カーペット掃除にも重曹は効果的!具体的な手順や失敗しないためのポイントを解説
2023.08.01 2024.02.06
ただし、正しく使わないと失敗するケースもあるため、ポイントを押さえて使うことが大切です。この記事では、重曹を使ったカーペット掃除の正しい手順をはじめ、ニオイ取りやシミ取りなどの状況別で掃除方法をご紹介します。
失敗しないためのポイントや注意点も解説するので、ぜひお役立てください。
目次
カーペット掃除で重曹を使うメリット
カーペット掃除では中性洗剤などを使う方法もありますが、重曹を使うことには下記2つのメリットがあります。
- 汚れ落としだけでなく消臭効果も期待できる
- ナチュラル洗剤なので安全性が高い
それぞれのメリットについて、詳しく見てみましょう。
汚れ落としだけでなく消臭効果も期待できる
アルカリ性である重曹は、汗や皮脂などの汚れに強いため、カーペットの掃除でも重宝します。
汚れを落としてくれることはもちろん、消臭効果が期待できることは重曹ならではのメリットです。
- 汗
- 皮脂
- ペット特有のニオイ
日常生活でよくある上記のニオイを、重曹ならスッキリ落としてくれます。
また、嘔吐物の不快なニオイにも効果的です。
ナチュラル洗剤なので安全性が高い
ナチュラル洗剤で肌にも環境にもやさしい重曹は、安全性が高いことも大きなメリットです。
一般的な洗剤に使われている界面活性剤は含まれていないため、小さな赤ちゃんやペットがいる家庭でも使いやすくなっています。
掃除用の重曹を使うケースが一般的ですが、食品として使う重曹を使うことで、より安全に掃除できることも魅力です。
重曹を使ったカーペット掃除の手順
カーペット掃除は、基本的に下記の手順で進みます。
- ブラシを使ってカーペットの毛を逆目に立てておく
- 掃除機を逆目、順目、横、ななめにゆっくりかける
- コロコロを逆目、順目、横、ななめにゆっくりかける
詳しいカーペット掃除の手順については、下記記事をご覧ください。
重曹を使った掃除方法は、上記手順の後に、状況に合わせて進めます。
- ちょっとした汚れを取りたい場合・ニオイを取りたい場合
- シミを取りたい場合
それぞれの手順について、ご紹介します。
【ちょっとした汚れを取りたい場合・ニオイを取りたい場合】重曹での掃除手順
ちょっとした汚れやニオイを取るなら、掃除機やコロコロの後に下記の手順で掃除しましょう。
- ぬるま湯100mlに対し、小さじ1杯の重曹を溶かした重曹水を作る
- 重曹水に浸して固く絞った雑巾で拭く
- 水に浸して固く絞った雑巾で拭く
- 乾拭きをする
広範囲の作業をするなら、重曹水をスプレーボトルに入れて吹きかけ、水に浸して固く絞った雑巾で拭いてから乾拭きするのも効果的です。
また、重曹を粉のまま撒いて使う方法もあります。
- 重曹をカーペットに撒く
- 1~3時間放置する
- 掃除機で吸い取る
粉のまま使う場合は、毛足が長いカーペットだと奥に入り込んだ重曹を吸い取り切れないことがあるため注意しましょう。
【シミを取りたい場合】重曹での掃除手順
重曹は、食べこぼしが原因のシミにも有効です。
- ぬるま湯100mlに対し、小さじ1杯の重曹を溶かした重曹水を作る
- 重曹水をシミ部分にかけ、お湯に浸して固く絞った雑巾でトントン叩く(何度か繰り返す)
- 汚れが取れたら、水に浸して固く絞った雑巾で拭く
- 乾拭きをする
この手順で取れないシミは、酵素系漂白剤も併用してみましょう。
ただし、カーペットによっては酵素系漂白剤によって色落ちすることがあります。
そのため、使用前に目立たない隅で色落ちしないかを確認してから、使用することが大切です。
色落ちが心配な場合は、専門の業者でのクリーニングを利用しましょう。
- 重曹大さじ1杯、酵素系漂白剤20mlを混ぜ合わせる
- 上記をシミ部分にかけて少し時間を置く
- 濡らして絞った雑巾を、手で触って熱いと感じるくらいまで電子レンジで温める
- 温めた雑巾をシミ部分に置いてトントン叩く(何度か繰り返す)
- 汚れが取れたら、水に浸して固く絞った雑巾で拭く
- 乾拭きをする
カーペット掃除に重曹以外がおすすめのケースとは?
重曹は便利なナチュラル洗剤ですが、カーペットや汚れによっては重曹以外を使った方がいいケースも。ここでは、重曹以外がおすすめの2つのケースを紹介します。
水洗い可のカーペット
水洗いできるカーペットなら、重曹以外に中性洗剤での掃除も良いでしょう。
食べこぼしなどには、薄めた中性洗剤に浸して固く絞った雑巾で拭くのも効果的です。
中性洗剤を使う場合も、重曹同様に水拭きと乾拭きで仕上げます。
洗剤成分と水分をカーペットに残さないために、しっかり乾燥させることもポイントです。
アルカリ性の汚れやニオイ
重曹はアルカリ性のため、酸性の汚れやニオイに有効です。
逆に、アルカリ性の汚れやニオイには、酸性であるクエン酸を使うのが良いでしょう。
- ペットの粗相による汚れやニオイ
- タバコによる汚れやニオイ
これらには、重曹よりもクエン酸が効果的です。
- 水100mlに対して小さじ1杯のクエン酸を溶かしたクエン酸水を作る
- 汚れや気になる部分にクエン酸水をスプレーする
- 水に浸して固く絞った雑巾で拭く
- 乾拭きをする
上記の手順で、汚れやニオイの原因に応じて重曹と使い分けましょう。
重曹でカーペットを掃除する際の注意点3つ
重曹でカーペットを掃除する際の注意点は、下記の3つです。
- カーペットや掃除機に重曹の粉が残さない
- 重曹を熱いお湯で溶かさない
- カーペットが色落ちしないか確かめる
カーペットを傷めないためにも、それぞれの注意点をしっかり頭に入れておきましょう。
カーペットや掃除機に重曹の粉を残さない
重曹を使ったカーペット掃除でよくある失敗が、下記の2つです。
- カーペットの奥に入り込んだ重曹が取れなくなる
- 重曹を吸い取った掃除機が詰まってしまう
これらの失敗を避けるためのポイントは、粉のままではなく重曹水にして使うことです。
重曹水は雑巾に浸して使うこともできますが、広範囲に使うならスプレーでの使用も良いでしょう。
特に、毛足が長いカーペットは粉が取りにくくなるため、重曹水での掃除がおすすめです。
重曹を熱いお湯で溶かさない
重曹水を作る際は、40度くらいのぬるま湯を使います。
熱いお湯で溶かしてしまうと、重曹のアルカリ性が強くなりカーペットにダメージを与えることがあるためです。
カーペットが色落ちしないか確かめる
カーペットの素材によっては、ナチュラル洗剤の重曹でも色落ちする場合があります。
色落ちが心配な場合には、まず目立たない隅で色落ちしないかを確認してから使うようにしましょう。
また、色落ちの不安があるなら、専門の業者へ依頼してクリーニングするのも一つの手です。
大切なカーペットを長くキレイに使うためには、無理せずプロに依頼する方法も検討してみましょう。
重曹を使った掃除でカーペットをキレイにしよう!
カーペットの種類や、ニオイ取りやシミ取りなどの掃除目的によって、重曹を使った掃除方法は異なります。
状況に合わせて正しく重曹を使うことが、カーペットの「キレイ」維持につながります。
また、重曹水をスプレーでかけることも、カーペット掃除を成功させる大きなポイントです。
落ちない汚れなどは、業者へ依頼してクリーニングすることも視野に入れ、最適な方法でカーペットを掃除しましょう。
カーペット掃除にも重曹は効果的!具体的な手順や失敗しないためのポイントを解説のよくある質問
-
Q. 重曹を使ったカーペット掃除の方法は?
A.カーペット掃除で重曹を使う場合は、下記の手順で進めます。
1.ブラシを使ってカーペットの毛を逆目に立てておく
2.掃除機やコロコロをかける
3.ぬるま湯100mlに対し、小さじ1杯の重曹を溶かした重曹水を作る
4.重曹水に浸して固く絞った雑巾で拭く
5.水に浸して固く絞った雑巾で拭く
6.乾拭きをする -
Q. カーペット掃除で重曹はどれくらい使う?
A.重曹を水に溶かして使う場合は、ぬるま湯100mlに対して小さじ1杯の重曹を使います。
粉のまま使う場合は、使う範囲に応じた量を使いますが、毛足の長いカーペットでは掃除機で吸い取りにくくなるため注意しましょう。 -
Q. カーペットのシミ取りの方法は?
A.カーペットのシミを重曹で掃除する方法は、下記です。
1.ぬるま湯100mlに対し、小さじ1杯の重曹を溶かした重曹水を作る
2.重曹水をシミ部分にかけ、お湯に浸して固く絞った雑巾でトントン叩く
3.汚れが取れたら、水に浸して固く絞った雑巾で拭く
4.乾拭きをする
取れない場合は、酵素系漂白剤を併用することもあります。
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