フローリング掃除に使う洗剤

フローリング掃除におすすめの洗剤5選!正しい選び方や手作りの方法も解説

2023.07.31 2023.07.31

フローリング掃除に使う洗剤は、ワックスへの影響を加味しつつ落としたい汚れに合わせて選ぶことが大切です。
強い洗剤を使いたくない場合は、手作りして掃除する方法も良いでしょう。この記事では、フローリング掃除でおすすめの洗剤を5選で解説します。
洗剤の選び方から注意点、手作りする方法もご紹介するので、家庭の状況に合わせて適切な洗剤を使いましょう。

【フローリング掃除】洗剤の選び方

フローリング掃除に使う洗剤を持つ人

フローリング掃除に使う洗剤は、使い方やワックスへの影響などに合ったものを選ぶと効果的です。
ここでは、主な選び方のポイントを下記の4つにまとめました。

  • 掃除方法に合わせて選ぶ
  • 汚れの種類に合わせて選ぶ
  • ペットや赤ちゃんにも安心かどうかで選ぶ
  • ワックスへの影響を考えて選ぶ

それぞれの内容について、詳しく見てみましょう。

掃除方法に合わせて選ぶ

フローリング掃除の洗剤には、主に下記3つの種類があります。

  • シートタイプ
  • スプレータイプ
  • 液体タイプ

手軽にさっと掃除をしたいのなら、出してすぐに使えるシートタイプが良いでしょう。
ピンポイントで汚れを落としたい場合は、スプレータイプがおすすめです。
フローリングを全体的に掃除するなら、液体タイプを使うと効率よく進められます。

汚れの種類に合わせて選ぶ

フローリングには、さまざまな種類の汚れが蓄積しています。
汚れの種類によって効果的な洗剤が異なるため、状況に合わせて適切な種類を使うと効果的です。

洗剤の種類 効果的な汚れ
中性洗剤 全体的な汚れ、食べこぼし・飲みこぼしなど
アルカリ性洗剤 皮脂や油など
酸性洗剤 水垢など

酸性の洗剤はフローリングを傷つけてしまう可能性があるため、基本的には使用しません。
基本的には中性洗剤を使い、取れにくい汚れにはアルカリ性洗剤を使うと安心です。
ただし、アルカリ性が強い洗剤は洗浄力が高い半面、ワックスを剥がしてしまう可能性があるので注意しましょう。

ペットや赤ちゃんにも安心かどうかで選ぶ

ペットや赤ちゃんがいるなら、使う洗剤の安全性についてもチェックしておきたいものです。
特に幼い赤ちゃんはフローリングを這いまわったり床についた手を口に入れたりするため、より配慮する必要があります。

ペットや赤ちゃんがいるなら、ナチュラル洗剤を選ぶと良いでしょう。
重曹やセスキ炭酸ソーダなら、人体への影響が少ないため一般的な洗剤よりも安心度が高いです。

ワックスへの影響を考えて選ぶ

一般的なフローリングはワックスがかけられているため、剥がさないように配慮する必要があります。
ワックスによってフローリングの床材は守られ、キレイな状態を維持できているためです。

洗浄力が強い洗剤はワックスへの影響も強くなるため、注意しなければなりません。
日常的な掃除でも洗剤はなるべく使わず、取れない汚れがある時だけピンポイントで使うようにするのも良いでしょう。
せっかくのワックスを剥がさないよう、洗剤の成分にも配慮する必要があります。

フローリング掃除におすすめの洗剤5選

選び方を踏まえた上で、ここからはフローリング掃除におすすめの洗剤を5つご紹介します。

  • ウタマロクリーナー
  • かんたんマイペット
  • スーパーオレンジ フローリング
  • フローリングマジックリン つや出しスプレー
  • クイックルワイパー ウエットシート

それぞれ特徴が違うので、自宅にピッタリのものを見つけてみてください。

ウタマロクリーナー

中性で、フローリングはもちろん家の中のさまざまな場所で使える「ウタマロクリーナー」は、東邦から販売されている洗剤です。
アミノ酸系の成分がメインなので、肌やフローリングにも優しい反面、頑固な油汚れや水垢などの汚れを落としやすくなっています
スプレーして拭き取るだけと使い方も簡単で、ワックスを落とす心配もありません。
グリーンハーブのさわやかな香りも魅力で、ペットや赤ちゃんがいる家庭にもおすすめです。

かんたんマイペット

花王から発売されている「かんたんマイペット」は、弱アルカリ性で皮脂や油汚れに強い洗剤です。
スプレーして5分してから拭き取ることで、除菌効果も見込めます。
スプレーの出方は広範囲用とピンポイント用の2種類があるため、用途に合わせて使い分けられることも特徴です。
二度拭き不要で手軽に使える上、フローリングだけでなく壁や家具、ドア、窓など、家中のさまざまな場所で使えます。

スーパーオレンジ フローリング

「スーパーオレンジ フローリング」は、ウエキから発売されているフローリング専用の洗剤です。
中性の成分で、洗浄効果が高いオレンジオイルが配合されていて汚れがしっかり落ちるほか、消臭効果も見込める上、カテキンが入っていることで除菌効果も期待できます。
また、フローリングを掃除しながら汚れ防止のコーティングができることも大きな特徴です。
コーティングによって、撥水効果や防汚効果が得られるため、汚れにくいフローリングに仕上げられます。

フローリングマジックリン つや出しスプレー

花王の「フローリングマジックリン つや出しスプレー」は、汚れを落としながらつや出しも叶う嬉しい洗剤です。
中性でさわやかなシトラスの香りの洗剤で、さらっとした仕上がりになっています。
汚れ部分にスプレーして拭き取ったら、フローリングマジックリン つや出しスプレーをスプレーした布で拭きのばしてそのまま乾かせば、乾拭きの必要もありません。
ワックスのつやによる美しさを損なうことなく、フローリングをキレイに掃除できることが特徴です。

クイックルワイパー ウエットシート

床掃除でお馴染みにの花王「クイックルワイパー ウエットシート」も、おすすめです。
さっと1枚出して手軽に掃除できることが魅力で、拭き取りの必要もありません。
弱酸性の洗浄液が染み込んでいるシートは三層構造になっていて皮脂や油のベタベタ汚れもすっきり落としてくれます
除菌効果も得られるので、手軽にスッキリきれいなお掃除が可能です。

フローリング掃除の洗剤代わりに!手作りの重曹水も効果的

フローリング掃除の洗剤として使う予定の重曹

人体や環境への影響が心配で洗剤を使いたくないという場合は、重曹水を使った掃除も効果的です。
ナチュラル洗剤である重曹は、人体や環境への影響が少ないため、ペットや赤ちゃんがいる家庭でも安心して使うことができます。

重曹水は、下記の割合で作ります。

  • ぬるま湯1カップ:小さじ1/2の重曹

重曹は粉のまま掃除に使うこともありますが、フローリング掃除では必ず溶かして使います。
これは、粉によってワックスが剥がれないようにするためです。
ぬるま湯を使うことで重曹は溶けやすくなりますが、熱いお湯で溶かしてしまうとアルカリ性が高くなりワックスを剥がしやすくなるため注意しましょう。

作った重曹水は、スプレー容器に入れて使うと手軽です。
そのほか、バケツに入れた重曹水で浸した雑巾を固く絞って使うのも良いでしょう。

フローリングの溝掃除に適した洗剤は?

毎日掃除をしていても、どうしても汚れが溜まりやすいのが、「溝」です。
ちょっとした凹みとなっている溝には、掃除の際にもゴミがどんどん押し込まれて蓄積されてしまうためです。

フローリングの溝に溜まったゴミは、歯ブラシなどでかき出して掃除します。
頑固な汚れには、中性洗剤を使って掃除すると効果的です。
中性洗剤をつけた歯ブラシや綿棒などを使ってこすり、汚れを落としましょう。
その際、水拭きと乾拭きで洗剤成分と水分を取り切ることが大切です。

フローリングの溝の掃除については記事もご参照ください。

洗剤を使ったフローリング掃除の手順

日常的なフローリングの掃除は、フローリングシートや掃除機だけでも問題なく、毎日洗剤を使う必要はありません。
洗剤は、目立った汚れがある時に、下記の手順でピンポイント使いするのがおすすめです。

  1. フローリングシートを使ってホコリを取る
  2. 掃除機で小さなゴミも取る
  3. 洗剤を使って汚れを取る
  4. 水拭きをする
  5. 乾拭きをする

ピンポイントで掃除する場合でも、フローリングシートや掃除機であらかじめホコリやゴミを取っておきましょう。
また、洗剤を使った後は水拭きで洗剤成分をしっかり落とし、最後は乾拭きで水分を残さないことも大切です。フローリング掃除の注意点や手順等については、下記記事をご覧ください。

洗剤を使ってフローリングを掃除する際のポイント

洗剤を使ってフローリングを掃除する人

洗剤を使ってフローリングを掃除するなら、ここでご紹介する3つのポイントを覚えておきましょう。

  • フローリングを傷付ける可能性がある洗剤は使わない
  • 汚れを取ったら洗剤を残さず拭き取る
  • 乾拭き後は水分はしっかり乾燥させる

フローリングを大切に使っていくために、ぜひ覚えておいてください。

フローリングを傷付ける可能性がある洗剤は使わない

頑固な汚れには強力な洗剤を使いたくなることもありますが、フローリングを傷付ける可能性があるものは使用しないようにしましょう。

たとえば、カビ取り剤やメラニンスポンジです。
カビは時間が経つと黒ずみ汚れになることもあるため、カビ取り剤を使いたくなりがちですが、フローリングにダメージを与えてしまうためNGです。
カビ取り剤の代わりに、アルコールを使いましょう。
メラニンスポンジも優秀なお掃除アイテムですが、ワックスを剥がしてしまう可能性があるため避けたほうが安心です。

汚れを取ったら洗剤を残さず拭き取る

掃除手順でもご紹介しましたが、洗剤を使って掃除する際は、洗剤成分をしっかり拭き取ることがとても重要です。
洗剤成分がフローリングに残ってしまうことで、ワックスや床材が傷ついてしまったり、黒ずみ汚れになってしまったりするためです。
そこで、洗剤のベタベタ感がなくなるまで、念入りに水拭きしましょう。
また、水分が残っていても良くないため、最後の乾拭きもとても重要な手順です。

乾拭き後は水分はしっかり乾燥させる

乾拭きをしても、水分がわずかに残っていることがあります。
そこで、乾拭き後すぐに家具やモノを置くのではなく、窓を開けて換気するなどして乾燥させるようにするとベストです。
フローリングは水分に弱いため、できるだけしっかりと乾燥させるようにしましょう。

洗剤を上手に使ってキレイなフローリングに仕上げよう!

洗剤は、含まれる成分によって得意な汚れが異なります。
またワックスへの影響や人体などへの影響にも差があるため、家庭それぞれでベストな洗剤を使うことが大切です。
洗剤を使った後は水拭きと乾拭きを必ず行い、フローリングにダメージを与えないよう配慮することも忘れてはいけません。
最適な洗剤を使って、家族が快適に過ごせるフローリングを維持しましょう。

フローリング掃除におすすめの洗剤5選!正しい選び方や手作りの方法も解説のよくある質問

  • Q. フローリング掃除におすすめの洗剤は?

    フローリングの掃除には、中性洗剤やアルカリ性洗剤がおすすめです。
    フローリングの使える洗剤では、「ウタマロクリーナー」や「かんたんマイペット」「フローリングマジックリン つや出しスプレー」などがあります。

  • Q. フローリングの黒ずみ掃除に効果的な洗剤は?

    フローリングの黒ずみには、中性洗剤を使います。
    中性洗剤で取れない頑固な黒ずみには、アルカリ性洗剤を使っても良いでしょう。
    カビによる黒ずみ汚れの場合は、アルコールを使うと効果的です。

  • Q. フローリング掃除に重曹は使える?

    重曹はアルカリ性なので、フローリング掃除にも使えます。
    粉の状態で使うとワックスを剥がす可能性があるため、ぬるま湯で溶かしてから使うと良いでしょう。