マンションの鍵交換に利用できるのは火災保険!補償内容や手順もご紹介

2023.10.26 2023.12.23

この記事では、マンションの鍵を交換するときに利用できる火災保険について解説します。
詳しい補償内容や利用する流れ、注意点などについてもまとめました。
鍵の交換って意外とお金がかかる、安全性にはこだわりたいけれど少しでも費用を抑えたい、そんな人に役立つ情報です。
費用面に満足して鍵の交換ができるよう、火災保険について詳しく確認しておきましょう。

マンションの鍵交換の際に利用できるのは火災保険

家と鍵

マンションの鍵を交換する際に利用できるのは、火災保険です。
鍵交換に関して火災保険が補償してくれる内容について、以下をご覧ください。

火災保険が補償してくれる内容

マンションの鍵交換では、火災保険が利用できる場合があります。
保険会社によって補償してくれるサービスには多少の違いがあるものの、鍵にまつわる次のようなトラブルに対応しているケースが多いです。

  • 鍵開け、鍵交換時
  • 鍵の盗難時

それぞれの鍵のトラブルに応じて、具体的な補償内容をご紹介します。

鍵開け、鍵交換時

火災保険では、家財と建物が補償の対象になります。
鍵も家財に該当するので、火災保険の補償対象に含まれるのです。
鍵開けや鍵交換時においては、以下のようにサービスを提供している保険会社が多いです。

  • 30分間までであれば無料で解錠
  • 年に1回、無料で鍵開けサービスの利用が可能

時間制限があるものの、鍵開けや鍵交換時で困っているときに利用できます。
また、年に1回は無料で鍵開けサービスが利用できるので、万が一鍵のトラブルが発生したときに相談が可能です。

鍵の盗難時

空き巣や盗難による鍵のトラブルの際にも、火災保険を利用できます。
条件によって利用できるかどうか変わってくるので、確認が必要です。
多くの場合、次の状態になったときにのみ補償を受けられます。

  • 盗難や窃盗により鍵が破損した
  • 盗難により、鍵穴やドアが壊れてしまった

盗難に加え物が破損された際に、火災保険が適用されます。

鍵トラブルは多くの火災保険に含まれている

多くの火災保険において、鍵トラブルが補償の対象に含まれます。
一方、一部の火災保険では鍵トラブルに対応していない場合があるので、事前に調べておくのが大切です。
火災保険を選ぶときに、鍵トラブルにも対応してくれるかどうか確認しておきましょう。
次の3点をチェックして火災保険を選ぶと、万が一のときに安心して利用できます。

  • 鍵トラブルに関するプランがある
  • ドアの開錠を無料で実施している
  • 24時間いつでも対応してもらえる

鍵交換の具体的な流れや費用相場はこちらの記事でご確認ください。

鍵トラブル以外で受けられる火災保険の補償内容

パソコンとデスク

鍵交換などのトラブルが発生したときに利用できる火災保険ですが、その補償内容は多岐にわたります。
多くの火災保険が補償してくれる内容について、鍵トラブル以外にどのようなものがあるのか見てみましょう。

火災

火災保険という名称がついている通り、失火やもらい火などにより火災が発生した際に利用できます。
火災で住宅が燃えてしまったときに、建物が補償の対象に含まれていれば補償を受けられます。

落雷

家に雷が落ちた、近くの電柱に雷が落ちて家財が壊れたなど落雷による被害を受けたときにも、火災保険が利用できます。
建物が補償内容に含まれていると、家に雷が落ちて屋根が壊れたなどの事態にもしっかり補償してもらえるのです。

風や雪

台風や竜巻、豪雪、雪崩などの風災・雪災による損害も、火災保険で補償してもらえる場合が多いです。
このときにも、建物が補償内容に含まれている場合、補償を受けられます。

水災

台風や豪雨により洪水や土砂崩れなどが発生した際に水災の損害を補償してくれるのも、火災保険です。
建物が補償内容に含まれている場合において、補償を受けられます。

暴力や破壊行為

集団行動などによる暴力や破壊行為により建物や家具が損害を受けたときにも、火災保険を利用できます。
火災保険で補償してもらえる内容をよく確認しておくと、暴力や破壊行為などのトラブル時にも対応してもらえるのです。

物の飛来や衝突

日常生活の中で、物がいきなり飛んできたりぶつかってくるケースも0ではありません。
石を投げられて窓ガラスが割れた、車が住宅に衝突して建物が破壊されたというケースもあります。
物の飛来などにより建物や家具が破壊されたとき、火災保険の利用が可能です。
火災保険は、日常生活の様々なシーンで利用できる手厚い保険といえるでしょう。

火災保険の補償対象は「建物」と「家財」

家財と建物が補償対象になる火災保険は、家そのものと家の中にある物が対象です。
鍵も家財に該当するため、火災保険の対象になります。
賃貸マンションでは対象になりませんが、購入したマンションの鍵トラブルに関しては火災保険が適用される場合が多いです。
もう少し詳しく、「建物」と「家財」に分けて、火災保険の補償対象について見てみましょう。

~建物に該当するもの~

  • 建物本体
  • 建物と同じ敷地内にある塀や物置、車庫など(※塀や門が火災保険の対象にならない保険もあるので要注意)
  • テレビのアンテナ
  • エアコン
  • 浴槽
  • 調理台

~家財に該当するもの~

  • 電化製品
  • 家具
  • 衣類
  • 食器

家財には、生活必需品の中から持ち運びができるものが火災保険の補償対象となります。

加入している火災保険が具体的に何を補償してくれるのか、時間に余裕があるときに確認しておくと安心です。

3ステップで完了!鍵交換で火災保険を利用する手順

スマートフォン

火災保険は、鍵交換などの鍵トラブル以外にも、火災や水災、落雷などいろいろなシーンで適用されます。
状況に応じて補償してもらえるまでの流れが異なる中、今回は鍵の交換で火災保険を利用するときの手順を押さえておきましょう。

保険会社に連絡する

最初に、保険会社に連絡をしましょう。
保険会社に連絡を入れる前に、業者を選んだり作業を依頼してしまうと、鍵交換にかかった費用を補償してもらえません。
加入している火災保険が鍵トラブルに対応しているようなら、まずは保険会社に連絡をしてください。
鍵トラブルの詳細を伝えて、指示をもらいましょう。

業者に鍵を交換してもらう

保険会社に連絡をすると、鍵交換を専門とする業者を手配してくれます。
その後は、業者が自宅に到着するのを待ちましょう。
業者が到着し作業が完了したら、料金が発生した場合は支払っておきます。

保険金を受け取る

鍵交換の作業がすべて完了した時点で、再度保険会社とやりとりします。
その際に、料金が発生したことを伝えましょう。
支払った料金を補償してくれます。

鍵交換で火災保険を利用するときの注意点

時計と鍵

火災保険を利用して鍵の交換を行なうとき、次の注意点についても理解しておきましょう。

すべての火災保険が対応しているわけではない

すべての火災保険において、鍵に関するサービスが補償対象になっているとは限りません。
保険会社やプランによって、補償される内容に違いがあります。
すでに契約している火災保険があれば、保険証券などを確認してどこまでの鍵トラブルに対応しているのか調べておきましょう。

保険対象外の作業は自己負担となる

火災保険における鍵トラブルサービスは、対応してもらえる範囲が決まっています。
多くの火災保険は、鍵開けには対応しているけれど部品や交換にかかる費用は自費の場合がほとんどです。
部品や交換の際に別途費用が発生してくる点も、念頭に置いておきましょう。

時間制限の有無に注意が必要

多くの火災保険が、鍵のトラブルに関して時間制限を設けています。
30分までであれば無料で対応としている保険会社が多いので、時間制限の有無もチェックしておきましょう。
制限時間を超えて発生した費用は、自身で支払う流れになります。

まずは保険会社に連絡する

鍵交換などの困り事で火災保険に相談するとき、まず保険会社に連絡することから始めましょう。
自身が選んだ業者に依頼して、作業が終わってから保険会社に費用を請求することはできません。
きちんと補償を受けられるよう、最初に保険会社に連絡をしてから鍵の交換に取り掛かりましょう。

マンションの鍵交換で火災保険が適用されないケース2選

鍵交換で保険が適用されない

マンションの鍵交換は、鍵の紛失や盗難など、必要となるシーンが様々です。
鍵トラブルの内容によっては火災保険が適用されないケースがあるので、注意しましょう。
火災保険が適用されないケースを確認して、マンションの鍵交換が必要になったときに検討してみてください。

鍵を紛失した場合

マンションの鍵を紛失したときは、火災保険が適用されない場合があります。
失くした鍵が賃貸マンションのものであるときは、火災保険を利用できません。
火災保険は、家財として認められる鍵に限り、補償を受けられるからです。
賃貸マンションの鍵は家財に該当しないため、保険の対象外になるのです。
鍵関連でみると、車や会社の鍵を紛失したときにも火災保険では補償されません。

鍵交換や鍵開けを行なった後

マンションの鍵交換で火災保険を利用するときの注意点で説明した通り、作業が終わった後に保険会社に連絡するという流れでは補償を受けられません。
自身が加入している火災保険に鍵トラブルが補償内容として含まれているのなら、最初に保険会社に連絡をしましょう。
鍵の交換や鍵開け作業が完了した後に保険会社に相談しても、補償してもらえません。

マンションの鍵交換なら『鍵のトラブル・セーフリー』にもお任せください

マンションの鍵交換は、紛失や盗難などの場面で発生します。
鍵トラブルは火災保険が利用できますが、状況によっては利用できない場合もあるので注意が必要です。
手順や注意点、加入している火災保険の補償内容を確認して、慎重に対応しましょう。
鍵交換など鍵にまつわるトラブルでお困りのときは、『鍵のトラブル・セーフリー』にもご相談ください。
鍵に詳しい専門家が揃う優良業者が、鍵の困り事をスピーディーに解決します。

マンションの鍵交換に利用できるのは火災保険!補償内容や手順もご紹介のよくある質問

  • Q. どんなケースにおいてマンションの鍵交換の際に火災保険が利用できますか?

    マンションの鍵交換をする際には、状況に応じて火災保険を利用できます。

    ・鍵開け
    ・鍵の交換
    ・鍵の盗難時

    上記のようなケースにおいて、火災保険の利用が可能です。
    紛失した場合は、保険が利用できないので注意しましょう。

  • Q. 鍵の交換で火災保険を利用するとき、いつ連絡をすれば良いですか?

    鍵の交換で火災保険が利用できるとわかったら、最初に保険会社に連絡をしましょう。
    業者の手配も、保険会社がしてくれます。

  • Q. 鍵の交換で火災保険を利用するときの注意点は何ですか?

    鍵の交換で火災保険を利用するとき、以下の2点に気を付けましょう。

    ・鍵の紛失では対応してもらえない
    ・時間制限が設けてあることが多い
    ・保険対象外の作業は自己負担となる
    ・すべての火災保険が鍵トラブルに対応しているわけではない