合鍵を作成するとバレる?その理由や作成する際の流れなど解説

合鍵を作成するとバレる?その理由や作成する際の流れなど解説

2024.05.28 2024.06.03

この記事では、合鍵を勝手に作成したらバレるのか、無断での作成がダメな理由や賃貸物件で合鍵を作成するときの流れなどを解説します。合鍵は、家族構成などの事情により作成したいと考える場合があるでしょう。

しかし、賃貸物件において個人の判断で合鍵を作成するのはよくありません。然るべき方法で、合鍵を作成する必要があります。合鍵作成時の費用相場や注意点もご確認の上、正しい流れで合鍵を作成しましょう。

賃貸物件で合鍵を勝手に作成したら退去時にバレる

鍵を持つ手

賃貸物件では、今持っている鍵を鍵屋などに持ち込むだけで簡単に合鍵を作成できます。合鍵を作成するとき、個人情報の確認はされる場合があるでしょう。しかし、管理人さんから許可を得たかどうかなどは尋ねられません。

自己申告しない限り、合鍵を作成しても管理人さんや管理会社にバレないのです。ただし、バレないのはその賃貸物件に住んでいる間のみである点には注意が必要です。

住んでいる物件から退去する際、持っている鍵をすべて返却しなければなりません。このときに、高確率で合鍵を作っていたのがバレるでしょう。

管理人さんは、入居者に貸し出す鍵の番号を控えているからです。番号を控えていないとしても、貸し出した本数と違いがあると気づかれるでしょう。

合鍵を無断で作成したのがバレると、何かしらのトラブルに発展する可能性があります。合鍵を作るの自体はバレなくても、最終的にはバレる形になるのを理解し、管理人さんからの許可を得た上で作成するのが良いでしょう。

勝手に合鍵を作成してはいけない3つの理由

NGの文字

合鍵は、作成するときはバレませんが、賃貸物件を退去するときにバレる可能性が高いです。このとき、バレるバレないで合鍵作成を考えるだけでなく、勝手に合鍵を作成してはいけない理由もきちんと理解しておきましょう。

合鍵を勝手に作成するのは、次のような理由からおすすめできません。

賃貸物件の所有権は管理人さんにあるから

賃貸物件の場合、物件の所有権は管理人さんにあります。物件の鍵の所有権も管理人さんにあり、入居者はその鍵を管理人さんから借りている形です。

人から借りている物を勝手に複製するのはよくありません。合鍵を作成したい場合は、事前に所有者の許可を得る必要があります。

その他、管理人さんには入居者が安全に暮らせるような環境を提供しなければなりません。無断で合鍵を作られると、この義務を果たせなくなる可能性があります。何をするにも、管理人さんの許可を得た上で決めるようにしているケースが多いです。

合鍵の作成についても、鍵の所有者である管理人さんにきちんと許可を得るのから始めましょう。

賃貸契約では申告しなければならないから

賃貸物件では、賃貸契約書において「合鍵を作る際には大家または管理会社に申告すること」と記載されている場合があります。契約書に合鍵に関して記載されているときに許可なく合鍵を作ると、契約違反とみなされるので注意しましょう。

契約違反とみなされると、退去時に鍵の交換費用の負担を求められる場合があります。その他、違約金を請求される場合もあるため、合鍵を作成したいときは賃貸契約書を確認してから検討しましょう。

防犯性が下がるから

勝手に合鍵を作成してはいけない理由に、防犯性が下がる点も挙げられます。物件を守るという大切な役割をもつ鍵ですが、合鍵を作成して複数本ある状態だと防犯性が下がってしまいます。

鍵の本数だけ、紛失するリスクが高まるからです。紛失した後見つからないままだと、犯罪に巻き込まれる可能性もあるので危険です。

管理人さんは、このようなリスクを減らすためできるだけ鍵を増やしたくないと考えているでしょう。ここから、勝手に合鍵を作成されないよう、許可を必須としている賃貸物件もあります。

【3ステップ】賃貸で合鍵を作成するときの流れ

STEPの文字

賃貸物件で合鍵を作成したいときは、勝手に作成してはいけない理由を押さえて具体的な流れを把握しておくのが大切です。合鍵を作っておきたいと考えている人は、次の手順で無事作成できるようにしてみましょう。

賃貸契約書を確認する

はじめに、賃貸契約書を確認します。物件に関して疑問点などが出てきたときは、まず賃貸契約書をチェックしましょう。

合鍵作成についても、どのように行動すれば良いか書いてある場合があります。たとえば、鍵を紛失したために合鍵を作りたいときは、事前に遺失届を提出する必要があるなど、細かく記載されています。

その他、鍵に関する項目についてよく読み、その上で次のステップへと進みましょう。

管理人さんや管理会社に連絡する

賃貸契約書に合鍵作成について特に記載がない場合は、管理人さんや管理会社に連絡して尋ねます。合鍵を作成する際、どのように行動すれば良いかを教えてもらえます。

正当な理由があるときは、合鍵作成にかかる費用を負担してもらえる場合もあるのでよく確認しておきましょう。無断で合鍵を作成すると後々トラブルになる可能性があるため、必ず事前に尋ねておいてください。

合鍵の作成を依頼する

管理人さんなどにも相談して無事に許可が下りたら、合鍵の作成を依頼します。鍵屋やホームセンターなど、いろいろなところで合鍵は作成可能です。合鍵を作成してもらえる場所をいくつか挙げるので、参考にしてください。

  • 鍵屋
  • ホームセンター
  • メーカー
  • インターネット

どこに合鍵作成を依頼するかによって、入手できるまでの期間や精度、費用感などが変わってきます。鍵の種類によっても費用は異なるので、次の見出しで詳しくご紹介しましょう。

合鍵作成に関して具体的な内容をもっと知りたい方にはこちらの記事がおすすめです。

【種類別】合鍵作成にかかる費用相場

電卓とCOSTの文字

合鍵の作成は、依頼先だけでなくどの種類の合鍵を入手したいかによってかかる費用が異なります。ここでは、賃貸物件においてよく使用される鍵数種類について、合鍵作成にかかる費用相場をまとめました。

ディスクシリンダーキー

賃貸物件の多くで導入されているディスクシリンダーキーは、合鍵を簡単に作れるのが特徴です。合鍵作成にかかる費用もリーズナブルで、300円~800円程度で作成してもらえます。

合鍵作成にかかる時間も、5分ほどとあっという間です。元鍵が折れている場合も、追加料金を支払えば合鍵を作ってもらえる場合があるので助かります。

ディンプルキー

他の鍵より複雑な形状であるディンプルキーは、合鍵を作成するときに費用が高額になりやすいです。数分で完成するものでもないので、合鍵作成にはしばらく時間がかかりますディンプルキーの合鍵は、3,000円~5,000円ほどで作成してもらえます。

防犯性に優れているディンプルキーは、合鍵を作成できない場合もあるので注意しましょう。専用機器で作成する必要があるため、個人の鍵屋でも対応してもらえない場合があります。

ディンプルキーの合鍵を作りたいときは、費用と作成できる場所をよく確認しておきましょう。

カードキー

お住まいの賃貸物件によっては、鍵がカードキーになっている場合があるでしょう。カードキーは、ホームセンターなどでは合鍵作成ができないので、発行元に問い合わせる必要があります。

他の種類の鍵よりも、費用が高くなる傾向にもあるので覚えておいてください。費用相場としては、5,000円~20,000円程度です。カードキーを使用している賃貸物件にお住まいで合鍵作成を検討している際は、費用感についても事前にチェックしておくと良いでしょう。

合鍵を作成する際の注意点4つ

注意の文字

合鍵を作成する際は、管理人さんとのやり取りをしたり費用感を考えた上で以下に挙げる注意点も理解しておきましょう。

合鍵から合鍵は作成できない

合鍵は、合鍵から作成できないので元鍵を鍵屋などに持って行って作ってもらいましょう。合鍵を作ろうと、今使っている合鍵を持って行っても対応してもらえないので注意してください。

合鍵から合鍵を作成すると、施錠や解錠がうまくできない場合があります。確実に使える合鍵を用意するには、元鍵から合鍵を作成しましょう。元鍵がどれかをよく確認し、正しく機能する合鍵を作ってもらってください。

作る本数は最低限にしておく

合鍵を作成する際、作る本数は最低限にしておきましょう。念のために何本か作っておきたいと思うかもしれませんが、合鍵を複数本持つと管理が大変です。合鍵の本数分、紛失や盗難のリスクも高まります。

合鍵を作成するときは必要最低限の本数に留めておいてください。家族の人数や用途から何本合鍵が必要かを考え、最低限の本数を作成しましょう。

合鍵作成に対応していない業者もある

合鍵を作成するとき、合鍵作成に対応していない業者もある点を押さえておきましょう。業者によっては、合鍵を作成できないところがあります。

近くの鍵屋やホームセンターなどで確認をして、合鍵を作ってもらえるか尋ねておくと安心です。合鍵の作成について管理人さんに許可を得る前に、どこで対応してもらえるのかを調べておくと良いでしょう。許可が下りた際に、すぐに合鍵作成に取りかかれます。

合鍵を紛失しないようにする

合鍵を必要な本数作成したら、紛失しないよう管理には細心の注意を払ってください。合鍵は、作った本数だけしっかり管理しなければなりません。保管する場所、外出時は自身のどこに鍵を持っておくのかなどを決め、合鍵を紛失しないようにしましょう。

万が一合鍵を紛失した場合、盗難や空き巣などの被害に遭いやすくなります。せっかく作った合鍵によって新たなトラブルにならないよう、日々の管理方法には気を付けてみてください。

合鍵を渡す人は慎重に選ぶ

無事に合鍵が完成したら、誰に渡すかを慎重に選びましょう。合鍵は、誰にでも渡して良いものではありません。

大抵は、家族や同棲している相手、ルームシェアしている友人など、同じ部屋に住む人に渡すものです。一緒に住んでいない家族や親戚、友人に渡すのは避けましょう。

合鍵の作成は鍵業者に依頼するのがおすすめ

グッドマークをする人

合鍵の作成は、依頼先によって対応してもらえない場合があります。合鍵の作成自体引き受けていない、特殊な鍵なので作成できないと言われるケースもあるでしょう。合鍵の作成でお困りの際は、鍵業者に相談するのが良いです。

スピーディーに合鍵を作成してくれる

鍵業者は、鍵のトラブルに関してスピーディーに対応してくれます。合鍵を作成したい場合にも、鍵の種類や本数を確認した上で速やかに作成に取り掛かってくれるため心強いです。

合鍵の作成では急を要する場合もあるなか、鍵屋は迅速に作成してくれるので助かります。鍵に詳しい専門スタッフが在籍しているため、素早く丁寧に合鍵を作ってくれます。

様々な種類の合鍵作成に対応している

合鍵の作成といっても、賃貸物件ごとに導入されている鍵の種類が異なります。特殊な鍵である場合、ホームセンターなどで尋ねてみても作成してもらえないでしょう。

その点鍵業者は、様々な種類の合鍵作成を引き受けています。鍵屋なので、多種多様な鍵を取り揃え、鍵のトラブルに対応しているのが特徴です。

ディンプルキーやカードキーといった特殊な鍵の合鍵を作成したいときにも、気軽に相談できます。

確実に合鍵を作成してくれる

鍵業者は、確実に合鍵を作成してくれるのも魅力です。鍵のスペシャリストが揃うので、あらゆる鍵の合鍵も、高品質に仕上げてくれます。

きちんと機能する合鍵を作りたい、納得のいく形で合鍵を手に入れたいと考えるときは、鍵業者に依頼してみましょう。

承諾を得た上での合鍵作成なら『鍵のトラブル・セーフリー』へ!

賃貸物件で合鍵を勝手に作成するとバレるのか、合鍵を作成してはいけない理由や作成時の流れ、注意点などをご紹介しました。合鍵を作成する際、賃貸物件においては事前に管理人さんや管理会社から許可を得ておかなければなりません。許可が下りたら、安心して合鍵を作成できます。

合鍵の作成を鍵業者に依頼しようと検討中の人は、『鍵のトラブル・セーフリー』もチェックしてみてください。鍵に関する悩み事をすっきり解決してくれる鍵業者を、数多く掲載しています。鍵のお悩みや対応エリアなどから業者を絞れるので、効率よく業者が見つかるのもポイントです。

合鍵を作成するとバレる?その理由や作成する際の流れなど解説のよくある質問

  • Q. 賃貸物件で合鍵を勝手に作成するとバレますか?

    合鍵を作る段階ではバレませんが、退去時鍵を返却するときにバレます。管理人さんは鍵の本数や番号を控えているため、合鍵を作っていたことがバレる形になります。無断で作成したのが発覚するとトラブルになる可能性があるので注意しましょう。

  • Q. 勝手に合鍵を作成してはいけない理由は何ですか?

    合鍵を勝手に作成してはいけない理由には、以下が挙げられます。

    ・賃貸物件の所有権は管理人さんにあるから
    ・賃貸契約で申告しなければならないから
    ・防犯性が下がるから

    合鍵を作成したいときは、事前に管理人さんに相談するのから始めましょう。

  • Q. 賃貸で合鍵を作成する際の手順を教えてください。

    賃貸物件で合鍵を作成したい場合、以下の流れで進めていきます。

    1. 賃貸契約書を確認する
    2. 管理人さんや管理会社に連絡する
    3. 合鍵の作成を鍵業者などに依頼する

    事前に賃貸契約書の確認や管理人さんに連絡・相談するのを忘れないようにしましょう。

  • Q. 合鍵作成にはどれくらいの費用がかかりますか?

    合鍵を作成する場合、鍵の種類によってかかる費用が変わります。以下に、賃貸物件において使用されていることの多い鍵の種類ごとに費用相場を記載します。

    ・ディスクシリンダーキー:300円~800円程度
    ・ディンプルキー:3,000円~5,000円程度
    ・カードキー:5,000円~20,000円程度

  • Q. 合鍵を作成するときに注意点はありますか?

    合鍵を作成するとき、いくつか注意点があるのも事実です。たとえば、以下のような注意点があります。

    ・合鍵から合鍵を作るのはNG
    ・作る本数は最低限に
    ・合鍵作成に対応していない業者がある
    ・合鍵を紛失しないように
    ・合鍵を渡す人は慎重に選ぶ