緑カビの落とし方は?木材などに生えてしまう原因と効く掃除方法を徹底解説
2024.08.03 2024.09.02
この記事では、緑カビの落とし方について徹底解説します。
たんすの裏側や木の窓枠などに発生してしまった緑カビを見ると、ショックを受けるものですが、放置は厳禁です。緑カビは、見た目の問題だけでなく、健康面への悪影響や家具・建物へのダメージもあるので、見つけた時に落としておきましょう。
記事の後半では、緑カビを発生させない日々のお手入れについてもご紹介。緑カビに悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
緑カビの落とし方【手順はコレ!】
- ゴミや埃を取り除く
- 漂白剤を含ませた布で拭く
- 重曹やお酢のスプレーをかける
- 乾燥させる
以下、それぞれのステップについて詳しく解説します。
ステップ1:ゴミや埃を取り除く
緑カビを除去する場合、まず表面のゴミや埃を取り除きます。カビを効果的に除去するための準備として、省略せず必ず行ってください。
ここで見た目が良くなっても、まだカビが残っている場合が多いので、次のステップでしっかりと除去しましょう。
作業中の健康リスクを軽減するために、マスクや手袋の準備も怠らないようにしましょう。
ステップ2:漂白剤を含ませた布で拭く
木材の緑カビに、漂白剤の使用はとても有効です。漂白剤にはカビの生育を抑える効果があり、カビに直接作用するので、効果的に除去することが可能です。スーパーや薬局で手に入る家庭用の漂白剤が使えるので、比較的簡単に準備ができます。
漂白剤を使用する場合の手順は、以下の通りです。
- 漂白剤を指定の水量で薄める
- 漂白剤を乾いた布に含ませる
- 木材の表面を拭いて、しばらく放置する
- 乾いた布で拭き取る
使用する漂白剤の表示をよく読み、適切な方法で使用してください。
このときに注意したいのが、漂白剤が色落ちの原因になり得ること。塗装された木材に使用する場合は、必ず目立たない場所で試してから、全体を拭くようにしましょう。
ステップ3:重曹やお酢のスプレーをかける
漂白剤が手に入らなかった場合は、重曹やお酢の利用も有効です。
重曹を使用するには、付着しやすいようにペースト状にするのがおすすめです。木材の表面に伸ばしやすくなり、液だれもしにくくなります。ペースト状にするには、「重曹3:水1」が基本ですが、塗る場所によって水の量は調整するようにしましょう。
一方でお酢は噴霧器に入れ、カビが生えている部分に直接スプレーし、拭き取ります。お酢は消臭効果もあるので、カビ取りの方法として効果的です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
重曹水の作り方はこれで完璧!おすすめの掃除箇所は?【使用時の注意点も解説】
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ステップ4:乾燥させる
ここまでのステップが終わったら、最後はしっかりと掃除箇所を乾燥させましょう。部屋の換気を徹底したり、収納しているものの隙間を開けて空気の通りを確保するのもおすすめです。
乾燥が不十分だと、再びカビが発生する原因になってしまいます。除湿機を使用することで、さらに効果的に湿気を取り除くことができるので、エアコンの除湿機能なども利用してみてください。
特に湿度の高い季節や地域では、掃除後にしっかりと乾燥させることが大切です。
緑カビが人体や住宅に与える影響は?
緑カビが発生すると、見た目が不快なだけでなく、人体や住宅への悪影響も大きな問題となります。緑カビの人体や住宅への影響は、以下の可能性が挙げられます。
人体への影響 | 住宅への影響 |
---|---|
アレルギー反応や呼吸器系の問題を引き起こす可能性 | 家の構造自体を弱らせる可能性 |
以下、それぞれの問題点について解説します。
人体への影響
緑カビの、人体の健康に対する影響は特に深刻です。緑カビが放出する胞子は、アレルギー反応や呼吸器系の問題を引き起こす可能性があります。また、もともと喘息やアレルギー体質の人にとっては、症状を悪化させることも。
健康への悪影響を防ぐために、緑カビの発生に気づいたら、すぐに適切な対処をすることが大切です。
住宅への影響
木材に発生した緑カビは、住宅にも悪影響を及ぼします。放置しておくと、木材や壁紙などの有機物を侵食し、家の構造自体を弱らせる可能性があります。
家の美観を損ねるだけでなく、不動産の価値を下げる要因にもなるため、早めの対処が必要です。
緑カビが特に発生しやすい場所は?
緑カビが生えやすいのは、湿度が高く、風通しが悪い場所です。家庭内で特にカビが発生しやすい箇所は、以下の通りです。
- たんす、クローゼット
- 木の窓枠
- キッチンにある木材
- 浴室にある木材
それぞれの場所について、緑カビが発生しやすい原因を解説します。
たんす、クローゼット
カビは、60%以上の湿度があると活発に動き始めます。洋服をたくさん収納したたんすの裏側や、クローゼットの中などは、湿度が高く、緑カビの発生条件がそろっています。
こまめに掃除することを心がけたり、収納する洋服の数を減らしたりして、できる限りカビの発生条件を少なくしておきましょう。
「あと何回か着てから洗濯しよう」と一度着た洋服をたんすにしまったり、洗濯後の洋服を完全に乾く前にたんすに入れてしまうと、湿気が増えて緑カビの原因に。注意しましょう!
木の窓枠
窓枠の緑カビは、特に梅雨や冬の時期に発生しやすいです。ガラスの結露が窓から窓枠へ流れ、水滴や空気中にいるカビの菌が窓枠に定着して繁殖してしまうのです。
カビの発生に気づくのが遅れると、少しずつ繁殖したカビが木材の中にまで繁殖してしまい、表面を拭いただけでは取れません。除去が困難になる前に、早めに対策することが必要です。
キッチンにある木材
料理をするキッチン周りは、湿度が高くなりやすい場所の一つ。木材の箇所やものがある場合は、緑カビの発生に要注意です。水道の水を使用する際だけでなく、調理時に食材や調味料が飛び散った場合なども、キッチン内の湿気の原因となります。
木製のキッチンキャビネットがある場合は特に、緑カビの発生に気をつける必要があります。水や調味料などが飛び散った際には、すぐに掃除する癖をつけておきましょう。
浴室にある木材
家庭内でも特に湿気がたまりやすい場所といえば、浴室。木製の棚やキャビネットがある場合や、木材の小物を置いている場合は注意が必要です。
緑カビの発生を防ぐためには、お湯を張ったままにしない、掃除後は水気を拭き取る、などの工夫が必要です。決して難しいことではないので、ぜひ日々の習慣に取り入れてみてください。
緑カビの予防法については、次の段落で詳しく解説します。
緑カビの掃除後!予防する方法は?
放置すると厄介な木材の緑カビですが、日々の工夫で発生を予防することが可能です。以下、家庭内どの箇所でも活かせる予防法を4つ紹介します。
こまめに換気する
カビの発生条件の一つである「湿度」を低くするために、こまめに換気するのはおすすめです。湿気の多い梅雨や夏場は、特に意識してみてください。
たんすの引き出しを定期的に開けて換気したり、お風呂にお湯を張った後は毎日窓を開けて換気したりするのも効果的です。日常のちょっとした工夫で結果が変わることも多いので、ぜひ心がけてみてください。
定期的に掃除をする
ゴミや埃がたまることも、カビ増殖を促進してしまいます。定期的にたんすの中や裏側を掃除したり、木の窓枠に溜まった埃を除去したり、汚れを溜めない工夫が大切です。
年に一度の大掃除を待つのではなく、週に1回、または季節の変わり目などに、積極的に掃除を行いましょう。
通気性の良い家具の配置にする
たんすや棚をくっつけて配置している場合、その間に湿気が溜まって緑カビの原因になる場合も。少し隙間を開けて、風通しを良くしておくことがおすすめです。
エアコンの除湿機能を使う場合は、エアコンの風が当たりやすい位置に家具を移動するなど、湿気が溜まりにくい家具配置を意識してみましょう。
水分をこまめに拭き取る
結露や水滴などの付着から緑カビが発生することを防ぐために、気づいたらすぐに拭き取る習慣をつけましょう。
例えばキッチンの使いやすい位置にキッチンタオルを置いておいたり、リビングの掃除用具を手の届きやすい位置に収納しておいたりと、ささっと掃除しやすい工夫をしておくのはおすすめです。
長く放置してしまうと、除去がとても厄介な緑カビ。日頃から発生を防ぐ対策をしておくのが大切です。
緑カビの除去、自分で対処できない場合は?業者の上手な選び方!
「自分でカビに近づくのは抵抗がある」
「緑カビの除去の仕方を試しても効果が出ない」
そんなときは、専門の清掃サービスを利用するのも一つの手です。自力では難しいカビの除去は、無理せずプロの力を借りましょう!
掃除業者を探す際は、複数の業者を手軽に比較検討できる「セーフリー」がおすすめ。カビ除去の専門業者もたくさん掲載されています。気になった業者をいくつか選んで、まずは問い合わせてみましょう!
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緑カビの落とし方は?木材などに生えてしまう原因と効く掃除方法を徹底解説のよくある質問
-
Q. 木材が緑カビだらけになったら捨てるしかない?
A.必ずしも捨てる必要はありません。適切な方法で掃除と除去を行うことで、木材を再利用することが可能です。どうしても除去できなかった場合は専門業者に相談しましょう。
-
Q. 緑カビを安全に落とすには?
A.掃除を始める前に、手袋、マスク、防護メガネなどを着用して、カビの胞子や化学薬品から身を守りましょう。掃除の前に木材の表面に付着している埃やゴミを除去しておくことも大切です。
-
Q. 緑カビの再発はどのようにしたら防げる?
A.部屋や収納場所の換気を良くし、湿気を溜めないようにしましょう。また、木材や家具は直接壁にくっつけず、少し離して置くことで空気の流れを確保できます。
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