2024.03.04 2024.03.04
この記事では、引っ越し時にペットをどうするか詳しく解説していきます。
近場の引っ越しや小さいペットなら自分で連れていくこともできる一方、遠距離の引っ越しや大きいペットでは、一緒に移動できない場合もあるでしょう。
そこで、本記事ではペットと引っ越す際の方法をご紹介します。記事後半では、ペットにストレスを与えないための方法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ペットと引っ越しする際の手段
ペットを飼っている人が引っ越す際は、以下の手段から選ぶことになります。
費用 | 手軽さ | 保証 | |
---|---|---|---|
ペット専門の業者 | △ | ◎ | ◎ |
ペットも運べる引っ越し業者 | 〇 | 〇 | △ |
自力でペットを連れていく | ◎ | △ | △ |
それぞれの方法についてメリット・デメリットがあるので、1つずつ解説していきます。
ペット専門の業者に依頼する
ペット専門の業者に依頼することで、ペットの種類別の運び方や特別なケアに対応してくれます。
例えば、鳥類や爬虫類など特殊な環境や細かな温度管理が求められるペットの場合、ペットの専門業者なら、適切なケージや温度調節が可能な車両を用意してくれます。
また、長距離の引っ越しでも、ペットのストレスを最小限に抑えるための知識と経験を持っているため、飼い主にとっても安心です。業者によって保証があったり家族と同伴できたりするので、希望に合った業者を選定してみましょう。
人見知りするペットのは、家族と一緒に引っ越しできるとストレスを大きく軽減できます。
ペットも運べる引っ越し業者に依頼する
一般的な引っ越し業者の中にも、ペットの引っ越しに対応しているところがあります。
サカイ引越センターやアート引越センターなどは、家財だけでなくペットの引っ越しも行っており、家財とペットを一緒に新居へ運んでくれます。
ペットと家財の引っ越しを同日に行えるため、引っ越しに関わる手間と時間を大幅に削減することが可能です。ただし、ペットの種類やサイズによって対応の可否や方法が異なるため、事前に詳細な打ち合わせが必要です。
自力でペットを運ぶ
ペットの引っ越し方法としては、自力で行う方法もあります。
自家用車を持っている場合、専用のゲージなどを用いてペットと一緒に移動できます。
長時間の移動が予想される場合には、ペットのストレスを軽減するために定期的な休憩を取り、水分補給やトイレの機会を与えるようにしましょう。
また、ペットが移動中に落ち着けるように、お気に入りのおもちゃや毛布をケージに入れてあげると良いです。
自力でペットを運ぶ際は、保証が無いので安全第一で計画的に行う必要があります。
ペットの引っ越しを依頼する際の料金相場
ペットの引っ越しを依頼する際、料金相場は以下の通りです。
- ペット専門の業者:約45,000円~約80,000円(東京都~大阪府)
- ペットも運べる引っ越し業者:要問い合わせ
料金相場の詳細について解説していきます。
ペット専門の業者に依頼する場合の料金相場
ペット専門の業者に依頼する場合、飼っているペットや移動距離によって金額は異なります。
東京都から大阪府まで陸路を使って猫を引っ越しさせる場合、約45,000円~約80,000円かかります。
上記の料金には、高速代、ペットの安全を保証するためのケースレンタル費用、特別なケアが必要な場合の追加料金が含まれることが一般的です。
爬虫類、鳥類、魚類などは対応している業者が限られているので、事前に業者に問い合わせてみましょう。
ペットも運べる引っ越し業者に依頼する場合の料金相場
家財と共にペットも運べる引っ越し業者を利用する場合、ペットの種類などで大きく料金が変わってくるので、提供業者への相談・見積もりが必須です。ホームページにも料金記載の無いことが一般的でしょう。
ペットの引っ越しはオプションとして用意されているため、通常の引っ越し料金に加えて追加料金が発生します。ペットの種類、サイズ距離によって追加料金は異なるので問い合わせをしてみましょう。
家財とペットを同時に引っ越しできるので、全体の引っ越し費用節約にはつながります。
事前に複数の引っ越し業者から見積もりを取り、ペットの引っ越し方法や費用について比較検討する必要があります。
ペットの引っ越し時の種類別注意点
ペットの引っ越しをする際は、種類によって注意点が異なります。
今回は、以下のペットを紹介します。
- 犬
- 猫
- 鳥類
- 小動物
- 爬虫類
- 魚類
自力でペットと移動したいオーナー様向けに、それぞれの注意点を解説していきます。
「犬」の引っ越し時の注意点
犬の引っ越しでは、移動中のストレスを最小限に抑えることが重要です。
犬が慣れ親しんだおもちゃや毛布を輸送ケージに入れて、安心感を与えましょう。引っ越し当日は犬が逃げ出さないように注意し、休憩中などに定期的に声をかけて安心させることが大切です。
新居に到着したら、犬が安全に過ごせるスペースを確保して新しい環境に徐々に慣れさせてください。具体的には、リビングや決めた部屋から始めて、徐々に他の部屋や庭での時間を増やしていきます。
少しずつ新しい環境を広げることで、犬はストレスを感じることなく適応できるようになります。
「猫」の引っ越し時の注意点
猫は特に環境の変化に敏感で、引っ越しによるストレスを感じやすい動物です。
移動中は、猫が安心して過ごせるように暗くて静かな環境を作り、移動中の揺れを最小限に抑えるように努めましょう。
新居に到着したら、猫が隠れられる場所や高い場所に登れるキャットタワーなどを設置します。身を隠せる場所を作っておくことで、猫は安心して周囲の状況を把握できるようになります。
また、猫が新しい環境に慣れるまではできるだけ静かにし、猫に安心できる空間を提供することが重要です。
「鳥類」の引っ越し時の注意点
鳥類は振動や騒音に特に敏感なので、引っ越し時には揺れの少ない環境と静かな環境を確保することが必要です。
移動中は鳥がケージ内で安定して過ごせるようにベルトなどで固定し、直射日光が当たらないように毛布などを被せてください。衝撃でケージが空いて逃げないように、鍵を付けておくことも大切です。
車両の振動を和らげるために、ケージの下に毛布を敷いておくことも有効です。
新居に移動したら、鳥が以前と同様に日光浴ができる場所を確保し、快適に過ごせる環境を整えましょう。
「その他の小動物」の引っ越し時の注意点
ハムスターやウサギなどの小動物は、ストレスに非常に弱いので、移動中は毛布をかけて暗く静かな環境を作ります。
ケージは日頃から使っているものを使用し、換気が十分にできるよう配慮しましょう。
ハムスターを運ぶ際には通気性の良い安全なケージを使用し、ケージ内にはハムスターが隠れられる小屋や寝床材を入れます。
ウサギの場合は移動中のストレスを減らすためにケージ内に食物や水を常備します。長時間の移動では定期的に休憩を取り、ウサギの様子を確認しましょう。
「爬虫類」の引っ越し時の注意点
爬虫類の引っ越しにおいては、温度管理が特に重要です。
適切な温度で運ぶために、保温材を使用したり温度調節が可能な輸送ケースを利用したりするなどの配慮が必要です。特に冬場の引っ越しは、外気温の低下によって爬虫類の体温が急激に下がらないように注意しましょう。
また、爬虫類用のケージを使用して、移動中に脱走しないようにすることも大切です。
新居に着いたら、できるだけ早く環境設定を整え、爬虫類が日常のリズムに戻れるように努めてください。
「魚類」の引っ越し時の注意点
魚類非常にデリケートなので、水質や温度の急激な変化を避ける必要があります。
ケースには十分な酸素を供給し、移動時間はできるだけ短くするよう心がけましょう。
新居の水質を水槽に合わせて徐々に調整し、魚がストレスなく新しい環境に慣れるように配慮することが重要です。
新しい水槽にいきなり移さずに、ケースに徐々に新しい水を加えて魚を新しい水質に慣れさせる方法が有効です。
ペットの引っ越しでストレスを抑えるコツ
ペットの引っ越しでストレスを抑えるためには、いくつかコツがあります。
ペットが新居でも元気に過ごせるように、それぞれのコツを紹介していきます。
引っ越し前の準備
ペットの引っ越しの際には、ペットがストレスを最小限に抑えられるように、事前に慣れ親しんだおもちゃや毛布を用いることが大切です。
また、移動用のキャリーケースやケージに事前に慣れさせる練習も行いましょう。引っ越しの事前準備をしておくことで、当日のペットの不安を軽減できます。
引越し先の地域にある動物病院やペットショップの情報も事前に収集し、引っ越し直後に体調が悪くなった場合に備えることも重要です。
引っ越し時の移動手段
ペットを移動させる際には、安全と快適性を最優先に考える必要があります。
車での移動を選択する場合には、ペットが快適に過ごせるように適切なサイズのキャリーケースや安全ベルトを使用しましょう。
また、長距離移動の際には、ペットの健康状態に細心の注意を払い、適切な水分補給やトイレの機会を提供することが重要です。ペット専門の引越し業者を利用する場合は、事前に業者が提供するペットの安全輸送に関するサービス内容や条件をしっかりと確認し、ペットにとって最適な移動方法を選択しましょう。
ペット専門業者はペットの種類や健康状態に応じた配慮をしてくれることもあり、ペットにとってストレスの少ない移動が可能になります。
引っ越し後に新居に慣れさせるコツ
ペットが新居に到着した後は、新しい環境に早く慣れるようにサポートすることが大切です。
ペットにとって安心できる空間を用意し、徐々に新居の探索を促していきましょう。新しい場所へ行く際は一緒に付き添うことで、新居が安全だと感じやすくなります。
また、餌の時間や生活習慣を引っ越し前と変えないようにすることも、ペットが新居に慣れるために効果的です。
引っ越し後は片付けなどで忙しいと思いますが、ペットと一緒に過ごす時間を増やすよう心がけてみてください。
ペットの引っ越しはストレスを与えないように注意する
ペットの引っ越しは、慎重に進めましょう。安く手軽に連れていく方法もありますが、それではペットにストレスを与えたり恐怖を感じさせたりしてしまいます。
ペットの健康状態も考えるなら、業者に依頼して安心・安全な方法で連れて行ってもらいましょう。
セーフリーでは、多くの引っ越し業者を紹介しています。ペットの引っ越しにも対応している業者もありますので、ぜひ引っ越しの際にご活用ください。
ペットと引っ越しする最適な方法は?ペット種類別の注意点も解説のよくある質問
-
Q. ペットと引っ越しする方法にはどのようなものがありますか?
A.「ペット専門の業者・引っ越し業者・自分で連れていく」の3つの方法があります。
-
Q. ペットの引っ越しを業者に依頼する際の料金相場は?
A.ペット専門の業者の場合は45,000円~が相場です。
-
Q. 引っ越しの作業でペットにストレスを与えないためのポイントはありますか?
A.引っ越し前・引っ越し中・引っ越し後それぞれで不安を与えないように、慣れ親しんだおもちゃなどを使って安心させてあげましょう。
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