2025.12.27 2025.12.27
この記事では、金魚の運搬は引っ越し業者に依頼可能なのか、安全な運搬方法について徹底解説していきます。
引っ越しの際に金魚を安全に運搬するには、事前に入念な準備が必要です。運搬方法を誤ると、金魚の負担が大きくなるので十分な配慮が求められます。「どう運ぶか」「誰が対応するか」を事前に整理しておきましょう。
記事内では、一般的な引っ越し業者の対応可否や対応可能な範囲、引っ越し前にやっておくべき準備や注意点までわかりやすくまとめています。
大事に育ててきた金魚を安全に運びたいなら、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 2名作業 | 12,000円〜 |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 2名作業 | 12,000円〜 |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 2名〜作業 | 24,000円〜 |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 2名〜作業 | 24,000円〜 |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 2名〜作業 | 24,000円〜 |
| 作業内容 | 料金 |
|---|---|
| 家財の配送 | 7,000円〜 |
| 荷造り・荷解き | 要見積もり |
| 梱包資材の販売 | 要見積もり |
| お荷物の一時保管 | 要見積もり |
| エアコン・ウォシュレットなどの電気工事 | 要見積もり |
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対応地域
目次
金魚は引っ越し業者に依頼できる?自分で運ぶのが基本

金魚は、自分で運搬するのが原則です。
ただし、水槽は家財と一緒に運搬依頼が可能。ここでは、引っ越し業者が生き物を運べない理由や依頼できることを確認していきましょう。
引っ越し業者は生き物を運べない
原則、引っ越し業者は生き物を運べません。
生き物を運べないのは、生き物の健康面や引っ越し荷物の衛生面を考慮しているためです。国土交通省が定めた標準引越運送約款には、以下のような内容が記載されています。
動植物は引越運送の引受けを拒絶することがある
参考元:標準引越運送約款4条
引っ越し業者に依頼できること
水槽の運搬は、引っ越し業者に依頼可能です。
また、水槽だけでなく、濾過装置や照明、周辺家具も一緒に運搬可能。金魚だけ自分で運べばよいので準備負担を抑えられて楽です。
お住まいのエリアから
ピッタリの業者が見つかる
新居までの移動距離や交通手段の事情により自分で運搬するのが難しい時は、ペット専門の輸送業者に依頼するのも方法です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
水槽の引っ越し業者おすすめ3選|費用は?生物と一緒に運搬できる?熱帯魚・金魚・メダカ別の配送方法も
2025.10.31 2025.10.31
【金魚の引っ越し前に】新居で確認すべきチェック項目

主なチェック項目は、以下の5つです。
- 水槽の設置場所
- 運搬通路の確保
- 床の状態・構造
- 管理会社への確認
- 水漏れ・破損に備えた保険の確認
それぞれの内容を見ていきましょう。
水槽の設置場所
新居先での水槽の設置場所を確認しましょう。
まず設置場所として避けるべきなのは、直射日光が当たる場所です。水温急上昇による煮えや酸欠等を引き起こしてしまいます。一方で、程よい自然光も必要なので、日中は明るい環境を保てる設置場所を選びましょう。
また、床の耐荷重のチェックも重要です。床が重さに耐えられないと水槽を設置できません。
ベランダやバルコニーに水槽を設置するのは基本NG!緊急時の避難妨げや悪臭など、隣人トラブルに発展する可能性があるためです。
運搬通路の確保
引っ越し前に、運搬通路の確保も重要です。
人が安全に通れる通路幅を確保できないと水槽は運搬できません。通路幅が狭いと壁にぶつかり、水槽が破損するリスクが高まります。
とくに、水槽が大きい場合は要注意なので、心配な方は業者に確認してもらいましょう。
床の状態・構造
大型水槽を自宅に設置したい場合は、床の状態・構造のチェックが必要です。
床の状態・構造を無視すると、重大な問題につながる可能性があります。設置の失敗を防ぐには、床が水槽の総重量に耐えられるのかを正しく理解しなければいけません。
床の構造は、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の3種類があります。ただし、床の構造によって特徴が異なるので事前確認が必須です。
| 特徴 | |
|---|---|
| 木造 | 床下に根太や大引が張り巡らされており、重量のかかり方によっては沈みやすい。 |
| 鉄骨造/鉄筋コンクリート造 | 構造が強固で床の安定性は高い。設置場所や方向、床材の種類によって注意が必要。 |
参考:アクアプランニングスタジオの公式サイト
管理会社への確認
新居で水槽を設置したいなら、大家さんまたは管理会社への確認が必要です。
契約書を読んでも判断がつかない場合は、トラブルを避けるためにも、大家さんまたは管理会社へ直接問い合わせることをおすすめします。
ペット不可物件では、水槽の設置も禁止されている場合があります。賃貸借契約書に、水槽設置の有無が記載されていることが多いため、まずは内容を確認しましょう。
契約書を読んでも判断がつかない場合は、トラブルを避けるためにも、大家さんまたは管理会社へ直接問い合わせることをおすすめします。
水漏れ・破損に備えた保険の確認
マンションやアパートに入居する場合、日常生活賠償責任を保障する保険に加入しましょう。
日常生活賠償責任とは、日常生活の中で起きた事故によって生じる、他人への損害賠償責任を補償するものです。たとえば、水漏れや設備の破損が発生した場合、思わぬ高額な損害賠償金を請求される可能性があります。
賠償を補償してくれる保険に加入しておけば、トラブルが起きた場合でも安心です。
金魚の引っ越し当日に向けた準備&必要道具

引っ越し当日に向けた準備で確認したいのは、以下の2点です。
- 運搬・梱包の必要道具
- 金魚に適した運搬容器
それぞれの内容を見ていきましょう。
運搬・梱包の必要道具
運搬・梱包に必要な道具は、以下のとおり。
| 金魚 | 水槽 | |
|---|---|---|
| 必要な道具 | ビニール袋 クーラーボックス ポリタンク 酸素スプレー 発泡スチロール箱 緩衝材 |
緩衝材 段ボール 新聞紙 古毛布 |
参考:引越れんらく帳
金魚に適した運搬容器
金魚は、以下の運搬容器がおすすめです。
- ビニール袋
- クーラーボックス
新居が近場なら、ビニール袋で十分です。
ペットショップでの購入時に使われる厚手のビニール袋が適しています。飼育水を入れたビニール袋に金魚を入れて口を閉じましょう。
金魚の数が多い・移動距離が長い場合は、クーラーボックスを使うのが便利です。
金魚の引っ越し手順【梱包方法&設置方法も】

金魚を安全に運搬したいなら、引っ越し手順の確認が必要です。
- 引っ越し前日までにやること
- 金魚の移動方法
- 水槽の梱包方法
- 水槽設置の手順
それぞれの内容を見ていきましょう。
引っ越し前日までにやること
引っ越し前日までに、以下の準備が必要です。
【1カ月前】水換え
金魚は環境の変化に非常に弱いです。
引っ越し前から、毎週水替えして新しい水に慣れさせていきます。水替えとは、水質を清浄に保つために新しい水に入れ替える作業です。
【1週間前】水量調節
ヒーターやクーラーの出力を下げて、水槽内の水を常温に近づけます。移動中は水温を調整できないため、1週間前から慣らしていくのが必要です。
【2〜3日前】餌止め
魚に与える餌の量を徐々に減らします。
これは「餌止め」と呼ばれるもので、品質保持が主な目的です。餌を減らすと糞量が減るため、袋内の水質が悪くなるのを防げます。
引っ越し前日は、絶食させるのがおすすめです。
金魚の移動方法
金魚の移動方法を見ていきましょう。
1.飼育水をタンクに入れる
飼育水の半分をタンクに移しましょう。
飼育水は新居で水槽を再設置する際、水質を安定させるために使います。たくさんの飼育水を運ぶほど水質変化を抑えられるので水量が重要。
水質安定が金魚のストレス軽減につながるので、新しい生活に馴染みやすくなります。残った飼育水はバケツに入れておきましょう。
2.石や流木等を袋に入れる
水槽の石や流木、水草は、新聞紙で梱包します。
石や流木、水草は乾燥させないように、水に濡らした新聞紙に巻きつけるように包みましょう。最後は、新聞紙ごとビニール袋に入れます。
3.金魚をバケツに移動させる
飼育水を入れたバケツに金魚を移します。
エアーポンプをセットしたポリタンクに、バケツの水ごと金魚を移しましょう。金魚を移動させたら、酸素を注入して口をしっかり留めます。
保温用発泡スチロール箱に入れましょう。保温用発泡スチロールは、保温・保冷効果の高い発泡ウレタンを使用したものです。温度を保つ力に優れており、急激な温度変化を避けられます。
水槽の梱包方法
水槽を掃除して乾燥させたら、エアクッションタイプの緩衝材で包みましょう。
水槽は少しの刺激で割れるので、四方に発泡スチロールを当てたり、毛布で包むなどして割れないようにしっかり梱包しましょう。
割れないか心配なときは、引っ越し業者に水槽を運搬する旨を伝えておくと安心です。
さらに詳しく知りたい方はこちら
引っ越しで水槽を安全に運ぶには?準備・梱包・移動の流れと注意点を徹底解説
2025.12.02 2025.12.02
水槽設置の手順
水槽は割れるリスクがあるので、新居への運搬は引っ越し業者に任せるのが安全です。
水槽を設置したい場所に運び込んでもらい、設置自体は自分で行います。水槽を設置できたら飼育水、石や流木、水草等を入れましょう。
水合わせが済んだら、金魚を水槽に入れます。
水合わせは、水質や水温を合わせる作業です。金魚に負担がかからないように、新しい環境に少しずつ慣らしていきます。
金魚の引っ越しの移動手段|乗り物別に解説

金魚の主な移動手段は、以下のとおりです。
- 基本は車での移動
- 電車での持ち込み
- 飛行機への持ち込み
金魚の引っ越しが難しい方に向けて、手放し方も紹介しているので参考にしてくださいね!
基本は車での移動
金魚の運搬は車での移動がおすすめ!
温度管理や振動対策がしやすいので、金魚の負担が少ない移動手段です。長距離移動の場合は、温度や水の濁りをこまめに確認しましょう。
電車での持ち込み
電車や新幹線など公共交通機関での運搬も可能です。
ただし、周囲への配慮が必要になるため、事前準備が重要。運搬時は漏れ・におい対策を徹底し、迷惑をかけないように気をつけましょう。
飛行機への持ち込み
金魚を機内に持ち込める航空会社もあります。
ただし、持ち込むための条件があるため、利用する航空会社に確認しておくと安心です。
金魚の手放し方
上記での移動が難しい場合は、知人やショップに相談して手放すことも検討しましょう。
金魚の引っ越しで注意すべきポイント2選

主な注意ポイントは、以下の2つです。
- 新居では必ず水合わせを行う
- 金魚の川や池への放流は厳禁
それぞれの内容を見ていきましょう。
新居では必ず水合わせを行う
新居到着後すぐに金魚を水槽に移すのはおすすめしません。
水合わせなしで水槽に移すと水温変化に耐えられず、体調を崩してしまう恐れがあります。
【水合わせのやり方】
- 金魚を入れたビニール袋を20分以上浮かべる
- 金魚をバケツに移して水を3分の1ほど捨てる
- 捨てた水量分だけ飼育水をバケツに入れる
- この工程を3~4回繰り返す
金魚の川や池への放流は厳禁
金魚を川や池に放流するのはやめましょう。
金魚は特定外来種に指定されていませんが、日本の川や池の生態系破壊につながるので危険です。
新居で飼育できない場合は、友人やペットショップに引き取りを相談してみましょう!
金魚の引っ越しを成功させるには業者を上手く活用!

金魚の引っ越しを成功させるためには、業者を正しく使い分けることがポイントです。
一般的な引っ越し業者は、金魚を含む生き物の運搬には原則対応していません。金魚の運搬を業者に任せたい場合は、生物の運搬に対応した専門業者へ依頼する必要があります。
一方で、水槽や台、周辺機材については引っ越し業者に任せられるケースも多く、役割分担を明確にすることで当日の負担を減らし、結果、安全&安心な引っ越しが実現できます。
業者ごとに料金や対応範囲が大きく異なるため、相見積もりで比較することが重要です。
業者探しに迷ったら、複数の業者をまとめて比較できる「セーフリー」の活用がおすすめです。口コミや評判を確認しながら、自分の条件に合った依頼先を探せます。
気になる業者を見つけたら、まず無料見積もりを!
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- 金魚をどうやって運んだらいい?
- 安全な運搬方法を知りたい

金魚の引っ越しは
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金魚の引っ越しによくある質問
-
Q. 金魚の運搬は引っ越し業者に依頼できる?
A.金魚の運搬に対応していない引っ越し業者がほとんどです。ただし、水槽本体や濾過装置、照明は運搬が可能なので、引っ越し業者に依頼すると準備負担を最小限に抑えられます。
-
Q. 新居までの移動中に餌を与えて大丈夫?
A.移動中に餌を与えるのはおすすめしません。餌を与えると糞量が増えるので、水質悪化を招いてしまいます。給餌は慌てて再開せず、新居到着後1〜2日あけてから与えるのが一般的です。
-
Q. ペットボトルは金魚の運搬容器に使える?
A.ペットボトルは運搬容器として使用できます。ただし、水をたくさん入れると金魚が酸欠になるため、空気や水の量に配慮が必要です。


























