賃貸の壁に落書きする子ども

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賃貸の壁汚れの落とし方!気になるクロスのクリーニング費用も解説【クレヨン・油・カビ等対応】

2024.08.02 2024.12.05

この記事では、賃貸でついてしまった壁汚れの落とし方を詳しく解説します。

普段通りに生活していても、日々壁は汚れていくもの。賃貸だからと気をつけていても、「子どもがリビングの壁に落書きしてしまった」「料理のシミがキッチンの壁に着いた…」といったケースは案外多いのではないでしょうか?そういった汚れについて、原因ごと丁寧に落とし方を紹介していきます。

記事後半では、賃貸の壁をなるべく汚さないための対策や、気になるクロスクリーニング費の負担目安も解説します。ぜひ最後までご覧ください。

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賃貸の壁汚れを落とす前に要チェック!壁紙に使われる素材【特徴を踏まえた掃除を】

賃貸に使われているクロスの素材

賃貸に使用されている壁紙はさまざまな素材でできています。素材によっては水や洗剤が使用できないため、掃除前に素材を確認しましょう。

  • ビニールクロス
  • 紙クロス
  • 布(織物)クロス
  • その他の壁紙

素材別の掃除について詳しく紹介します。

ビニールクロス

日本の多くの壁紙として使用されているのが、ビニールクロスです。見た目は紙のように見えますが、主原料は塩化ビニール樹脂です。

お手入れがしやすいのが特徴で、水拭きしたり、洗剤を使用したりして掃除ができます。

紙クロス

主にパルプを原料とした壁紙です。欧米では洋紙、日本では和紙を使用した壁紙があります。紙クロスは樹脂で撥水コーティングされたものがありますが、水や擦れに弱く、汚れもすぐにシミになりやすい特徴があります。

基本的に水や洗剤を使った掃除が不可能で、ゴシゴシこするのも厳禁です。もし、汚れが付着したら、シミにならないよう、すぐにたたくようにしながら乾いた布で吸い取りましょう。

布(織物)クロス

木綿や麻を使ったもの、パルプやレーヨンなど化学繊維を組み合わせたもの、シルクやサテン生地などあります。

ホコリが付きやすい素材なので、通常ははたきをかけるくらいで、水拭きは避けましょう。汚れが付いた場合は、乾いた布でたたくように吸い取ります。

その他の壁紙

漆喰や珪藻土、木質などの壁紙があります。漆喰や珪藻土は結露やカビの発生を抑制する効果がありますが、水分や汚れがシミになりやすいのが特徴です。また、水に弱く、汚れが目立ちやすいので、乾いた布で表面をたたくように拭き取るとよいでしょう。

木質も水分による変形があるため、水拭きの手入れは厳禁です。シミや汚れは乾いた布で速やかに取り除いてください。

基本的に白いビニールクロスであれば、お手入れは自分でできますが、布や紙などほかの素材のものは、プロにお任せするのがおすすめです。

なお、壁の素材が分からない場合は、大家さんや管理会社へ問い合わせましょう。

賃貸の壁汚れの落とし方【原因別に徹底解説!】

壁汚れ別で有効な掃除方法

壁汚れは油やカビなどの原因によって、使用する洗剤や落とし方が異なります。下記は、主な汚れの原因とそれに対応できる洗剤をまとめています。

汚れの原因 汚れが落ちやすい洗剤 掃除内容
日常の汚れ 中性洗剤・水拭き 表面上の汚れは水拭きや中性洗剤で可能
手垢・黒ずみ 中性洗剤・重曹・セスキ炭酸ソーダ 手垢や黒ずみは油や皮脂汚れ、アルカリ性の洗剤が適している
油・調味料の汚れ 重曹・セスキ炭酸ソーダ 油汚れはアルカリ性洗剤。長時間放置した汚れは、重曹ペーストを塗布。
クレヨン 中性洗剤・重曹・セスキ炭酸ソーダ・クレンジングオイル まずは中性洗剤。落ちない場合は油汚れに効果のある洗剤で。
ボールペン 水性ペンはセスキ炭酸ソーダ
油性タイプは無水エタノールや除光液・塩素系洗剤
ボールペン汚れは残りやすいため、早めの対応を。油性ボールペン汚れは薄くなる程度まで。
鉛筆
色鉛筆
鉛筆は消しゴム
色鉛筆はクレンジングオイル
色鉛筆は油汚れに効果のある洗剤を。
カビ汚れ 塩素系洗剤 カビは塩素系洗剤で長時間つけ置き。
たばこのヤニ セスキ炭酸ソーダ・塩素系洗剤 蓄積したヤニ汚れは、塩素系洗剤で塗布。

まずは、中性洗剤から使用しましょう。強い洗剤を使用する際は、壁紙の端の方につけて、変色しないかを確認すると安心です。

掃除する際は、ゴム手袋を必ず装着し、床に液が付着しないよう「養生シート」をしましょう。また、洗剤を塗布する際は、ブラシ・スポンジ・刷毛を使うと塗りやすいので便利です。

上記のタバコのヤニや子どもの落書きは、修繕費負担の可能性が高いため、なるべく早めに掃除しておきましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

日常の軽い汚れ

中性洗剤はさまざまな汚れに対応できる洗剤です。軽い汚れから手垢・油汚れ・落書き汚れなどに広く利用できます。付着したばかりの汚れであれば、中性洗剤で、まず試してみましょう。

  • 使用する中性洗剤:ウタマロクリーナー・台所洗剤
  • 雑巾
  • バケツ
  • スポンジ

中性洗剤は水で薄めて利用し、ウタマロクリーナーはそのまま吹きかけて使用します。

  1. スポンジに中性洗剤を含ませる
  2. 壁の汚れを拭く
  3. 洗剤を水拭きで拭き取る
  4. 乾拭きする

洗剤を使用した後は必ず、乾拭きをして洗剤や水分を残さないようにしましょう。

黒ずみ・手垢・油汚れ

重曹やセスキ炭酸ソーダは弱アルカリ性の洗剤です。油汚れや皮脂汚れなどの、酸性の汚れ落としに効果があります。また、重曹やセスキ炭酸ソーダは天然成分のため、環境にやさしいのが特徴です。

  • 使用する洗剤:激落ちくん
  • 雑巾
  • バケツ
  • ブラシやスポンジ

重曹は小さじ1杯に付き水100mlで薄めて使用します。重曹は水に溶けにくいので、40℃ほどのお湯を使って溶かしましょう。

  1. 重曹水やセスキ炭酸ソーダを壁に吹きかける
  2. スポンジやブラシで汚れを拭く
  3. 頑固な汚れは塗布したまま時間を置く
  4. 洗剤を水拭きし、乾いた布で乾拭きする

軽い皮脂汚れでは重曹水、調理用の油や食べ物・調味料などの油汚れはセスキ炭酸ソーダが適しています。上記のような洗剤で落とせない頑固な油汚れは、次のような洗剤を試しましょう。

  • アルカリ性洗剤(マジックリン・アルカリ電解水など)
  • 酸素系漂白剤(オキシクリーン)

弱アルカリ性洗剤に比べて、強いアルカリ剤や洗浄力が強力な酸素系漂白剤であれば、汚れをスッキリ落としてくれます。

油性ボールペン・マジックの汚れ

エタノールは揮発性に優れ、油汚れを落とすのに有効です。アセトンを含む除光液も油や樹脂を溶かす成分があります。どちらとも、油性ボールペンやマジックなどの汚れ落としには有効です。また、除光液はシールはがしにも効果があります。

  1. コットンや綿棒の先に除光液・エタノールを含ませる
  2. 軽くトントンとたたくように落とす
  3. 布で拭きとる

壁紙に着いたボールペンはきれいに落とすのは難しいため、薄くして目立たないようにするという認識で試してください。

クレヨン・色鉛筆の汚れ

色鉛筆に含まれるロウが油成分、クレヨンの主成分も油が含まれています。油汚れに効果のあるクレンジングオイルを使用します。

  1. クレヨンの場合は水拭き、色鉛筆の場合は消しゴムで汚れが落ちないか試す
  2. クレンジングオイルを布やスポンジに含ませる
  3. 軽くこするように落とす
  4. 布で拭きとる

メラミンスポンジで軽くこすると落ちやすいようですが、こすり過ぎに注意しましょう。

カビやタバコのヤニ汚れ【頑固な汚れ】

塩素系洗剤の主成分「次亜塩素酸」は漂白力がとても強く、シミやカビ汚れなどに効果があります。

ただし、脱色するため、白の壁紙にしか使用できません。

  • 使用する洗剤:キッチンハイター
  • 刷毛やブラシ
  • 雑巾
  • バケツ

洗剤は薄めて使うが基本ですが、汚れがひどい場合は原液で使用しましょう。

  1. 洗剤を浸して刷毛(ブラシ)で塗る
  2. 15~1時間ほどそのまま置く
  3. 雑巾で洗剤を拭き取る

カビやヤニ汚れは洗剤を塗布してしばらく置くのがポイントです。汚れが落ちない場合は、再度試しましょう。

タバコのニオイ消し

タバコのヤニは粘着性があるため、壁に付着するとなかなか汚れもニオイも落ちません。そんなニオイに効くのがクエン酸です。クエン酸は柑橘類や酢などの酸味の元になるもので、タバコのニオイのアルカリ性を中和してくれます。

エタノールはタバコの油脂成分を溶かす性質があるため、タバコ汚れとニオイを落としてくれます。

  1. エタノールやクエン酸を吹きかける
  2. 硬く絞った雑巾で水拭きする

ただし、ヤニのニオイを完全に取るのは難しいので、あくまでも軽減する程度で使用するとよいでしょう。

賃貸の壁汚れを落とす際の注意点

賃貸の壁汚れを落とす際の注意点

賃貸だからこそ、汚れを落とす際は壁を傷めないよう、次のような点に注意してください。

  1. 洗剤は壁紙の継ぎ目を避けて使用
  2. メラミンスポンジの使用やこすり過ぎは注意

しっかりチェックしましょう。

洗剤は壁紙の継ぎ目を避けて使用

洗剤を吹きかける時は、壁紙の継ぎ目は避けましょう。継ぎ目が水にぬれるとそこから剝がれやすくなるためです。掃除する前は必ず継ぎ目部分を確認したうえで、洗剤を吹きかけてください。

メラミンスポンジの使用やこすり過ぎは注意

メラミンスポンジは研磨して汚れを落とすスポンジです。壁汚れを落とすには便利ですが、強くこすり過ぎると壁紙が剥がれます。また、プリントや塗装、コーティングした場所は削り取ってしまうため、使用しない方が無難です。

賃貸の壁汚れを落としきれない時は業者へ依頼

賃貸の壁汚れを清掃する男性

長年蓄積された汚れや時間が経った汚れは、壁紙の奥に浸透し、きれいに落とすのは容易ではありません。賃貸の場合は特に無理せず、プロの業者へ依頼しましょう。

クロスクリーニングを依頼する前に、必ず大家さんや管理会社への許可が必要です。業者への問い合わせ時は、まだ許可をとっていないことを伝えておくといいでしょう。

クロスクリーニングの費用

クロスクリーニングは1㎡あたりの料金で設定される業者が多いようです。

  • 1㎡あたり500~1,000円

壁や天井の場所、広さ、カビやタバコのヤニなどの汚れの種類によって、料金が変動します。

作業は業者専用の洗剤を用いて掃除をしてくれます。ただし、壁自体にキズや破れがある場合は対応してもらえない可能性もあるようです。

壁の広さや測り方が分からない場合は、契約書を確認するか、大家さんや管理会社に問い合わせましょう。

賃貸の壁汚れ落としを簡単に!有効な予防策3選

賃貸の壁汚れを簡単にする予防策3つ

壁汚れは日頃から次のようなことに気付いていれば、汚れが広範囲に広がったり、汚れが落ちにくくなったりを防げます。

  • 定期的に室内を十分換気する
  • 家電や家具は壁から離す
  • 汚れはすぐに落とす

しっかり対策しましょう。

定期的に室内を十分換気する

料理の油煙やタバコの煙は、壁紙を黄変させ、汚れを落ちにくくします。料理中やタバコは換気扇をつけたり、空気清浄機を利用したり、工夫が必要です。また、油やヤニ汚れは定期的に掃除すれば、頑固な汚れになるのを防げます。

家電や家具は壁から離す

家電や家具と壁のすき間がないと、静電気によってホコリが付きやすくなります。また、湿気がこもるとカビが発生や壁紙の変色原因にも。家具や家電は余裕をもって配置しましょう。

汚れはすぐに落とす

壁紙の汚れは放置すると、汚れが固まったり、壁紙に染みこんだりして、頑固な汚れになります。

新しい汚れは軽く水拭きするくらいで落ちますが、時間が経つと、強い洗剤が必要になったり、きれいに落とせなかったりします。早めの処置が大事です。

賃貸の壁汚れを落とす際のクロスクリーニング費の負担は?

賃貸におけるクロスクリーニング代の負担について

賃貸で、壁汚れをハウスクリーニング業者へ依頼する際は、次の点を注意しましょう。

  • ハウスクリーニング業者へ依頼する前に貸主側に必ず許可を取る
  • 費用負担は契約書や状況によって異なる

壁のクリーニングや張替えなどは、貸主側の許可なしで勝手に依頼ができません。
費用負担については、次のように異なります。

入居者負担のケース 貸主側負担のケース
・入居者の故意や過失で必要となったクリーニング
・個人的に頼むクリーニング
・契約書に入居中の修繕費用は借主が負担と記載
・入居間もない汚れや異臭
・日常に支障をきたすような汚れや異臭
・通常使用しているにも関わらず異臭がする
・契約書に「大家または、管理会社が修繕費を負担」と記載

クロスクリーニング費用は、1㎡あたり500円~1,000円が相場で、6畳の部屋であれば壁のみで15,000~20,000円程度かかります。

大家さんとよく話し合ってハウスクリーニング業者へ依頼してください。

退去時の賃貸の壁汚れ落とし!負担はどちら?

賃貸の退去時のクロスクリーニング負担について

退去時の賃貸のクロスクリーニングは、基本的に貸主側が負担しますが、次のようなケースの場合は費用負担が異なります。

大家・管理会社負担 入居者負担
・経年劣化による汚れ
・壁紙の日焼け
・日常的な掃除をしたうえで付着する汚れ
・故意や過失による汚れ
・子どもの落書きやたばこのヤニ汚れなど
・掃除しないことによる通常以上の汚れ
・契約書に「退去時のクロスクリーニング代〇円は入居者が負担」と記載

入居者負担の場合は、壁紙の残存価値(耐用年数を経過後の壁紙の価値)、クリーニングが必要な部分のみの費用で支払います。また、入居前に退去時のハウスクリーニング代として支払っている可能性もあるので、契約書を確認しましょう。

賃貸の壁汚れはすぐに掃除を!落ちない汚れはプロへ依頼

クロスなどハウスクリーニングしてくれる業者の女性

賃貸の壁汚れはすぐに掃除するのが大事です。放置しておくと、汚れが広がったり、落ちにくくなったりします。自分で掃除しても落ちない時や掃除できない素材は、プロの業者へ依頼しましょう。専門の技術と知識で、きれいにしてくれます。どの業者を選んだらよいか分からない時は、多数業者を掲載しているセーフリーがおすすめ。ぜひ、自分にぴったりの業者を探しましょう。

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賃貸の壁汚れの落とし方!気になるクロスのクリーニング費用も解説【クレヨン・油・カビ等対応】のよくある質問

  • Q. 子どもが壁に落書きをしてしまった!落書きの落とし方は?

    A.

    落書きに使用したものによって落とし方が異なります。油性クレヨン・マジックペン・色鉛筆などはクレンジングオイルやセスキ炭酸ソーダを使って落としましょう。

  • Q. 退去時の賃貸の壁汚れの費用は入居者が負担しないといけない?

    A.

    退去時のクロスなどのクリーニング代は大家さん側が負担するのが原則です。経年劣化による汚れ、日焼けなどが該当します。一方、故意や過失による汚れ、落書きやタバコのヤニは入居者の負担になるので注意しましょう。

  • Q. 壁紙のクリーニング費用はいくらぐらい?

    A.

    壁紙のクリーニングは、1㎡あたり500円~1,000円が相場です。壁の広さ、汚れの具合によって、料金が異なるので、事前に見積りを取りましょう。

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