剪定する予定の高木・大木

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高木や大木の剪定はどうする?安全な方法やお手入れ時期のタイミングを徹底解説

2025.01.06 2025.01.06

 

この記事では、高い木や大きな木の剪定について徹底解説していきます。

庭木として育てている樹木でも、気付いたら3mや5mなどの大木に生長しているケースがあります。高く伸びた木や大きく育った木は、放置すると倒木などのリスクがあるため、適切な方法で剪定していかなければなりません。

ここでは、高木や大木の正しい剪定方法を詳しくご紹介します。記事後半では、業者へ依頼した場合の費用相場についてもご紹介。高い木や大きな木の管理・お手入れでお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。

高木や大木の剪定に適した時期【タイミングは?】

剪定する必要がある高木・大木

高木や大木を大幅に剪定する際は、なるべく木に負担がかからない時期を選ぶと良いでしょう

  • 落葉樹:12~2月
  • 常緑樹:3~5月

落葉樹は12~2月が休眠期なので、大幅な剪定をしても樹木に負担がかかりにくいです。常緑樹の場合は真冬に剪定すると負担がかかるので、3~5月の剪定がおすすめ。

一方で、7~8月などの暑い時期は、樹木が剪定のダメージを受けやすい時期です。倒木の危険があるなどでどうしても切る必要がある場合以外は、剪定を避けましょう。

高木や大木の剪定に必要な7つ道具

高木や大木を剪定する際は、安全に配慮して適切な道具を使う必要があります。最低限揃えて置きたいのは、下記の7つです。

  • 安全帯
  • 脚立
  • 剪定用手袋
  • 剪定バサミ
  • 太枝切バサミ
  • 剪定ノコギリ
  • 癒合剤(ゆごうざい)

高所での作業が必要な場合には、万が一に備えて安全帯を用意しておきましょう。高所での剪定時に安全帯がないと、落下・転倒で大きなケガにつながりかねません。大きな木の剪定では脚立も必須ですが、一番上には乗らず、正しく使いましょう。

ほかには、手を保護するための剪定用手袋や剪定バサミ、太枝切バサミなどを用意します。剪定ノコギリもあると、よりスムーズに選定作業が進みます。

また、太めの枝や幹を切った後は、癒合剤(ゆごうざい)を塗っておくと木の健康を守れます。なるべく用意しておきましょう。

高木や大木の剪定方法【主要な樹木もピックアップ!】

高木・大木を剪定するために用意した脚立

高木や大木は、普段は透かし剪定などで不要な枝を切ったり樹形を整えたりします。しかし、大きくなりすぎてしまった樹木の場合は、下記の方法での剪定が一般的です。

  • 刈り込み
  • 切り戻し
  • 芯止め

ちなみに、大きくなりやすい木には、下記のものが挙げられます。

上記樹木名をクリックすると、それぞれの樹種について詳しい解説記事に飛べます。ぜひこちらもご参照ください。

刈り込み

横に広がった大木は、刈り込みで樹形を整えると良いでしょう。刈り込みバサミを使い、全体的に形を整えていくお手入れです。

  1. 下から上へ刈り込んで樹形を作っていく
  2. 内側の不要な枝を剪定する
  3. 混み合った枝もカットして風通しを良くする

上記の手順で進めていきましょう。

切り戻し

全体的に枝を切っていくのが、切り戻しです。樹高はもちろん、全体的なサイズダウンになるので、高木や大木に効果的です。

切り戻しでは、全体的に枝を2分の1~3分の1程度になるよう剪定していきます。

  1. 仕上がりの大きさをしっかりイメージしておく
  2. 理想の仕上がりになるよう、飛び出ている部分の枝を剪定する

剪定する時は、新芽の上あたりを切るようにするのがポイントです。

芯止め

樹高が高い木を低くするなら、芯止めが有効。芯止めでは、主幹を切って樹木の生長を抑えます

  1. どれくらいの高さにするのかを決める
  2. 決めた高さで主幹を剪定する
  3. 切り口に癒合剤を塗る

主幹を切る際は、剪定ノコギリなどを使いましょう。また、芯止めをすると、主幹を切った脇から枝が伸びてきます。これにより樹高が高くなるので、定期的に脇の枝も剪定が必要です。

高木や大木の剪定を成功させるコツ3つ

高木や大木の剪定を成功させるためには、押さえておくべきコツが3つあります。

  • 計画を立てて剪定する
  • 剪定ノコギリは正しく使用する
  • 切り口には癒合剤(ゆごうざい)を塗る

それぞれ大切なポイントなので、ひとつずつチェックしていきましょう。

計画を立てて剪定する

高木や大木を剪定するなら、「どれくらいの大きさにするのか」「どんな樹形に仕上げるのか」をあらかじめ決め、計画的に進めましょう

どのように仕上げたいのかによって剪定方法が変わると共に、正しい手順で進めないと樹木に大きなダメージを与えてしまうためです。

剪定前に、お手入れが終わった後の樹木の姿を明確にイメージしておくのが大切です。

剪定ノコギリは正しく使用する

主幹や太い枝を剪定する時は、剪定ノコギリを使います。剪定ノコギリは剪定バサミと違い、扱い方にちょっとしたコツがあります。

  1. 最初に軽く切れ込みを入れる
  2. 刃を大きく動かす
  3. 引く時に力を入れて切る

最初に軽く切れ込みを入れておくと、まっすぐに切りやすくなります。また、刃は大きく動かし、押す時ではなく引く時に力を入れるようにしましょう。

切り口には癒合剤(ゆごうざい)を塗る

太い枝や主幹を剪定すると、木にはダメージが加わります。そのまま放置すると枯れる危険もあるため、必ず癒合剤を塗りましょう。

切り口にたっぷり塗れば、雨や病原菌の侵入を防ぎ、内部から栄養が流れ出るのを防げます

高木や大木を剪定せず放置する4つのリスク

剪定したいと思っている高木・大木

作業に手間がかかりがちな高木や大木ですが、剪定せず放置してしまうとさまざまなリスクを負うことになります。

  • 風通しが悪くなり害虫が発生する
  • 枝や落ち葉が隣の家の敷地へ入る
  • 枝が落ちるとケガをする危険がある
  • 自然災害などで倒木の危険がある

起こり得るトラブルを頭に入れておき、リスクを最小限に抑えられるように剪定していきましょう

風通しが悪くなり害虫が発生する

剪定せずに樹木がどんどん生長すると、風通しが悪くなり害虫が住み着いてしまいます。害虫は、日が当たらないジメジメとした場所を好むためです。

害虫が増えると、葉が食い尽くされたり幹や枝に穴を開けられたりしてしまいます

枝や落ち葉が隣の家の敷地へ入る

どんどん伸びた枝は、いつの間にか自宅の敷地内から出てしまうケースもあります。隣の家の敷地にまで伸びてしまうと、枝や葉が隣家に落ちてしまう可能性が大です。

枝や葉が落ちると掃除の手間が増えてしまうため、隣家にとって迷惑になってしまいます。

枝が落ちるとケガをする危険がある

掃除の手間が増えるだけでなく、枝が落ちて人に当たってしまえばケガを負わせてしまう危険もあります。隣家だけでなく、家の前を通っていた通行人に枝が当たってしまうリスクもあります。

枝が落ちるだけでなく、敷地から飛び出ている枝を避けようとして道路にはみ出したことで交通事故に遭ってしまった実例もあるため、敷地内からはみ出ないような配慮が必要です。

自然災害などで倒木の危険がある

高木や大木は、台風や強風などで倒木する危険も大きいです。倒木により、自宅や隣家が損壊したり、通行人にケガを負わせてしまうケースも想定できます。

風だけでなく、雪の重みで枝が折れたりする場合もあるので覚えておきましょう。

高木や大木の剪定は業者にお任せがベスト!費用目安や依頼がおすすすめの判断基準

放置するとさまざまなリスクを負うことになる高木や大木は、しっかりお手入れして安全に配慮する必要があります。

しかし、むやみに太い枝を切ると、枝がそのまま落下して下にいる人がケガをする危険があることも忘れてはいけません。太い枝や幹がなかなか切れず、脚立から落ちてしまう危険もあるでしょう。

そのため、高木や大木の剪定は専門の業者に一任するのがオススメです。専門の業者なら、安全面に最大限配慮し、チェーンソーなどを使って効率的にしっかり作業してもらえます。

費用相場

高木や大木の剪定を専門業者に依頼した場合、下記が費用相場です。

  • ~3m:約3,000~5,000円
  • 3~5m:約6,000~8,000円
  • 5~7m:約15,000~20,000円

樹高が高いほど、費用は高くなります。実際の料金については、見積もりを取って確認してみましょう。

また、職人1人あたりの料金で費用を決めている業者もあります。時給制の業者なら、職人1人あたり2,000~3,000円/時が相場、日当制の業者なら、職人1人あたり15,000~30,000円/日が相場です。

高木や大木の剪定は費用も高くなりやすいため、相見積もりを取って比較検討してみると良いでしょう。

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2mを超える高木や大木は業者依頼を検討するとGOOD

高木や大木とは、どのレベルからの木を指すのかで迷うこともあるでしょう。目安としては2mを超えるかどうかが判断ラインです。

2mを超える樹木の剪定は危険が大きいため、業者へ依頼しましょう。

高木や大木の剪定は無理のない範囲で!業者依頼がオススメ!

高木や大木を放置するとケガなどのリスクがありますが、剪定するにも落下などの危険があります。そのため、2mを超える庭木は、無理せずプロの業者へ依頼して剪定してもらいましょう

依頼先の業者探しは、セーフリーをご利用ください。多数の業者が掲載されているので、自宅近くで依頼できる業者を見つけやすくなっています。

相見積もりも取りやすいので、複数社を比較検討して信頼できる依頼先を見つけましょう。

>> 近くの造園業者・植木屋を探す

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高木や大木の剪定に関するよくある質問

  • Q. 高木や大木の剪定に適した時期は?

    A.

    高木や大木の剪定に適した時期は、落葉樹と常緑樹によって異なります。

    ・落葉樹:12~2月
    ・常緑樹:3~5月

  • Q. 高木や大木を剪定する際のコツは?

    A.

    高木や大木を剪定する際のコツは、以下3つです。

    ・計画を立てて剪定する
    ・剪定ノコギリは正しく使用する
    ・切り口には癒合剤(ゆごうざい)を塗る

  • Q. 高木や大木の剪定にかかる費用はどれくらい?

    A.

    高木や大木の剪定にかかる費用は、以下が目安です。

    ・~3m:約3,000~5,000円
    ・3~5m:約6,000~8,000円
    ・5~7m:約15,000~20,000円

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