2025.08.01 2025.08.01
この記事では、空き地の草刈りは誰がするのか、具体的な方法や費用などについて解説します。
空き地の草を伸びたまま放置すると、見た目の悪さだけではなく、害虫の発生や火災のリスク、犯罪の温床となることも。近隣からの苦情が寄せられる前に、定期的に対処することが大切です。
業者依頼のメリットや草刈りの適切な頻度についても紹介しているので、空き地の草刈りにお悩みの方はぜひ参考にしてください。
目次
空き地の草刈りは誰がやる?【義務と管理する必要性について】
空き地の草刈りは、法律によって明確に義務付けられているわけではありませんが、現実的には所有者や管理者が責任をもって対応すべきものとされています。
雑草を放置すれば景観の悪化や近隣への迷惑、不法投棄や害虫の発生など、さまざまな問題を引き起こす可能性があるためです。近隣住民とのトラブルを未然に防ぐ上でも、空き地の管理は所有者の最低限のマナーと言えるでしょう。
自治体によって管理ルールが異なる
空き地の草刈りに対する対応は、自治体によっても異なります。
- 函館市|「空き地の雑草等の除去に関する条例」があり、所有者に適正な管理が求められる
- 千葉市|「空家条例」によって空き地の管理が義務化されており、放置された状態が続くと行政から指導を受ける
一方で、条例がない自治体では草刈りがあくまで努力義務にとどまる場合もありますが、苦情や近隣トラブルに発展すれば最終的には指導や改善要請が入ることもあるでしょう。
空き地の草刈りを放置する5つのリスク【思わぬトラブルになるかも?】
空き地の管理を怠り、草刈りせずに放置してしまうと想像以上に多くのリスクを招くことになります。見た目の悪さだけでなく、近隣との関係悪化や金銭的な負担、さらに安全面にも影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、空き地を放置することで起こり得る代表的な5つのトラブルについて見ていきましょう。
近隣から苦情が来る
空き地の草が伸びすぎると落ち葉やツルが隣家に侵入し、思わぬ迷惑をかけてしまうでしょう。
こうした状態が続けば近隣住民から苦情が寄せられるのも時間の問題!
特に住宅地では草木の越境はトラブルの火種になりやすく、管理の不十分さが損害賠償請求に発展する例もあるため注意しましょう。
お住まいのエリアから
ピッタリの業者が見つかる
ゴミが不法投棄される
雑草が生い茂った空き地は人目につきにくくなり、不法投棄のターゲットになりやすくなります。放置されたゴミがどんどん積み重なれば、悪臭や景観の悪化だけでなく、害虫・害獣の発生も助長します。
さらに処分費用が発生することもあり、所有者自身に思わぬ金銭的負担がかかる可能性があるでしょう。
害虫・害獣の住処になる
伸び放題の雑草は、ダニや蚊、ゴキブリといった害虫にとって格好の住処となり、ネズミなどの小動物も繁殖しやすくなります。空き地にとどまらず、周辺の住宅へ侵入すれば近隣住民との新たなトラブルを引き起こす原因に。
衛生面や生活環境にも悪影響が及ぶため、定期的な除草は欠かせません。
さらに詳しく知りたい方はこちら
空き家の草刈りは必須?放置するリスクは?有効な対策・費用と安く済ませるコツ徹底解説!
2025.06.21 2025.07.02
火災や犯罪に使われる
雑草が枯れる季節になると、空き地は火がつきやすい環境になり、放火の標的にされる危険性が高まります。実際に空き地での不審火や放火事件は全国でたびたび発生しており、大事に至れば周囲の建物に延焼するおそれもあります。
人目につかない空間が犯罪の温床になりかねない点でも、空き地の放置は大きなリスクを伴うのです。
雑木が生えてくる
草刈りを長期間怠っていると、雑草だけでなく鳥のフンなどを媒介した種から雑木が育ってしまうこともあります。放置された雑木は年々成長し、気づけば伐採に大きな労力と費用が必要になる場合があります。
空き地が「森のような状態」になってしまう前に、早めに対処しましょう。
空き地の草刈り方法は3つ【自力対応or業者依頼】
空き地の草刈り方法は大きく分けて3つです。
- 草刈り機や鎌で作業する
- 除草剤を活用する
- 草刈り専門業者に依頼する
土地の広さや雑草の状態、予算に応じて手段を選ぶびましょう。それぞれの草刈り方法の特徴を解説します。
草刈り機や鎌で作業する
最も基本的な方法が、草刈り機や鎌を使って手作業で除草する方法です。狭い空き地や草丈がそれほど高くない場合は、手軽でコストもかからないのがメリットです。
ただし、広い土地や雑草が密集している場合は、作業時間も体力も必要になります。また、刃物を使うため安全面にも配慮が必要で、熱中症や飛び石などにも注意しながら作業しましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
斜面の草刈り完全ガイド!法面・傾斜地での安全対策やコツも徹底解説
2025.04.04 2025.04.04
除草剤を活用する
時間や体力をあまりかけずに雑草を抑えたい場合は、除草剤の使用がおすすめです。雑草の種類や時期に応じて適切な薬剤を選べば、広範囲の雑草を効率よく枯らせます。
ただし、周囲の植物や土壌への影響、ペットや人への安全性も考慮しなければいけません。また、根絶を目的とする場合は定期的な散布が必要になるため、継続的な管理も視野に入れましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
除草剤の散布費用はどのくらい?依頼先ごとの料金相場も徹底比較
2025.03.10 2025.04.03
草刈り専門業者に依頼する
自力での作業が難しい場合や、手間をかけずに確実に管理したい場合は、草刈り業者に依頼するのがもっとも確実な方法です。プロによる作業はスピーディーで仕上がりも整っており、雑木の除去や大量の草の処分にも対応してくれます。
費用は面積や作業内容によって異なりますが、時間や安全面を考えれば十分に検討する価値があります。離れた場所に空き地がある人、高齢者にもおすすめの選択肢です。
空き地の草刈りを業者に依頼する5つのメリット
空き地の草刈りで頼りになるのが草刈りの専門業者です。専門知識と経験のあるプロに任せることで、作業効率や仕上がりだけでなく、その後の管理まで安心して任せられるメリットがあります。
ここでは、業者に依頼することで得られる具体的なメリットを見ていきましょう。
全体を徹底的に草刈りしてくれる
業者に依頼すれば、目に見える部分だけでなく草の根元や隙間に生えた雑草まで丁寧に刈り取ってもらえます。
土地の形状や雑草の種類に応じた適切な機材を使い分けてくれるため、素人では難しい細かい作業もきちんと仕上げてくれるのが魅力です。
自分で作業しなくて済む
広い空き地や雑草の量が多い場合、作業は肉体的にも精神的にも大きな負担になります。特に高齢者や多忙な方にとっては、炎天下での草刈りは体調を崩すリスクもあるでしょう。
業者に依頼すれば重労働から解放され、時間と労力を他のことに使えます。また、道具の準備や後始末もする必要がありません。
お住まいのエリアから
ピッタリの業者が見つかる
ゴミ処理まで依頼できる
草刈りすると大量の刈草が出ますが、自分で処分するのは一苦労です。業者に依頼すれば刈った草の回収・処分まで一括で対応してくれる上に、清掃後の片付けも含めて任せられます。
自治体によっては処理方法が複雑な場合もあるので、手間が省けるのは大きなメリットです。
立ち会いなしで遠方の空き地に対応してくれる場合もある
自宅から離れた場所にある土地を管理するのは難しく、なかなか現地へ足を運べない人も多いでしょう。そんなときでも、草刈り業者の中には立ち会い不要で作業を引き受けてくれるところもあります。
写真付きの報告書や事前の打ち合わせを通じて、遠隔でも安心して依頼できる体制が整っているのがメリットです。
草刈り後の対策も任せられる
業者によってはただ草を刈るだけでなく、その後の雑草対策として防草シートの敷設や除草剤の散布なども提案してくれる場合があります。
継続的な管理を見据えたプランニングが可能なため、「どうせまた生えてくるから…」といった不安も軽減されます。
空き地の草刈りを業者に依頼する費用相場
空き地の草刈りを業者に依頼する場合、費用は土地の広さや状態によって大きく変わります。
- 小規模な空き地(約50坪・165㎡以下)→8,000円〜2万円程度
- 中規模(約100坪・330㎡前後)→2万〜5万円
- 大規模(約200坪・660㎡以上)→5万円以上
- 急斜面や法面→10㎡あたり9,000円〜1万円程度
草の処分や防草対策が含まれるかどうかによっても価格が上下するため、前もっていくつかの業者から見積もりを取得し比較してみましょう。
お住まいのエリアから
ピッタリの業者が見つかる
さらに詳しく知りたい方はこちら
草刈りを業者に依頼すると料金相場はどれくらい?業者選定方法と節約術も紹介
2025.01.12 2025.04.03
空き地の草刈りを実施する頻度は?
空き地の草刈りは、雑草の種類や生育サイクルに合わせて年に数回実施するのが理想です。
- 雑草が勢いよく育つ6月〜7月
- 秋口の9月〜10月
- 冬前の11月〜12月
このサイクルで実施すれば、翌年の雑草の発芽を抑えられるでしょう。
頻繁に管理できない場合でも、最低でも年に2回は草刈りしておくと見た目の悪化や害虫・害獣の発生、不法投棄のリスクを減らせます。
空き地の草刈りは市役所に依頼できる?
基本的に、空き地の草刈りを市や区といった行政機関に直接依頼することはできません。ただし、一部の自治体では草刈り機の貸し出しを行っていたり、業者を紹介してくれる場合があります。
また、草刈りを怠った空き地に対して周囲への悪影響が見られる場合は、行政から指導や助言されるケースも。自力での管理が難しい場合は、こうしたサポート制度の有無を各自治体に確認してみると良いでしょう。
空き地の草刈りはプロに任せて対策まで徹底的に!
本記事では、空き地の草刈りについて誰がすべきか、具体的な方法や費用について解説しました。
もちろん、自力で草刈りすることも可能ですが、範囲が広いと想像以上にハードな作業ですし、不安定な場所での怪我や転倒のリスク、炎天下での熱中症リスクも軽視できません。草刈り業者に依頼し、手間やリスクなく空き地を綺麗にしてもらうのが得策でしょう。
草刈り業者はセーフリーに多数掲載中!口コミや料金を見比べながら、ピッタリの業者が簡単に見つかりますよ。まずは3社程度ピックアップして、無料見積もりで比較してみましょう!
\安心・安全の格安業者多数掲載!/
- 空き地の草が生い茂っている…
- 空き地が広くて草刈りが大変…
- 空き地の草刈りをする時間がない
空き地の草は放置厳禁!
近所トラブル・害虫害獣リスクを避けるため
定期的にプロに依頼しよう!
空き地の草刈りに関するよくある質問
-
Q. 空き地の草刈りは義務?
A.法律上の明確な義務はありませんが、雑草放置による近隣トラブルや行政指導を避けるため、所有者が責任をもって管理しなければいけません。実質的には努力義務と捉えられています。
-
Q. 空き地の草刈りは自分でも出来る?
A.可能です。草刈り機や鎌を使って作業する方法や、除草剤を使う方法などがあります。ただし広い土地では労力や安全面の負担が大きく、無理せず業者に依頼するのも選択肢です。
-
Q. 空き地の草刈りは市役所に依頼できる?
A.原則として行政が草刈り作業を代行することはありません。ただし、草刈り機の貸出や業者の紹介など、間接的なサポートを行っている自治体もあります。