2025.06.25 2025.06.25
この記事では、庭の木を切ると不幸になると言われる理由を解説します。
縁起を大切にする人にとって、庭の木を切っても良いのか判断が難しい場合もあるでしょう。伸び切った木をそのままにしておくか切るべきか、切る前後のお清め方法などについても紹介しています。
縁起の良い木や伐採に向いていない日、庭木を放置するリスクにも触れているので、ぜひ参考にしてください。
目次
庭の木を切ると不幸になるのは言い伝え【科学的根拠なし!】
「庭木を切ると家運が傾く」そんな話を耳にすると、何となく手が止まってしまうかもしれません。古くから日本では草木に魂が宿ると信じられ、特に長年そこに根を張ってきた大木は守り神のように扱われてきました。
しかし、現代の科学的視点で見る限り、切る行為と不運との間に因果関係は確認されていません。実際に起こり得るのは、強引な作業による落枝事故や、切り株の放置で発生するシロアリ被害といった現実的なトラブルです。
これらは適切な方法で剪定・伐採し、後処理を怠らなければ防げるリスクです。つまり「木を切ると不幸になる」は迷信であり、正しい知識と安全対策さえ押さえれば、庭の木を切ることは生活環境を整える前向きな手段と言えるでしょう。
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庭の木を切ると不幸になると言われる4つの理由
昔から「庭木に手を入れると災いが起こる」とささやかれますが、その背景には信仰や縁起、風水、そして実際起こり得るリスク、4つの視点が重なっています。
ここでは、庭の木を切ると不幸になると言われている理由について見ていきましょう。
木に神様が宿っていると言い伝えがある
日本には、自然物に精霊や神が宿るという考え方が脈々と残っています。長年その場所を見守ってきた大木ほど守護の力が強いとみなされ、むやみに伐れば神威を損ねると恐れられてきました。
木を切る行為が命を絶つことと重ねて語られるため、「祟り」や「家運低下」といった言い伝えが今も語り継がれているのです。
縁起の良い木がある
南天や柿、松などは魔除けや金運、長寿の象徴として植えられることが多く、伐採すると邪気が入ってきて災いが起こると考えられがちです。
祝い事で贈られた記念樹や先祖代々の庭木も同様に特別な意味を背負っているため、剪定や伐採に踏み切る際は家族の歴史への配慮が必要かもしれません。
風水学的な理由で気のバランスが崩れると言われている
風水では庭木が「木」や「土」の気を受けもつ重要な存在とされます。樹木を失うことで家全体のエネルギー循環が変わり、住人の運勢にまで影響が及ぶと考える流派もあります。
とりわけ幹の太い古木は気を鎮める力が強いとされるため、抜根に慎重になっている現状があります。
伐採後の事故リスクや環境変化による物理的な理由
言い伝えだけでなく、物理的な面も不幸になると言われる理由です。伐倒方向を読み違えれば建物や隣家を傷つけ、高所作業では転落や刃物事故が起こり得ます。
また、風除けや日除けとして機能していた樹木を失うと、強風や直射日光が室内環境を急激に変えてしまうことも。こうした現実的なトラブルが「不幸」と結びつき、迷信を後押ししてきた側面があるのです。
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庭の木を切ると不幸になる?お清め・お祓いの方法について
庭木の伐採について、ただの作業とは異なる意味合いを感じる方も多いでしょう。長年その土地を見守ってきた木を切るとなれば、迷信や言い伝えに対する配慮や、気持ちの整理として「お清め」や「お祓い」をしたい人もいるかと思います。
科学的な根拠はないとはいえ、感謝の気持ちを込めて丁寧に向き合うことで、心の安定にもつながります。ここでは、自分で供養する方法と神社に依頼するケースの両方について解説します。
木の四角に塩と清酒を撒く
自分自身でお清めする場合は、塩と清酒を使った簡易的な方法が一般的です。
まず、庭木の四方に少量ずつ塩と清酒をまき、その場に立って両手を合わせ、これまでの年月に対する感謝を心から伝えましょう。この一連の流れは形式にとらわれる必要はなく、大切なのは木に対する敬意と感謝の気持ちです。
神社にお清め・お祓いを依頼する
より丁寧に供養したい場合や、大切な記念樹、先祖代々の庭木などを伐採する場合は神社へ正式に依頼する方法もあります。神主に自宅へ来てもらい、敷地内でお祓いをしてもらうことで、精神的にも納得のいく区切りをつけられるでしょう。
依頼時は伐採予定の日時や住所、木の状況などを伝えるとスムーズです。費用の目安としては5,000円〜1万円程度ですが、あくまで感謝の気持ちとして包むものであり、詳細は神社ごとに異なります。
切ると不幸になると言われている庭の木は?
庭の木を切っても不幸にはなりませんが、特に「この木は切ってはいけない」とされる種類がいくつか存在します。
中でも有名なのが「南天」や「松」といった縁起の良い木です。
南天は「難を転じる」と語呂合わせされ、魔除けとして門や鬼門に植えられることが多く、特別な意味が込められています。
松に関しては一年中葉を茂らせる生命力から「長寿」や「繁栄」の象徴とされ、古くから敬われてきました。
科学的な根拠はなくても、気持ちの上で踏み切れないと感じるなら無理に伐採する必要はありません。その場合は剪定のプロに依頼し、物理的なトラプルに発展しないよう整えてもらいましょう。
庭の木を切ると不幸になる日付とは【土用の日・つちの日】
昔から「土用」と「つちの日」は土に宿る神が活発になる時期とされ、伐採などの土仕事を避けるべきだと伝えられてきました。庭木を切る場合はこの暦を気にして、慎重に日取りを選ぶ人もいるでしょう。
ここでは、2025年の土用期間と大つち・小つちの日を月ごとにまとめています。伐採計画の参考にしてください。
土用の日 | 大つちの日 | 小つちの日 | |
---|---|---|---|
1月 | 17〜31日 | 1〜7日 | 9〜15日 |
2月 | 1〜2日 | ― | ― |
3月 | ― | 2〜8日 | 10〜16日 |
4月 | 17〜30日 | ― | ― |
5月 | 1〜4日 | 1〜7日 | 9〜15日 |
6月 | ― | 30日 | ― |
7月 | 19〜31日 | 1〜6日 | 8〜14日 |
8月 | 1〜6日 | 29〜31日 | ― |
9月 | ― | 1〜4日 | 6〜12日 |
10月 | 20〜31日 | 28〜31日 | ― |
11月 | 1〜6日 | 1〜3日 | 5〜11日 |
12月 | ― | 27〜31日 | ― |
上記の日程を避ければ必ずしも不幸を招かないというわけではないものの、古来のしきたりを守ることで精神的な安心感が得られるのも事実です。
どうしてもこの期間に作業が必要な場合は、お清めやお祓いなどの儀式を取り入れ、木への感謝を形にしてから伐採に臨むと良いでしょう。
お清め・お祓いせずに庭の木を切ってしまったときの対処法
伐採の予定に追われていたり、知らずに作業を進めてしまい、うっかりお清めやお祓いせずに庭木を切ってしまうこともあるでしょう。そんなとき「不幸になるのでは?」と不安を感じる方もいますが、過度に気にする必要はありません。
ここでは、事後の心の整理としてどのように対処できるか解説します。
基本的に何もしなくてOK
実際のところ、お清めやお祓いをせずに木を切ったからといって、何か悪いことが起こるわけではありません。もともとこうした儀式は、日本人の自然への感謝や敬意を表すものであり、絶対に必要ではないのです。
伐採が無事に終わったのであれば、その行為自体を重く受け止めすぎず、冷静に受け入れましょう。
不安な場合は切ったあとに塩と清酒を撒く
どうしても気になる場合は、伐採したあとの切り株や周囲に塩と清酒を少量まいてみましょう。この行為には浄化と供養の意味が込められており、木に対する敬意と謝意を後からでも伝えられます。
神社に相談する選択肢もある
それでも不安が拭えないときには、地元の神社に相談してみるのも良い方法です。神主さんに事情を話せば、必要に応じた祈祷やアドバイスをもらえます。
特に長年大切にしていた木を切った場合は、きちんと気持ちを整理する意味でも専門家の助言が心強い支えになるかもしれません。どのような対処を選ぶにせよ、最も大切なのは木に対して敬意をもち、感謝の気持ちを忘れないことです。
庭の木を切ると不幸になるからそのままにすべき?【放置する3つのリスク】
「縁起が悪いから切らずに放置したほうが良いのでは」と迷うかもしれませんが、実際は放置することで起こり得るトラブルの方がよっぽど厄介です。
ここでは、庭木を放置した場合に起こりやすい3つのリスクを解説します。
害虫が発生する
枝葉が密集して風通しが悪くなると、毛虫やシロアリなどの害虫が住み着きやすくなります。
枯れ枝が多い木は湿気を抱え込みやすく害虫の温床となりやすい!
放置した結果、家屋へシロアリが侵入し床下を損傷すると、修繕費は伐採費用をはるかに超えることもあります。
近所とトラブルになる
繁った枝が隣家の敷地や道路にせり出すと、落ち葉や日照の問題で苦情が寄せられるケースも考えられます。
枝が折れて隣家の車や屋根を傷つければ損害賠償の対象に!
日頃から適切に手入れしておかないと、思いがけない近隣トラブルへ発展してしまうため、庭木は放置しない方が良いのです。
庭の美観が損なう
伸び放題の枝葉は見た目に良くない印象を与え、家全体の価値を下げる要因になります。景観が悪くなると居住者の気分にも影響し、せっかくの庭空間がくつろげない場所へ変わってしまうでしょう。
庭木は適切に管理してこそ、暮らしに彩りと安らぎをもたらしてくれる存在です。
庭の木を切るならプロの伐採業者に全てお任せできる!
高所作業や重機の扱いが伴う伐採は、事故のリスクが高いため専門業者に依頼するのが安心です。プロなら伐採計画から安全対策、切り株の抜根、発生材の処分まで一括で対応してくれるため、施主は何もせずに丸ごとお任せできます。
費用の目安は木の高さや本数で変わるため、一般的な相場を確認してみましょう。
上記はあくまで目安であり、樹種や立地条件、作業車両の進入可否などでも変動します。
複数社に現地見積もりを依頼し、作業内容と費用の内訳を確認した上で契約すると余計なトラブルを防げるでしょう。
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庭の木を切っても不幸にならない!業者依頼してあらゆるリスクを回避しよう!
本記事では、庭の木を切ると不幸になるのか、そう言われる理由も解説しました。伐採前後のお清め・お祓い方法、庭木を放置するリスクについてもお分かりいただけたかと思います。
庭の木を切ると不幸になると言われるのは言い伝えで、切っても全く問題ありません。むしろ、放置する方が害虫や近所トラブルのリスクが増えてしまいます。縁起が心配な人は、お清めやお祓い後に伐採の準備を進めましょう。
庭木伐採業者はセーフリーに多数掲載しています!フィルター機能で絞り込みながら、気になる業者が簡単に見つかりますよ。口コミや料金などを確認しながら、3社程度ピックアップし無料見積もりで比較してみましょう!
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- 庭の木が伸び切ってる…
- 庭木を放置し過ぎて鳥の居場所に…
- 庭木が伸び過ぎて今にも倒れそう…
庭木は放置厳禁!
転倒・害虫発生リスクを回避するため
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庭木伐採と縁起に関するよくある質問
-
Q. 庭木を伐採したらダメなの?
A.庭木を伐採しても問題ありません。「木を切ると不幸になる」というのは昔からの言い伝えであり、科学的根拠はありません。むしろ放置すると害虫発生や近隣トラブルの原因になるため、適切な管理の一環として伐採は必要です。
-
Q. 庭木伐採前にお清め・お祓いは必須?
A.必須ではありませんが、心配な方は行っておくと安心です。感謝や敬意の気持ちを込めて塩と清酒を撒く程度でも十分ですし、不安が強い場合は神社に依頼することもできます。形式よりも気持ちを大切にしましょう。
-
Q. 庭木伐採で縁起を優先するとどうなる?
A.縁起を気にして伐採をためらうと、害虫被害や景観の悪化、近隣トラブルといった現実的な問題が発生するおそれがあります。迷信にとらわれすぎず、必要なときは冷静に判断しましょう。