マンションにぴったりな鍵

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鍵交換するなら?マンションにぴったりな鍵の特徴を種類別に紹介

2023.11.30 2024.11.29

「劣化により鍵が回しにくくなった」
「今よりも防犯性能を高めたい」
このような理由で、マンションの鍵交換を検討していませんか?マンションの鍵には種類があるため、それぞれの特徴を理解したうえで目的に合わせて選ぶ必要があります。とはいえ、どの種類がよいのか判断に迷うでしょう。

そこで本記事では、マンションにぴったりな鍵の種類を紹介します。注意点やかかる費用なども解説するので、マンションの鍵交換を検討中の人は参考にしてください。

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目次

マンションにぴったりな鍵の種類

マンションにぴったりな鍵の種類

マンションにぴったりな鍵の特徴を詳しく解説します。

ディスクシリンダー錠|低価格で交換にかかる費用を抑えられる

ディスクシリンダー錠は、両側にギザギザの鍵山がある鍵です。昭和や平成の始めに多く使われていました。構造が単純なため、スペアキーを作成しやすい反面、ピッキングに弱いため今では廃盤となっています。

現在でも古いマンションではディスクシリンダー錠を使っている場合もありますが、2000年以降に建てられたマンションでは採用されていないケースがほとんどです。

ピンシリンダー錠|防犯性はディスクシリンダーよりも高い

ピンシリンダー錠は、鍵の片側にギザギザの鍵山(ピン)がある鍵です。

鍵穴には、このピンの形状に合わせて、ピン穴と呼ばれる凹みがあります。鍵を差し込むと、ピンがピン穴に引っかかり、シリンダーが回転して開錠する仕組みです。

ピンシリンダーはディスクシリンダー錠の改良型として開発され、構造がより複雑となっています。しかし、それでも防犯性が高いとは言えません。また、耐久性があまりないので、摩耗しやすい傾向にあります。

ディンプルシリンダー錠|防犯性が高くピッキングされにくい

ディンプルシリンダー錠は鍵の両面に凸凹とした窪みがある鍵です。ピンシリンダー錠の発展型として、構造をより複雑化し防犯性を高めています。

ピッキングに10分以上かかるため、空き巣被害に遭いにくいとも言われています。また、スペアキーを作成するのも難しく、不正な複製においてはほぼ困難です。ディンプルシリンダー錠は、防犯性の高さを重視したい方におすすめです。

さらに詳しく知りたい方はこちら

ロータリーディスクシリンダー錠|防犯性とコストのバランスが良い

ロータリーディスクシリンダー錠は、鍵の両側にギザギザの鍵山がある鍵です。ディスクシリンダー錠の後続モデルとして、構造がさらに複雑化しています。

鍵穴に異なる鍵を差し込んだりピッキングしようとしたりすると、中にあるタンブラーがロックします。この仕組みによって、ピッキングの難易度を大幅に高めています

また、ロータリーディスクシリンダー錠はスペアキーの作成が比較的簡単なところも特徴です。価格も安いので、防犯性とコストのバランスが良い鍵と言えます。

集合キー式|エントランスのオートロック解除も可能

集合キー式は、エントランス(マンションの共用玄関)と住戸の玄関の両方を、同じ鍵で開錠できる錠前のことです。

1つの鍵でエントランスと住戸の両方で使用できるため、複数の鍵を持たずに済みます。しかし、紛失すればどちらにも入れず、エントランスすら通れなくなってしまうため注意が必要です。

集合キー式の鍵には、ピンシリンダー錠・ディンプルシリンダー錠・ロータリーディスクシリンダー錠が用いられるのが一般的です。選ぶ鍵の種類によって防犯性が異なります

カードキー式|複製されにくく持ち運びしやすい

カードキー式は、カードタイプの鍵です。差し込むタイプとかざすタイプの2種類があります。

カードキーは財布やスマホケースなどに入れておけるので、紛失や盗難のリスクは比較的低いと言えるでしょう。ピッキングされにくいため、利便性と防犯性を両立しています

ただし、電池式のカードキーの場合は、電池切れや停電などが発生すると使用できなくなるため注意が必要です。また、複製カードは容易に作れないので、紛失した場合は発行元に依頼しなければいけません。新しいカードキーが届くまで、ある程度の日数がかかります。

暗証番号式|鍵を持ち歩く必要なし

暗証番号式は、4〜6桁程度の数字を入力して開錠する鍵です。鍵を持ち歩く必要がないため、紛失するリスクがありません。また、開錠するときは鍵を取り出さずに済むので、スマートに出入りが可能です。

ただし、暗証番号を忘れてしまうと開錠できなくなるため注意が必要です。加えて、暗証番号が知られてしまうと不正開錠される可能性があるため、暗証番号は他人に知られないように注意する必要があります。

指紋認証式|防犯性・利便性ともに非常に高い

指紋認証式は、登録しておいた指紋をセンサーにかざして開錠する鍵です。同じ指紋は存在しないため、防犯性に非常に優れています

また、利便性も高さも特徴のひとつです。鍵やカードなどを取り出す必要がないので、両手が塞がっているときや荷物が多いときでも、簡単に鍵を開けられます。

ただし、指紋読み取りセンサーが故障すると、指紋での開錠ができなくなるため注意が必要です。加えて、怪我や肌荒れなどにより指紋が読み取りにくくなる場合もあるので、日頃から気を付ける必要があります。

スマートロック式|情報端末を利用して開錠・施錠できる

スマートロック式は、スマートフォンやタブレットなどの情報端末を利用して開け閉めする鍵です。

施錠と開錠が記録されるアプリもあり、子どもの帰宅や外出などを把握するのにも役立ちます。スマートフォンは出掛けるときも携帯している人が多いため、荷物を増やさずに済むところもメリットです。

ただし、スマートフォンが充電切れになると開錠・施錠ができなくなるため注意しなければいけません。充電状況は小まめに確認しておく必要があります。

コスト重視の人におすすめの鍵3選の種類

コスト重視の人におすすめの鍵

コスト重視の人におすすめの鍵は、以下の3種類です。

  • ディスクシリンダー錠
  • ピンシリンダー錠
  • ロータリーディスクシリンダー錠

ディスクシリンダー錠とピンシリンダー錠は、複雑な構造ではないので他の鍵に比べると価格は安い傾向にあります。ただし、ピッキングに弱いため、防犯性も考慮しながら選ぶとよいでしょう。

また、ロータリーディスクシリンダー錠はディスクシリンダー錠よりも構造が複雑化されているので、防犯性が高くなります。価格は、ディスクシリンダー錠とピンシリンダー錠に比べると若干高くなりますが、防犯性との両立を考えるならロータリーディスクシリンダー錠がおすすめです。

防犯性能重視の人におすすめの鍵3選の種類

防犯性能重視の人におすすめの鍵

防犯性能重視の人におすすめの鍵は、以下の3種類です。

  • ディンプルシリンダー錠
  • カードキー式
  • 指紋認証式

これらの鍵は、いずれも不正な複製やピッキングされにくい構造となっています。

ディンプルシリンダー錠は構造が複雑で、ピッキングに10分以上かかると言われている鍵です。また、スペアキーも簡単には作れないので、家族の安全を守れます。

カードキー式と指紋認証式は紛失のリスクが低く、非常に高い防犯性を備えています。ただし、電源がないと使用できないので、停電や故障などが発生したときは不便に感じるでしょう。

マンションの鍵交換の注意点

マンションの鍵交換の注意点

マンションの鍵を交換する際の注意点は、以下のとおりです。

  • 鍵交換するなら管理組合に連絡する
  • 鍵交換は業者に依頼する
  • 紛失による鍵交換の場合は自己負担
  • 共用部分の鍵を紛失した場合は全室分の費用を負担する可能性がある
  • 鍵の種類によっては交換完了まで1ヶ月近くかかる
  • 交換するタイミングに気を付ける

知らないと後悔する恐れがあるので、しっかり押さえておきましょう。

鍵交換するなら管理組合に連絡する

マンションの鍵交換には、基本的に管理組合の許可が必要です。

玄関ドアは共用部分に面しているため、勝手に鍵を交換するのは原則として禁じられています。連絡せずに交換すれば管理組合との間でトラブルになる恐れもあるので、自己判断で動かないよう注意しましょう。

鍵交換は業者に依頼する

マンションの鍵交換は、原則として業者への依頼をおすすめします。

鍵の取り付けは作業が複雑で、素人では交換できない場合があるためです。また、適合する鍵を探す必要があるため、素人では失敗する可能性が高いと言えます。

業者に依頼すれば適合する鍵を探す手間や、作業の手順を理解する手間が省けるうえに、無駄な出費を出さずに済みます。

紛失による鍵交換の場合は自己負担

紛失による鍵交換の費用は、自己負担になる場合が多いです。紛失は入居者の不注意が原因なので、紛失した本人が負担します。

ただし、マンションによっては対応が異なる場合があります。詳しい内容は管理規約を確認するとよいでしょう。

共用部分の鍵を紛失した場合は全室分の費用を負担する可能性がある

共有部分の鍵は、エントランスやゴミ捨て場などマンション全体のセキュリティを担っています。紛失してしまうと、マンションのセキュリティが下がってしまうため、全室の鍵交換が必要になる可能性があります。

費用は紛失した入居者が負担するケースが多いです。しかし、マンションによっては管理会社やオーナーが負担するケースもあるため、詳しくは管理規約や契約書などで確認しましょう。

鍵の種類によっては交換完了まで1ヶ月近くかかる

鍵交換にかかる期間は鍵の種類によって異なります。

例えば、シリンダー錠やロータリーディスクシリンダー錠などの一般的な鍵であれば、早ければ1時間程度で交換できます。遅くても当日中には交換完了できるでしょう。

しかし、電子錠やスマートロックなどの最新の鍵は、交換作業に2〜3週間程度かかる場合があります。業者や時期によっては、1ヶ月近くかかることも珍しくありません。

また、鍵交換に必要な書類の提出や、管理会社の立ち会いが必要な場合は、手続きにかかる時間も考慮する必要があります

交換するタイミングに気を付ける

鍵を交換する際は、タイミングにも気を付けなければいけません。

一般的に鍵の寿命は10年と言われています。前述したように、鍵の種類によっては交換完了するまで1ヶ月近くかかることもあります。10年以上使用している場合は、突然使用できなくなる可能性もあるので、早めに交換しておいたほうが安心です。

交換するタイミングについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

さらに詳しく知りたい方はこちら

マンションの鍵交換をするメリット

マンションの鍵交換をするメリット

マンションの鍵を交換するメリットは、以下の3つです。

  • 防犯性能を高められる
  • 鍵の不具合を解消できる
  • 最新機能を追加できる

例えば、現在の鍵が古く、ピッキングされてしまう可能性がある場合、防犯性の高い鍵に交換すると不正侵入のリスクを大幅に減らせます

また、鍵は使い続けると経年劣化によって、サビたり破損したりする恐れがあります。鍵穴に差して回すとき、スムーズにいかない場合は、新しい鍵に交換すると問題を解決できるはずです。

近年では防犯性の高さだけでなく、キーレスや施錠・開錠の履歴が残るなど最新機能を備えた鍵もあります。利便性が高まり、生活の質向上にもつながるでしょう。

【種類別】鍵交換にかかる費用

鍵交換にかかる費用

鍵交換にかかる費用は、以下のとおりです。

鍵の種類 基本料金+作業費 部品代(シリンダー代や錠前代など)
ディスクシリンダー錠 シリンダーのみの交換:10,000円〜15,000円

ハンドル錠:10,000〜25,000円

ドアノブ錠:10,000円〜22,000円

プッシュプル錠:20,000円〜40,000円

5,000円〜10,000円
ピンシリンダー錠 5,000円〜10,000円
ディンプルシリンダー錠 10,000円〜20,000円
ロータリーディスクシリンダー錠 5,000円〜15,000円
集合キー式 15,000円〜20,000円
カードキー式 20,000円〜100,000円
暗証番号式 40,000円〜100,000円
指紋認証式 40,000円〜100,000円
スマートロック式 業者に要相談

鍵交換の料金は、業者によって異なります。基本料金と作業費に加え、出張費や深夜・早朝料金がかかる場合があります。適正価格かどうかを調べるには、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。

鍵交換は保険適用になることがある

鍵交換にかかる費用は保険で補償される場合があります。一般的に、火災保険は住居を守るための保険であり、鍵の紛失や盗難も補償範囲に含まれています。

また、家財保険や住まいの保険などでも、鍵交換の費用が補償される場合があります。

補償範囲は保険会社やプランによっても異なるので、事前に確認しておくと安心です。

さらに詳しく知りたい方はこちら

安心して鍵交換を依頼できる鍵屋の特徴

安心して鍵交換を依頼できる鍵屋の特徴

安心して任せられる鍵屋の特徴は、以下のとおりです。

  • 料金が明瞭である
  • アフターサービスが充実している
  • 長年の実績がある
  • 加入している保険がある
  • 口コミや評判が良い

また、鍵屋の中には錠前技士や防犯設備士などの資格を持っている業者もあります。資格や免許を持っている業者には一定の技術や知識があるため、信頼できる業者と判断できます。

マンションの鍵交換にお困りなら鍵のトラブル・セーフリーにご相談を

マンションの鍵には種類があるため、コストや防犯性能など目的に合わせて選ぶ必要があります。今回紹介した鍵の特徴をしっかり押さえ、目的に合う鍵を見つけましょう。

また、鍵交換する際は、鍵の種類を問わず業者に依頼するのが基本です。『鍵のトラブル・セーフリー』では優良業者を多数紹介しています。安心して任せられる業者を探している人は、ぜひチェックしてみてください。

鍵交換するなら?マンションにぴったりな鍵の特徴を種類別に紹介のよくある質問

  • Q. コスト重視で選ぶならどの鍵がおすすめですか?

    A.

    おすすめの鍵は、以下の3種類です。
    ・ディスクシリンダー錠
    ・ピンシリンダー錠
    ・ロータリーディスクシリンダー錠
    いずれも比較的単純な作りなので、価格は安い傾向にあります。ただし、防犯性能はやや低いため、注意が必要です。

  • Q. 防犯性能を重視するならどの鍵がおすすめですか?

    A.

    おすすめの鍵は、以下の3種類です。
    ・ディンプルシリンダー錠
    ・カードキー式
    ・指紋認証式
    ピッキングや不正な複製などの被害に遭いにくいため、安心感があります。ただし、価格は高くなるので、予算や防犯性とのバランスを考慮して選ぶことが大切です。

  • Q. マンションの鍵は勝手に交換してもよいですか?

    A.

    勝手に交換してはいけません。
    鍵交換には管理組合の許可が必要になるケースがほとんどです。勝手に交換してしまうと、管理組合から罰金や修繕費用の請求を受ける可能性があります。まずは管理組合に連絡して、鍵について相談しましょう。

  • Q. マンションの鍵交換はいくらかかりますか?

    A.

    交換費用は鍵の種類によって大きく異なります。
    シリンダー錠やロータリーディスクシリンダー錠などの一般的な鍵であれば、15,000円〜30,000円程度です。電子錠やスマートロックなどの最新の鍵の場合は100,000円以上かかる場合もあります。

  • Q. 鍵屋を選ぶポイントはありますか?

    A.

    鍵屋を選ぶポイントは、以下の4つです。
    ・料金が明瞭である
    ・アフターサービスが充実している
    ・長年の実績がある
    ・加入している保険がある
    ・口コミや評判が良い
    また、相見積もりを取ることも大切です。料金を比較すれば、適正価格かどうか判断しやすくなります。

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