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引越し時の保育園手続き・申請の流れを徹底解説!転園したくないケースも

2024.12.09 2024.12.09

 

この記事では、これから引越しする方に向けて、保育園の転園手続きについて徹底解説します

「手続きが大変そう!また保活が必要…?」
「子どもが転園したくないと言っているけれど、通える範囲は?」

保育園に空きがあれば、転居先での転園は可能です。ただ、待機児童の多い地域や希望者が増える時期は入園が難しくなる場合も。入園に申込期限を定める自治体もあるので、計画的に準備を進めることが大切です。

記事後半では、転園したくないケースや転園不要の条件、さらには、転園時の人間関係を円滑に進めるコツもご紹介。子育て中の引越しを成功させたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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保育園の転園手続き&必要書類一覧【引越し前から準備を】

引っ越し時に保育園の転園を検討する女性

保育園の転園手続きに必要なのは、「退園届」と「転園届」です。各手続きに必要な書類一覧も紹介するので、事前に確認してくださいね。

退園届を提出する

引越しが決まったら、保育園に退園したい旨を伝えて退園届を提出します

退園届とは、保育園や幼稚園を退園する際に提出する書類です。退園届は保育園や幼稚園で受け取れますが、自治体の保育課窓口で直接受け取ることも可能です。

退園届の提出期限は、退園予定月の末日に設定する自治体が多い傾向に。なお、退園届以外にも提出が必要な書類があるので、退園予定の場合は自治体の公式サイトを確認しましょう。

退園届の提出を忘れたり提出期限を過ぎたりすると、1カ月分の保育料を支払わなければいけません!退園届は期限内に提出しましょう。

転園届を提出する

退園届を提出したら、次は引越し先の自治体や保育園に転園届を提出する必要があります

転園届とは、保育園や幼稚園を転園する際に提出する書類です。転園届は遠方への引越しでも手続きできるように、自治体の公式サイトからダウンロードが可能です。

一部の自治体では、転園届等の手続きを電子申請できる場合があります。

保育園を転園する流れ【引越し先や状況で対応が異なる?】

引っ越し時に保育園の転園を検討する女性

保育園を転園する流れは、同一市区町村内の場合と異なる市区町村の場合で変わります

状況別に転園の流れを確認していきましょう。

同一市区町村内の場合

同一市区町村内の場合、引越し先の自治体の公式サイトで保育園の空き情報を確認しましょう

転園可能な保育園が複数ある場合は、一度見学に行くのもおすすめ。転園を希望する保育所を見つけたら、転園届等の必要書類を各自治体が定める期限内に提出して選考結果を待ちます

選考結果が出るまで20日前後かかるので、それまでは自宅保育になるのが一般的です。

異なる市区町村の場合

異なる市区町村へ引越しする場合、今通園している保育園に退園届を出す必要があります

退園手続きを進めると同時に、引越し先の保育園の空き状況も調べましょう。定員に空きがある保育園を見つけたら入園手続きを進めたいので、転園届等の必要書類を揃えてください。

必要書類を自治体に提出して選考結果が出たら、新規入園と同じ方法で手続きを進めます。

転園したくない場合

引越しでも同じ保育園に通い続けたい場合は、まず自治体に相談しましょう

異なる市区町村に転出した場合、引越し先の保育園に転園するのが一般的です。ただし、引越しても同じ保育園に通いたい場合、自治体に相談すれば条件付きで通園が許可されることも

継続的に通園したい方は、一度相談してみましょう。

引越し先が遠く離れている場合は、通園が認可されないことがあります!

引越し先で認可保育園に転園する流れ【年度中は難しい?】

引っ越し時に保育園の転園を検討する夫婦

次は、引越し先で認可保育園に転園する流れを確認していきましょう。

認可保育園に転園する場合

引越し先で認可保育園への転園を希望する方もいるかもしれませんね。

認可保育園は、認可外保育園より保育料が安いので入園を希望する世帯が少なくありません。とくに、公立保育園は入園希望者が多く、年度中の転園が難しくなる場合があります。

概要
認可保育園 国が定めた基準を満たし、かつ都道府県知事に認可された保育園。認可保育園は「公立保育園」と「私立保育園」に大別される。
認可外保育園 国が定めた基準は満たしていないが、都道府県知事に認可された保育園。ただし、独自の教育方法を採用している場合は「認可外」とされる。

転園手続きの流れは、認可外保育園と同じです。

ただし、引越し先での転園手続きを進める前に、以下の項目を確認しておきましょう。

  • 管外協議制度の有無
  • 救済措置の有無

それぞれのポイントを解説します。

管外協議制度の有無

引越し先の自治体で「管外協議制度」を設けているか確認しましょう

管外協議制度とは、引越し前と引越し後の自治体同士で行われる特別な協議です。自治体同士の協議では、転園希望者が「どこに住んでいるか」が重要視されます。住民票を異動できていない場合は、減点対象になるので転園が難しくなります。

自治体によっては、管外協議制度の関係で申請自体できない場合もあるので事前確認が必須です!

救済措置の有無

救済措置とは、管外協議制度で協議対象になった場合に選考に影響を与えないための制度です。

救済措置があると、住民票を異動していなくても引越し先の住所がわかる書類があれば選考に影響は出ません。ただし、一定期間内に引越しする確実な証拠がある場合にのみ適用されます

提出が必要な書類は、物件の売買契約書と賃貸契約書のコピーです。自治体によって対応が異なるので、事前に公式サイトで確認しましょう。

認可保育園に転園できない場合

認可保育園は人気が高いので、待機児童数によっては転園を断られる場合があります

保育園に通えない間は自宅保育が基本なので、早めに対処することが重要。転園できない場合の対処法には、以下のようなものがあります。

  • 認可外保育園を検討する
  • 幼稚園の転園を検討する
  • 育児休業を延長申請する

それぞれの概要を確認していきましょう。

認可外保育園を検討する

認可保育園への転園が難しい場合は、認可外保育園を検討しましょう

認可保育園とは異なり、認可外保育は定員に空きがあれば比較的簡単に転園可能です。ただし、申請順に入園が決まるので、認可保育園に落ちた場合は早めに手続きを進めましょう。

ちなみに、認可外保育園に転園した場合、次年度から認可保育園に入園することも可能。認可外保育園の保育料は認可保育園に比べると費用が高いので、通い続けると金銭的な負担が大きいです。

家計状況を考慮して慎重に検討しましょう。

幼稚園の転園を検討する

保育園への転園が難しい場合は、幼稚園を検討しましょう

一般的に、幼稚園は保育園より転園しやすいといわれています。また、幼稚園は教育面が充実しており、給食や延長保育制度もあるのが魅力。待機児童数が多い地域では、引越しを機に幼稚園に転園する世帯も少なくありません。

保育園への転園が難しい場合は、検討の余地ありです。

保育時間
保育園 原則8時間以上、最大11時間まで保育可能
幼稚園 原則4時間以上で、一般的には5時間ほど

ただ、幼稚園の保育時間は短いのがデメリット

保育園と同じ長時間保育を望む場合は、延長保育の有無や延長保育時間を確認しましょう。

育児休業を延長申請する

転園できる保育園が見つからない場合は、育児休業の延長を会社に申し出ましょう

育児休業は、原則子どもが1歳を迎える前日まで取得可能です。ただし、止むを得ない事情がある場合は最長2年間まで延長できます

以下の書類を用意して勤務先に提出しましょう。

  • 育児休業申出書
  • 不承諾通知(保育園に入園できない場合)

待機児童数にもよりますが、保育園や幼稚園への転園まで半年~1年間かかる場合があります。

引越しに伴う転園は難しい?成功しやすい時期について

引っ越し時に保育園の転園を検討する女性

年度中に引越しする場合、保育園への転園を成功させるのは難しいといわれています

ただし、適切なタイミングを見極めればスムーズな転園が可能です。ここでは、保育園への転園が成功しやすい時期について解説します。

年度中でも空きがあれば入園可能

保育園は定員に空きがあれば、年度中でも転園は可能です

転園を希望する場合は条件に合う保育園を探し、空き状況や必要書類を確認してみましょう。保育園が見つからない場合は、早く住民票を引越し先に異動させるのがおすすめ。

保育園では、選考時に自治体基準の点数制度が採用されています。点数は希望の保育園に入園できるかを左右する指標で、点数が高いほど入園の成功率が高いです。

一般的には、以下のような家庭状況が考慮されます。

  • 働き方(フルタイムや時短勤務など)
  • 就労形態(自営業など)
  • 就労日数・就業時間
  • 保護者の病気や障害
  • 家族の介護など

引越し先に早く住民票を異動させると点数が上がるので、転園が成功しやすくなります。

転園は年度始めが成功しやすい

4月(年度始め)は、保育園の定員数に動きが出やすい時期なので空きが出る可能性が高いです。

待機児童数が多い地域の場合は、年度始めに新しい保育園が開園することも。ただし、年度始めは定員の空きが出やすい時期ではあるものの、保育園の入園希望者も増えます

引越し先の保育園事情をなるべく早く確認し、早めに準備を進めることが大切です。

子連れ引越しの最適なタイミングを知りたい方は、以下の記事を確認してください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

保育園の転園で失敗しないコツ【引越しは子どもに影響する?】

引っ越し時に保育園の転園を検討する家族

保育園の転園で失敗しないコツには、以下のようなものがあります。

  • 早めに転園する旨を伝える
  • 退園日にお礼の挨拶をする
  • 子どもの気持ちに配慮する
  • 早めに引越し準備を進める

それぞれの項目について確認しましょう。

早めに転園する旨を伝える

引越しが決まった段階で、保育園に転園する旨を伝えましょう

退園時には、決められた期限内に退園届を提出する必要があります。退園届の提出が遅れると、1カ月分の保育料を支払わなければいけません

早めに退園の旨を伝えておけば、何をするべきか保育園の先生が教えてくれるので安心です。

退園日にお礼の挨拶をする

退園日は、保育園でお世話になった先生や保護者の方にお礼の挨拶をしましょう

子ども世帯は家事や仕事に多忙なので、挨拶は手短に済ませるのが基本。個人的に仲良くしていたママ友には、個別に挨拶するのも良いですね。

退園日までに時間がある場合は、お菓子など簡単なプレゼントを用意するのもおすすめです。

子どもの気持ちに配慮する

引越しに伴う環境の変化は、子どもの心に大きな影響を与えます

住まいの環境や人間関係が大きく変わるので、ストレスを感じる子も多いです。転園する際は慣らし保育期間を設けるなど、新しい環境に馴染みやすい環境を整えてあげることが大切

早めに引越し準備を進める

子ども世帯の場合、転園手続きと引越し準備を並行して進める必要があります

はじめて転園する場合は手続きに時間がかかるので、引越し準備は早めに取り掛かりましょう。年は、荷造り・荷解きにも対応してくれる引越し業者もあります

時間に余裕がない場合は、荷造り・荷解きを含むプランを検討しましょう。

引越しにかかる期間の目安を知りたい方は、以下の記事を確認してください。

さらに詳しく知りたい方はこちら

家族世帯向けプランが豊富な引越し業者3選【転園と並行して準備を】

引っ越し時に保育園の転園を検討する女性

家族世帯向けプランが豊富な引越し業者には、以下のようなものがあります。

  • サカイ引越センター
  • アート引越センター
  • アリさんマークの引越社

それぞれの概要を確認しましょう。

サカイ引越センター

サカイ引越センターは、オリコン顧客満足度アワードを受賞した大手業者です。

家族世帯向けプランが豊富に用意されており、目的に応じて自由に選べます。訪問見積もりや梱包材の提供も無料で、全国どこでも対応可能です。

サカイ引越センターで人気の高い家族世帯向けプランには、以下のようなものがあります。

  • スタンダードプラン(荷造りを含む)
  • フルサービスプラン(荷造り・荷解きを含む)
  • プレミアムプラン(荷造り・荷解き・掃除を含む)

アート引越センター

アート引越センターは、お客様のスタイルに合わせた引越しプランを提供する大手業者です。

きめ細やかなサービスに定評があり、安心して梱包や運搬を任せられます。家具移動や簡単な拭き掃除など無料サービスが充実しているのも特徴です。

アート引越センターで人気の高い家族世帯向けプランには、以下のようなものがあります。

  • 基本コース(荷造り・荷解きを含まない)
  • ハーフコース(荷造りのみ含む)
  • フルコース(荷造り・荷解きを含む)

アリさんマークの引越社

アリさんマークの引越社は、直近10年間で引越し取扱件数が182万件を誇る大手業者です。

引越優良事業者の証明である「認定マーク」を取得し、梱包から運搬まで安心して任せられます。梱包に使える段ボール箱は、最大50枚まで無料で提供可能です。

アリさんマークの引越社で人気の高い家族世帯向けプランには、以下のようなものがあります。

  • フルパック(荷造り・荷解きを含む)
  • アリさんパック(荷造りのみ含む)
  • 経済パック(荷造り・荷解きを含まない)

家族世帯の引越し費用相場については、以下の記事で詳しく解説しています。

保育園の転園手続きは早めに!荷造り・荷解きは引越し業者に任せよう

引っ越し時に保育園の転園を検討する家族をサポートする業者スタッフ

今回は、引越しに伴う保育園の転園手続きや流れについて解説してきました

保育園の転園手続きは時間がかかるので、早めの準備が必要。とくに、年度中の入園は難易度が高いので引越し時期も考慮する必要があります。転園手続きや準備に時間が取られる場合は、引越しの荷造り・荷解きは業者に任せましょう

効率的に引越し業者を探したいなら、業者との出会いをサポートしてくれるマッチングサービス「セーフリー」の利用がおすすめ。サイト上で料金プランやサービス内容を比較検討できるので、希望にあう業者を見つけられるはずです。

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引越し時の保育園手続きに関するよくある質問

  • Q. 引越しても同じ保育園にそのまま通い続けられる?

    A.

    自治体によって対応が異なります。引越し先に隣接する地域に保育園がある場合は、同じ保育園に通い続けられることも。そのまま通い続けたい場合は、一度保育園に相談してみましょう。

  • Q. 引越しに伴う保育園の転園が成功しやすい時期は?

    A.

    保育園の転園が成功しやすいのは、4月(年度始め)です。ただし、希望する保育園に定員の空きがあれば年度中でも転園できます。

  • Q. 引越し先で保育園に転園できない場合の対処法は?

    A.

    転園できる保育園がない場合は、認可外保育園や幼稚園を検討したり育児休業を延長申請したりする方法があります。

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