トイレ掃除用洗剤の代用品4選！台所用洗剤？重曹・クエン酸どれがいい？

家の中にはさまざまな掃除するべき場所があります。特にトイレは汚れやニオイが気になるでしょう。しかし、トイレ掃除道具をすべてそろえるのは大変で収納場所にも困るもの。トイレ掃除洗剤を何かで代用したいと考える方もいるでしょう。

そこで今回は、トイレ掃除洗剤の代用品やトイレ掃除の必要性、掃除するときのポイントなどを解説します。トイレ掃除に関する疑問を解決できる内容となっているため、ぜひ参考にしてください。

トイレ掃除洗剤の代用品4選！場所別に使い分ける？

トイレ掃除洗剤は、以下のもので代用することもできます。

「トイレの掃除グッズを全部買わないとダメ？」「専用洗剤は高いから安く済むと嬉しい」とお考えの方はぜひチェックしてください。ポイントは、トイレの場所や気になることに分けて代用品を選び、コツコツ掃除することです。

便器は中性の「台所用洗剤」で代用

便器は、中性の台所用洗剤でしっかり汚れを落とすことができます。台所用洗剤には、界面活性剤が含まれています。

もともと、台所用洗剤は、しつこい油汚れもきれいに掃除できるものですので、トイレの排泄物汚れや雑菌による黒ずみ、水垢、ホコリ汚れなども界面活性剤で汚れを細かくし、はがして落としやすくします。

ただし、基本的に便座やトイレタンクまわりなどのみで使用してください。タンクの中に台所用洗剤を入れるのはNGです。内部の部品が傷む原因になってしまうため、タンクの中を掃除したいときはこの後紹介する重曹を使うようにしましょう。

そして、台所用洗剤の「液性」にも注意が必要です。台所用洗剤には、弱酸性・弱アルカリ性・中性など、いくつかの種類があります。

トイレ掃除洗剤の代用として使う場合は、トイレの素材を痛めないよう原則「中性」を選んでください。

トイレタンクは「重曹」で代用

トイレタンクの掃除は重曹で代用できます。重曹には、雑菌やカビなどの繁殖を抑える効果だけでなく、研磨力があるため、水垢も取り除き、ニオイも抑制します。

ただし、重曹は水に溶けにくく、底に溜まってしまうこともあるため、少しずつ重曹を入れてしっかり水に溶けているか確認してください。どうしても心配なら、ぬるま湯を使っても溶かしてもよいでしょう。

つなぎ目や隙間は「クエン酸」で代用

特に掃除しにくいつなぎ目や隙間は、クエン酸で代用可能です。基本的にトイレの空間は狭いため、奥のほうのつなぎ目や隙間は掃除しにくいもの。

そんなときは、クエン酸水を染み込ませたトイレットペーパーで擦ると汚れが落ちるでしょう。ただし、汚れを放置すると落ちにくくなるため、こまめに掃除するのがおすすめです。

汚れもニオイも気になるなら「お酢」で代用

トイレの汚れだけでなく、ニオイも気になるなら、お酢を使って掃除するとよいでしょう。お酢は酸性ですので、汚れを浮かして落とし、消臭効果にも期待できます。

トイレ掃除が必要な3つの理由【代用品でOK！でも放置はNG！】

トイレや台所、お風呂など家の水回りは、特にこまめに掃除しないとカビになったり汚れが取れなくなったりしてしまいます。衛生的にこれらがよくないのは、家の掃除をする人なら誰しも感じるお悩みでしょう。

この中でも、特にトイレはきれいな状態を維持しないといけない理由があります。その理由は、以下の3つです。

• 細菌やウイルスが繁殖しやすい
• 嫌なニオイが発生する
• トイレ便器がダメージを受けると交換費用が高額

細菌やウイルスが繁殖しやすいから

トイレは排泄物を流す場所なので、台所やお風呂などより、多くの雑菌やカビが発生しやすい環境です。便器だけでなく、トイレットペーパーホルダーやドアノブ、手すりなどもきれいな状態で保たないと、感染症を引き起こしてしまう可能性があります。

嫌なニオイが発生するから

排泄物は嫌なニオイがするもの。そんな排泄物を流すトイレも嫌なニオイが発生することになるかもしれません。便器だけでなく、床や壁に尿が飛び散ることもあるため、トイレ空間をすべてきれいに保とうという姿勢が必要です

また、トイレの窓は開け、風通しをよくし、ニオイがこもらないようにしましょう。芳香剤や消臭剤も必要ならば適宜使用してください。

トイレ便器がダメージを受けると交換費用が高額だから

便器に排泄物がこびりついていると、当然、衛生的によくありませんが、便器自体にダメージを与えることもあります。

汚れが水垢の場合は、便器自体に傷をつけてしまうことも多いため、注意が必要です。定期的なこまめな掃除により、便器のダメージを防げ、きれいな状態を保ちましょう。

トイレ掃除洗剤を代用するときの3つのポイント！こまめに掃除しよう

続いて、トイレ掃除洗剤を代用するときの3つのポイントを紹介します。

• こびりつく前にこまめに掃除する
• 便器の材質を確認する
• タンク内に洗剤を流さない

こびりつく前にこまめに掃除する

トイレ掃除は汚れがこびりつく前にこまめに掃除してください。

たとえば、便器は中性の台所用洗剤で汚れを落とすことができると紹介しましたが、汚れを放置しすぎてこびりついてしまうと、なかなかきれいになりません。

こびりついた汚れは、トイレ掃除専用の洗剤を使わないといけなくなることも。週に２～3回こまめに掃除するのが理想的です。

便器の材質を確認する

念のため、便器の材質については取り扱い説明書を確認してから、トイレ掃除をおこなうようにしましょう。たとえば、酸性の洗剤はトイレの壁や床を傷つける恐れがあり、そのほかにもまれに相性がよくない組み合わせがあります。

トイレメーカーによっては指定の専用洗剤がある場合も考えられるため、きちんと確認してください。

タンク内に洗剤を流さない

タンク内には、トイレ掃除専用の洗剤や水以外は流さないようにしましょう。すべてが流してはいけないものというわけではありませんが、ものによっては内部を傷めてしまう原因になってしまいます。

ひどい汚れは専用洗剤や業者を利用しよう

トイレ掃除洗剤は、中性の台所用洗剤や重曹、クエン酸、お酢などで代用することができます。

ものを減らしたいためトイレの掃除グッズを全部買うのは避けたい方や、トイレ掃除専用の洗剤は高いから代用品で安く済ませられると嬉しいと考えている方は、ぜひ代用品を試してみてください。

ただし、トイレメーカーによっては指定のトイレ掃除専用の洗剤があったり、長期間放置してこびりついた場合は代用品では落としきれなかったりすることもあります。

汚れがどうしても落ちないときは、トイレ掃除専用の洗剤を購入するか、トイレ掃除を得意としてる業者を呼ぶのをおすすめします。業者は、こびりついた汚れもピカピカにしてくれたと喜ぶコメントも多くあります。