2024.10.07 2024.10.07
この記事では、オキシクリーンでのドラム式洗濯機掃除について徹底解説していきます。
ドラム式洗濯機を使っていると、茶色いカビや黒いカビが発生してしまうもの。洗濯機内は湿度が非常に高く、使えば使うほどカビが増殖するためです。これを除去するために役立つのが、オキシクリーンです。
ここでは、ドラム式洗濯機で試したい「オキシ漬け」の方法についてご紹介します。掃除の際の注意点についても記事後半で解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
オキシクリーンでドラム式洗濯機を掃除する方法【オキシ漬け】
オキシクリーンを使ってドラム式洗濯機を掃除する際は、下記の手順で進めます。
- 40度ほどのお湯に、スプーン山盛り1杯のオキシクリーンを入れて溶かす
- ドラム式洗濯機の扉ギリギリまでオキシクリーン溶液を入れる
- 定期的に洗濯槽をまわしながら3時間ほど漬け置きする
- 「洗濯」コースか、洗い・すすぎ・脱水で洗濯機をまわす
- 雑巾などで内部の水分を拭き取る
ポイントは、漬け置きしながらたまに洗濯槽をまわすこと。ドラム式洗濯機は、そのまま漬け置きするとオキシクリーン溶液が入っている下部分のみしか洗浄できないためです。
45分くらい経ったら4分の1ずつ洗濯槽を回して、全体的にオキシ漬けできるようにしましょう。
ドラム式洗濯機掃除にオキシクリーンがベストでない4つの理由
カビ取りに効果的なオキシ漬けですが、ドラム式洗濯機にはベストな方法とは言えない場合があります。その理由は、下記の4つです。
- 洗濯槽上部のカビが取れない
- 浮いてきたカビを除去できない
- 泡立つと排水されてしまう
- 故障の原因になる場合がある
ドラム式洗濯機ならではの理由を、それぞれ理解しておきましょう。
洗濯槽上部のカビが取れない
オキシクリーン溶液は、2~3時間ほど漬けておくことでカビや汚れを剥がして浮かせる効果があります。
縦型洗濯機は満杯までお湯を入れてオキシ漬けできますが、ドラム式洗濯機は洗濯槽が斜めに設置されているため満杯までお湯を入れることができません。そのため、オキシクリーン溶液が溜まっている下部分のみしかオキシ漬けできないことになります。
全体的に漬け置きするためには、漬け置きしながらたまに洗濯槽をまわす必要があり手間がかかります。
浮いてきたカビを除去できない
オキシ漬けによって剥がれて浮いてきたカビなどの汚れは、網などを使って除去する必要があります。縦型洗濯機ならば漬け置き後でもフタを開けられるので汚れを除去できますが、ドラム式洗濯機は途中でドアを開けられない仕組みです。
そのため、せっかく剥がれて浮いてきた汚れも、洗濯機内に一部残ってしまうことがあります。
泡立つと排水されてしまう
オキシ漬けとは、オキシクリーンに含まれる酵素が泡を生み出し、泡によって汚れを剥がして浮かせる掃除方法です。汚れを剥がすのに重要な役割を果たす「泡」ですが、ドラム式洗濯機の機種によっては、泡立つと排水されてしまうので注意しなければなりません。
せっかくオキシ漬けしているのに、泡によって排水されてしまうと効果がなくなってしまいます。
故障の原因になる場合がある
オキシクリーンの泡が、故障の原因になるケースもあります。メーカーによっては、泡立つ漂白剤は使用しないよう注意していることも。
洗濯機が故障してしまっては元も子もないため、泡が出るオキシクリーンの使用はそこまでオススメできない場合も多いです。
ドラム式洗濯機掃除にオキシクリーンより使える?塩素系クリーナーについて
ドラム式洗濯機の掃除には、塩素系クリーナーもおすすめです。使い方に注意が必要だったり使用できなかったりする場合があるオキシクリーンに比べると、使いやすく効果も高いケースが多くなっています。その理由や使い方について見てみましょう。
塩素系クリーナーが良い理由
塩素系クリーナーは、オキシクリーンよりも洗浄力・殺菌力が高く、漬け置きをしたり浮いてきた汚れを除去したりする必要がありません。汚れを分解して溶かして落とすためです。
そのため、漬け置きや汚れの除去が難しいドラム式洗濯機の掃除には、塩素系クリーナーがおすすめです。
使用の際は、用法容量を守るのが大切です。
掃除手順
塩素系クリーナーを使ったドラム式洗濯機の洗濯槽掃除は、下記の手順で進めます。
- 目視できるゴミや汚れを取り除く
- 洗濯機の電源を入れる
- 用量を守って洗濯槽にクリーナーを入れる
- 「槽洗浄」コースで洗濯機をまわす
- 雑巾などで内部の水分を拭き取る
槽洗浄コースがない場合は、標準の洗濯コースで問題ありません。最後はできるだけ水分を拭き取り、カビが発生しないようにしましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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塩素系クリーナー使う際の注意点
塩素系クリーナー使う際には、注意したい点が4つあります。
- ゴム手袋を着用する
- しっかり換気する
- 酸性の洗剤と混ぜない
- 乾燥フィルターも忘れずに
安全に掃除するために、それぞれしっかり覚えておきましょう。
ゴム手袋を着用する
塩素系クリーナーは、とても強い洗剤です。肌に触れると荒れてしまうなどのトラブルが発生するため、使用時は必ずゴム手袋を着用しましょう。
しっかり換気する
塩素系クリーナーを安全に使うためには、換気するのも欠かせません。室内に空気がこもらないよう、窓を開けたり換気扇を動かしたりしましょう。
酸性の洗剤と混ぜない
塩素系クリーナーは、クエン酸などの酸性洗剤と混ざると有害なガスが発生します。水垢取りなどで活躍するクエン酸などの酸性洗剤ですが、混ざらないよう別々に使うようにしましょう。
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乾燥フィルターも忘れずに
ドラム式洗濯機は、上部に付いている乾燥フィルターの掃除も定期的にする必要があります。フィルターに汚れが残っていると、生乾き臭が発生したり、乾燥時間が長くなってしまったり、しっかり乾燥できなくなってしまったりするためです。
乾燥フィルターの掃除手順も、ここであわせてチェックしておきましょう。
- 乾燥フィルターを外す
- 掃除機で汚れを吸い取る
- ぬるま湯で洗う
- 拭きあげて乾燥させる
- 設置する
掃除機で取り切れなかった汚れは、ぬるま湯で洗います。頑固な汚れは歯ブラシなどを使ってこすり洗いが効果的です。キレイになったら、水分を拭き取って十分乾燥させてかた設置しましょう。
ドラム式洗濯機の掃除でオキシクリーンしかないなら業者依頼もGOOD!
縦型洗濯機なら効果的なオキシクリーンですが、ドラム式洗濯機では十分な効果を発揮できません。しっかり掃除するなら、塩素系クリーナーを正しく使うのが大切です。
ただし、塩素系クリーナーを使っても、洗濯機の奥までキレイにするのは難しいでしょう。隅々まで徹底的にキレイにするなら、プロの業者へ依頼するのがおすすめです。分解して洗浄してくれる業者なら、普段手が届かない洗濯槽の裏までピカピカにしてくれます。
ドラム式洗濯機のクリーニング業者は、セーフリーで探してみましょう。多数の業者が掲載されているので、比較検討しやすくなっています。
自宅近くの業者も検索できるので、セーフリーで依頼先を見つけて、ドラム式洗濯機をキレイにしてもらいましょう。
さらに詳しく知りたい方はこちら
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オキシクリーンでドラム式洗濯機掃除!黒カビ取りに効く?【オキシ漬けの手順も解説】のよくある質問
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Q. オキシクリーンでドラム式洗濯機は掃除する方法は?
A.オキシクリーンでドラム式洗濯機を掃除する方法は、下記のとおりです。
1.40度ほどのお湯に、スプーン山盛り1杯のオキシクリーンを入れて溶かす
2.ドラム式洗濯機の扉ギリギリまでオキシクリーン溶液を入れる
3.定期的に洗濯槽をまわしながら3時間ほど漬け置きする
4.「洗濯」コースか、洗い・すすぎ・脱水で洗濯機をまわす
5.雑巾などで内部の水分を拭き取る -
Q. オキシクリーンがドラム式洗濯機掃除にそこまでオススメできない理由は?
A.ドラム式洗濯機の掃除にオキシクリーンがオススメできない理由は、下記4つです。
・洗濯槽上部のカビが取れない
・浮いてきたカビを除去できない
・泡立つと排水されてしまう
・故障の原因になる場合がある -
Q. オキシクリーン以外でドラム式洗濯機の掃除に使える洗剤は?
A.漬け置きや汚れの除去が必要ない、塩素系クリーナーがおすすめです。
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