トイレ掃除の適切な順番は?【見落としがちな部分も徹底解説】

2023.10.03 2024.02.20

 

トイレ掃除の適切な順番をご存じでしょうか?

便器だけを掃除する人もいますが、トイレ内には様々なところに雑菌が繁殖しています。

そこで、この記事では、トイレをピカピカにするためのトイレ掃除の順番について解説します。見落としやすいポイントについても紹介するので、綺麗で快適なトイレにしましょう!

トイレ掃除の順番は「上から下へ」

トイレ掃除の順番を理解して手軽で効率的に済ませる流れを図解

トイレに限らずですが、トイレ掃除でも、上から下へ順番に進めていくのがポイントです。「上から下へ」は掃除の基本。高い場所から低い場所へと進めていきましょう。

トイレ掃除の順番は以下の通りです。

1.天井や棚

まずはほこりのたまった天井や棚から掃除していきます。ほこりはどうしても下に落ちやすいので、こちらから着手してください。

たまったほこりは菌の温床となり、臭いの原因にもなります。ほこりを吸着しやすいハンディモップなどを使って、掃除していきましょう。

2.トイレタンク・ボウル

続いて、トイレタンクや洗面ボウルを掃除します。水を流す洗面ボウルは、水垢やほこりがたまる箇所で、放っておくと黒ずみや頑固な汚れになるので、最低でも月に1回は掃除しましょう。

洗面ボウルは耐水ペーパーや、洗面台専用のスポンジを濡らしてこすると、簡単に綺麗になるのでおすすめです。黒ずみを落とす場合は、重曹ペーストを用いてふき取り掃除をしてください。

タンクの外側は、トイレ用シートなどを使って綺麗にふいていきます。

3.便器

次に便器の掃除です。便器内は、強くこすった際に洗剤や汚れが飛散する場合があるので、先に掃除するのをおすすめします。

便器内はトイレブラシ、外側や便座などはトイレ用シートを使って掃除してください。ふき掃除は汚れの少ない便器のふたや外側から始め、便座を最後にすると、トイレ用シートの使用枚数を節約できます。

便座裏の尿石落としをする方は下記記事が参考になります。

4.壁

便器の掃除が終わったら壁の掃除です。腰より下の部分は、尿ハネなどによる汚れが蓄積しているので、しっかり掃除してください。

最初に大まかなほこりをハンディモップなどで取り、トイレ用シートで上から下にふいていきます。トイレ用シートに適さない壁材などは、壁材に合った掃除方法で対応してください。

壁に黒ずみや黒カビが残るようであれば、エタノールを使って除去しましょう。

5.トイレに置いている小物

壁まで掃除が終わったら、トイレ内に設置した小物や消臭剤などを掃除します。ほこりや飛沫汚れがついているので、忘れずに綺麗にしておきましょう。

特に消臭剤は、ほこりや汚れがたまると、消臭効果が落ちます。掃除の手間を減らしたければ、余計なものは置かないのがおすすめです。

6.トイレの床

最後に床を掃除します。トイレ用や床用のクリーニングシートを使って、しつこい汚れや掃除中に飛散した汚れなどを、しっかりふき取ってください。

先に大まかほこりなどを除去しておくと、濡れたシートでほこりが床にこびり付くのを防げます。シートを利用する前に、掃除機をかけるか、トイレットペーパーなどで乾ぶきをしておくとスムーズです。

クッションフロアでつきやすい黄ばみ汚れを落としたい場合は下記記事をご覧ください。

トイレ掃除のステップごと見落としやすいポイント

トイレ掃除の見落としやすいポイントについて紹介していきます。トイレは汚れのひどい箇所に目がいきやすいため、汚れの目立たない箇所など、さまざなポイントを見逃しがちです。

トイレは構造上、全体的に汚れがたまりやすいので、見落としをせずに掃除できるようにしましょう。ステップごとにポイントを解説していきます。

1.天井や棚 → 換気扇・窓

天井や棚を掃除する際は、換気扇や窓の掃除もしておきましょう。特に換気扇の汚れは、トイレの臭いの原因になっている場合があります。

また、ほこりがたまると換気機能が落ちるので、トイレ掃除では大事なポイントです。換気扇の掃除は、必ず電源を切った状態で作業し、カバーやプロペラ、内部までしっかり綺麗にしてください。

2.トイレタンク・ボウル → タンク内部

湿気の多いトイレタンクの内部は、カビや雑菌が繁殖しやすいので、忘れずに掃除してほしい箇所の1つです。

タンク内が汚れた状態で水を流していると、便器に黒ずみが付着する原因となるので、定期的に掃除しましょう。簡単な掃除方法としては、タンク掃除用の専用洗剤がおすすめです。

ただし、タンクの水をウォシュレットに使用するタイプのトイレの場合は、洗浄剤が使えないので注意しましょう。カビキラーなどの塩素系漂白剤は、タンク内部を痛めてしまいます。くれぐれも使用は避けてください。

3.トイレ便器 → 電源コード・ウォシュレット

ウォシュレットのついている便器を掃除する際は、電源コードやウォシュレットノズルも忘れずに掃除しましょう。特にトイレの電源コードの掃除は見落としやすく、ほこりがたまってしまうと火災に発展するおそれがあります。

便器の外側を掃除する際に、コードもふくようにしてください。ノズルはノズルのみを出せるようになっているので、トイレ用シートで汚れをふき取ります。

4.壁 → ドアノブ・スイッチ

壁を掃除するときは、ドアノブやスイッチ類も綺麗にしておいてください。使用後に触れる箇所には、少なからず雑菌が付着します。

用を足している最中に使用するウォシュレットのコントローラーも同様です。除菌シートなどで汚れを除去しておきましょう。

5.トイレ小物 → 掛け物の上・裏

トイレの壁に掛けているカレンダーや、ウォシュレットのコントローラーなどは、上部や裏面まで、しっかりチェックしておきましょう。トイレ内は空気の流れが悪く、換気扇を回していても壁際はほこりがたまりやすいです。

湿気のあるトイレでほこりを放置しておくと、落ちにくい汚れになります。壁に悪臭が付く原因にもなるので、忘れずに一緒に掃除しておくのが大切です。

6.トイレの床 → トイレマット

トイレの床を掃除する際は、トイレマットの存在も忘れないでください。トイレマットも床と同様、ほこりや体毛、尿ハネなどの汚れが蓄積しています。

洗濯機の使用が可能なトイレマットは、洗濯機で洗っても衛生上問題はありません。大まかな汚れを掃除機やコロコロで取り、洗濯してください。洗濯機での洗濯に抵抗がある人はお風呂場などで手洗いをすると良いでしょう。

トイレ掃除の順番を押さえたら!必要な道具を揃えよう

トイレ掃除に必要な道具

トイレ掃除の手順を押さえたら、掃除に使用する道具を揃えてください。トイレ掃除に欠かせない基本の道具は、以下の3点です。

  • トイレ用シート
  • トイレブラシ
  • 除菌グッズ

上記の掃除道具は日用品を扱うスーパーやドラッグストア、100均ショップなどで購入できます。各道具のポイントを解説していくので、参考にしてください。

トイレ用シート

トイレ掃除で大活躍してくれるのが、トイレ用のクリーナーシートです。便器の外側や便座、壁や床など大抵の箇所は、トイレ用シートだけで掃除ができます。

ただし、壁紙や床の材質によっては適さないケースもあるので、対象材質の確認は必須です。

トイレ用シートは、除菌効果の高いものならなお良いでしょう。使用後にトイレに流せるシートが便利ですね。

トイレブラシ

トイレ掃除の必須アイテムの1つがトイレブラシです。

便器に付着した汚れを落とすには、トイレブラシは欠かせません。トイレブラシは、便器の中をすみずみまで掃除できる形のブラシタイプがおすすめです。ただし、便器によっては、ブラシタイプでは傷がついてしまう製品もあります。

そのタイプの便器は、先がスポンジタイプのトイレブラシを使用してください。

除菌グッズ

トイレ掃除を円滑にするために、除菌グッズもしっかり揃えておきましょう。トイレ掃除は、除菌グッズで汚れや臭いの元となる雑菌を取り除くことが重要です。

便器用洗剤をはじめ、便座の除菌クリーナーや消毒用エタノール、除菌効果のある消臭剤など、除菌グッズは様々あります。便利な除菌グッズがたくさん販売されているので、トイレ掃除に役立ててください。

トイレ掃除は順番を守って一回で綺麗に!

トイレ掃除

トイレ掃除をスムーズにこなすには、掃除の順番を知っておくのが大切です。仮に壁や床を先に掃除してから便器にとりかかると、便器の掃除中に洗剤や汚れが便器外に飛散した場合、また掃除し直さなければなりません。

順番にそって掃除すれば、掃除のし忘れもしにくくなります。トイレの衛生環境を整えるために、順番を守って、一回の掃除でまんべんなく綺麗にしましょう。

トイレ掃除の適切な順番は?【見落としがちな部分も徹底解説】のよくある質問

  • Q. トイレ掃除の順番を教えてください

    基本的に、上(天井)から下(床)へ進めていきます。

  • Q. トイレ掃除の際の注意点はありますか?

    目がいきにくい場所の掃除を忘れないようにしてください。

  • Q. トイレ掃除に必要な道具はどんなものですか?

    トイレ用シート・トイレブラシ・除菌グッズなどを揃えておきましょう。