人工芝を敷きたいと思っている場所にある砂利

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砂利の上に人工芝を敷くのはアリ?自分でやる手順や注意点を徹底解説!

2025.04.06 2025.04.06

 

この記事では、砂利の上に人工芝を敷くメリット・デメリットや、敷く際の具体的な方法について徹底解説していきます。

砂利の上に人工芝を敷く際には注意すべき点が多くあり、基本的にはNGとされています。どうしても敷きたい場合には、できるだけデメリットが少なくなるように対策してから施工するのがオススメです。

記事後半では、砂利だけ、人工芝だけにした方が良いケースについてもご紹介。砂利の上への人工芝設置を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

砂利の上に人工芝を敷くのは避けたほうが良い4つの理由【原則NG!】

砂利の上に人工芝を敷くのは避けるべきと伝える女性

砂利の上に人工芝を敷くのは、基本的に避けたほうが良いとされています。その理由は、以下4つです。

  • 表面がヨレたりゆがんだりするため
  • 人工芝が安定せず安全性が低いため
  • 雑草が生えてくるため
  • カビが発生する場合があるため

人工芝と砂利の相性について深く知るため、それぞれの理由を掘り下げてみましょう。

表面がヨレたりゆがんだりするため

砂利の上はデコボコしていて安定しにくく、ここに人工芝を敷くと表面がヨレたりゆがんだりするリスクがあります。砂利同士の隙間に風が入り込めば、めくれたり動いてしまったりする場合もあります。

また、砂利によるデコボコが大きいと、人工芝の表面もデコボコしてしまうケースが多いです。

人工芝が安定せず安全性が低いため

小さな石が集まっている砂利は、上から力が加わると砂利同士が動いてしまいます。砂利の上に人工芝を敷いた場合でも、この現象は変わりません。砂利が動くと表面の人工芝も動くため、転倒するリスクがあります。

また、土の場合は人工芝をピンで固定しますが、砂利の場合は小さな石の隙間にピンを入れることになるため安定しません。そのため、人工芝がきちんと固定されず転んだり人工芝ごと滑ってしまったりする危険もあります。

雑草が生えてくるため

砂利の隙間には土や砂ぼこりが蓄積されているため、雑草が発生しやすいです。表面に人工芝が乗っていたとしても、芝にある透水穴から水分や日光を浴び、どんどん生長してしまいます。

砂利の間から生長した雑草は、人工芝の透水穴を突き破って生長するケースも多いです。雑草が多く発生すると、除草作業が大変になるだけでなく人工芝そのものの寿命を縮めてしまう危険があります。

カビが発生する場合があるため

ナイロン製の人工芝を敷くと、カビが発生するリスクもあります。ナイロンは、吸水性が高いのが特徴。人工芝と砂利の間で湿気がどんどん溜まってしまい、カビが繁殖してしまいます。

人工芝にカビが発生すると、貼り直さなければならないケースも多いです。

それでも砂利の上に人工芝を敷きたい場合の対処法

砂利の上に人工芝を敷くのにはさまざまなリスクがありますが、それでも施工したいというケースもあるでしょう。どうしても施工したいという場合には、以下の対処法が有効です。

  • 人工芝を敷く部分だけ砂利を撤去する
  • 粒が小さな砂利に変える
  • 砂利の上に砂や土を盛る

施工場所の環境や人工芝の用途を考慮し、最適な方法を選びましょう。

人工芝を敷く部分だけ砂利を撤去する

人工芝を敷く部分だけ砂利を撤去すれば、砂利の部分と人工芝の部分それぞれを楽しめます。また、人工芝の下は土になり十分に整地できるため、しっかり固定して設置できるのがメリットです。

ただし、砂利の部分と人工芝の部分で高さをそろえるのは難しいです。砂利があった分人工芝の部分が低くなってしまうようであれば、土を多めに盛って高さを出しておくと良いでしょう。

粒が小さな砂利に変える

砂利の粒が大きければ大きいほど、安定感が少なくなります。そこで、粒が小さい砂利に変えてから人工芝を敷く方法も良いでしょう。

粒が小さい砂利ならば、砂利層の隙間が少なくなり人工芝も安定しやすくなります。完全に固定できるだけではありませんが、平らに整地しやすくなります。

粒が30mm以下なら、人工芝を敷いても安定しやすいです。

砂利の上に砂や土を盛る

今ある砂利の撤去が難しい場合には、砂利の上に砂や土を持って整地してから人工芝を敷く方法もあります。

砂利の上に直接人工芝を乗せるよりも、砂や土の層を挟めば安定感がアップするためです。

砂利の上に人工芝を敷きたい!【自分で設置する手順】

砂利の上にしいた人工芝

自分で砂利の上に人工芝を敷く場合は、下記の手順で進めましょう。

  1. 砂利を撤去する
  2. 整地する
  3. 防草シートを敷く
  4. 人工芝を仮置きする
  5. 人工芝をつなぎあわせる
  6. 人工芝を固定する

少しでも人工芝を安定させるために、正しく設置するのが大切です。

1.砂利を撤去する

基本的には、安全面を考えて砂利を撤去するのがオススメです。スコップなどを使って、砂利をすくい取って除去しましょう。

撤去が難しい場合には、粒の小さい砂利に変えたり、上に土を乗せて埋め立てたりする方法が有効です。

2.整地する

次に、地面をできるだけ平らにする「整地」の作業です。この作業がしっかりできていないと、人工芝の表面がデコボコしたりめくれたりしやすくなるので注意しましょう。

整地では、まず雑草を根から抜き、下地材を撒いてから専用の機械で地面を固めます。専横の機械がない場合は、板を使って少しずつ踏み固めていく方法も有効です。

3.防草シートを敷く

整地できたら、雑草が生えてこないよう、防草シートを敷きましょう。

ポイントは、シートを少し重ねて隙間なく敷き詰めること。敷いたら釘でしっかり固定し、雑草が発生しない環境を整えておきましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

4.人工芝を仮置きする

防草シートを敷けたら、人工芝を仮置きしてみます。敷地にあわせてどのように敷くかを検討し、適切な形にカットしましょう。仮置きでは、隙間なく敷き詰めるのが重要なポイントです。

特に建物と接する部分などは、過不足なくカットしておく必要があります。

5.人工芝をつなぎあわせる

敷地に合わせてカットできたら、人工芝をつなぎあわせていく作業です。人工芝専用の接着剤や両面テープを使い、丁寧につなぎあわせましょう。

隙間ができると、転んだり雑草が発生したりする危険があるため、つなぎあわせる作業には慎重さが求められます。

6.人工芝を固定する

つなぎあわせた人工芝を、実際に設置してU字釘で固定していきます。しっかり固定するためには、30~50cmほどの間隔でU字釘を打っていくと良いでしょう。

すべて固定できたら、人工芝の施工は終了です。

砂利の上に人工芝を敷く際の注意点4選

砂利の上に人工芝を敷く際には、以下4つの注意点を覚えておきましょう。

  • 地面が平らになっていないと人工芝がズレやすくなる
  • 根が残っていると雑草が生えやすくなる
  • 雑草やカビが発生すると張り替えが必要になる場合がある
  • 砂利は家庭ゴミとして廃棄できない場合もある

「せっかく施工したのにやり直さなければならない!」なんてことにならないよう、注意点を意識しながら作業するのが大切です。

地面が平らになっていないと人工芝がズレやすくなる

表面のデコボコが目立つ砂利は、できるだけ平らにしてから人工芝を設置しなければなりません。平らでない場所に設置すると、人工芝がズレやすくなるためです。

人工芝が動くと、水はけが悪くなり、芝そのものの劣化を早める危険があります。また、歩行時にも安定しなくなるため、安全性の面でもできるだけズレないよう施工するのがオススメです。

根が残っていると雑草が生えやすくなる

整地する作業では、まず雑草を徹底的に除去します。雑草除去では、土の上部分だけでなく根から完全に抜くのがポイント。根が残ってしまうと、雑草が再び生長してしまうためです。

雑草除去では、スコップで土を掘り返して根を丁寧にすくいとりましょう。

雑草やカビが発生すると張り替えが必要になる場合がある

雑草が人工芝を突き抜けて生長してしまったりカビが発生したりした場合、人工芝を張り替えなければならないケースが多いです。せっかく時間と手間をかけて施工するのなら、できる限り張り替えの頻度は減らしたいもの。

人工芝は8~10年ほどで張り替えが必要になりますが、できるだけ長く使っていくためには、芝がズレたり雑草やカビが発生したりしないような対策が必須です。

さらに詳しく知りたい方はこちら

砂利は家庭ゴミとして廃棄できない場合もある

人工芝の設置にあたり撤去した砂利は、家庭ゴミとして廃棄できない場合があります。砂利は公園や山などに廃棄すると不法投棄になってしまうので、捨てる必要がある際は正しい除去方法を必ず調べましょう。

家庭ゴミとして出せない自治体の場合は、業者やホームセンターなどで回収処分をしているかどうか問い合わせて廃棄手順を整えておく必要があります。

砂利の上に人工芝でOK?砂利だけ・人工芝だけがよいケース

砂利の上に敷いた人工芝のアップ

砂利の上に人工芝を敷くのは、もちろん可能ですがオススメはできません。そこで、砂利だけ、人工芝だけにする方法も検討してみましょう。ここでは、砂利だけがよいケースと人工芝だけがよいケースについてご紹介します。

砂利だけがよいケース

人工芝を敷かずに、砂利だけにするとよいケースでは、以下が挙げられます。

  • 初期費用を抑えたい
  • DIYで失敗したくない
  • 防犯対策を兼ねて施工したい

砂利の上を歩くと音がするため、防犯対策も兼ねて施工したい場合には砂利だけがオススメです。

人工芝だけがよいケース

一方で人工芝だけを施工するのがオススメなのか、以下のケースです。

  • 緑色の自然な風合いを楽しみたい
  • 土で汚れることなく遊びたい
  • 転んでもケガをしにくい環境にしたい
  • なるべくお手入れしたくない

天然芝と違い、人工芝はお手入れの手間がほとんどかからず、1年中キレイな緑色を楽しめます。小さな子どもやペットを庭で遊ばせたりするなら、人工芝だけを敷くのがオススメです。

砂利の上に人工芝を敷くのは要検討!プロに相談してベストな方法で施工しよう!

砂利の上に人工芝を敷くのにはさまざまな問題があり、一般的には避けたほうが良いとされています。どうしても敷く場合には、できるだけ問題点がなくなるよう対策してから設置しましょう。

また、砂利の上への人工芝設置を検討しているなら、プロの意見を聞いてみるのもオススメです。

セーフリーには、芝の設置を請け負う業者が多数掲載されています。人工芝についての相談ができる業者もあるため、まずは自宅近くの業者を検索して問い合わせてみましょう。

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砂利の上に人工芝に関するよくある質問

  • Q. 砂利の上に人工芝は敷ける?

    A.

    砂利の上に人工芝は敷けますが、安全性が低いためオススメはできません。

  • Q. 砂利の上に人工芝を敷く手順は?

    A.

    砂利の上に人工芝を敷く手順は、以下のとおりです。

    1.砂利を撤去する
    2.整地する
    3.防草シートを敷く
    4.人工芝を仮置きする
    5.人工芝をつなぎあわせる
    6.人工芝を固定する

  • Q. 砂利の上に人工芝を敷く際の注意点は?

    A.

    砂利の上に人工芝を敷く際の注意点は、以下です。

    ・地面が平らになっていないと人工芝がズレやすくなる
    ・根が残っていると雑草が生えやすくなる
    ・雑草やカビが発生すると張り替えが必要になる場合がある
    ・砂利は家庭ゴミとして廃棄できない場合もある

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