トイレの壁を掃除するシーン

トイレ壁掃除のコツは?効率的な汚れ落とし【黄ばみ/黒ずみ/カビ/ニオイ】

2023.11.07 2023.11.21

トイレの壁汚れの掃除方法を解説します。
トイレの壁には尿はねや湿気がしみ付いており、定期的に掃除してリセットする必要がありますが、悪臭や黒ずみ汚れなどはなかなか落ちない場合もあります。
そこで、今回はトイレ壁の黄ばみや黒ずみの落とし方や、簡単にできるにおいの予防策等もご紹介。トイレの壁を綺麗にして、トイレ全体を快適な空間にしていましょう!

トイレ壁の掃除方法【黄ばみ・黒ずみ・カビ・におい】

トイレの壁を掃除するシーン

まず、汚れの種類別にトイレ壁の掃除方法について解説します。

黄ばみ落とし

トイレの壁の黄ばみは、主に尿の飛び散りが原因です。

次の手順で掃除を進めていきましょう。

  1. 壁に付着したホコリや髪の毛を乾拭きする
  2. 重曹水(重曹1に対して水20)もしくはクエン酸水(重曹1に対して水40)をスプレーする
  3. キッチンペーパーを貼り付けて5分ほど放置する
  4. キッチンペーパーを外して硬くしぼった布で残った汚れを拭き取る

壁に付着したホコリや髪の毛を取り除いてから、重曹水もしくはクエン酸水を黄ばみ汚れにスプレーします。

その後キッチンペーパーを貼り付けて、5分ほど放置。汚れが浮いたらキッチンペーパーをはがし、残った汚れを硬くしぼった布で拭き取ってください。

タイルや細かい網目でできている壁は、細かい部分をブラシで擦って汚れを落としましょう。

キッチンペーパーを放置する時間が長すぎるとカビの原因になってしまうので、長時間放置はしないでください。

黒ずみ落とし

トイレの壁に発生した黒ずみは、黒カビが原因です。

  1. 壁に付着したホコリや髪の毛を乾拭きする
  2. 布に無水エタノールや消毒用アルコールスプレーを吹きかけ、黒ずみを拭き掃除する

トイレットペーパーやキッチンペーパーなど使い捨ての布に無水エタノールや消毒用アルコールスプレーを吹きかけ、黒ずみを拭き掃除してください。

なお、無水エタノールやアルコールスプレーを壁の黒ずみに直接かけると、カビの胞子が飛び散ってしまうので、布に吹きかけるようにしましょう。

また、カビを吸い込まないようにマスクを装着して掃除してください。

カビ取り

  1. 壁に付着したホコリや髪の毛を乾拭きする
  2. 塩素系漂白剤をスプレーする
  3. キッチンペーパーを貼り付けて5分ほど放置する
  4. キッチンペーパーを外して硬くしぼった布で残った汚れを拭き取る

黒ずみよりも頑固なカビには、カビハイターのような塩素系漂白剤(カビ取り剤)を使用してください。

カビが飛び散らないようにゆっくり塩素系漂白剤をスプレーし、キッチンペーパーを貼り付けて5分ほど漬け置きします。

その後キッチンペーパーを外して、硬くしぼった布で残った汚れや洗剤を綺麗に拭き取ります。

塩素系漂白剤は強力なので、肌や呼吸器官への健康リスクにも繋がりかねません

掃除中は必ずマスク・手袋を着用しましょう。そして、有毒ガスの発生を防ぐためにも、他の洗剤との同時併用は控えてください。

悪臭消し

トイレの悪臭は、壁をはじめ広範囲で尿や湿気のにおいを吸収していることが原因です。

次の手順で嫌なニオイを減らしていきましょう。

  1. 換気扇を回したり窓を開けたりして換気する
  2. 壁や床のホコリや髪の毛を乾拭きする
  3. クエン酸水(重曹1に対して水40)を布に吹きかける
  4. 壁や床、便器などを全体的に拭き掃除する

最初に換気扇や窓を活用して、できる限り換気してください。

そして、クエン酸水を作り、布に染み込ませてトイレ全体を拭き掃除しましょう。

その際、汚れが比較的少ない壁上部や便器の外側などから先に拭き、壁下部や床などは後で拭くようにしてください。

トイレ壁掃除のコツ〜

トイレの壁を掃除する際は、以下3つのコツがあります。

コツを押さえて、効率的に掃除していきましょう。

上から下に向かって掃除していく

トイレの壁を掃除する際には、上から下に向かって掃除しましょう。

下から掃除すると、上部を掃除したときにホコリ等が落ちてきてしまい、せっかくの掃除が無駄になってしまいます

また、トイレの壁は便器に近い下部が汚れているため、下部を拭いた布で上部を拭くと、拭いた部分が逆に汚くなってしまう場合も。

掃除の鉄則として、必ず上から下に向かって掃除を進めましょう

拭き掃除の前にホコリや髪の毛を取り除いておく

トイレの壁はクエン酸や重曹水などを拭きかけて掃除する際ホコリや髪の毛が壁に付いたままだと、混ざり合って黒くポロポロとした塊になってしまいます

この黒い塊は厄介で、かえってあちこちを汚してしまいます。

ホコリや髪の毛は、液体を吹き付ける前にしっかり取り除いておきましょう

目立たない箇所に洗剤を付けて、テストしてから掃除する

トイレの壁素材にもいろいろあります。

素材によっては洗剤をかけると変色・腐敗する可能性もあるので、いきなり広範囲にかけるのはおすすめできません。

便器の裏などの目立たない箇所に少しだけ洗剤を付け、壁が変色・腐敗しないかテストします。問題ないことを確かめてから、広範囲での掃除を始めましょう。

トイレの壁掃除を減らしたい!しつこい汚れ防止法5選

「トイレの壁を毎日ちゃんと掃除するのは、時間や手間がかかって大変」と思う人が多いでしょう。しかし、汚れが蓄積して年月が経つにつれ、掃除で落とすのは困難になってきます。

そのため、汚れがしつこくなる前に落としたり、普段から予防・対策をしておくことが大切です。

ここでは、しつこい汚れを防止する方法を5つ紹介します。

常に換気扇を回しておく

トイレを使用するときだけでなく、換気扇は常に回しておきましょう。

トイレの壁は湿気やにおいを吸収するので、換気して湿気やにおいを外に追いやることが大切です。

窓が付いている場合は、できる限り空けて換気するといいでしょう。

用を足すときは座ってする

立ちながら用を足すと、尿が壁に飛び散ってしまいます。

尿の湿気やにおいが壁につくと、カビや悪臭などに繋がります。できる限り壁に尿が飛び散らないよう、普段から用を足すときは座るようにしましょう

壁にポスターやタオルをかけない

トイレの壁にポスターやタオルをかけると、壁との間に湿気がこもってしまい、カビや黒ずみが発生しやすくなります

また、ポスターやタイル自体に湿気やにおいが染みつくことで、トイレ全体が不衛生に。

できる限りトイレの壁には何もかけず、お手拭きタオルをかけている場合も、こまめに洗濯してください

防カビ・防臭シートを貼る

壁のカビや汚れが発生しやすい箇所には、防カビ・防臭シートを貼るのもおすすめです。

たとえば壁と床の境目にシートを貼っておくと、尿の飛び散りが直接壁に触れるのも防いでくれます。

トイレのにおいが気になる人は、消臭タイプや使い捨てタイプを活用してみましょう。

トイレを使用するたびに泡タイプの洗剤+トイレットペーパーで壁を拭く

トイレの壁の汚れや悪臭を防ぐには、何よりこまめな掃除が効果的です。

本格的な掃除が難しい場合、トイレを使用するたびに、などルールを決めて「プチ掃除」をするといいでしょう。

泡タイプの洗剤をトイレットペーパーに吹きかけ、便器に近い壁を軽く拭くだけでも、しつこい汚れやにおいを防止できます

トイレの壁掃除で落ちない!しつこい汚れ・ニオイ対処法

トイレの壁などを掃除するシーン

トイレの壁には黄ばみや黒ずみなど様々な汚れが付着していますが、軽度なうちであれば市販のアイテムを使って自分で掃除できます。

しかし、自分で掃除してもトイレの壁が汚い・臭いという場合は、自分での対応は諦めるしかありません

トイレの壁をはじめ全体が手に負えないくらいに汚れている場合は、迷わずハウスクリーニングを利用しましょう。

トイレ全体が汚い場合、使用時気分が悪いだけでなく、使用する家族の健康にも影響が出てきます。カビや悪臭によって健康リスクを及ぼす可能性もありますので、まずは業者に相談しましょう

トイレは壁も掃除して清潔にキープしよう

今回の記事では、トイレの壁や汚れや悪臭を掃除する方法を解説しました。

トイレの壁には尿や湿気が付着して、黄ばみや黒ずみ、悪臭になります。

クエン酸や洗剤を上手に使って、効率よく掃除しましょう。

また、トイレの壁に汚れや悪臭が付かないように、日頃から換気扇を回す・防カビ・防臭シートを貼るという手段も有効です。

トイレは頻繁に使う場所なので、汚れやすいもの。壁までこまめに掃除して、快適な空間を保っていきましょう!

落ちない汚れができてしまった場合は、信頼できるハウスクリーニング業者に相談してみてくださいね。

トイレ壁掃除のコツは?効率的な汚れ落とし【黄ばみ/黒ずみ/カビ/ニオイ】のよくある質問

  • Q. トイレの黄ばみは何で掃除する?

    最初に乾拭きしてホコリをあらかた取り除きます。次にクエン酸と水を混ぜたものをスプレーし、柔らかい布で拭き、仕上げに乾拭きしてください。

  • Q. トイレの黒ずみはどうやって掃除する?

    キッチンペーパーなどに無水エタノールを染み込ませ、黒ずみにパックします。数分後軽く拭き取ればOKです。

  • Q. トイレの壁にカビが生える理由は?

    トイレは密室かつ狭い空間で、水をたくさん使うため、カビが発生しやすいです。カビが発生しやすい場所と認識して、こまめに掃除しましょう。