブルーベリーを健康的に育てるために、剪定後も手を抜かずにお手入れしましょう。

  • 肥料をしっかり与える
  • 切り口に癒合材を塗布する

美味しい実を楽しむためにも、各ケアについて見てみましょう。

肥料をしっかり与える

剪定した後のブルーベリーはダメージを受けているため、肥料をしっかり与えてケアしてあげなければなりません。

肥料は、ブルーベリー専用のものがベスト。チッソやリン酸、カリと、バランス良く配合されている肥料を選びましょう。

切り口に癒合材を塗布する

太めの枝を剪定したら、切り口を保護するために癒合材を必ず塗っておきます害虫や病気が発生することもあるため、癒合材は剪定前に用意し、忘れずに塗布しましょう。

ブルーベリーの剪定で失敗しないためのコツ5つ!

ブルーベリーの剪定を考えている人の手

ブルーベリーの剪定で失敗しないためには、ここでご紹介する5つのコツを押さえておきましょう。

  • 品種ごとに最適な剪定時期を見極める
  • 枝を切りすぎない
  • 花芽のついた枝を切りすぎない
  • 芽の向きに注意して剪定する
  • 5~6月に摘心する

大切に育てていくためのポイントにもなるので、ぜひ覚えておきましょう。

品種ごとに最適な剪定時期を見極める

ブルーベリーの剪定に適した時期は1~2月と5~7月ですが、すべての品種が必ずしも当てはまるわけではありません。100種類以上もの品種があるブルーベリーは、品種それぞれで特徴が違うだけでなく、栽培する地域ごとに開花時期が異なる場合があるためです。

そこで、自宅で育てている品種に合ったタイミングを見極めて剪定する必要があります。1~2月と5~7月を目安として、育てている品種に合ったタイミングを見計らいましょう。

枝を切りすぎない

枝を切りすぎると、実が付かなくなったり光合成ができず枯れてしまったりする場合があります。そのため、必要な枝を先に見極めて、しっかり残すのがポイント。

冬には強めの剪定をしますが、それでもベースは不要な枝の剪定のみと考え、切りすぎないよう注意しましょう。

花芽のついた枝を切りすぎない

花芽のついた枝がなくなると実が付かなくなってしまうため、必要な分は残さなければなりません。一方で、花芽を残しすぎると栄養分が足りなくなってしまいます。

そこで、3つほど花芽が付いた枝を残すことを心掛け、切りすぎないようにしましょう。

芽の向きに注意して剪定する

花芽はさまざまな方向に付きますが、剪定して良いのは上向きや内側向きのもののみです。外向きや下向きの花芽は剪定せず残さなければなりません。

上向きや内側向きの花芽は、剪定しないと枝が混み合い、光合成しにくくなります。見つけたら剪定するようにしましょう。

5~6月に摘心する

新梢の枝先を3分の1ほど切り詰める「摘心(てきしん)」は、5~6月がベストです。摘心をすることで、枝数を増やす効果が見込めます

ブルーベリーは適切な時期の剪定が大切!品種に合ったタイミングを見つけよう!

ブルーベリーは、品種ごとに適切な剪定時期が異なります。一般的な剪定時期を踏まえ、品種ごとに最適なタイミングを見極めていくことが大切です。

ブルーベリーの剪定の手間を省きたいなら、専門の業者へ依頼するのも手です。ブルーベリーは1本では実がつきにくいため、複数本育てている家庭も多いもの。本数が多いとその分剪定の手間も増えるので、無理せずプロにお任せする方法も検討してみましょう。

ブルーベリーの剪定業者を探すなら、セーフリーをご活用ください。条件検索で自宅近くの業者を見つけやすくなっているので、まずは見積もりから依頼してみましょう。

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ブルーベリーの剪定時期と適切なお手入れ方法を徹底解説!【失敗しないためのコツも】のよくある質問

  • Q. ブルーベリーの剪定時期はいつ頃がベスト?

    A.

    ブルーベリーの剪定は、1~2月と5~7月が適しています。

  • Q. ブルーベリーの剪定方法は?

    A.

    冬剪定も夏剪定も、不要な枝を切って日当たりや風通しを良くするのが基本です。枯れた枝や細い枝などの不要な枝を見極めて切り、必要な枝に栄養が行き渡るようにしましょう。

  • Q. ブルーベリーの剪定で失敗しないためのポイントは?

    A.

    ブルーベリーの剪定で失敗しないためのポイントは、下記です。

    ・品種ごとに最適な剪定時期を見極める
    ・枝を切りすぎない
    ・花芽のついた枝を切りすぎない
    ・芽の向きに注意して剪定する
    ・5~6月に摘心する

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