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サッシのカビ取りはこれでバッチリ!軽症〜頑固なカビ落としまで【手軽な再発予防策も解説】

2024.08.02 2024.12.05

この記事では、窓サッシのカビ取りについて徹底解説します。

サッシ周辺は外からの砂やホコリの汚れがたまりやすく、家の中でも特にカビやすい場所。窓ガラスやサッシだけではなく、カーテンや床までにカビが繁殖していた!なんてことも多いのではないでしょうか?

サッシのカビ取りにはどのような洗剤を使うべき?手軽な掃除手順は?といった疑問を解決します。また、カビを再発させない予防も欠かせません。
記事後半では、手軽なカビ予防法や、どうにも落ちない場合に頼りたいカビ取り専門業者まで詳しく解説します。最後までご覧ください。

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サッシのカビを取る前に知っておきたい「発生原因」

カビの発生原因

カビの大きな原因はサッシの「結露」です。なぜ、結露が発生するのか解説します。

特にアルミサッシの結露がカビにつながる

サッシとは、窓枠やレールのことで、光や風を通し、熱や音を遮断する大切な役割があります。窓サッシの中でも、最も主流なのがアルミサッシ。

アルミサッシは丈夫で気密性が高い反面、熱を伝えやすいのが特徴です。熱伝導率が高いと結露が発生しやすくなります。

「部屋と外の温度差&高い湿度」により結露する

結露とは、空気中に含まれる水蒸気が冷えて、液体に変化する現象のことです。冬場のように、冷たい外気と温かい室内の温度差で、結露が発生します。

上記のような結露が発生する環境は、カビが繁殖しやすい条件ともいえます。カビの発生条件は適度な温度・湿度・栄養分。結露にはこの条件がすべてそろっているため、カビの増殖を促進してしまいます。

結露を放置すれば、カビが発生し、カビの胞子が飛び散って、サッシだけではなく、カーテンや床などの広範囲にカビが広がります。また、ダニも発生しやすくなるため、健康被害を引き起こす可能性もあるでしょう。

さらに、家の耐久性や性能にも影響を及ぼす可能性もあるため、早めの対策が必要です。

サッシのカビ取り手順【カビの程度別】

サッシのカビ取りの手順

カビ取りにはさまざまな洗剤や手段があります。結露から発生するカビは黒カビのケースが多く、カビを水拭きするだけでは、すぐに繁殖してしまうでしょう。洗剤を使い分けて、カビを根本から撃退しましょう。

(カビの程度) 使用する洗剤 特徴
軽度のカビ
発生したばかりのカビ
中性洗剤 刺激が少なく、どんな素材や場所でも利用できる
中程度のカビ 酸素系漂白剤 除菌・殺菌力はあるが、比較的身体的・環境的に安全
重度のカビ 塩素系漂白剤 強い除菌・殺菌・漂白力あり、有毒性の洗剤
取り扱い注意

具体的な掃除手順を確認しましょう。

軽いカビには「中性洗剤」

中性洗剤は除菌力は弱めですが、軽度のカビ取りには有効です。刺激がほとんどないため、赤ちゃんや高齢者のいる部屋でも安心して使えるメリットがあります。基本的には、素材やどんな場所でも使えるます。まずは、中性洗剤で掃除しましょう。

  • 使用する洗剤:ウタマロクリーナーや台所洗剤
  • 雑巾
  • ゴム手袋
  • 古歯ブラシや刷毛のようなブラシ

中性洗剤は水で薄めて使います。

  1. 古歯ブラシなどで汚れやほこりを除去する
  2. 中性洗剤を吹きかけ、5分間放置する
  3. 雑巾で洗剤を拭き取る

最後は中性洗剤が残らないようしっかり乾拭きすることが重要です。洗剤が残っていると、カビが繁殖する恐れもあります。

中程度のカビには「酸素系漂白剤」

サッシの結露を放置していると、軽くこするだけではなかなかカビが落ちにくくなります。カビ汚れは落としたいけれど、身体的に安全な洗剤を使いたい方もいるでしょう。そのような場合は、酸素系漂白剤がおすすめです。酸素系漂白剤は重曹と同じ弱アルカリ性の洗剤で、除菌・殺菌力があります。

  • 使用する洗剤:オキシクリーン・ワイドハイター(色柄可のもの)など
  • 雑巾
  • 古歯ブラシなど
  • 養生シート
  • ゴム手袋
  • マスク

酸素系漂白剤・オキシクリーンは水500mlに対して、大さじ1~2杯、薄めて使いましょう。

  1. 養生シートをする
  2. 古歯ブラシで掃除した後は、水拭きする
  3. 洗剤を吹きかけて、そのまま数十分放置する
  4. しっかり拭き取る

汚れが落ちにくい場合は、キッチンペーパーでしばらく覆うと、より効果ができます。

頑固なカビ取りには「塩素系洗剤」

しつこい黒カビ汚れを落とすには、強力な除菌・殺菌力のある塩素系洗剤が有効です。結露で発生する黒カビは菌糸が奥深くまで根を張ります。そのため、表面だけ除去してもすぐにカビが再繁殖します。塩素系漂白剤でカビを根本から落としましょう。

  • 使用する洗剤:キッチンハイター・ブリーチ・カビキラー・ドメスト
  • 雑巾
  • マスク
  • ゴム手袋

塩素系洗剤を使用する際は、素手で触らないようにし、しっかり換気もしましょう。

  1. 養生シートをする
  2. 古歯ブラシで汚れを掃除した後は水拭きする
  3. 塩素系漂白剤を吹きかける
  4. そのまま数十分から1時間程度放置する
  5. 雑巾で拭き取る
  6. しっかり自然乾燥させる

塩素系洗剤は衣類などを変色させてしまう恐れがあるため、衣服はもちろん、カーテンなどに飛び散らないよう注意しましょう。

ゴムパッキンのカビ汚れは塩素系洗剤

ゴムパッキンは表面上の汚れは落とせても、カビが原因の変色はなかなか落とせません。ゴムパッキンのカビ取りに有効な掃除方法を次のとおりです。

  • 使用する洗剤:ドメストやハイターなど、または片栗粉
  • 雑巾
  • 刷毛
  • ゴム手袋
  • マスク
  • 養生テープ

ゴムパッキンの奥にあるカビ汚れは、とろみのある塩素系洗剤で奥まで染みこませましょう。また、液体の塩素系洗剤の場合は、かと混ぜてパックします。

  1. パッキンの周りに養生テープを貼る
  2. 汚れを水拭きする
  3. 洗剤を刷毛で塗布する
    または、カップに洗剤と片栗粉を同じ分量で混ぜて塗布する
  4. ラップやキッチンペーパーで1時間程度置く
  5. ラップ等を外して、雑巾で拭き取る

汚れが落ちていなければ、再度洗剤を塗布して、長時間置いてみましょう。

サッシのカビ取りをする際の注意点

サッシをカビ取りする際の注意点

カビ取りの際は刺激の強い洗剤を使用するため、次のような点に気をつけましょう。

  • 塩素系洗剤に他の洗剤を混ぜない
  • カビは強くこすらない
  • 変色に注意する

とくに、塩素系洗剤は使用上の注意を守って正しく使ってください。

塩素系洗剤に酸性の洗剤を混ぜない

塩素系洗剤は強い刺激性と有害な物質を持っています。塩素系洗剤に酸性の洗剤を混ぜると、塩素ガスを発生させて、非常に危険です。目に強い刺激を与え、ガスを吸い込むと体調不良を起こしてしまうため、十分に気をつけましょう。

十分な換気や保護具(ゴム手袋やマスクなど)の着用は忘れないようにしてください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

カビは強くこすらない

カビ取りで、カビが落ちないからといって強くこするのは避けましょう。こすることによって、表面が傷つき、キズの間からカビが奥深く浸透しやすくなります。

どうしても落ちにくいカビ汚れは、除菌や殺菌力の高い洗剤や長時間浸透させる方法で何度か試してましょう。

変色に注意する

塩素系など刺激の強い洗剤を使用する際は、壁や床、他の家具などに飛び散らないようにしましょう。変色や劣化の原因になります。洗剤によっては使用できない素材もあり、塩素系洗剤の場合、布には使用できますが、木材や金属は傷めることも。

使ってよいかどうかは少量で目立たない部分で試しましょう。使用後は、成分が残らないよう、しっかり拭き取りが大事です。

サッシのカビ取り後はしっかり予防を!【5つの対策】

サッシのカビ予防対策

サッシのカビ取りした後は、カビが生えないようしっかり対策しましょう。

  • エタノールや重曹スプレーを吹きかける
  • こまめに換気する
  • 結露の拭き取り・定期的に掃除する
  • 除湿器を使う
  • 結露防止グッズを活用する

詳しく見ていきます。

エタノールや重曹スプレーを吹きかける

カビ取り掃除後は、エタノールや重曹スプレーを吹きかけておくと、カビ予防になります。

エタノールや重曹はすでに繁殖したカビの死滅には効果がありませんが、カビ発生の防止効果はあります。

消毒用アルコールではなく、エタノールが有効。エタノールには、カビの細胞膜を破壊し、殺菌効果があります。無水エタノールと水を8対2ほどの割合で希釈しましょう。

なお、エタノールは引火しやすいので、火気の近くでは使用しないでください。

こまめに換気する

締め切った状態の部屋では湿気がこもりやすくなります。カビは湿度が60%以上になると活動し始め、70%以上になると増殖し始めます。

なるべくこまめに窓を開けて新鮮な空気を取り込みましょう。

結露の拭き取り・定期的に掃除する

カビの予防には結露を拭き取ったり、定期的な掃除をしたりしましょう。カビの生育環境を根本からなくすことが大事です。結露はできたらなるべくこまめに拭き取るのが理想です。その際は、上から下へ拭くと、結露が下へ溜まりやすくなります。下から上へと拭きましょう。

また、ホコリや汚れを取り除くため、週に1度は窓サッシの掃除を推奨します。

除湿器を使う

除湿器で湿度を管理し、カビを発生しやすくするには有効です。窓を開けるだけでは十分に換気できない時や、雨の日のような湿度が高い日は、除湿器を上手く活用しましょう。湿度の設定は、60%以下が理想的です。

エアコンのドライ機能を利用してもよいでしょう。

結露防止グッズを活用する

結露防止グッズを活用すれば、結露を防ぐ効果があります。窓ガラスに直接貼るシート、窓ガラスの下部に貼るテープ、結露防止スプレーなど、100均などでも手軽に購入できます。

ただし、結露が完全に防げるというものではなく、補助的なグッズとして活用しましょう。グッズやスプレーの効果は一度対策すれば万全なわけではないため、定期的に交換も必要です。

サッシの頑固なカビ取りは業者へ依頼がおすすめ!業者依頼時の料金やサービス内容

サッシのカビ取りをする業者

サッシのカビを取り除くには、洗剤や道具を準備したり、掃除に時間がかかったりします。これを家中のサッシで定期的に行うのは、とても大変です。

また、頑固なカビ汚れは手間も時間もかかります。こんな時は、プロへ依頼して、対応してもらうのがよいでしょう。

ガラスクリーニングの内容と料金

ガラスクリーニングは、窓ガラス・ガラス枠・窓サッシ上下左右が基本的なセットです。ガラスクリーニングの料金やメニューは次のとおりです。

小窓(0.5㎡まで) 1,500円/1枚~
腰高窓(0.5~1㎡) 2,000円/1枚~
掃き出し窓(1~2㎡) 2,500円/1枚~
網戸 1100円1枚~

多くの業者は窓の大きさで料金を設定しています。

  • 小窓は0.5㎡以下の小さな窓
  • 腰高窓は腰の高さから設置される窓
  • 掃き出し窓は人が出入りできるほどの大きな窓

上記以外では、窓ガラス形状、高所(高い位置にある窓)などのケースでは追加料金が発生します。網戸の掃除はガラスクリーニングのセット料金に含まれるケースもありますが、業者によってさまざまです。

自分が依頼したい内容に対応してくれるか、料金の相場や業者の評判などを参考に選びましょう。

さらに詳しく知りたい方はこちら

サッシのカビ取りできれいな窓と新鮮な空気を手に入れよう!

サッシのカビ取りできれいな窓と空気を

サッシのカビ取りでは、カビの程度によって中性洗剤や塩素系洗剤などを使い分けましょう。定期的なお掃除を行うとともに、カビ予防の対策も大事です。

しかし、定期的なお掃除や結露を拭くなどの継続的な予防対策は、とても大変です。また、広範囲に広がったものや頑固なカビ汚れはきれいに落としきれません。そんな時はプロの業者に任せるのが安心です。セーフリーには多数の業者が掲載されており、希望の条件で絞り込めます。ぜひ業者選びにご活用ください。

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サッシのカビ取りはこれでバッチリ!軽症〜頑固なカビ落としまで【手軽な再発予防策も解説】のよくある質問

  • Q. 頑固なカビ取りに効果のある洗剤は?

    A.

    塩素系洗剤は強い除菌・殺菌力があるため、頑固なカビ汚れには最適です。カビにしっかり浸透するよう、洗剤を塗布してペーパーキッチンで覆い、時間を置くとよいでしょう。

  • Q. サッシのゴムパッキンにできたカビは落とせる?

    A.

    ゴムパッキンの変色をきれいにするのは難しいでしょう。しかし、ある程度ならきれいにするのは可能です。ジェルタイプの塩素系洗剤を塗布して、長時間置きましょう。

  • Q. サッシのカビ取りの掃除頻度は?

    A.

    結露を拭く掃除は毎日行うのがよいですが、洗剤を使うカビ取りは頻繁にする必要はありません。湿気が少ない時期であれば1カ月に1度、湿度が多い時期ならば1週間に1度程度がよいでしょう。

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