2025.05.04 2025.05.04
この記事では、ドライガーデンとロックガーデンの費用相場について解説します。
植物がメインのドライガーデン、石材がメインのロックガーデンはそれぞれ費用感が異なります。「どちらか取り入れたいけれど、費用が気になる」「業者に頼むと高い…」「自分でできる?」など迷っている方に向けに、事例や安く抑える方法を紹介します。
記事後半では相場程度で依頼するための業者の選び方も解説しているため、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1 ドライガーデン・ロックガーデンとは?費用相場前の予備知識
- 2 ドライガーデンの費用相場と事例
- 3 ロックガーデンの費用相場と事例
- 4 ドライガーデンとロックガーデンの費用構成
- 5 ドライガーデンとロックガーデンの費用はどう決まる?【料金が上下する要素とは】
- 6 ドライガーデンとロックガーデンの費用はどちらが高い?
- 7 ドライガーデン・ロックガーデンの費用を安く!自分でDIYする際はいくらかかる?
- 8 ドライガーデンとロックガーデンの費用を抑える方法【ポイント4つ】
- 9 ドライガーデンとロックガーデンの費用を相場で依頼するには?【業者選びのポイント3つ】
- 10 ドライガーデンとロックガーデンの費用を抑えるなら複数業者に見積もりを!
ドライガーデン・ロックガーデンとは?費用相場前の予備知識
ドライガーデンとロックガーデンは、どちらも個性的な景観を楽しめる植栽スタイルとして人気があります。
まずはそれぞれの特徴を「デザイン」「植物」「コスト」「メンテナンス」の4つの視点から見ていきましょう。
ドライガーデンの特徴 | ロックガーデンの特徴 | |
---|---|---|
デザイン | 乾燥に適応した植物を活かし、シンプルかつモダンな構成で全体の形状や配色を重視 | 石や岩を主役にした立体的な構成で、自然の風景を模した落ち着いた印象をつくる |
植物 | アガベやユッカ、サボテン、多肉など乾燥地原産の品種が中心で、広いスペースを活かして配置される | 石の間に低木や多年草を植え込み、緑と岩のコントラストで自然らしさを演出 |
コスト | 珍しい植物や輸入品を使うケースが多く、導入費用がやや高めになりやすい | 使用する植物や資材が比較的手に入りやすく、施工費を抑えやすい傾向がある |
メンテナンス | 乾燥に強く手間のかからない植物が多く、日常的な水やりや雑草対策が最小限で済む | 植物の育成には定期的な水やりや剪定が必要で、やや管理の手間がかかることがある |
ドライガーデンは都会的で洗練された印象を求める方に向いており、ロックガーデンは自然に近い落ち着いた景観を楽しみたい方におすすめです。
ドライガーデンとロックガーデンの違いについては、以下の記事も参考にしてみてください。
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ドライガーデンの費用相場と事例
アメリカンハウスとの相性が抜群なドライガーデンは、植栽や石材の選び方によって雰囲気が大きく変わります。
事例 | 費用相場 |
---|---|
ポスト周りをアメリカンデザインで仕上げた場合 | 約30万~40万円 |
玄関アプローチで作る場合 | 約25万~35万円 |
庭でドライガーデンを新設した場合 | 約50万~60万円 |
オリーブ1本と敷地入り口に新設した場合 | 約70万~90万円 |
ここでは、玄関や庭、ポスト周りなどに施工した代表的な事例と、それぞれの費用相場をご紹介します。立地や目的に応じてプランを検討する参考にしてください。
ポスト周りをアメリカンデザインで仕上げた場合
約30万~40万円かけて施工した事例です。ココスヤシを中心に、アガベブルーグローやユッカロストラータなどを配置した植栽は、アメリカンハウスの外観とよく調和します。
黄土砂利や大窪石を使った化粧砂利敷きにより、乾いた土地の風合いを再現しつつ、雑草が生えにくい機能性も兼ね備えています。
玄関アプローチで作る場合
施工費用の目安は約25万~35万円です。来客の目に最初に留まる玄関まわりを彩るには、植物のボリュームや配置バランスが重要です。
アガベやユッカに加え、ドラセナやカレックス、ニューサイランなど異なる葉の質感をもつ品種を組み合わせ、奥行きのある空間演出にした事例です。
庭でドライガーデンを新設した場合
約50万~60万円かけて施工した事例です。広めのスペースに本格的なドライガーデンを作るなら、ココスヤシを中心に大胆な構成も可能です。
多種多様なアガベやユッカ、フェスツカグラウカ、ダシリリオンなどを取り入れ、異なる高さや色彩をバランスよく配置することで、リゾート感あふれる風景に仕上がるでしょう。
オリーブ1本と敷地入り口に新設した場合
約70万~90万円かけて大掛かりな施工となった事例です。存在感のある古木オリーブを主役にしたガーデンは、敷地入り口のアクセントとして高い人気を誇ります。
周囲にはパリートランカータやアロエストリアツラ、ユッカロストラータなどの個性豊かな植物を配し、矢掛石や黄土砂利を敷くことで落ち着きと格調のある空間が完成しますよ。
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プランターで作るドライガーデンの魅力!自分で作る方法やおすすめの植物も紹介
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ロックガーデンの費用相場と事例
ロックガーデンは手間をかけずに個性を演出できる庭づくりとして、近年ますます人気が高まっています。住宅や店舗の外構に取り入れることで景観のアクセントとしても機能し、管理のしやすさも兼ね備えています。
ここでは、ロックガーデンの事例を費用とともにご紹介。面積や使用素材、テーマにより費用が異なりますがぜひ参考にしてみてください。
事例 | 費用相場 |
---|---|
新築戸建てで新設した場合 | 約30万円 |
新築戸建て(南国風)の場合 | 約35万円 |
マンション入り口で新設した場合 | 約30万円 |
店舗前で新設した場合 | 約30万円 |
使用された素材やテーマと合わせて詳しく見ていきましょう。
新築戸建てで新設した場合
「アリゾナ砂漠のオアシス」をテーマに設計されたロックガーデンで、施工費用は約30万円です。サボテンやローズマリーなど虫がつきにくく、乾燥にも強い植物を中心に配置。
使用された木曽石や乱形石、流木がワイルドな印象を与え、自然素材の温かみも感じられる仕上がりになっています。
新築戸建て(南国風)の場合
南国リゾートの空気感を取り入れた華やかなロックガーデンで、施工費用は約35万円です。彩り豊かな植栽とともに、おがせ石やミカモ石、戸隠石を組み合わせて躍動感を演出。
1.2㎡のコンパクトなスペースでも、彩りと立体構成で空間の広がりを感じられるデザインです。
マンション入り口で新設した場合
出張の多い居住者にとって手間をかけずに楽しめるよう設計されたドライロックガーデンで、施工費用は約30万円です。
多肉植物やサボテンといった乾燥に強い植物を中心に、木曽石やレンガチップで構成された1.3㎡の空間で、管理のしやすさと景観の美しさを両立させています。
店舗前で新設した場合
店舗の花壇をロックガーデンにリニューアルし、和の要素と実用性を融合させたユニークな事例で施工費用は約30万円です。照明を活かした夜間の演出もポイントで、わずか0.5㎡のスペースながら、機能と美観の両方を叶えています。
ドライガーデンとロックガーデンの費用構成
ドライガーデンやロックガーデンを検討するとき、見積金額の内訳が気になる方も多いでしょう。実際の施工費用は複数の要素から構成されており、それぞれ何を求めるかで最終的な価格が大きく変動します。
- 植込み施工費用
- 植物費用
- 石材費用
- 諸経費
植込み施工費用は、職人による植物や石材の設置作業、土壌改良などの実作業に対して発生します。面積や作業の難易度により、10万〜20万円前後が一般的です。
植物費用は選定する品種やサイズにより異なります。アガベブルーグローは1〜2万円、ユッカロストラータは3〜5万円、ココスヤシは10万円を超えることもあり、見た目や希少性によって大きく上下するでしょう。
石材費用については、使用する石材の種類と量が価格に影響します。黄土砂利やレンガチップなどは安価で1㎡数千円ですが、戸隠石や大窪石など高級な天然石は1㎡あたり2〜4万円以上かかるケースもあります。
諸経費には、設計費、運搬費、資材の手配費、撤去費などが含まれます。総額の5〜15%程度を占めるケースが多く、見積もりを確認するときはこの範囲に収まっているか確認しましょう。
ドライガーデンとロックガーデンの費用はどう決まる?【料金が上下する要素とは】
ドライガーデンやロックガーデンの費用は決して一律ではなく、いくつかの要因によって大きく変動します。理想のデザインを実現しながらも、予算内で収めるには何が価格に影響するのか知っておきましょう。
- 施工範囲
- 植物の種類
- 石材の種類
- デザイン
施工範囲が広がれば、それに比例して資材費も人件費も増え、当然ながら総額も上がっていきます。玄関やポスト周りのような限られた範囲なら費用は抑えられますが、庭全体となるとその分大きな金額が必要になります。
植物や石材の種類も料金を上下する大きな要因。デザインについても凝れば凝るほど設計に時間がかかり、加工・施工の難易度も増します。曲線的な配置や高低差のある構成などは、それに対応する技術や素材の追加が必要となり、費用が膨らむ要因となります。
ドライガーデンとロックガーデンの費用はどちらが高い?
一般的に、ロックガーデンの方が費用を抑えやすい傾向があります。理由としては、使用する石材や植物が比較的安価で入手しやすく、施工もシンプルであるため。
一方、ドライガーデンはアガベやサボテンなど高価な植物を多く使用し、種類やボリュームによってはコストが膨らむ傾向です。
メンテナンス費用について
また、メンテナンス面でも差があります。ロックガーデンは雑草処理や剪定、水やりが必要になり意外と手間がかかります。対してドライガーデンは乾燥に強い植物が多く、手入れが最小限で済むため維持管理の負担が軽いのは魅力でしょう。
初期費用はドライガーデンの方が高めですが、長期的にはメンテナンスコストの少なさがメリットとなるケースもあります。費用だけでなくライフスタイルに合った選択が大切です。
ドライガーデン・ロックガーデンの費用を安く!自分でDIYする際はいくらかかる?
ドライガーデンやロックガーデンを少しでも安く仕上げたい方にとって、DIYの選択肢もあります。プロに依頼するよりもコストを抑えられるケースがあり、限られた予算の中で自分好みのデザインを実現できます。
実際にDIYでかかる費用は、施工面積や選ぶ素材によって大きく異なりますが、1〜2㎡程度の小規模な庭であれば材料費を中心に10万円前後で収まると想定できます。
植物はホームセンターやネット通販で安く手に入り、砂利やレンガチップなどの資材もDIY向けに小分け販売されているため、工夫次第でコストを抑えやすいのが特徴です。
ドライガーデンとロックガーデンの費用を抑える方法【ポイント4つ】
ドライガーデンやロックガーデンの費用を抑えるために意識したい4つのポイントをご紹介します。
複数業者の見積もりを比較する
施工を依頼する前に、必ず複数業者から見積もりを取り費用やサービス内容を比較しましょう。相場より高額な提案を避けるだけでなく、自分の希望に対して柔軟に対応してくれる業者を見つけるきっかけにもなります。
見積書の内訳を丁寧に確認し、不明点があれば必ず質問するようにしましょう。
植物・石材・デザインを凝り過ぎない
見た目にこだわり過ぎると、希少な植物や高価な石材を使うことになり、費用が一気に上がってしまいます。
施工初期はシンプルな構成にして、徐々に植物を追加するスタイルもおすすめです。
素材を選ぶときは安価で扱いやすいものを中心に揃えると、全体のバランスを保ちつつコストも抑えられるでしょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
ドライガーデンにおすすめの植物一覧!庭に合った種類の選び方や組合せも解説
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自分で揃えられる物は購入する
植木鉢や化粧砂利、照明などの資材は業者に全て依頼するよりも自分で購入した方が費用を抑えやすいかもしれません。ネットショップやホームセンターを活用すれば、リーズナブルかつデザインに合ったアイテムを自由に選べます。
必要なものだけを計画的に購入し、無駄な出費を避けましょう。
植物を生産者から直接購入する
植物は園芸店やネット通販のほか、農家や生産者直売所で購入すれば大幅に安く手に入るケースがあります。
アガベやユッカなどは個体差が大きく、実際に目で見て選べるのもメリットでしょう。
直接取引なら中間マージンが省けるため、高品質な植物を予算内で揃えられます。
ドライガーデンとロックガーデンの費用を相場で依頼するには?【業者選びのポイント3つ】
費用を適正に抑えつつ満足度の高い仕上がりを目指すなら、業者選びも非常に重要です。ここでは、業者選びで失敗しないためのポイントを3つご紹介します。
口コミ評判の良い業者に依頼する
実際に施工を依頼した人の口コミやレビューは、業者の信頼性を見極める上で参考になります。対応や仕上がりの満足度、アフターケアの有無なども前もって把握できるため、安心して任せられる相手かどうか判断する基準にしましょう。
施工実績豊富な業者に依頼する
ロックガーデンやドライガーデンの施工経験が豊富な業者であれば、土地の状況に合わせた提案が期待できます。施工事例が確認できればデザイン力や技術レベルもある程度把握でき、完成後のイメージがより具体的になるでしょう。
近くの業者に依頼する
地元の業者であれば現地調査や打ち合わせがスムーズにできる上、交通費や出張費が抑えられるケースもあります。また、土地の気候や植物の育ちやすさなど地域に合ったアドバイスがもらえる点でもメリットがあります。
距離的に近いというだけで、コストと安心感の両方を得られることもあるのです。
ドライガーデンとロックガーデンの費用を抑えるなら複数業者に見積もりを!
本記事では、ドライガーデンとロックガーデンの費用について解説しました。安く抑える方法や費用の決まり方、業者選定のポイントまでお分かりいただけたかと思います。
ドライガーデンとロックガーデンの費用は、植物や石材のほか、さまざまな要素が合わさって決定します。デザインもバラバラで相場がはっきりしていないため、業者の口コミや施工実績も確認しながら適正料金で依頼しましょう。
施工業者はセーフリーに多数掲載しています!口コミ・料金など確認しながら、マッチする業者が簡単に探せますよ。まずは3〜4社程度ピックアップし、無料見積もりに進んでみましょう!
- 敷地の入り口にお洒落な植物を置きたい
- 殺風景な庭を華やかにしたい
- 南国風のエクステリアに憧れる…
玄関や敷地入り口・オフィスの外観は
お洒落なガーデニングで彩ろう!
施工はプロに依頼を!
ドライガーデンとロックガーデンの費用に関するよくある質問
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Q. ドライガーデンとロックガーデンはどちらが高い?
A.一般的にロックガーデンの方が費用はかかりません。使用する石材や植物が安価で入手しやすいのと、施工もシンプルだからです。
-
Q. ドライガーデンとロックガーデンはメンテナンス費用も違う?
A.ロックガーデンは雑草処理や剪定、水やりが必要になり意外と手間がかかります。ドライガーデンは手入れが少ないためメンテナンスの負担は軽いです。
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Q. ドライガーデンとロックガーデンを安く施工するには?
A.ドライガーデンとロックガーデンを安く施工するには、以下4ポイントを意識しましょう。
- 複数業者の見積もりを比較する
- 植物・石材・デザインを凝り過ぎない
- 自分で揃えられる物は購入する
- 植物を生産者から直接購入する