2025.02.05 2025.02.05
この記事では、オフィス・事務所の植栽について徹底解説していきます。
植栽を取り入れると、リラックス効果が得られて仕事効率がアップするなどのメリットが得られます。しかし、植物の選定で間違えてしまうと、お手入れが大変になってしまうなどのデメリットもあり、導入段階で十分注意しなければなりません。
ここでは、そんな植栽選びのポイントやオススメの植物をご紹介します。記事後半では、導入時のその他の注意点についても徹底解説。植栽を効果的に活用したい人は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
オフィス・事務所に植栽を取り入れる5大メリット【緑のすごい効果とは】
オフィスや事務所に植栽を取り入れるのには、主に下記5つのメリットがあります。
- 空気の清浄作用がある
- 疲れ目を癒やす効果がある
- ストレス軽減・リラックス効果がある
- 集中力がアップし仕事の効率が上がる
- コミュニケーションが活発化する
仕事に関連する効果もあるので、ぜひチェックしておきましょう。
空気の清浄作用がある
植物は二酸化炭素を吸収して酸素を排出するため、オフィス内の二酸化炭素を減らし酸素を増やす役割を果たします。
従業員が多ければ多いほど二酸化炭素濃度が高くなり、二酸化炭素が多くなると頭痛や倦怠感、集中力の低下などの症状が出てくることも。植栽を取り入れると、二酸化炭素を減らせるため、従業員の健康を守りやすくなります。
疲れ目を癒やす効果がある
植物が視界に入ると、目の疲れを緩和できます。
オフィスではパソコンを使う仕事がメインになることも多く、目への負担も大きいもの。仕事の合間に植物を眺めれば、効率的に疲れ目を癒やせるのがメリットです。
また、植物が放出する水分により、ドライアイ対策も可能です。
ストレス軽減・リラックス効果がある
仕事場に植物があると、アルファ波と呼ばれる脳波が増えます。アルファ波が増えると、精神や自律神経が安定し、ストレスホルモンが減少することが分かっています。
リラックス効果も得られるため、従業員は過度な緊張を和らげて本来の実力を発揮しやすくなるでしょう。
集中力がアップし仕事の効率が上がる
植物によって精神や自律神経が安定すれば、集中力がアップして仕事がスムーズに進みます。従業員それぞれの仕事効率が上がれば、企業全体の生産性アップも期待できます。
コミュニケーションが活発化する
植栽により、社内の雰囲気が柔らかくなるのも大きなメリットです。ストレス軽減効果やリラックス効果により、従業員同士のコミュニケーションも活発になって意思疎通の円滑になります。
コミュニケーションが活発化すると、仕事面での連携もスムーズになり生産性がアップする効果も得られます。
オフィス・事務所の植栽にオススメの植物10選!導入箇所別に厳選
嬉しい効果が得られる植栽の導入ですが、どこにどのような植物を取り入れるのかは慎重に吟味しなければなりません。
そこでここからは、導入箇所別にオススメの植物を10選でご紹介していきます。
ロビーやエントランス向き3選
ロビーやエントランスなどには、下記の3種類をご紹介します。
- フィカス ベンジャミン
- ユッカ エレファンティペス
- アレカヤシ
ロビーやエントランスの植栽は、オフィスや事務所のイメージに合わせて選ぶのがオススメです。
フィカス ベンジャミン
フィカス ベンジャミンは、小さめで豊かな葉が魅力です。シンプルな見た目ですが存在感があるので、ロビーやエントランスなどに向いています。
葉のボリュームが出てきたら、空間を区切ったりするのにも適しています。
ユッカ エレファンティペス
ユッカ エレファンティペスは、太くたくましい幹と、剣のような葉が印象的な植物です。乾燥や暑さ・寒さにも強いため、ロビーやエントランスに導入しやすいでしょう。
ユッカ エレファンティペスは、仕事運や金運がアップするとされている植物です。
アレカヤシ
大型で南国のような雰囲気が魅力のアレカヤシは、ロビーやエントランスにピッタリ。葉は放射状に伸びるため、全体的なシルエットも美しいです。
また、アレカヤシは二酸化炭素の吸着率が高いだけでなく水分の放出量が多いため、空気をキレイにしつつ湿度を一定に保ちやすいのも特徴です。
会議室や共有スペース向き4選
人が集まる会議室や共有スペース向きの植栽では、下記4種類をご紹介します。
- パキラ
- アルテシマ
- ドラセナ コンシンネ
- シェフレラ
どんな空間にしたいのかに合わせて、適切な植栽を導入しましょう。
パキラ
色鮮やかな葉が、手を広げたように広がるパキラは、乾燥や寒さ、日陰に強く育てやすいです。新芽がどんどん出てくるので、折れてしまっても長く楽しみやすいのが魅力です。
植栽が初めてなら、パキラから始めてみるのも良いでしょう。
アルテシマ
かわいい形ながら力強い生命力を感じられる葉をつける、アルテシマ。鮮やかな緑の葉が印象的で、お手入れも難しくないのが特徴です。
アルテシマは、暖かい場所に置くと、より長く楽しめます。
ドラセナ コンシンネ
細い葉が特徴的なドラセナ コンシンネは、スタイリッシュな印象を与える植物です。葉は細いですが幹はとても丈夫で、オフィスを個性的な雰囲気にしてくれます。
ドラセナ コンシンネは暑さには強いですが寒さには弱いため、窓際に置くのは避けましょう。
シェフレラ
放射状に厚みのある葉がつくシェフレラは、オフィスを柔らかい雰囲気にしてくれる植物です。キレイな緑色でツヤツヤした葉は、見ているだけでリラックスできるでしょう。
寒さに強く丈夫なので、オフィスでも育てやすい植物です。
デスク向き3選
デスクに置くなら、小さめサイズの植物が良いでしょう。
- モンステラ
- ポトス
- アイビー
ここでは、上記3種類をピックアップしてご紹介します。
モンステラ
モンステラは、穴が開いたような葉が目を引く植物です。大きな葉はハートの形をしていて、見ているだけで和むのではないでしょうか。
モンステラは直射日光が苦手なので、日が当たりにくいデスクに置いても安心です。
ポトス
緑色に白い模様が入った葉が可愛らしいポトスは、デスクに置く植物としてオススメ。どこにおいても育ちやすいため、毎日忙しく過ごすオフィスのデスクにもピッタリです。
品種が多いポトスは、自分好みの種類を選べるのも嬉しいポイントです。
アイビー
星のような形の葉が特徴的なアイビーは、可愛らしくオフィスを暖かい雰囲気にしてくれる植物です。寒さや暑さ、乾燥にも強くお手入れも手間がかからないので、デスクに置くのに適しています。
アイビーは、大きくなったら株分けして育てられるのもメリットです。
オフィス・事務所の植栽選び【3つのチェックポイント】
オフィスや事務所に植栽を導入するなら、どの植物にするのかをしっかり吟味しなければなりません。植物選びでは、下記のポイントを押さえておきましょう。
- お手入れに手間がかかりすぎないか
- サイズは適切か
- オフィス内の環境でも育てやすいか
植栽導入のメリットを最大限活かすために、適切な植物を選びましょう。
お手入れに手間がかかりすぎないか
植物を育てるには手間をかける必要がありますが、手間がかかりすぎると仕事に支障が出るケースもあります。仕事への良い影響を見込んで導入した植栽によって、仕事の生産性が落ちては元も子もありません。
- 葉が落ちにくい
- 水やりは少なくても問題ない
- 日陰でも育ちやすい
上記のような特徴を持ち合わせる植物なら、手間をかけずに長く植物を楽しめます。
サイズは適切か
植物によっては、大きく成長するものや小さいままのものがあります。ロビーなどの広い場所であれば大きな植物が際立ちますが、デスクに置くなら大きく成長しない植物を選ぶ必要があります。
パキラなど、同じ植物でも大きくなる種類と小さいままの種類がある場合があるので、サイズ感は購入時に必ずチェックしておきましょう。
オフィス内の環境でも育てやすいか
オフィス内は乾燥しやすく、場所によっては日が当たりにくいです。常に空調が入っていない場合もあるため、夏は暑く冬は寒いケースも多いでしょう。
そこで、日当たりが悪かったり暑さや寒さが際立ったりする環境でも育ちやすい植物を選ぶと、植栽を長く楽しめます。
オフィス・事務所に植栽するなら!フェイクグリーンと本物どっちが良い?
「本物の植物がベストだけど、手間がかかるならフェイクグリーンも検討している」というケースもあるでしょう。フェイクグリーンは人工的に作られていますが、見た目は本物そっくりなものが多く、水やりなどの手間もかからないためです。
フェイクグリーンでも、リラックス効果は得られます。ただし、空気清浄効果は期待できないので、植栽を導入する目的に合わせてどちらを選ぶのかを決めると良いでしょう。
オフィス・事務所のオシャレな植栽レイアウトとは?【見栄えのいい5つの導入事例】
オフィスや事務所に植栽を導入するなら、どこにどうやって置くのか、レイアウトを具体的に考えておく必要があります。見栄えが良いレイアウトとしては、下記5つが挙げられます。
- 鉢植えを使う
- 壁にかける
- 上から吊るす
- パーテーションにかける
- 全体的に配置するのもGOOD
ポイントは、仕事中でもなるべく植栽が視界に入るようにすること。視界に入るだけで仕事の生産性がアップするとされているためです。
オフィス・事務所に植栽を取り入れる際に注意したい点
オフィスや事務所に植栽を取り入れるなら、下記の点には注意しておきましょう。
- 計画的に導入する
- 賃貸の事務所なら管理会社に確認する
- 従業員の意見を取り入れる
- 光があたる場所に設置する
社内の全員が気持ちよく仕事をしていくために、各注意点についても確認しておきましょう。
計画的に導入する
植栽は定期的にお手入れしなければならないため、計画的に導入する必要があります。
- 誰がメンテナンスするのか
- コストはどれくらいかかるのか
少なくとも上記2点はしっかり決めておき、導入後も困らないようにしておきましょう。
賃貸の事務所なら管理会社に確認する
賃貸契約をしているオフィスや事務所の場合、植栽導入の可否をあらかじめ確認しておくと安心です。一部の事務所では、植物の導入を禁じている場合があるので注意しましょう。
従業員の意見を取り入れる
オフィスで働く従業員には、植栽導入についての意見をしっかり聞いておきましょう。
どこに置いたら効果的か、どんな植物なら良いかなどのアンケートを取るのが有効です。
実際に植栽を導入しても、その恩恵を従業員が受けられないと本末転倒。「なぜ植栽を取り入れたいのか」も考えて従業員と意向をすり合わせておきましょう。
光があたる場所に配置する
日光が必要な植栽を取り入れるなら、日が当たる場所に設置する配慮も必要です。
たくさん日光が必要な植物なのか、日光が苦手な植物なのかにより、適切な設置場所が異なります。オフィス全体のレイアウトとあわせて、植物の特性に合わせて育ちやすい場所を見極めましょう。
オフィス・事務所の植栽導入にはメリットが多い!プロ依頼が安心!
仕事場の雰囲気を明るくし、生産性アップ効果も見込める、植栽。設置場所に適した植物を選ぶのが重要です。また、メンテナンスや費用などを考慮し、計画的に導入するのも忘れないでおきましょう。
オフィスや事務所の植栽導入なら、プロにお任せするのもオススメです。メンテナンスを依頼できる業者もあるので、プロの力も借りてみましょう。
セーフリーには、オフィスや事務所の植栽導入やメンテナンスを依頼できる業者を多数掲載しています。事務所近くの業者も探しやすくなっているので、複数社をピックアップして比較検討してみるのがオススメです。
セーフリーで納得できる依頼先を見つけて、オシャレなオフィス・事務所を目指しましょう!
- オフィス・事務所に植栽を導入したい!
- オシャレなオフィスにしたい!
- メンテナンスの手間なく植物を楽しみたい!
植栽の導入には知識が必要!
プロに任せて
ハイセンスなオフィスに!
オフィスの植栽に関するよくある質問
-
Q. オフィスに植栽を取り入れるメリットとは?
A.オフィスに植栽を取り入れるメリットは、下記が挙げられます。
・空気の清浄作用がある
・疲れ目を癒やす効果がある
・ストレス軽減・リラックス効果がある
・集中力がアップし仕事の効率が上がる
・コミュニケーションが活性化する -
Q. オフィスでオススメの植栽は?
A.オフィスでオススメの植栽は、下記のとおりです。
【ロビーやエントランス向き】
・フィカス ベンジャミン
・ユッカ エレファンティペス
・アレカヤシ【会議室や共有スペース向き】
・パキラ
・アルテシマ
・ドラセナ コンシンネ
・シェフレラ【デスク向き】
・モンステラ
・ポトス
・アイビー -
Q. オフィスの植栽選びのポイントは?
A.オフィスの植栽選びのポイントは、下記3つです。
・お手入れに手間がかかりすぎないか
・サイズは適切か
・オフィス内の環境でも育てやすいか